昨夜、村上健著『最新アメリカ性表現あぶない英語辞典』を最初から最後まで目を通しました。
筆者の目的は、<アメリカ性表現>を学ぶことではなく、英語で論文を執筆するときに排除しなければならない表現をあらかじめ認識しておくため・・・。そのため、この辞書を読むときの筆者のよみ方は、見出し語についで、<解説:原語は~>にマーカーをつけていきます。<原語は~>に提示されている言葉は、極一般的なものです。たとえば、
pig 名詞
1.売春婦、娼婦(以下略)
解説:原語は「豚」、「警察官」の意もある。
筆者がマーカーをつけるのは、pig 、豚、警察官の3語です。筆者が覚えるのは、動物や職業を表す名詞をもって人を評価・表現してはならないということ・・・。
pig で思い出したのは、東大出身の中世史研究家の平泉澄の言葉・・・。彼は学生に、<豚に歴史がありますか。百姓に歴史がありますか。>と話していたという逸話があります。戦後の日本の知識人は、彼の差別的体質を問題にすることなく、<百姓>という言葉を差別語として排除したのでした。その平泉澄の中世史に関する初期の研究を再評価しているのが網野善彦・・・。両者には、民衆に対する蔑視の念が通底している・・・。網野善彦は、中世史における<賤民>研究の第一人者・・・。
2022/10/15
昨夜、『最新アメリカ性表現あぶない英語辞典』に目を通す・・・
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