2022/03/31

煙のように杉の花粉が舞い上がる棚田・・・

妻の実家の棚田の田に行くときは、花粉症アレルギー対策を徹底してでかけます。

1.鼻と目を花粉症対用の洗浄液で洗う
2.花粉症対策用の点鼻薬・点眼薬をさす
3.マスクをつける
4.あかちゃん用のアレルギー対策用の液を顔に噴霧する

今日の棚田は、いたるところで、煙があがっているように、杉の花粉が舞い上がっていました。その中で、筆者と妻は作業していました。妻は、杉花粉のアレルギーはないので、田畑で作業をするときは、マスクを外していますが、筆者は、マスクを外しません。飛散する杉花粉を吸いこもうものなら、その夜は、花粉症のパニック症状を起こして眠れなくなります。スイセン、スギ、ヒノキ、クリ、セイダカアワダチソウ、アレチノギク・・・、筆者の花粉アレルギーはいろいろありますので、ほとんど春夏秋冬のマスクをして農作業をしています。

花粉アレルギーのないとき、農家が農薬・除草剤を散布しているときは、風にのって飛散してきた農薬によって薬品アレルギーを発症しますので、農薬の散布時期は、農薬を散布していないのに、農薬散布用のマスクを着用しなければなりません。そのため、田畑で作業をしているときは、春夏秋冬、マスクを着用しています。農作業を終えて家に戻ると、作業着も下着も全部着替えます。

今日の夜は、どうなることやら・・・。

一筋縄では測りかねるロシアの軍事力・・・

ロシアの保有している戦車数・・・?

ウクライナに侵略戦争をしかけているロシアの戦車の台数は、12,000両であるとの情報がインターネットをかけめぐっていました。対するウクライナは2,600両・・・。9:2の圧倒的に有利なのがロシア・・・。日本の知識人・有名人の中にも、敗北主義者よろしく、ウクライナがロシアに無条件降伏をすることを主張する人々が少なくありません。

『世界44ケ国本当の軍事力』に、<戦争に勝利するために不可欠な要素は、究極的には2つあるとされている。「能力」と「意志」だ。「能力」とはつまり、戦車や軍艦、戦闘機といった戦争に必要な装備をどれだけ取り揃えているかに他ならない。ただ、装備が優れているからといって、イコール「強い軍隊」というわけではない。優れた装備を保有していることにこしたことはないが、同時にそれらを運用する兵士の教育レベル、部隊の士気、練度との相乗効果があってはじめて、優れた戦闘力を発揮することができるからだ。>とありました。この本は、その<能力>関する部分の情報提供のために執筆されたものだそうです。

その<能力>・・・。ロシア共和国の陸軍兵力は24万人、保有戦車数2,384両・・・。一方、ウクライナは14.5万人、戦車788両・・・(日本は15.1万人、戦車688両・・・)。もしかしたら、ロシアの戦車の<稼働率>は20%・・・?実質的な<能力>は、名目上の<能力>の5分の1・・・?

ロシア共和国の陸軍兵力は24万人から、ロシアがウクライナ侵略戦争をしているときに投入した陸軍兵力を差し引いた残りの陸軍兵力は、フィリピンの陸軍兵力に相当するとか・・・?

軍事防衛に関する本は、書庫の奥に格納しているので・・・

ロシアのウクライナ侵略戦争のこともあり、もう一度、日本の防衛に関する本を読み直してみることにしましたが、昨年末に書庫を整理したとき、書庫の一番奥に格納しているので、取り出すのが困難・・・。せっかく、右膝の痛みがなくなってきたのに、中腰でそれらを取り出す作業をするのは問題なので、とりあえず、すぐ読める本だけを通読してみることにしました。

『軍事の事典』
『日本の軍事システム 自衛隊装備の問題点』
『自衛隊兵器から見る防衛力の真実 日本の防衛戦略を見る』
『陸上自衛隊装備のすべて』
『とことんわかる艦艇の基礎知識』
『世界44ケ国本当の軍事力』
『基礎からわかる日本の領土・海洋問題』
『尖閣武力衝突 日中もし戦わば』

どの本も、初心者向けの入門書の類の本ばかりですが、ロシアのウクライナ侵略戦争とウクライナの国を守るための戦闘に関する報道から知り得たことを手掛かりに日本の防衛について考えなおすことはあながち無意味ではないでしょう。

筆者の3000冊の蔵書の中で、軍事・戦史、戦後処理に関する本は全部で60冊ほどあります。筆者のブログ『部落学序説』を執筆するときに、<常・民論>・<非常・民論>を主張しましたが、<非常の民>は、軍事・警察・司法に携わる人のこと・・・。そのとき、徳山市立中央図書館で、軍事・警察・司法に関する本を閲覧させていただきましたが、1637年(寛永14)に開山、1878年(明治11)年に、明治政府の宗教政策によって廃寺に追い込まれた信州栗田村の真言宗・観聖寺は、伊勢神宮の神宮寺であった伊勢の世義寺の末寺ですが、近世幕藩体制下を通じて民間宗教者の当山派の住職・修験僧をしていた、筆者の先祖は、<常・民>(常の民)・・・。その子孫である筆者が、<非常・民>(非常の民)を理解するためには、努力が必要です。

午後、棚田の田の山側の農業用水路の堰上げ・・・

午後、まだ雨が降っていませんでしたので、妻の実家の棚田の田の山側の農業用水路の堰上げをしました。

下草刈り用の草刈り機で農業用水路の両脇の笹や小枝を刈り払い、そのあとアメリカンレーキで農業用水路にお落ちた笹や小枝、枯葉を救い上げて片付けました。スムースに水が流れるのを確認して、さらに山側の電気柵をはっていない部分に、ニューニゲロン柵の糸を張ろうと思ったのですが、冷たい雨がふりはじめました。北側のまだ山肌が積雪で真っ白な会津布引山は、雨雲か雪雲におおわれはじめていましたので、作業を中止して帰りました。

右膝の痛みは、ほとんどなくなっていましたが、まだ、右足をかばって、左足を軸に歩いていますので、妻は、<あなた、まだ足が痛いの?>と心配してきます。筆者、<もう痛くないけれど、完全によくなるまでは・・・>と答えると、妻は、<そんな状態では、今度は左足の膝に痛みがくようになるのでは・・・?>と心配していました。

昨夜、親指で押すと痛みがきていた部分、親指で押しても痛くなくなっていましたので、今回の膝の痛みはすでに回復したと思って間違いないようです。

朝、2階の雨戸を開けていたとき、13羽のコハクチョウが湖から棚田の方に飛んでいくのが見えた・・・

朝、2階の雨戸を開けていたとき、13羽のコハクチョウが湖から棚田の方に飛んでいくのが見えました。

妻とふたりで、軽トラにのって棚田の田にでかけるとき、常夏川の西側の田に、コハクチョウが群れをなして、雪解けの田の水藻を食べていました。その数約50羽・・・。

棚田の田で電気柵の電線をはったあと、妻とふたりで、コハクチョウの様子を見に、いつものルートを軽トラで走ってみました。50羽の群れが3群れほど水藻をたべていましたが、コハクチョウの数はぐんと減ったようです。この3群れが、北帰行する最後の群れになるのかもしれません。

家に戻ると、筆者の寝室の2階の窓から、常夏川の向こうの田にたむろする50羽のコハクチョウの姿を、筆者のコンパクトデジカメで撮りました。コハクチョウたちの鳴き声も聞こえてきました。コハクチョウ、いよいよ見納めかもしれません。

午前中、棚田のはえぬきの田の畦に電気柵・・・

今日の午後、雨が降るというので、妻と一緒に、棚田のはえぬきの田の農道側の畦に電気柵の線をはりにでかけました。

コシヒカリの田は、3分の2程が乾いています。数日前にはイノシシの鳴き声が聞こえていましたので、今日あたりやってくるのではないかと電気柵の設置を急いでいたのですが、イノシシがやってきたという痕跡はありませんでした。

棚田の田の中で、一番早く雪解けして乾いた土があらわれるのが、妻の実家の田です。そのため、雪解けと同時に、コシヒカリ・はえぬき・ひめのもちの田の畦に電気柵を設置しなければなりませんが、今年は、中段のはえぬき・ひめのもちの田の電気柵の支柱をたてる畦の手入れをしなければなりませんので、今日は、農道側からはえぬきの田にイノシシが侵入しないように電線をはりました。テスターで通電していることを確認・・・。とりあえず、一安心・・・。

昨夜、寝る前に右ひざの手当てをしたところ・・・

昨夜、寝る前に右ひざの手当てをしたところ、不思議なことに急に痛みがおさまりました。<手当て>というのは、原始時代からの日本人の治癒方法のひとつですが、関節障害のある筆者の右手は、その<手当て>に向いているようです。左手は効果がほとんどありませんが、右手の関節障害によって握力や筆記力が失われた半面、それを補うかのように、右手の<手当て>による治癒力が代償的にたかまったようです。

今朝、右ひざの痛みはほとんどなくなっていました。29日の電気柵の支柱立てで痛めていた右ひざの痛みは、31日の朝には、ほとんどなくなっていました。痛みを感じないように動作していることが影響しているのかもしれませんが、数日間で右ひざの痛みがとれたことは、とても幸い・・・。親指で圧を加えると痛みを感じますが・・・。

2022/03/30

昔も今も、そしてこれからも・・・

筆者、高校2年生のときに、自分の生き方を決めました。聖書の神をほんとうの神として信じ、ヤスパースの哲学を自分の哲学として生きることを・・・。

16歳のときの決断が74歳の現在の筆者まで延々と続いているのですが、それは、人間としての成長がそのときとまってしまって、74歳になるまでそこから脱皮することができなかったということを意味するのか、16歳のときの決断が、筆者の人生をかけた実存的決断であり、その1回限りの決断を74歳になっても生き続けているとみるべきなのか・・・。岡山にいるときも、神奈川にいるときも、山口にいるときも、そして、人生の晩年、妻の実家のある福島に身をおいているときも、筆者、一貫して同じ信仰、同じ哲学を生き抜いてきたことになります。

