2022/10/07

書斎の室温は14.3°C・・・

今日の午前中の書斎の温度は、14.3°Cでした。

午前中は、英語論文作成に関する本をチェックしていました。インターネットの日本の古本屋や Amazon、Rakuten、Bookoff Online で注文した関連書籍は、注文する前に、その内容をさっと確認しただけですので、午前中、あらためて、それら関連書籍の評価、効果的な使い方、レベルなどを確認していました。

書斎は、まだ暖房はしていませんので、足もとから冷えてきます。

中学3年生の冬、ほとんど雪の降らない岡山県の瀬戸内側でも雪が降りました。高校進学する生徒のための補習授業を終えるころは、外は真っ暗・・・。雪が積もっているなか、一緒に帰る生徒を校庭の片隅に立って待っていましたが、そのときの寒さを思い出しました。筆者は、高校の普通科にすすんで、国立大学で教員免許をとり、尊敬している美術の教師のような教師になりたいと思っていましたが、高校受験を前にしたある日、受験勉強している筆者、気分転換に聖書を読んでいましたが、そのとき筆者の耳に、ラジオのニュースが飛び込んできました。そのとき、筆者の頭の中で、テープを巻き戻すかのように、そのニュースが最初から聞こえてきました。<○○中学校公金横領事件を捜査していた○○署は、同校教諭○○を公金横領事件の被疑者として逮捕しました・・・>。そのあとの言葉は筆者の耳に入ってきませんでしたが、その○○教諭というのが、筆者が尊敬していた○○中学校の○○先生でした。そのとき、筆者が読んでいた聖書の箇所は、<あなたがたの多くは教師にならないほうがよい・・・>という言葉のある個所でした。事件と聖書の言葉が、筆者のこころのなかに深く突き刺さってきました。次の朝、中学校では大騒動に発展していました。教師も生徒も常軌を逸した言動がとびかっていました。高校に進学したあと、筆者は、<教師になるとはどういうことを意味するのか? 自分には、○○教師のように罪を犯さないという自信が、いかなる場合にもあるのか? 人間を信頼するとはどういうことなのか? 教師からなにかを学ぶというのは何を意味するのか? 教師の生徒に対する評価の正当性はどこにあるのか・・・?>、その問いに対する解決を求めて、高校の図書室や公民館の本を読み漁るようになりました。そのような精神的葛藤の中で、筆者は、聖書の神を神として信じるようになり、哲学者ヤスパースの実存哲学に惹かれるようになりました。雪がほとんど降らない岡山の瀬戸内海沿いの町に雪が降って積もった年の出来事でした。筆者にとっては、<教師>という偶像が、筆者の内と外とで完全に崩れ落ちた年でもありました。高校1年生のとき、筆者は、真・善・美のうち、真(真理・真実)を探究して生きることにしました。


今朝の寒さは、そのときの寒さに似通っていました。

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