今朝、読んだ哲学者・ヴィトゲンシュタインの本の中に出てくる言葉・・・。
<人生の問題を解決するには、問題を消してしまって生きるという方法がある。人生に問題があるということは、きみの人生が、人生というものの鋳型に合っていないということだ。だからきみは、きみの人生をかえるほかない。そしてそれを鋳型に合わせるのだ。すると、問題であったものは、姿を消す。だが、わたしたちは、こんな気持ちをもっているのではないだろうか。「人生に問題を感じない人は、なにか大切なこと、いや、もっとも大切なことが、みえないのではないか」と。・・・あるいは、つぎのようにいうことは許されないだろうか。「正しく生きている人は、問題があったとしても、それを悲しいとは感じない、つまり、問題とは感じないで、むしろよろこびを感じる。いわば、自分の生をとりかこむ明るいエーテルと感じるのであって、あやしげな背景とは考えないのである」と>。
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