『社会科学系のための英語研究論文の書き方』に、はじめて英語論文を書く場合にも、<基本的には自分の執筆スタイルを保守することが大切である>とありまた。
<自分の執筆スタイル>・・・、筆者の場合は、英語論文を書く場合にも、無学歴・無資格を標榜することになりますが、当然、日本語圏での<無学歴・無資格>と、英語圏での<無学歴・無資格>では、意味内容が大きく異なったものになります。
<無学歴>というのは、日本の社会では、大学を出た知識人が大学を出ていないただのひとを誹謗中傷するときの用語です。<無学歴>は英語では<uneducated>を意味しますが、この英単語は<教育を受けていない>ということを意味します。しかし、筆者は小学校6年、中学校3年、高校3年の12年間公立学校で公教育を受けています。つまり、<uneducated>ではありません。しかも、10年間社会経験をしたあと、4年間神学校で学んでいますので、英語圏の世界においては、<Seminary graduate>と表示することが、事実に即した適切な表現になります。
日本語で無学歴者として論文『部落学』を執筆するのがいいのか、それとも、<Seminary graduate>として英語で『部落学』を執筆するのがいいのか、二者択一の選択に迷うことはありません。
『社会科学系のための英語研究論文の書き方』の著者、石井クンツ昌子教授は、<精神的な準備と書きはじめのアドバイス>の中で、英語論文を執筆するときは、<完璧にしあげよう>としないで<「可能な限り」の努力をするという姿勢で臨んだほうがよい>とすすめておられます。
1.短い英語文章を書く(まかり間違っても、Karl Barth の『Church Dogmatics』のような英文をまねてはいけない。)
2.全体のアウトラインを作成する
3.書きたいところから書く
4.簡単な英語で書いてみる
筆者、石井クンツ昌子著『社会科学系のための英語研究論文の書き方』を英語論文の書き方の指導書として精読、習熟することにしました。
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