まわりは変わっても、筆者は変わらない・・・。世の中が左に偏っているとき、筆者は右に加えられ、世の中が右に偏っているときは、筆者は左に数えられてきました。日本基督教団の牧師をしているとき、福音派の教会と牧師からは社会派とよばれ、社会派の教会と牧師からは福音派とよばれ、いつも両者から排除・疎外されてきました。しかし、筆者、聖書の神とであい、妻とであうことができるなら、もう一度同じ人生を歩んでもよいと考えています。

解剖学の教科書を見ながら、右膝関節の痛みをとる方法を考える・・・

昨日の電気冊の支柱を設置するとき、立ったり中腰になったりして作業しましたが、どうやら、ひざの屈伸運動をしていたようで、右膝に<使いすぎ>で痛みが来たようです。

夜、ふろ上がりに、解剖学の教科書を開きながら、右膝の関節の骨、軟骨、筋、神経などの位置を確認しました。そのあと、Rene Cailliet著「軟部組織の痛みと機能障害」の<第10章 膝の痛み>の個所に目を通して、圧を加えると痛みを感じる局部を特定、また、どのような動作をしたときに痛みがくるのかを特定しました。そして、それらの状態から推定される症候群を特定・・・。その結果は、<関節外疼痛性症候群>・・・。自己診断の病名は、<Housemaid's Knee>・・・。

自己治療は、右膝にさらに負荷がかからないような動作をすること・・・。階段をのぼりおりするとき、右膝に痛みが来ないように上り下りすることが可能です。

中国共産党率いる中国が世界制覇のために生物兵器として開発した武漢ウイルス(新型コロナウイルス)禍の中にあって、<Housemaid's Knee>程度で整形外科通いをするのはもってのほか・・・。日常の農作業をしながら、自然治癒をめざします。

午後、猪苗代へ買い物にでかける

今日の午後、猪苗代へ買い物にでかけました。

行きも帰りも筆者が運転しましたが、コハクチョウの群れがいろいろなところで雪解けのあとの田んぼのコケを食べていました。今が、コハクチョウの北帰行の最盛期とか・・・。北帰行の途中に、猪苗代湖周辺の田に立ち寄った群れも少なくないようです。

午前中、妻の実家の棚田の田に行ったとき、コハクチョウが24羽、雪解けしたあとの田んぼの中でやはりコケを食べていました。妻が朝早く棚田に行ったときは、10羽だったそうですが、電気柵を設置するためにでかけたときは24羽になっていました。猪苗代からもどって棚田の田に行ったときは10羽でした。そのうちの2羽が、鳴きながら飛んでいました。コハクチョウが鳴きながら空を飛んでいるときは、お別れの挨拶・・・。

今日は、妻の実家のおかあさんのための介護用品、筆者の花粉症対策用の目薬@270×3個、妻の眼精疲労用の目薬@1500×1個を購入・・・。そのあと食糧品を購入して帰ってきました。コハクチョウをこんなにたくさん見ることができたのは、最後かもしれません。妻は、<無事に帰ってね!>と語り掛けていました。

ロシアによるウクライナ侵略戦争が問いかけてくるもの・・・

ロシアによるウクライナ侵略戦争が問いかけてくるもの・・・。

それは、世界の平和を達成するためにつくられた国際連合の常任理事国の5大大国が、周辺の小さな国々を<解放戦争>と位置付けて<侵略戦争>をはじめ、小さな国々の自然と環境を徹底的に爆撃・攻撃して破壊し瓦礫に変え、その国民を故国を離れた遠い地に強制連行して故国から遠ざけ、そのあと、ロシア人の移植によって、ロシアの属国をつくる・・・、そんな暴挙が許されるのかどうか・・・、ということ。

今回のロシアによるウクライナ侵略戦争を全世界が認めたり、黙認したり、不問に付するようなことがあれば、世界の平和構築の願いは、根底から崩壊していくことになります。共産主義思想によるイデオロギーと軍事力を背景に領土・領空・了解を拡大する国家の常任理事国の地位は剥奪すべきだと思います。しかし、共産党支配の国家はこれからも存続することになるでしょうから、それに反対する民主主義・自由主義の国々は、自らの国は自ら守り抜く決意とそれに見合う軍事力(侵略のためではなく国防のための軍事力)を確保する必要があります。

日本国憲法前文にあるように、日本は、現在の憲法を制定するとき、<平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、わられの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において名誉ある地位をしめたいと思う。われらは、全世界の国民が、等しく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の債務であると信ずる。日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。>と明言しているのですが、現在の日本をとりまく、ロシア・中国・北朝鮮などの共産主義国家、日本を敵国視して侵略を高言する韓国によって、軍事的脅威にさらされている日本の平和を維持するためには、<憲法第9条>を、ロシア・中国・北朝鮮・韓国からの侵略戦争を防止する<楯>とする日本の非武装中立は、哲学者ヤスパースのいう、<楽天主義>以外のなにものでもなく、日本と日本の国民をまもるために<けっして・・・役には立たない>無責任な、おろかな妄想にすぎない。そんな妄想に逃げ込んでも、日本は救われない。喜ぶのは、ロシア・中国・北朝鮮などの共産主義国家、日本を敵国視して侵略を高言する韓国などに同調して、外国の軍隊を手引きして、日本と日本の国民を彼らに売り渡す<外患罪>の犯罪者だけ・・・。

午前中、2時間かけて、コシヒカリの田に電気柵をはる・・・

朝の食後会話・・・


妻:あなた、右の膝に痛みがくるって言ってたけれど、今日、電気柵の電線はれるの?
筆者:今日は晴れ・・・。明日は雨・・・。雨が降れば電気柵の電線をはることができなくなるけれど、次の雨上がりの朝、イノシシがやってくる可能性があるので、今日、電気柵の電線をはる・・・。右ひざに痛みが来ないように作業する・・・。
妻:そんなことできるの?
筆者:棚田の田だから、電気柵をはる畦は高低差があるから、低い方に立って膝を曲げないで作業するから大丈夫・・・。昨日、イノシシの鳴き声が聞こえたから、今日中に、コシヒカリの田だけでもはっておく・・・。

2時間かけて、電気柵の電線を2段にはりめぐらせることができました。そのあと、電気柵本体に電池を入れてスイッチをONにすると、きちんと作動していることをしめす3つのランプが点滅していました。そのあと、テスターで電気柵と反対方向にある場所で通電を確認しました。妻は、<わたしの実家、湖南の赤津村のなかで一番ちいさな農家だとバカにされてるでしょう?でも、こうやって、電気柵の電線を張っていると、とても広く感じるわ・・・。あなたに、おとうさんが言ってたのでしょう? 「歳をとればとるほど、同じ面積でも広く感じるようになるから、他の農家の田畑に手を出してはなんねえ。歳をとってから農業やるんだから、おらの田んぼと畑だけでやれ。」って。ほんとうにそうだと思うようになったわ・・・>と話していました。

昨夜、就寝前から右ひざに痛みが・・・

昨日、棚田の田でニューニゲロン柵と電気柵を設置するための支柱を立てました。結果的に何度も屈伸運動をしていたようで、右ひざに負担がかかったようです。

筆者は、子供の頃から体が弱かったので、あまり運動らしい運動はしていません。小学生の3年生のときの同級生の尾崎くんは、ヨガを趣味にしていたようで、柔軟にからだを動かせることができます。しかし、筆者は、からだがぎこちなく、自分の背中で両手をたすき掛けで握ることはできません。いまだに・・・。こどものころにできあがった運動の限界は、74歳の前期高齢者になったいまもついてまわっているようです。

朝、起きたとき、妻が使っているひざのサポーターを借りて装着してみました。関節障害のある右手をかばって左手で作業することが多いので、右足に負担がかかるのでしょうね、たぶん・・・。

2022/03/29

平和を作り出すのに必要なものは、断念・節約・忍耐・堅実・・・

昨夜、ヤスパース著『哲学入門』を読んでいました。何度目の通読になるでしょうか・・・。昨夜は、第1章、第2章・・・と正順で読まないで、第9章、第8章・・・と逆順で読むことにしまいた。

第9章は、<人類の歴史>・・・。

人類の歴史の目標のひとつは、<人類の統一>・・・。それは、世界の国々が戦争をやめ平和を享受することができる日に達成されます。<歴史的に異なった>国々が、それにもかかわらず、<無制約な交流>を続けることにおいてのみ獲得することができます。その前提は、<暴力>(戦争・侵略)ではなく<法>・・・。

ヤスパースは、このようにいいます。

どんな国家にも絶対優越権を与えないで、
むしろ法的秩序とその機能を有する人類にだけふさわしいような法の世界秩序によって、
戦争の終結が達成されるでしょう。

しかし人間性が交わりを欲し、またたとえまだ適法的にはなってはいないが、
いずれ適法的になるところの法的秩序のために、暴力の放棄を欲するとしても、
このような心術の説得力からして未来を一義的に幸福だとみるところの楽天主義は、
けっして私たちの役には立たないのであります
・・・
交わりの代わりに他者の排撃、権力欲や暴力欲、利得に対する盲目的な願望をかけた戦争の機会や、一切を犠牲にし、生命を賭する野蛮な冒険などによる大衆の熱狂、をみます。それに反して、大衆は断念・節約・忍耐・堅実な状態を築きあげるという地味な仕事、などにはあまり気がすすまないことを私たちは知るのであります・・・>。



『地域の植生管理』を参考にして・・・

2013年4月1日に、日本基督教団の隠退牧師になり、妻のふるさと・湖南の赤津村に帰郷・帰農して、今年で10年目・・・。それ以来、ずっと、有機・無農薬栽培でコメと野菜を栽培しています。

国の減反政策もあって、3.8反の、妻の実家の棚田の3枚の田は、2.4反のコシヒカリ・はえぬき・ひめのもち、0.1反のハス田0.5反の温水田、0.8反の田畑転換した畑(育苗用ハウス・雨除け栽培用トンネル・資材置き場)に、手作業で再編成し、区画整理された水田の姿から、多目的<吉田農園>に様変わりしました。

