2021/12/04

本田豊著『被差別部落の民俗と伝承』を読み始める

インターネットの日本の古本屋経由で、本田豊著『被差別部落の民俗と伝承』、『部落史から見た東京』、『江戸の部落』、『江戸の非人』、『白山神社と被差別部落』の5冊を注文して、入手したと、gooblog の『隠退牧師の晴耕雨読日記』に書いたところ、gooblog の担当者から、<この文書は差別文書になるので閲覧禁止にします>と通告を受け、その通り閲覧禁止にされてしまいました。

なぜ・・・? 筆者の文章のどこに部落差別に関する差別表記があるのか・・・? 皆目見当がつかなかった筆者、その担当者に、どこが差別文書なのか説明を求めても、<閲覧禁止にする理由は非公開です>と一蹴されました。それからも、ストーカーまがいの理不尽な閲覧禁止・削除通告が続き、対応におわれた筆者、本田豊の上記5冊の本を読む機会を逸してしまいました。

今日の夕方、まず、『被差別部落の民俗と伝承』を読み始めました。そこには、被差別部落の地名を調べる意義だけでなく、被差別部落の人々の姓を調べる意義が綴られていました。gooblog の担当者が、筆者のブログの文章を閲覧禁止・削除処分するむね通告してきたのは、筆者のブログ『隠退牧師の晴耕雨読日記』の内容より、本田豊の著作にあったのかもしれません。もしそうなら、日本の部落史研究や部落解放運動は、形式化して、時代錯誤的な死に体になっているのかもしれません。真実を明らかにするより、真実を隠蔽する方に大きく変節していっているようです。

なにごとにつけても、真実に立脚しないと、ほんとうの問題解決にいたることはできません。差別的な言説が氾濫しているネット上でそれらを無意味化するには、公権力をまきこんだ言論弾圧・思想弾圧ではなく、その精力を、部落差別完全解消への提言を質・量ともに増大して、反差別の情報発信をしてはいかがでしょう? 言論には言論をもって対処する、それが民主主義、自由主義世界の住民のすることではないでしょうか?

今日、インターネットの古書店に、本田豊著『戦国大名と賎民 信長・秀吉・家康と部落形成』と『被差別部落の形成伝承』の2冊注文しました。

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