2022/01/17

昨夜は、ヤスパース著『哲学Ⅰ』第7章を読む・・・

昨夜は、ヤスパースの『哲学』(全3巻)の『哲学的世界定位 哲学Ⅰ』の<第7章 宗教、科学および芸術に対する哲学の自己識別>を読んでいました。といっても、読み終えたのは、第7章の3分の1程度ですが・・・。

<哲学は、哲学でないものから・・・自己を区別する・・・。哲学は宗教・・・から自らを区別する。・・・次のような判断が、宗教・・・の側からなされる・・・。宗教こそ真実なものであって、哲学は単に宗教の前房もしくは宗教に依存するものであるにすぎない(ティリッヒ著『組織神学』に見られるヤスパースの実存哲学批判?)・・・哲学は、・・・対立緊張は宗教に対するときは絶対的なものである。すなわち、本来的な信者は神学者となることができるが、しかし自己に欺くことなしには哲学者となることはできず、また哲学者としての哲学者は自己を欺くことなしには信者となることはできない。・・・宗教が邪道に陥ち、そうすることによって人間を堕落させる場合、哲学は宗教に対して、・・・その虚偽に対して、闘う」>。

高校2年生のとき、筆者は、『聖書』とヤスパース著『哲学入門』を読み、聖書の神を信じつの神として信じるにいたりましたが、そのとき、筆者、教会にも牧師にも遭遇していませんでした。筆者は、<実存>によって、宗教と哲学の<緊張関係>を経験せずして、宗教と哲学に関与することになったのです。昨夜読んだ『哲学的世界定位 哲学Ⅰ』の<第7章 宗教、科学および芸術に対する哲学の自己識別>の中に、筆者のような宗教と哲学の受け止め方をすることを拒否しないヤスパースの言葉がありました。実存のうちに、<自己存在の自主性>をかけて、『聖書』の主なる神の権威に服する可能性があると。

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