柚子のためのちいさな簡易温室つくりを中断して、筆者の寝室で着替え終わったとき、哲学者・ヴィトゲンシュタインの本を開いていましたら、こんな言葉が出ていました。
<労働の光は美しい光である。だがそれがほんとうに美しく輝くのは、もうひとつの別の光に照らされるときにかぎられる>。
インターネットで<労働>について検索すると、<階級社会で、生産手段の所有者が直接生産者をその生活維持に必要な労働時間以上に働かせ、その労働生産物や成果を剰余価値として取得すること。転じて、一般的に、乏しいものを無理にとること。>とありました。この文脈のなかでの<労働>とは、<労働>が光輝くことをやめた暗闇の世界・・・。搾取に搾取を重ねられ、生活と暮らし、いのちさえも奪われてしまう桎梏になりさがってしまっている・・・。
筆者、ヴィトゲンシュタインの言葉に共感を覚えても、上記のような文章には、非常に違和感を覚えます。多分、筆者も妻も、ヴィトゲンシュタインがいう<別の光に照らされ>て生きているからでしょう。
2021/12/03
労働の光は美しい光である・・・
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