農業高校の教科書『農業土木』やビオトープ関連の農書を読んで、環境つくりをしてきましたが、今年は、静岡県農林技術研究所・農村植生管理プロジェクト『害虫・雑草を抑え、天敵を増やす 地域の植生管理』を参考にして、有機・無農薬栽培によりよい環境づくりを整えるつもりです。

妻は、<あなた74歳、わたし66歳、毎年、同じことをしているように見えるけれど、少しずつ、あたらしことに挑戦してるわよね。>と話していました。筆者、<74歳にもなって、有機・無農薬でコメと野菜をつくるなんて、若いときは思ってもみなかった・・・>と答えました。

電気柵とニューニゲロン柵の支柱を立てる・・・

今日、午前・午後4時間をかけて、妻の実家の棚田の下段のコシヒカリの田の畔と土手に、電気柵とニューニゲロン柵を設置するための支柱を立てました。

午前中は、筆者ひとりで、ニューニゲロン柵の支柱を立て、午後は、妻と二人で、電気柵の支柱を立てました。棚田の田は、急速に雪解けが進んでいます。雪解けが終わると、山からイノシシが下りてきて、田の土の中のミミズを掘り起こしたり、ぬた場をつくってぬたうちをしたりします。それを許すと、その年の秋、稲の穂を食べに、家族連れでやってきて、稲の穂をたべるとき、稲を倒したり踏みつけたりして荒らされることになります。

雪解けとともに、イノシシが一番最初にやってくるのが、妻の実家の下段のコシヒカリの田・・・。2013年に帰郷・帰農したときは、イノシシ被害を受けることはなかったのですが、北側の田んぼの農家がその田のまわりに電気柵を張り、その結果、電気柵と電気柵の間にできた道を通って、妻の実家のコシヒカリの田に侵入してくるようになりました。イノシシが田の土を掘り起こすと、30~40cm深さになりますので、あとの整地が大変になります。それで、筆者と妻は、雪解けとともに、コシヒカリの田の周囲に電気柵を設置することにしています。

明日の朝、電気柵の電線を張る予定ですが、イノシシがまだやってこないことを願うのみ・・・。

2022/03/28

今度は、雪が解けたら段々畑の土手でフキノトウを収穫・・・

今日、筆者がつくった<フキノトウみそ>・・・

妻は、とても美味しいといいます。妻の実家の棚田の田の土手や畔のふきのうとうはほとんどとりつくしてしまったので、これからは、雪が解けたら、だんだん畑の土手でフキノトウを採って、<フキノトウみそ>を作るのだとか・・・。

あたたかいごはんにのせて食べると最高とか・・・。有機・無農薬栽培のコシヒカリのごはんにのせて・・・。

農作業、昨日3時間、今日4時間・・・

妻の実家の棚田の田の畔と土手の整備作業・・・。

スコップと鍬をもちいての<土木作業>ですが、昨日は午前・午後3時間、今日は午前・午後4時間の作業でした。冬は、除雪作業と読書の日々ですが、春になると文字通り<晴耕雨読>の日々が始まります。

この冬は雪が降る日が多かったので、除雪作業でからだを使うことが少なくありませんでした。そのため、春になって農作業を始めたとき、比較的スムースに冬モードから春モードに移行することができました。

筆者、今年は前期高齢者最後の年になりますので、1日の農作業時間は6時間が目標・・・。少ない時は5時間、多いときは7時間になるでしょうから、平均6時間の作業が目標・・・。来年、後期高齢者になったときは、1時間減らして平均5時間の作業を目標にします。といっても、天候次第で、予定は常に変更を余儀なくされるので、目標はあくまで目標でしかありません。

コシヒカリの田の水漏れの原因となる55か所のモグラの穴をふさぐ・・・

今日の午後、妻の実家の棚田の田の下段のコシヒカリの田の畔に、モグラが明けた、田の水漏れの原因となる穴を探索して、55か所を見つけ、その穴をふさぎました。今日、作業したのは、コシヒカリの田の東側と北側の畝の内側・・・。

1.畔の内際にそって黄色の糸をはる
2.その糸にそって小型スコップで垂直に差し込み、土を畔の内側に倒す
3.モグラの穴を見つけたら、穴の大きさと方向を確認したあと土を入れて穴をふさぐ
4.2mごとに姫ぐわで畔際の土を掘り起こしてモグラの穴を探す
5.掘り起こした土は田のおもてに散らす

田んぼに水を入れる前に、畔塗りをしますが、今回の作業は、その前の準備作業です。モグラの明けた穴を物理的にふさぎます。妻の実家の田の畔は、その幅が120cmほどありますので、すべての穴が水漏れの原因となるわけではありませんが、田の水持ちをよくするためには欠かすことができない作業になります。

フキノトウ、美味え・・・!

雪の下から 芽を出して

土手やあぜ道 フキノトウ

細かく刻んで 炒めては

味噌と砂糖で 味をつけ 筆者の『湖南賛歌』の一節の言葉に従って、妻の実家の棚田の田の土手で採ったフキノウトウを味付けしてみました。 1.フキノウトウ(5個)を細かく刻む 2.ゴマ油で数滴で炒める 3.小さじいっぱいの<田舎みそ>を混ぜる 4.3gのグラニュー糖を加えてサッと混ぜる できあがった<フキノトウみそ>の5分の1を小皿にとって、妻の実家のおかさんに試食してもらいました。95歳の認知症のおかあさんの評価を聞いてもあまり意味ないのですが・・・。 筆者:これ、フキノウトウでつくったんだ。 おかあさん:フキノウトウ? うまそうだなあ。 (ひとくち食べて) おかあさん:美味え!このフキノトウ、美味えなあ! 筆者:よかったなあ! (2階の部屋を掃除している妻に持っていくと) 妻:ええ?おかあさん、これ食べた? 筆者:美味えっていってたよ。 妻:ほんとう! これ美味しい! あなたにフキノウトウみそ作ってもらうなんて、夢にも思っていなかったわ。これ、ご飯に載せて食べるとおいしいわね。夕ご飯に載せて食べるわ! これ、春の味なのよね。今の季節にした食べれない味・・・!

かげろう燃ゆる 野に出でて

摘むも楽しき フキノトウ

ひとの人生の 短さに

よくにた味の ほろ苦さ

午前中、棚田の田の上段の畦道を整備・・・

今日は、風がつよかったのですが、午前中、妻とふたりで、妻の実家の棚田の上段と中段の田の間の畦道の整備をしました。デコボコしていて、一輪車、二輪車などの運搬具でものを運ぶときにハンドルをとられますので、開墾鍬で、凹凸部分を削り取って平らにしました。

<春きにけらし春よ春
まだ白雪の積れども
若菜の萌えて色青き
こゝちこそすれ砂の上に>

作業をしながらふと、藤村の詩の一節を思い出しました。中学3年生のときに暗唱した詩の一節・・・。妻の実家の棚田の田も急速に雪解けがはじまっています。棚田の下段のコシヒカリの田は、ほとんど雪がとけました。ハス田はまだ少し雪が残っています。中段のはえぬき田はまだ20cmほど積雪、温水田は15cmほど・・・。田畑転換した畑は25cmほど積雪・・・。棚田の田の畦から見た会津磐梯山は、うっすら雪化粧・・・。せせらぎの雪解けの水の音は、すっかり春の音・・・。妻は、フキノトウを収穫していました。妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農して、農薬・除草剤を使わなくなって10年目の今年、妻の実家の田んぼの田の土手や畦に自生するフキノウトウは、食べても安全です。
吉田向学の『湖南賛歌』の1節です。

雪の下から 芽を出して

土手やあぜ道 フキノトウ

細かく刻んで 炒めては

味噌と砂糖で 味をつけ

かげろう燃ゆる 野に出でて

摘むも楽しき フキノトウ

ひとの人生の 短さに

よくにた味の ほろ苦さ

朝、いつもの健康管理・・・

今朝は、左側の胸腰筋膜あたりの痛みはすっかりなくなっていました。今朝の最高血圧は、118、最低血圧74、脈拍数63、脈圧差43、平均血圧88、体温36.0°C、体重60.6kg・・・。花粉症のアレルギー症状±・・・。

74歳の前期高齢者の最後の年としては、比較的健康な方・・・。今日も、妻の実家の棚田の田の畦塗の準備作業として、もぐらの穴探し・・・。小型スコップで畦を削り取る作業ですので、一応土木作業になりますが、からだ全体を使う作業ですので、健康にはよさそうです。

今朝読んだ『英訳聖書』(NSRV)には、偶像を崇拝するものは、偶像と同じようになっていくとありました。人生の晩年における偶像崇拝者の行くつく先は、偶像と同じ、目があって見ることができず、耳があっても聞くことができず、口があっても話すことができない、そして最後は息をすることもできない・・・。年老いてなお、見て、聞いて、話すことができることは、主なる神さまから与えられためぐみのひとつ・・・。

ヤスパース著『哲学入門』・『実存哲学』・『理性と実存』・・・

昨日、ヤスパース著『哲学入門』・『実存哲学』・『理性と実存』を取り出して、ページをめくっていました。どの本も、ボロボロ・・・。半世紀前に出版された本ですから、読めば読むほどボロボロになっていても不思議ではありません。紙は色あせて、漢字は旧漢字・・・。旧漢字は画数が多いので、紙が色あせるとよけい読みにくくなります。それでも、古い本は捨てがたい・・・。赤鉛筆のマーカーや鉛筆のメモ書きなど、その時々でどのようにそれらの本を読んできたのか、思い起こすことができますから・・・。高校生の時に読んだ哲学者ヤスパースの三部作は、『哲学入門』・『実存哲学』・『理性と実存』・・・。73歳になってよみはじめた三部作は、『哲学』・『真理について』・『哲学的信仰』・・・。こちらは、入手したとき新本同然でしたので、とても活字が読みやすい・・・。『哲学』(全3巻)の3冊目の精読に入る前に、『哲学入門』・『実存哲学』・『理性と実存』を読み直してみることにしました。昔の自己と今の自己を把握しなおすためにも・・・。

2022/03/27

ヤスパース著『哲学』(全3巻)の2巻目『実存開明(哲学Ⅱ)』を読み終える・・・

今日の午後、ヤスパース著『哲学』(全3巻)の2巻目『実存開明(哲学Ⅱ)』を読み終えました。

高校生のときに、文庫本で読んだヤスパースの『哲学入門』と『理性と実存』、その後も、折に触れて何度も読みましたので、ヤスパースの『哲学入門』と『理性と実存』から受けた影響は少なくないものがあります。73歳になって、それ以外のヤスパースの著作を、インターネットの日本の古本屋経由で古書を買い集め、昨年秋の終わりころから、ヤスパース著『哲学』(全3巻)の通読・精読をしているのですが、今日、やっとその2巻目の『実存開明(哲学Ⅱ)』を読み終えました。

読み終えたあとの、筆者の気分は爽快・・・!

