今朝5:30に起床。いつもの健康管理をして、『英訳聖書』(NSRV)を通読しました。そのあと、ヤスパースの『哲学』(全3巻)の通読をしました。昨夜読んだ箇所の読み直し・・・。
今朝読んだ箇所は、研究に関する哲学的考察がなされている箇所・・・。哲学者ヤスパースは、研究は、<未だ考え尽くすことのできない諸々の可能性が存立しているという意識の中に生きている>といいます。もし、<研究>が、他の研究を否定し、己自身の研究のみ研究として認めるところでは、<研究>そのものは、研究ではなくなっている・・・。たとえば、被差別にある人々<賎民>とラベリングして、その概念にふさわしい情報のみを集めて、<賎民史観>を構築し、被差別にある人々をその差別思想の鉄鎖に拘束し、自らの利権の追求のため利用する<研究>は、<研究>という名を冠していても、研究足り得ない・・・。真の研究者は、研究の途上においても、<自己批判>、自らの研究の目的と方法、結果と公表について、絶えず自己検証するのが常であって、多様な研究の中で、自らの拠って立つところを見失うことはない・・・。
本田豊の本田豊著『戦国大名と賎民 信長・秀吉・家康と部落形成』・・・。研究全体を通して遂行されなければならない、研究者としての自己検証を忘れるか、それを無視している点で、すでに研究に値するものではなくなってしまっている・・・。被差別の人々を<賎民>とラベリングして、彼らを差別の鉄鎖につなぎとめる、差別思想・賎民史観構築の忠実なしもべになっている・・・。部落史研究者の本田豊は、<反差別>ではじめて<差別の拡大再生産>に奉仕している・・・。
ゲーテの『ファウスト』に出てくるメフィストの言葉・・・
<あの学問ときては、
邪路を避けるのが困難だ。
あのなかには、見えない毒がたくさんひそんでいる。
それを薬と区別するのは不可能だ>。
その言葉は、差別思想・賎民史観で、日本の部落史を研究する学者・研究者・教育者にふさわしい言葉です。悪魔すら嘲笑する・・・。
2021/12/08
研究に関する哲学的考察・・・
登録:
コメントの投稿 (Atom)
冷えで左足・左手にひきつけ・・・
棚田での作業で冷えたのか, 家に戻ってまもなく, 私の左足・左手にひきつけが起こりました. 足のひきつけは, すぐ回復させる方法に精通していましたので, すぐ押さえる事ができました. 左手の指は, 廃科になってひさしい磐梯熱海病院の整形外科の医師に教えてもらった方...
-
猪苗代から戻ると、筆者と妻、すぐ着替えて農作業をはじめました。 妻は、段々畑の梅の木のある畑に作付けしたキュウリとインゲンの支柱のネット張り・・・。筆者は、棚田のひめのもちとはえぬきの田の草取り・・・。午後1:30~4:00、市販の農具を改造してつくった <水田熊手>型草取り器を...
-
2022年3月11日今日の妻の寝室の空間線量は、0.0593μ㏜・・・。 ドイツ製のガイガーカウンタで測定した結果ですが、日本製の空間線量計では、0.05μ㏜・・・。 妻の寝室の南側の廊下の窓をあけて測定した空間線量は、0.0635μ㏜・・・。 日本製の空間線量計では、0.05μ...
0 件のコメント:
コメントを投稿