筆者が入手した、部落史研究者の本田豊の著作は、『被差別部落の民俗と伝承』と『部落史から見た東京』、『江戸の部落』、『江戸の非人』、『白山神社と被差別部落』、『戦国大名と賎民 信長・秀吉・家康と部落形成』、『被差別部落の形成伝承』の7冊・・・。
部落史研究の門外漢である筆者の『部落学序説』と、部落史研究のプロである本田豊の著作は、部落史研究という一つの棒の両極端・・・。筆者は、<賎民史観>を徹底的に批判し、本田豊は、<賎民史観>の上にのっかって部落史研究・民俗学的研究をすすめる・・・。
それなのに、筆者、なぜ本田豊の本を読み続けるのか・・・? それは、彼が、日本全国6000部落のうち4000部落を探訪し、そこに住む、近世幕藩体制下の司法・警察であった<穢多>役、<非人>役の末裔から聞き取りをして、それをその著作で多数紹介しているため・・・。本田豊の部落史研究の理念や方法を否定しても、その著作に出てくる、被差別部落の人々の歴史と伝承、その語る言葉を否定しているわけではなく、むしろ、本田豊の賎民史観的着色をとりのぞいて、アスペクト転換的に、その真実に着目、筆者の『部落学序説』執筆の貴重な参考資料にするため・・・。出された器が悪いからといって、その器にもられた料理まで悪いわけではないですから・・・。
2021/12/05
それでも、本田豊の本を読み続ける理由・・・
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段々畑の梅の実を収穫・・・
午前11:00-午後1:00 妻の実家の段々畑に2本の梅の木があります. 妻の実家のおかあさんが植えたものですが, 每年, その実を収穫して漬梅にしています. 毎日1個梅を食べると健康によいと言われていますが,体液を酸性からアルカリ性へと改善してくれるからでしょう...
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猪苗代から戻ると、筆者と妻、すぐ着替えて農作業をはじめました。 妻は、段々畑の梅の木のある畑に作付けしたキュウリとインゲンの支柱のネット張り・・・。筆者は、棚田のひめのもちとはえぬきの田の草取り・・・。午後1:30~4:00、市販の農具を改造してつくった <水田熊手>型草取り器を...
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1948年生まれ。出身地は、岡山県児島郡琴浦町、当時は、塩田と学生服の町でした。琴浦西小学校・琴浦中学校・岡山県立児島高校普通科出身。神学校は、鶴川学院農村伝道神学校。高校を卒業した後の職業は、大阪府職員、岡山県倉敷式の某医学研究所付属病院で臨床病理検査、さらにその後、専門商社に...
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