無学歴・無資格、学問とは無縁の筆者、一般的に、実存主義哲学者とされる、ニーチェ、キルケゴール、
ハイデガー、サルトル、マルセル、メルロー=ポンティなどの哲学書はほとんど理解できません。ニーチェは部分的には理解することができますが・・・。その点、ヤスパースの<実存的哲学>だけは、ほとんど違和感なく理解することができます。ヤスパースの哲学は、<実存的哲学>というより<哲学>そのものだからでしょう。

筆者、若かりし日、もし哲学科のある大学で哲学を専攻する機会が与えられていたとしたら、その哲学科でヤスパースを学ぶことが可能であったのかどうか・・・。そのことで、筆者の人生、どう変わっていたのやら・・・。筆者の心の中から聞こえてくることば・・・。<なにも変わってはいない・・・。今と同じように、ヤスパースの『哲学』を読み、自ら哲学をしている・・・>。

午後、棚田の中段の田の北側の畦塗の準備・・・

今日の午後、妻の実家の棚田の中段の田んぼの北側の畦塗の準備をしました。

畦の内側に、小型スコプを垂直に入れて、切れ口をみます。モグラがあけた穴が見つかれば、土を詰めて穴を塞ぎます。温水田とはえぬき、ひめのもちの田の畦に、全部で8か所、深水栽培のときに水漏れを起こす可能性のある、モグラがあけた穴を見つけました。

今日は午前と午後で約3時間の<土木作業>でしたが、この前、痛めた左側の腰胸筋・腰胸筋膜、作業をしているときに、痛みを感じることはありませんでした。30kg入りの米袋を軽トラの助手席に積むとき関節障害のある右手に負担がかかりすぎたためかもしれません。当分、右手で思いものを持ちあげる作業は自粛したほうがよさそうです。どうしても右手をつかわなければならないときは、梃の原理を利用して、できるかぎり負担を少なくしなければ・・・。

妻は、<やっと春がやってきたわ。わたしは、冬はだめだけれど、春は元気いっぱい!>と笑顔で、雪解けした棚田の、田畑転換した畑の手入れをしていました。

常夏川沿いの農道の雪が消える・・・

午前中、妻の実家の棚田の田に様子を見にでかけました。

妻の実家の、連続した3枚の田、上段・中段・下段の田のうち一番広いのは、コシヒカリを栽培している下段の田ですが、畦や土手の雪はすっかりとけて黒い土が見えていました。筆者、この前、<ぎっくり腰になったのか?>と思ったのですが、昨夜、痛みのある場所を人体解剖学の専門書を開いて確認したところ、左側の腰胸筋・腰胸筋膜が右腕に負荷がかかると痛みがくることが分かりました。それで、痛みがくるところにホカロンを貼ってでかけました。

昨日、郡山のグラントマトで買った培土と覆土16袋を、棚田の田の上段の育苗用ハウスの中に運び込みました。そのあと、妻は、播種した夏野菜の発芽状況を確認していました。筆者は、畦塗ができるかどうか、ためしに、温水田の北側の畦で確認・・・。すると、左側の腰胸筋に痛みが来ないことがわかり、この数日で、田の畦塗をすることにしました。

農道の雪はすっかりとけていたので、常夏川沿いの農道を通って家に戻りました。

ゴーゴリー・ドストエフスキーはウクライナ文学、チャイコフスキーはウクライナ音楽の巨匠・・・!

日本のウクライナ大使であった黒川裕次著『物語 ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国』のまえがきで、著者の黒川祐次は、ゴーゴリー・ドストエフスキーはウクライナ文学、チャイコフスキーはウクライナ音楽の巨匠であると紹介しています。人工衛星スプートニクをうちあげのはコロリュフというウクライナの科学者・・・。<これだけでもわかるように、ウクライナには歴史も文化も科学技術もあるが、それはすべてロシア・ソ連に帰属してしまっていたのである>。

3月25日、ロシアの大統領・プーチンは、<西側諸国はチャイコフスキーやショスタコービッチといった大作曲家を含むロシア文化全般を拒否しようとしていると批判した。>そうですが、<西側諸国>は、ウクライナ音楽の巨匠・チャイコフスキーも、ユダヤ音楽に精通しソ連に対して反体制的なショスタコービッチを<拒否>することはない・・・。ウクライナが主権国家として完全に独立し、その歴史・文化、文学・音楽、科学・技術の歴史を取り戻し、史実にもとづいて、ウクライナ独自の歴史を再編成・再構築するとき、それらを搾取して自分のものとしてきたロシアのそれはどうなるのでしょう? 文学的・芸術的・文化的・科学的後進性と文化収奪の歴史が明らかになり、ロシアの権威失墜につながるのでしょうか・・・。ロシアのウクライナ侵略戦争によるウクライナの文化財の爆撃・破壊・・・。ロシアのウクライナに対する劣等感のあらわれ・・・?

2022/03/26

『実存開明(哲学Ⅱ)』、最終章に入る・・・

昨夜、ヤスパース著『実存開明(哲学Ⅱ)』の最後の章を読んでいました。筆者、1章を読むのに何日もかけていますが、昨夜、精読していて、気分がすっきり・・・。『哲学』(全3巻)の2巻目を完読する日が近づいたこともその要因ですが、『実存開明(哲学Ⅱ)』で、ヤスパースが言わんとしたところを、筆者なりに理解できるようになったからです。

高校2年生のときに、ヤスパースの『哲学入門』と『理性と実存』を文庫本で読みました。母からもらった小遣いで買ったものですが、その2冊は、筆者に大きな影響を与えました。<大学進学は、哲学科のある大学にしよう>と決心するほどでしたから・・・。高校の進路指導の教師は、<哲学科でると、学校の教師ぐらいしかなれないよ。それでも哲学科にすすむのか?>と筆者に再考するようにアドバイスしていましたが、大学進学は、夢・まぼろしと消えてしまいました。そのヤスパースの『哲学』(全3巻)、『真理について』(全5冊)を、昨年から読み始めているのですが、哲学は、年齢とはあまり関係はなさそうですね。10代のときは10代の、70代のときは70代の哲学があるようですから・・・。

培土と覆土を買いに郡山へ・・・

今日は雨・・・。妻が、コシヒカリ・はえぬき・ひめのもちの播種に使う培土と覆土を買いに郡山のグラントマトに行くというので、軽トラにのってでかけました。

妻は、ついでに、ジャガイモの種イモを購入するつもりだったようですが、援農ショップ・グラントマトの店員さんの話では、昨年北海道ではジャガイモが不作だったとかで、今年のジャガイモの種イモの入荷数が少なく、今後の入荷予定もないとか・・・。それで、筆者と妻、郡山のホームセンターをあちらこちら行ってみましたが、残念ながら、2店目も3店目もなし・・・。妻は、<昨年収穫したのが小屋の中にまだあるから、それを種いもとして使うわ・・・>と話していましたが、筆者、4店目、5店目に行ってみました。残念ながら、どの店もジャガイモの種イモは売り切れ・・・。こうなれば維持でも探さなければと思って6店目のホームセンターに行ったところ、メイクイーンならまだ在庫があるとかで、メイクイーン3kg入り×2ネットを購入してきました。妻は、<自給用だから、これでいいわ・・・>と話していましたが、今日は、ジャガイモの種イモ探しで悪戦苦闘した一日でした。

妻は、野菜の種を買っていました。妻が有機・無農薬で野菜を栽培するのは、年間50~60種類・・・。自給用なので、多品種少量生産です。野菜の種は1袋単位で購入しますので、買った野菜の種は全部播種します。妻は、育苗することも楽しんでいるようです。

2022/03/25

あの日揚がったZ旗を・・・

<海の進軍>は、筆者が風呂に入っているときによくくちずさむ歌のひとつです。ロシア軍は、ウクライナに軍事進攻をするまえ、軍事演習を行っていたようですが、ロシア軍の戦車には<Z>、仮想敵国ウクライナ軍の戦車には<V>をペンキ書き・・・。軍事演習を終えたあと、その<Z>と<V>を消す間もなく、ウクライナへ軍事侵攻したようです。その結果、ウクライナの戦車とロシアの戦車を、ウクライナ軍が識別するときの目印になったようです。<海の進軍>に出てくる<ゼット旗>とロシア軍の戦車に付けられた目印とは無関係・・・。

