2022/01/02

2022年、筆者の元旦の計・・・

筆者の蔵書3000冊の中には、筆者が高校生のときに読んだ本が少なくありません。

筆者、日本基督教団の牧師になってから、清貧暮らしを余儀なくされていましたので、ほとんどが、徳山市立中央図書館で読みたい本を読んだり、書店で購入した新書版や文庫本を読んでいました。月1回巡回販売をしてくださる下関書店さんが配本してくださる岩波書店の本を入手するくらい・・・。60歳になり年金の一部が入るようになって、インターネットの日本の古本屋経由で、高校生のとき読んだ本や、影響を受けたひとの著作を入手しました。国立金沢大学図書館の廃棄本である『ラートブルフ著作集』全巻もそのひとつですが、法哲学者のラートブルフは、人生の晩年、彼の<精神を支えている諸々の思想の在庫調べ>を行ったようです。彼が書いた文章も<当時の心に立ちもどって、もう一度考えなおしてみることが、ぜひとも必要であった>といいます。ラートブルフの<人生行路を導いたり、ともに歩んでくれたりした人々への感謝の表現>として・・・。<困難の多かった月日を、精神の刺激によって豊かにし、情の深い思いやりによってたえやすいものにしてくれた人々>への感謝として・・・。

ラートブルフが、<精神を支えている諸々の思想の在庫調べ>の筆頭にあげているのが、ゲーテです。ラートブルフは、<路が暗くなると星たちがかがやきはじめる。崇高にしてそして情愛をたたえて、ゲーテという星が、われわれの暗い時代へ、光を落としている>といいます。そしてゲーテを評して、<日常のものを奇跡として体験させる芸術家・・・のなかで最大のひとがゲーテである>と記しています。

今年、2022年は、筆者の<精神を支えている諸々の思想の在庫調べ>の年・・・。


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