テレビのニュースで, 災害救助法が適用された会津地方では, 農業用ビニールハウスの倒壊が相次いでいると報道されていました.
これまで何度か，妻の実家の，棚田の田につくった農業用ビニールハウスの様子を見に出かけましたが, 豪雪で, 舗装された農道に軽トラを駐車するスペースがなく, 約200m歩いて, 農業用ビニールハウスまで行くことは出来ませんでした. それに, 棚田全体が冷凍庫と化していましたので, 低体温症になる可能性が少なくありませんでしたので・・・.
１段目の左側は，妻の自家の農業用ビニールハウスを北西から撮ったもの・・・. どうやら倒壊を免れたようです. 1段めの右側は, 農業用ビニールハウスの前のトマトの雨よけ栽培用トンネルの支柱の一部です. 2段目・左はハウスの南側を, 右はハウスの北側を撮ったものです．ハウスと積雪した雪の間に空間がありますので, 今年の豪雪で倒壊することは免れたようです. 今後降る春の雪も大丈夫でしょう.
この農業用ビニールハウスをつくった2014年1～2月は全国的に農業用ビニールハウスが倒壊するという積雪被害があった年・・・. そのとき, 福島県農業試験場は倒壊したハウスと倒壊しなかったハウスを調査して結果， 豪雪でも倒壊しないハウスの構造・作り方に関する情報を提供していましたので, 妻を私は, それを参考にして品薄状態のなか手にすることができた農業用単管パイプで, 現在の農業用ビニールハウスを構築しました.
そのとき, プロの農家の方々が語りかけてきました. "この辺は, 暴風雪がふきつける場所だ．いまだここに農業用ビニールハウスをつくったものはねえ！ 素人がつくるハウス何ぞ,ここらの雪の重みですぐ潰れてしまうべえ！ 潰れてなきべそかくのを見るのが楽しみだなあ！" 2011年3月11日の東日本大震災・放射能汚染事故のあと, 妻の実家のある湖南町赤津村に帰郷・帰農した妻と私に, 辛辣な皮肉と嘲笑を浴びせてくるのが常でした．何しろ, 私と妻は, まったくの素人百姓で, 帰郷・帰農した2013年の秋に庭に無加温の簡易温室を作り,次の年の2014年の春に農業用ビニールハウス (育苗用ハウス) を生まれてはじめて作りましたので, プロの農家から嘲笑されると, 私と妻は, 主なる神さまに祈るのみでした. "神さま，ふつつかなしもべが作った温室やハウスを倒壊からまぬがれさせてください" と.
上の写真の3～５段目の写真は, 妻の実家の棚田の田の農業用ビニールハウスのある棚田の上方にある専業農家の４棟の農業用ビニールハウスの写真です. この前, 様子を見に行ったときは異常は感じられなかったのですが, 今朝は, ４棟のうち北側の２棟が激しく倒壊していました. 近くまで歩いて行って様子を見ると, 豪雪をあまくみた, "上手の手から水が漏れる" 類の雪害であることが分かりました．福島県の農業試験場の調査結果を踏まえて対策をとっていれば倒壊を免れた可能性大！専業農家は "農業共済" に入っているでしょうから, 災害による経済的損失は限りなく少なくなるでしょうから, 素人百姓の門外漢が心配する必要はないのですが・・・.
朝食の後，お茶を飲みながら，"農業用語施設事典"・"新編防雪工学ハンドブック"・"風と自然ー気象学・農業気象学へのいざない"・"新編農業気象学通論"・"農業気象学"・"小気候"・"気象と農業生産" などの本を開いて, 妻の実家の棚田の田につくった22.2mm農業用単管パイプでつくった農業用ビニールハウスの立地条件・構造・施工法について話をしました. 妻は, "あなたらしいわね. なんでも石橋をたたいて渡ろうとするのですから・・・" と話していました.
しかし, 所詮, 私は, 農業や農業土木に関してはずぶの素人・・・. "建築工事工法事典" を参考にしながらの素人施工・・・. 豪雪に暴風に倒壊しないという自信も確信もありません.ただ, ひたすら, 主なる神さまに祈るのみ・・・. "神さまがその指を少しく動かして, 災害から農業施設や田畑, 栽培しているコメや野菜をお守り下さい" と. 今朝は, 妻と私は, 神さまに感謝の祈り・・・. 妻は, "昨年と同じ, 3月7日にタネをまくことができるわ・・・！ "と喜んでいました.
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