あの日揚がったゼット旗を
父が仰いだ波の上
今日はその子がその孫が
強く雄雄しい血を継いで
八重の潮路を越へるのだ

菊の御紋のかげうつす
固い護りの太平洋
海の男の生甲斐は
沖の夕陽に撃滅の
敵のマストを夢に見る

御稜威輝く大空に
意気に羽ばたく海鷲が
描く制覇の勇ましさ
僚友よ七度生きかはり
波に勲を咲かさうぞ

海へ海へと燃えあがる
大和魂しつかりと
胸に抱いて波千里
進む皇國の海軍の
晴れの姿に栄えあれ

ある人間像・・・

昨夜、ヤスパースの『哲学』(全3巻)を精読しているときに出てきた、ある<人間像>・・・。

人間は、子供から大人になり、労働する。
だがそれも笞とパンによって駆り立てられてである。
そして、自由に放任されると、怠惰で享楽的である。
そうした人間の現存在は、食うこと、交合すること、眠ることであり、これらのものが不十分な程度にしかできないときには、その現存在はみじめなものとなる。
かれは、機械的な、習い覚えられる労働以外のことをする能がない。
かれは習慣に支配され、さらには彼の仲間の間で共通の意見と認められるものに支配される。
かつまた、彼を支配するものは、かれの不足した自己意識の埋め合わせを求める権勢欲である。
かれの意志と行動の偶然性において、運命に対する彼の無能力が顕わになる。
過去のものは、迅速に、どうでもいいものとして、かれから逃げ去る。
かれの予想は、最も手近なものと極めておおざっぱなものにしか及ばない。
かれは自分の生活を深く知らず、心得ているのは在り来たりの日常事だけである。
かれの魂をすみずみまで霊気あるようにする信仰は何もなく、かれにとっては、盲目的な現存在欲と幸福を求める空虚な衝動との間には、何ひとつとして無条件的なものはない。
彼が機械労働をしているにせよ、あるいは科学的作業に協働しているにせよ、またかれが命令するにせよ、あるいは服従するにせよ、またかれがどこまで食いつないでゆけるか分からずに不安がっているにせよ、あるいはかれの生活が安定しているように見えるにせよ、とにかく依然としてかれの本質は同じである。
もろもろの状況は偶然的な傾向によってあちこちとゆすぶられて、絶えずかれは自分と同様な者たちの近くにいようとする衝動にかられているにすぎない。
共同体の内に基礎をおいた持続性ももたず、人間同士の間の信義も欠いて、かれは実態的な存在に重心をおく生活の進路がないその日暮らし的な人間としてとどまる。


このような人間像が、どの程度まで真実であるかは、経験によって検定されはしない。こうした外観を呈する世間一般の生活の現実が大量に現れるということは、争う余地がない。しかし、たとえ観察や悟性が繰り返しそれを正当化するように見えるにしても、こうした人間に賛成することに、われわれの内なるすべてのものが反対するという理由は、一体何であるか。・・・私は、私が有する平均的人間像に対し、必然的に、人間的偉大さの形態として非凡なものを対立せざるを得ない。そしてこの形態は、私が自らを堕落させるようなおそれのあるときは、私をば自分の道を踏み外さないように導くものである。私は・・・過去から語りかけてくる人間の偉大さによって規定される。

あなた、ウクライナの地図、持ってる・・・?

夕食のあと、妻が語り掛けてきました。<あなた、世界地図持ってる? ウクライナの地図が見たいの。> 筆者、<持ってるよ。ひとつは、ソ連の時代のウクライナ、もうひとつは、ソ連崩壊後のロシアとウクライナに分かれてからの地図・・・。>、そういって、書庫から2冊の大判の地図帳を取り出して、妻に見せました。

妻は、ロシアが、どこの港からどの港へロシアの戦車や装甲車を運んでいたのか知りたかったようですが、地図を見て、妻は、<あなた、このあたりはロシアが占領してるんでしょう?だったら、わざわざ、揚陸艦で運ぶ必要はないのじゃないからしら。道路で移動しても十分なのでは・・・?>と問いかけてきます。<揚陸艦4隻で80台くらい戦車を運べるようだから、陸路だとウクライナ軍の対戦車ミサイルで殲滅されるからじゃないの? マスコミではロシアが完全に制圧していると報道されているようだけれど、実際は、そうじゃないのかもしれないよね。揚陸艦1隻は沈没、もう1隻は大爆発、もう1隻は火災を起こして黒煙をはきながら逃げていったし・・・。ウクライナ海軍が攻撃したって報道されているから、もしかしたら、魚雷を使ったのかもしれないよ・・・。港に停泊して戦車をおろしている最中なら、魚雷を避けることはできないし・・・>と答えましたが、2枚のウクライナの地図をみながら、ロシアとウクライナの2か国の戦争ととらえるとロシアの軍事行動が理解できないけれど、ソ連時代の地図でロシア地方とウクライナ地方の関係を見ると、ロシア軍の作戦が旧ソ連時代の作戦地図で行われている可能性が大きいようです。ロシアの大統領プーチンの頭の中にある作戦地図・・・!

ロシア軍がクリミア半島とその周辺の土地を軍事的に制圧するとき、ウクライナ軍が南東地域を見棄てて、キエフとハリコフからモスクワに向けて進軍するとロシアのモスクワも大きな被害を受けるので、モスクワに通じる道を塞ぐためにキエフとハリコフを軍事的に制圧しようとしたのではないかと思われます。ロシアの楯としてのキエフとハリコフの攻撃、ロシアの剣としてのクリミア半島とウクライナ島南部の攻撃・・・。ロシアのプーチン大統領がおそれているのは、キエフとハリコフにモスクワ攻撃のための精密弾道ミサイルが設置されること・・・。ロシアのプーチン大統領、自分で自分の墓穴を掘り始めたのかもしれません。

棚田の田に出かける・・・

午後、午前中に精米したコシヒカリ30kgを、20kgの袋に詰め代えて、運送用の箱に入れて、隣村の郵便局から送りました。

その帰り、妻は、肉屋さんによってニンジンを1袋購入、そのあと、妻の実家の棚田の田にでかけました。雪がとけて、農道を走って、妻の実家の田の前まで行くことができました。コシヒカリの田の畦と土手は雪が解けて、<畦塗>ができる状態になっていました。冬、雪の下でモグラがあけた穴、雪解けの水が流れ込んでいきますので、田んぼの畦の内側のモグラの穴を見つけるのが容易にできます。明日から、有機・無農薬栽培、小型農業機械を使用した、棚田の田での米つくりの準備作業開始・・・!

雪解けの水のせせらぎ春光る
冬去りて春の来るは相半ば
フキノトウ全部採ったと妻笑う
ウラジロは3羽大きく空を舞う
雪解けの水音立てて用水路
雪原を歩く農家の熊姿
雪解けてイノシシ散歩の日は近し
春くればイノシシ対策怠るな
老いに連れ増えるレンゲのはたけかな
生き甲斐に後期高齢米つくる
老い百姓雑想生えるあたまかな
来年は、妻は前期でおら後期
馬鹿にされバカにされても無農薬
楽すればあとでこたえる薬被害
農薬に負けぬと豪語認知症
認知症、ここらの農家の風土病
ここらのもん権化となり義母強し
認知症ここらのもんの通る道
おら知らねえ誰がもらしたこのうんち
プロ農家、素人園芸まねできぬ
プロはプロ、アマはアマの別農業
農法はみのたけほどでちょうどいい
食べたいと思ってつくる野菜よし
春来る、磐梯山の雪笑顔

ギクッと腰が音を立て・・・

30kgの米袋を軽トラの助手席に運ぶため、それをもちあげるとき、ギクッと筆者の腰が音を立てました。その瞬間、<これって、ぎっくり腰・・・?>と思ったので、もう一度、態勢を立て直して、運びました。コイン精米所で精米している間、筆者は、ぎっくり腰予防のための OutStretch をしていました。

気をつけなければ・・・。

ぎっくり腰は、予想と実際とがかけ離れたときに起こります。重いものを軽いと思ってもちあげたり、軽いものを重いと思ってもちあげたりすると、予想に反した力が実際にかかりますので、 腰を痛めます。重いものを重いと思ってもちあげているときは、自分の力を超えた場合は持ち上げられないですみますが、重いものを軽いと思ってもちあげると、すぐ腰を痛めてしまいます。ぎっくり腰は、自分の力を過信したときに起こります。

今回は、腰に痛みがくることはなかったのですが、ほんとうに、気をつけなければ・・・。

昨日玄米保冷庫から取り出して居間においていた玄米をコイン精米所で精米・・・

昨日、農機具の小屋の玄米保冷庫から取り出して、居間に置いて<常温>に戻していた、標高550mの湖南高原の、妻の実家の棚田の田で有機・無農薬栽培したコシヒカリ30kg×1袋をコイン精米所で精米してきました。

そのとき、筆者の頭の中を過っていった5・7・5・・・。

あるじなきあとの田畑の荒れ模様
なしうるは己が力の範囲なり
無理をしてなし得た結果は無為ばかり
さびしさは荒れ放題の田畑かな
もうけにはならぬとばかり放棄地に
土愛す夢物語とプロ農家
村廃るその日暮らしのなれの果て
夢もなく希望もなくて春迎う
村廃るみんな同じで悔いはなし
補助金がとまれば農地荒れ放題
ここらのもんここらのもんのみここらのもん
相互扶助みんな同じで共倒れ
力らなき老々扶助の村の維持
よそもんはここらのもんの肥やしなり
カネ寄こせカネさ寄こせば問題ねえ
おめえらがどうなろうとおら知らねえ
もらってやる、もらってくれと頼むなら
春来ると雪の下から土の顔
ふるさとを愛する者のみ愛されて
ふるさとの自然やさしいよそものに
クラウンに乗ってコインの精米所
村いちばん貧しい農家に春来る
楽しいか、聞かれて語る百姓暮らし
無農薬、はや十年の年が過ぎ
有機米、自然のめぐみのありがたさ
荒地見てせんかたなしやわが力
義父残す田畑を守って精一杯
倒れても3年間は自給米
半反もつくれば我が家の米足りる
日々の糧あたえたまえと我祈る


水ぬるむ春・・・

朝、長く伸ばしたホースの水がとけてから、農機具の小屋で浸種中の桶の水を入れ替えました。4月20日の播種予定日までの筆者の日課・・・。

雪が降って気温が低下すると水温が下がるものの、晴れるとすぐ元に戻ります。そして、徐々に、水道水の水温が上昇しているのがわかります。感覚的には冷たいままですが、水温計で測定した温度は確実にあがあっています。

水ぬるむ春・・・。春の農作業のはじまりです。

2022/03/24

須賀川へ買い物にでかける・・・

昨日、猪苗代へ買い物にでかけましたが、黒猫黒兵衛の主食のアジが入手できませんでした。それで、今日、筆者ひとりで、須賀川のスーパーへアジを買いにでかけました。しかし、いつもいくスーパーでは、アジは売り切れ・・・。そのあと、近くのスーパーにも足を延ばしましたが、アジは売り切れ・・・。3番目に行ったスーパーで、アジが13匹販売されていましたので、妻のスマホに電話して、購入する数を確認・・・。10匹のアジを購入して帰りました。

そのスーパーの敷地内に書店がありましたので、少しく立ち寄ってみました。新刊ばかりがずらりと並んだ光景・・・、古本と古書ばかりが並んでいる筆者の蔵書群とはかなり見栄えがことなります。筆者の蔵書は、1960~1980年代の本がほとんど・・・。新しくて1990年代まで・・・。店内を一巡して書店を出ようとしたとき目にとまった、黒川祐次著『物語・ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国』(中公新書)・・・。著者は、駐ウクライナ大使をされていた方で、初版は2002年・・・。

<はるか離れたスキタイと我が国が結びついている・・・>という言葉に接して、いろいろ考えさせられました。ウクライナの先祖は、日本の古代と同じ古墳(円墳)文化を持っている。ウクライナと日本は、遠いけれど近い存在・・・?

