夜、読んだヴィトゲンシュタインの言葉・・・。
<もしだれかが、「つぎの世代がこの問題にとりくんで、解決してくれることだろう」と予言したとすれば、それは、たいていの場合、一種の願望夢にすぎない。願望夢においてかれは、自分がやりとげるべきだったのに、やりとげられなかったことの、弁解をしているわけだ。父親は、自分の達成できなかったことを、息子に達成してもらいたいと思う。自分に解決できなかった問題が、解決されるようにと思うわけである。だが、息子は別の新しい問題に直面することになる。わたしのいいたいのは、こういうことだ。つまり「課題が未解決のままでおわってほしくない」という願望は「その課題がつぎの世代にひきつがれるだろう」という見込みのなかにこっそり身を隠すのである>。
この時代の課題は、この時代で解決しなければならない。次の世代は、次の世代の課題に直面するのだから・・・。この時代は、次の世代の人々がその課題を解決することができるように、知識と技術を語り伝えなければならない。夢想ではなく、現実の問題解決の知識と技術、闘う姿勢を、語り伝えなければならない。それがなければ、次の世代は、ただ形骸化した、いのちをうしなった運動を継承していくだけだ・・・。
2021/12/03
つぎの世代がこの問題にとりくんで、解決してくれる・・・
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