2021/12/20

独学者のひとりに数えられた吉田向学

この前、インターネットで、<独学>と<部落学序説>をキーワードとして検索していたところ、<読書メモ「独学で歴史家になる方法」(礫川全次)>という文書にこのような記事がありました。

<ブログを研究日誌として活用。毎日。①日下部文夫「UBIQUITOUS」、②吉田向学「部落学序説」、③松岡正剛「千夜千冊」、④中山太郎「日本巫女史」>

それで、インターネットで礫川全次著『独学の冒険 浪費する情報から知の発見へ』を注文しました。それが今日届きましたので、さっそく確認したところ、こんな文章がありました。

Q19 知人からブログの開設を勧められた。やってみる価値はあるか。
A15 結論から申しますと、ぜひ、ブログを開設されるようお勧めします。以下にその理由を述べます。(略)
第5に、ブログは、出版の代わりになりうるということがあります。仮に、あなたが、研究の成果を本という形で出版しようとしていて、それが容易に実現できないでいるとします。そういう場合には、思い切って、その研究の成果を、ブログ上に公開されてはいかがでしょうか。現に、インターネット上には、1冊の本に相当するような研究がいくらでも存在します。私が過去に「通読」したことがあるものを挙げますと、吉田向学さんの『部落学序説』、巫女装束研究所校訂・中山太郎著の『日本巫女史』などです。


どうやら、『部落学序説』の筆者である吉田向学も、独学者のひとりに数えられたようです。それを妻に見せると、妻は、<あなたの『部落学序説』、いつまでも読めるようにしたほうがいいわね。礫川さんというひとが、わざわざあなたの『部落学序説』を紹介してくれているんですもの・・・>と目を丸くして話していました。

2013年、日本基督教団西中国教区のちいさな教会の牧師を辞任して、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農したとき、教会からの退職金はなし・・・。しかも、西中国教区の中で、初任給にもはるかにみたない謝儀で清貧生活をしてきた筆者、少ない年金で老後をくらすために、生まれてはじめて、経験もなく、標高550mの湖南高原の棚田の田で有機・無農薬でコシヒカリ・はえぬき・ひめのもちの栽培をはじめましたので、多くの時間と労力を費やし、ブログ上の『部落学序説』はほとんどそのまま放置することになりました。2015年に出版された礫川全次著『独学の冒険』が目にとまることはありませんでした。

この秋、gooblog の担当者から、ネットハラスメントと思わ得る対応を受けました。筆者の『部落学序説(再掲)』と『隠退牧師の晴耕雨読日記』を、法務省の通達にもとづき、全文書を差別文書として閲覧禁止・削除処分にするとの問答無用の通告を受けました。それで、筆者、今回で3度目のブログの引っ越しをしました。緊急避難的に、執筆の場所をBlogger に移しました。今、Blogger 上で、以下のブログを書いています。

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