2022/03/23

ウクライナに栄光あれ、日本に栄光あれ・・・!

今日の夜6:00から、ウクライナのゼレンスキー大統領よる演説が、日本の国会議員を前に、テレビ中継を通して日本国民を前にオンラインで行われました。

大統領は、<国際機関が機能しなかった。国連安全保障理事会も機能しなかった・・・>と現在の国際政治のあり方を見直す必要があると力説していました。世界の平和を維持する役目をもった常任理事国のロシアが、隣国ウクライナに対して侵略戦争を引き起こし、ウクライナの領土を攻撃・破壊、ウクライナの国民を殺害するという戦争犯罪を犯しているのですから、ロシアは、自ら常任理事国の立場を踏みにじったのと同じ・・・。国際社会は、ロシアを常任理事国の立場に置き続けさせてはならないでしょう。もし、ロシアを常任理事国の立場に置き続けるとしたら、国際社会は、ロシアの他国に対する侵略行為を是認し、ウクライナだけでなく、他の国々に対してもロシアが自由に侵略していいという暗黙の承認をさせたことになります。

ウクライナのゼレンスキー大統領の演説の最後の言葉は、<ウクライナに栄光あれ、日本に栄光あれ・・・!> ウクライナが、侵略戦争をしかけてきたロシアに勝利し、ロシア軍をウクライナ国外に撤退させ、平和を獲得して、ウクライナの戦災からの復興がなされますよう、祈ります。ウクライナの栄光は、日本の栄光・・・! ウクライナの希望は、日本の希望・・・!

夜7~8時、中山間事業の総会・・・

今日の夜、中山間事業の総会がありました。筆者、妻に代わって参加しましたが、今日の参加者は、10名・・・。形式的な事務手続きだけの総会でした。

昨年は、共同作業で草刈りをするときの滑り止めのついた長靴が配布されましたが、今年は、まだ未定とか・・・。

農村的地域社会における認知症の初期症状・・・

ある本に、農村的地域社会における認知症の初期症状として畔せせりがあるとありました。

農家が高齢化して、農家がそれまで使っていた農薬・除草剤などが<残留農薬>として脳内に蓄積された場合、脳細胞・脳神経が破壊され認知症が発生するそうですが、農家の認知症の最初の症状は、<畔せせり>として発症するようです。

<畔せせり>というのは、まだ認知症でないときにお互いに納得していた田畑・宅地の境界線を突然、自分に有利なように引き直すいとなみをいいます。最初は10cm、次はさらに10cm、自分の要求が通ると思った認知症の農家は、さらに10cm、<畔せせり>をして、最後には、軒下の隣家の壁までも自分の土地だとして、ついには、隣家の軒の撤去を求めてくるというのです。

この<畔せせり>・・・、個人レベルではなく、国家レベルで行われると、ロシアや中国がしているように、隣国に言いがかりをつけて戦争をしかけ、その領土を徐々に奪っていく、場合によっては、チベットやウイグル全体の侵略と併合という謀略・弾圧にまで発展する。ロシアも中国も、指導者が歳を取りすぎたのではないのか・・・? 彼らの認知症の初期症状を放置することは、全世界の悲惨とロシアや中国そのものも国家存亡につながる・・・。

ウクライナのゼレンスキー大統領が世界に呼び掛けているのは、21世紀を、ロシア・中国などの、世界再編成をもくろむ共産主義国家の侵略戦争がまかり通る弱肉強食の世界に戻すか、それとも、すべての国家が自由と民主、平和国家として共に生きていく世界を維持・発展させるのか、その選択を迫る問いかけでもある・・・。

真に人間にふさわしいもの・・・

昨夜読んだ、ヤスパース著『哲学』(全3巻)・・・。

今は、その第2巻の『実存開明(哲学Ⅱ)』の第11章を精読しています。その中で、<職業>に触れた部分があります。ヤスパースは、<職業>の中で<真に人間にふさわしいもの>として、<医師・教師・裁判官・行政官・牧師・企業家等>をあげています。理由は、<こうした職業だけが、全体的な人間に心をとめて>職務が遂行されているからです。彼らは、彼らのそれぞれの<職業理念>をもってその職務を遂行していて、その業績の評価は、<作業命令によって算定したり、強要したりできるものではなく>、その<職業理念>にいかに真実に向かい合って職務を遂行したかによってはかられます。

しかし、その<真に人間にふさわしいもの>と思われる<職業>も、その本来の<職業理念>を見失ったり、逸脱したりすると、たとえば、医者の場合、<社会における医者という職業>は<単なる技術>と化し、<医師の実体を完全に亡ぼしてしまう異質の利害関心によって、偶然に左右されるようになる>といいます。それは、医師に限らず、<教師・裁判官・行政官・牧師・企業家等>にもあてはまります。

ヤスパースはいいます。<要求というものの意味は、つぎの点にある。すなわち、現存在のための闘争において、人間が、あらゆる特殊な社会的可能性のなかで、人間の品位にもっともふさわしい現存在形態を獲得するために、為さねばならないことをば、世界のうちで言表する、という点にある。それというのも、そういう現存在においては、人間が、自己の固有の本質を、自らの超越者との関わりのうちに覚知することができるからである。最高の高貴さを実現する人間たちが生きるように、そしてすべての人間的な現存在状況に人間的高貴さの可能性を供与する一切のことが、なされるように要求されねばならない。こうした現実を意志することは、歴史的な状況のうちにあっては闘争を回避することがゆるされないということを、挫折をも敢えてしなければならないということを意味する。しかし、そのためにこそ、現実と挫折しないこととが求められなければならない>。

今日、ウクライナのゼレンスキー大統領による、日本の国会での演説が午後6時から行われる。マスコミは、<これまでの諸外国の演説から、日本に対しても具体的な要求が行われる見通しだ。>と報じていますが、ウクライナの大統領の世界に向けた<要求>は、哲学者ヤスパースのいう<要求>に関する哲学的考察が背後にあるのかもしれません。

猪苗代へ買い物にでかける・・・

今朝は、大騒動・・・。

95歳の認知症の、妻の実家のおかあさんが、寝室と居間にウンチ・しっこを大量にもらして、妻は、おかあさんの介護とその後片付けにおおわらわ・・・。筆者は、なにもなすことができません。74歳の筆者にできることは、後期高齢者になっても、被介護者になって、妻の負担にならないように予防を徹底することのみ・・・。

今朝、妻が、猪苗代へ買い物に行くといいますので、おかあさんを介護猫の黒兵衛にまかせて、くるまででかけました。保険会社から提供された車の車載器の安全運転の判定は、行き・帰りともにA判定・・・。センターラインをオーバーして突進してくるくるまをみると、後続車の有無を確認すると同時に急ブレーキを踏んでしまいます。それが減点対象になるようですが、いわゆる、ほんとうの急ブレーキではありません。ブレーキを強めに踏んですぐ離すブレーキのかけ方・・・。

家に戻ると、1時間ほど仮眠をとりました。家に戻ると、妻は、ふろを沸かして、おかあさんを入浴させていました。あとで悔いを残すような介護はしたくないとか・・・。

水道のホースが凍って、浸種の樽の水を交換できない・・・

昨日降り続いた雪、そして今朝は晴れ・・・。こういうときは、朝は気温が低く、バケツに張った水が凍っています。午前11:00になったころ、農機具の小屋の、種もみを浸種している桶の水を新しい水に交換しようとでかけたのですが、水道のホースの水が凍って、交換することはできませんでした。それで、瞬間湯沸かし器のお湯を使って、0.0°Cの水を8.0°Cに高めました。

3月20日に塩水選・浸種した種籾の播種は、4月20日、田植えは、5月25~30日が例年の作業ですが、まだ冷たい水のままでいいと思われます。家のそばを流れる農業用水路の水と同じ温度にしてやれば・・・。

先生、殺しちゃだめ!

日本基督教団の牧師になるために農村伝道神学校に入りました。その夏、日本基督教団阿佐ヶ谷東教会に転会することが許され、神学生の間、阿佐ヶ谷東教会の一信徒として過ごすことになりました。神学校に入って3年目、4年生のときのはじめての夏期伝道実習でのできごとを『部落学序説』に記していました。その教会の保育園に、ちいさな3歳児の女の子がいました。牧師夫人の園長から、その女の子の首にある傷は、母親が一家心中をしようとして我が子の首に斧を振り下ろしたときについたもの、溢れる血を見て恐ろしくなった母親はすぐ救急車を呼んだそうですが、その女の子はそのときのショックで言葉を話すことができなくなったそうで、いつもその女の子のめんどうをみるように言われていました。そんなある日のこと・・・。
 
<25,6年前のことになりますが、岐阜県のある村で、ひと夏、教育実習を受けたことがあります。村にある、たったひとつの保育園で、小さな園児たちと一緒に過ごしました。その村は、岐阜県の白川というところで、教育実習にでかけていってみてはじめて、飛騨の白川ではなく美濃の白川であると知りました。白川には、飛騨川の支流として三つの川、赤川・白川・黒川が流れていますが、川底の石の色でそのような川の名前がつけられています。

教育実習の期間中、私の宿白場所は、村で唯一の料亭の座敷・・・。来る日も来る日も夕食は、刺身と酒。刺身でないときは、近くの川でとれた鮎や鱒の塩焼き。アルコールに弱い私は、数日間で辟易して、普通の食事にしてもらいましたが、その料亭のおかみさん、「余所の人に粗末なものを出しては申し訳がない」と言って、教育実習の間、ずっと刺身と酒を用意してくださいました。

園児の父兄の家を家庭訪問すると、どの家でも、原田がいう「冷酒」が出されました。「お暑いでしょう。お冷やをどうぞ」と出されたものですから、私は一気に飲み干そうとしましたが、一口飲み込んだ瞬間、清酒だと分かりました。そのあとがたいへんでした。次の家を訪問すると、やはり、「お冷やをどうぞ」と出てくるのです。「もしかして、これって、お酒ですか」と尋ねると、「もちろんです。」という答え。「あの、私、飲めないのですが・・・」とお断りすると、「まあ、ご冗談を。前のうちでは、たいそう立派な飲みっぷりだったそうではありませんか」といいます。もじもじしていると、そのお母さん、急に眉をつりあげて、「前の家で飲めて、うちでは飲めないということなのですか」といいます。しかたがなく、私は、一気にコップの酒を水だと思ってのみほしました。それから、更に、4、5軒。最後の家は、駐在所のおまわりさんの家でした。「ああ、やっぱり飲まされましたか」と、うれしそうににこにこしておられました。この村に赴任するのはよそう。アル中になってしまう、私は、心の中で決心していました。

「飛騨の白川もいいが美濃の白川もいいところ・・・」と村の人々がいう白川でのひと夏、私は、いろいろな経験をさせられました。私が宿泊していた料亭の部屋の前は、白川が流れています。一晩中、せせらぎの音が、けたたましく聞こえます。「せせらぎ」というのは静かに聞こえるものだと思っていたら、私の耳には「ごうこう」という音に聞こえます。眠り浅いまま、朝はやく目を覚まして、私は、その白川の岸に下りてみました。すると、そこに猿が1匹いて、川の水で顔を洗っていました。私は、はじめてみる光景なので、その猿の仕種をじっとみていたのですが、またたくまに、村の人々の間にうわさが流れました。「今度きた保育園の見習い先生、朝、川で顔を洗っている猿をみて、朝のあいさつをしていたそうだ・・・」。村の人々にとって、余所者はめずらしいのか、何かにつけて、物笑いのタネにされているようでした。

ある日、隣村の古い映画館で、「トラック野郎」の岐阜県編の上映会があるというので、近所のこどもたちと一緒に歩いてでかけました。夜道を歩いていたとき、「シャーン、シャーン、シャーン、シャーン・・・」という不思議な、しかし、静かで、きれいな音が、近づいて遠ざかっていきました。「今の音、何なの?」と小学生たちに尋ねると、「ええ、先生、あの鳴き声知らないの?みんな、この先生、あれが何の鳴き声か知らないんだって」とみんなでくすくす笑うのです。女の子が、「あれは、雌きつねの鳴き声」といいます。「ええ、きつねって、こんこんとなくのではないの?」と聞き直すと、みんなどっと笑って、「本当にしらないんだあ」とからかいます。

ある時、川の淵にこどもたちを連れて泳ぎに行きました。私は、泳ぐことができないので、こどもたちがいつも泳いでいる、いちばん浅い淵に行きました。川で水遊びをしていると、川の向こう岸から、蛇が頭をあげて、こどもたちが泳いでいるこちらの岸へやってくるではありませんか。私は、こどもたちが蛇に噛まれてはたいへんであると思って、「あがれ、あがれ」と手振りを交えて、こどもたちを岸へあがらせました。同時に、私は、こちらにやってくる青大将めがけて、河原の石を投げ続けました。そして、ふと、不思議な違和感に包まれていることに気がついたのです。石を投げる手をとめてこどもたちの方をみると、こどもたちが、私の方を冷たい視線でにらみつけているのです。こどものひとりが口を開いて、「先生、なんで蛇に石をぶつけてるの。けがするじゃない」といいます。蛇の方をみると、岸にあがってきた青大将の頭から血が流れています。「この蛇は、ぼくたちの友達だよ。みんなが泳いでいると、いつも一緒に遊びに出てくるの。」、私は、しまったと思いましたが、あとのまつりでした。蛇は、頭にけがをしたまま、向こうの岸へと姿を消していきました。

私は、そのとき、予断とか偏見というのが、どういうものか、身を持って知らされました。「蛇は邪悪な生き物。人間にとって危害を与えるもの。」・・・、私の頭の中には、いつのまにかそういう予断や偏見ができあがってしまっていたのです。その結果、保育園のこどもたちの大切な「友達」に石をなげつけ怪我をさせてしまいました。「自分の中にある諸々の予断や偏見を取り除かなければ・・・」、そのときこころからそう思ったのです。

蛇に石を投げつけていたとき、3歳児の女の子が、私の足にしがみつきながら、「先生、殺しちゃだめ」と言っていた声をいまだに忘れることはできません。

今日は晴れ、雪がとけはじめる・・・

今朝は7:00に起床・・・。いつもの健康管理・・・。今朝の最高血圧は115、最低血圧は76、脈拍数は66、脈圧差39、平均血圧89、体温36.0、体重60.8kg・・・。ほぼ、いつもと変化なし・・・。

そのあと、『英訳聖書』(NSRV)を通読・・・。詩篇の多くは、試練・苦難・戦争状態に置かれた信仰者が、主なる神さまに救いを求めるいのり・・・。日本基督教団西中国教区の牧師をしていた30年間、筆者の謝儀(一般的な意味では給与に該当)は、いつも、西中国教区謝儀基準の初任給以下・・・。教会は、被差別部落出身の教会員が多く、牧師は、どの被差別部落出身の教会員より収入は下でないといけないという、教会独自の判断も手伝って、筆者と妻は、<生かさず殺さず>の状態に置かれていました。それに反対した教会員が、筆者に副業を持つことを求めて、牧師と一緒に、牧師をしつつ、牧師の職務に抵触しない職を関わることになりました。それが、情報処理技術者試験シスアド、第二種合格とデータベースシステムエンジニアの資格の取得・・・。小規模会社のシステム開発に関与するとともに、山口県立東部高等産業技術学校や山口県立東部女性就業センターのワープロ・表計算・データベースの資格取得講座の講師、山口県立高校のクライアントサーバーシステムの構築・管理などの業務に従事しました。筆者が指導した人は、10年間で1000名近くになります。山口県の主事の方は、<吉田さんは、パソコンの講師をしていますが、本業は牧師さんです。なにか人生に困った問題があれば、牧師の吉田さんに相談してください>と、受講生に紹介してくださいました。西中国教区の牧師たちは、<牧師は自殺するくらいがかわいい。どんなに排除・疎外しても、副業を持って生き延びようとする牧師は始末におえない。副業をもたなければならない牧師は、われわれの仲間ではない。信徒伝道者だ!>といって、牧師会からも排除されました。筆者は、<共産主義者や社会主義者などの左翼が政権をとれば、こんなことがまかり通る世の中になるのだ>と洞察しました。

筆者は、そういうことで、広島の清鈴園、反核平和運動、岩国の岩国兵士センター、山口の自衛官合祀拒否訴訟などの、西中国教区が社会問題としてかかわっている社会運動のとりくみからも排除・疎外されました。最後は、部落差別問題からの取り組みからも・・・。日本基督教団部落解放センターの角樋主事からも、<他の牧師には、部落差別問題と取り組めという。しかし、吉田牧師には、言わない。即刻、部落差別問題にかかわるのはやめろ。それでもかかわるというなら、日本基督教団の部落解放センターとはかかわりのないところでやれ!>と絶交を言い渡されました。その理由、<長年、我々が積み上げてきた成果を横取りするな!> 筆者が最初に書いた新書版1冊分(原稿用紙300枚)は、部落解放センターによって没収、廃棄処分にされてしまいました。筆者が経験した最初の言論弾圧・・・。

日本基督教団神奈川教区、西中国教区の牧師として筆者が遭遇したさまざまな非聖書信仰的経験は、季節の移り変わりとともに消えてゆく雪のようには消えない・・・。

2022/03/22

午後、ヤスパース著『哲学』(全3巻)を読んでいました・・・

今日の午後、ヤスパース著『哲学』(全然3巻)の続きを精読していました。

この『哲学』(全3巻)は、1930年代に公刊されたものですが、<限界状況>という言葉が繰り返し出てきます。歴史的状況の中で、全世界の人々が<限界状況>について考えざるを得なかったのでしょう。

<限界状況>をどのように受け止めるか、それは、その人の置かれた状況の中で、実存的に認識しなければならない類のものです。その<限界状況>に一定の対処法があるとしたなら、それはもう<限界状況>ではなくなります。<限界状況>でなくなるということは、その人が真剣に自分の生、他者の生について考えることをやめてしまったということを意味します。

たとえば、戦争状態に直面したとき、松山善三著『氷雪の門』に出てくる俊子さんのように、日本が8月15日に戦争を終結したあと、ソ連軍が日本領の樺太や千島列島を侵略、日本軍が無抵抗であることをいいことに、日本国民を艦砲射撃や戦車の砲撃、ロシア兵の銃撃によって、樺太や千島列島の日本人は、男も女もこどもも、蹂躙・強姦・虐殺されました。そのとき防空壕に1歳のあかちゃんと一緒に避難してきた俊子さんは、限界状況に立たされます。俊子さんの子供が泣きはじゃいめたのです。その鳴き声で、ソ連兵がかけつけ、防空壕に避難していた日本人全員が殺害されることを恐れた在郷軍人の一人が、俊子さんのあかちゃんの首を絞めて殺したのです。ソ連兵と同じ恐ろしいことをした日本人・在郷軍人のいる防空壕を、俊子さんは殺された赤ちゃんを抱えて飛び出すのです。

限界状況は、その時その場で、どう判断して、どう決断して、どう行動するかということを人間ひとりひとりに語りかけてきます。そのとき、その場で、自分の全存在をかけて決断しなければならないのです。現代の摩訶不思議な日本の政治家の中には、<共産主義国家のロシアの軍隊と戦いを続けるか、あかちゃんのいのちを救うために降伏するか>という問いを他者に投げつけるひとがいます。彼は、<あかちゃんのいのちを救うために降伏する>といいます。彼は、政治家です。政治家なら、自分のあかちゃんだけでなく、日本人すべてのあかちゃんのことを考えなければなりません。いやしくも行政の長たるものは、自分のあかちゃんだけでなく、すべてのあかちゃんの命をまもるための最善の戦いをしなければならないのではないでしょうか。その政治家の発想は、政治家の名に値しない、ヤスパースのいう<空虚な主観性>以外のなにものでもなく、彼の主張は<我意>以外の何物でもありません。<共産主義国家のロシアの軍隊と戦いを続けるか、あかちゃんのいのちを救うために降伏するか>という、非人道的な問いかけをしてくるロシア兵が、降伏したことで、親も子供も生かしてくれるという保障は一切ありません。彼が善意のロシア兵であるなら、もともとそんな不条理な問いかけをしてくることはないでしょう。日本の政治家の中には、共産主義国家やその軍隊の軍事行動に対して<解放>という名の<きれいな侵略>、<きれいな戦争>だと受け止める向きが少なくないようです。現実を直視することができない敗北主義は、根源的な敗北を招くのみです。<あかちゃんを殺すようなことをすれば、いのちをかけて抵抗し、それがかなえられないときは、時空を超えて必ず報復する>、政治家は、共産主義国家、ロシア・中国・北朝鮮、そして、日本侵略を高言する勧告に対して毅然とした態度を示す必要があります。降伏の大義名分を最初から考える政治家は、<売国奴>以外のなにものでもありません。日本基督教団の隠退牧師である筆者は、そう思います。

午後2:00、積雪は20~24cmに・・・

午後2:00、積雪は20~24cmに達していました。庭に青空駐車していた軽トラは雪ダルマに・・・。

朝6:00に起床したときには、寝室はそれほど冷えていなかったのですが、8:00になると、かなり冷えて、身震いするほどになっていました。午前中、インターネットで、ロシアの侵略軍に対するウクライナの防衛戦争に関する記事や動画を見ていました。

ロシアのプーチン大統領が演説の中で、<友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。>という聖書のことばを引用しているのには、驚かされました。プーチンが言っているのは、ロシア国民に、<ロシア国民の友であるプーチンのために、ロシア国民が自分の命を捨てること、これ以上にプーチンに対する大きな愛はない。>ということでしょうか・・・? 友に自分のいのちを捨てるように仕向けること、自発的に捨てさせること、強制的にいにちを捨てることを命令すること、動員して戦場に友を送りこむこと、そのいずれも愛という言葉で表現できるような類のものではなく、むしろ、愛を踏みにじる行為・・・! プーチンの対ウクライナ侵略戦争を支持するロシアギリシャ正教は、他のギリシャ正教から批判されているようです。ロシア大統領プーチンのために、ロシアギリシャ正教の指導者のために、祈ることをやめろと、ロシアの侵略戦争に反対するギリシャ正教徒に呼びかけているようです。

日本基督教団の3月1日の声明の中で、このような言葉がつづられていました。<去る2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻をしました。・・・日本にあるキリスト教会として、・・・私たちは、・・・ロシアの軍事侵攻を押しとどめることができなかった私たち自身の罪を深く悔い改め・・・>。日本基督教団の隠退牧師である筆者、この声明の言葉を理解することができません。ウクライナに対するロシアの侵略戦争による戦争犯罪、その原因を<私たち自身の罪>(日本基督教団の罪)に結びつけることなど毛頭できないからです。安易に<罪>という言葉を使うことで、ほんとうの<罪>から基督者の視点・視角・視座をそらすことにならないのでしょうか?

<罰することのできない裁判官は
ついには犯罪人の仲間となります>(ゲーテ『ファウスト』)

<勢力のある極悪共犯者を頼めば、
恥知らずの行いや悪行を誇ることができます。
それにひきかえ、罪のないものも、自分よりほかに頼むものがなければ、
有罪! と宣告されます。
こうして世はあげて支離滅裂となり、
正しい秩序に従うものが無価値になります。
こんなことでは、私どもを正義に導く唯一の真心が
どうして伸びてまいりましょう?>

今日は、10~12cm積雪・・・

今日は、朝から雪が降っていました。正午には、10~12cm積雪して、2階の窓から見る景色は、雪景色・・・。朝、はがきが届きました。日本基督教団の牧師になるために神学校で勉強していたとき、お世話になった、当時日本基督教団中部教区の某教会の牧師夫人からのはがき・・・。まだ現役の牧師を続けておられるようです。無事の便りはなによりです。それで、はがきで返事を書きました。手書きで・・・。やはり執筆中にひきつけがきますので、乱筆になりましたが・・・。

<お葉書ありがとうございます。皆様お元気でお過ごしのご様子、何よりです。私は2011年3月11日の東日本大震災と原発事故のあと、妻の実家のおとうさんが翌年1月1日に心臓発作で他界。残されたお母さんも認知症を患っていましたので、2013年4月1日に下松愛隣教会を辞して、妻の故郷・湖南に帰郷・帰農しました。宗教法人の財産は教団に譲渡。東日本大震災の被災にあった教会の再建に使ってもらいました。教団の担当者の話しでは、1800万円になったとか。私と妻は、退職金も放棄して、少ない年金と百姓暮らしで清貧生活を続けています。クマ、イノシシ、カモシカ、カエル、トンボ、小鳥に囲まれた日々です。>




2022/03/21

保険会社の車載器は、スマホと連動・・・

保険会社から提供された車載器、安全運転をしているかどうかチェックしてくれるのですが、その通信は、スマホで行われます。

ただし、筆者と妻のどちらが運転するかによって、車載器と連動するスマホを切り替える必要があります。筆者が運転するときは、筆者のスマホをON、妻のスマホをOFFにしなければなりません。つまり、筆者が運転しているときは、妻はスマホを使用することができません。逆に、妻が運転するときは、筆者のスマホをOFF、妻のスマホをONに・・・。妻が運転しているときは、筆者のスマホは使えません。

家に戻ると、妻は、おかあさんの介護をしなければならなかったので、スマホの電源をONにするのを忘れていたようです。そのため、スマホの電源を切っている間に、着信がいっぱいあったようです。電源がONであったとしても、入浴介護をしている途中に出ることは難しいのですが・・・。

郡山から帰ると、疲れて昼寝・・・

いつもは、昼寝をすることはないのですが、今日は、郡山にでかけて帰ったとき、凄く疲労感に包まれて、昼寝をしてしまいました。

片道45~50分、往復で90~100分かかります。筆者、74歳ですが、今年が前期高齢者最後の年・・・。来年から後期高齢者に入りますが、やはり、体力・精神力の低下はいなめない。最近は、カーナビで以前走ったことがある道路はマークがついていますが、そのマークのついた道しか走りません。認知症の、妻の実家のおかあさんを介護猫の黒兵衛にまかせて、買い物にでかけていますので、<少しでも早く家に帰らなければ・・・>という焦りの気持ちがあるので、運転していても疲労感が高まります。くるまは、制限速度厳守なのですが・・・。家に戻ると、どっと疲れが出て、今日は、2時間ほど昼寝をしてしまいました。妻は、その間、おかあさんの介護をしていたようです。おかあさんのうんちの片づけをして、風呂を沸かして入浴させ、頭のシャンプーも・・・。その間、妻はずっとおかあさんにつきっきりで介護・・・。

老々介護の大変さ、若い人々には想像すらできないのでしょうね、きっと・・・。

郡山市の武漢ウイルス感染者は、100人あたり2.22人・・・

 現在、郡山市の累計武漢ウイルス感染者数は、100人あたり2.22人・・・。東京は、100人あたり8.45人・・・。


東京から以西へ旅をするのは、武漢ウイルスに感染する可能性が増大・・・。まだ、しばらくは、東京から以西への旅は自粛したほうがよさそうです。長野県立歴史館で、筆者の祖父・吉田永學の先祖、信州栗田村の真言宗・観聖寺とその住職・修験僧に関する古文書を読んでみたいのですが・・・。

保険会社の車載器による安全運転評価はA・・・

今日、湖南・郡山間の往復は、筆者が運転しました。今日も、行きも帰りも、保険会社の車載器による安全運転評価は、Aでした。Aは、赤色で表示されますが、ずっと赤色が並びます。

妻は、<あなたの運転、意外と安全運転だったのね・・・>と問いかけてきましたが、筆者、<福島の道はいまだに慣れていない。知らない道を走るときは、制限速度を守って運転することにしている。しかし、福島って、よく脇道から飛び出してくるし、カーブでセンターラインはみ出してくるよね。事故を避けるために、急ブレーキをかけることが少なくないから、100%安全というわけではないよね。>と答えました。妻は、<私は、あなたより、急ブレーキをかけることが多いわ。事故を回避するためには、急ブレーキかけざるをえないわ。>とさらに話していました。

今日は、他のくるまにあおられました。必要ないのにライトをつけて・・・。追い越し禁止車線を走っているとき、よく高齢者のくるまにあおられますが、制限速度で走っていると、高齢者はイライラするのでしょうね。追い越し禁止車線が終わったので、<追い越していけばいいのに・・・>と話していたとき、次の追い越し禁止の標識が見えてきたとき、すごいスピードで追い越して行きました。

郡山の娘宅に、有機・無農薬のコシヒカリ20kgを届ける

今日、昨日、農機具の小屋から取り出して居間に保管していた、標高550mの湖南高原産・有機無農薬栽培のコシヒカリを20kgとどけました。

朝、妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスの中でポットに播種した夏野菜の種に水をやりにでかけた妻は、山側の土手に雪解けと共に芽を出したフキノトウも持っていきました。妻の実家の棚田の田は、2014年以来ずっと、農薬除草剤を散布していませんので、その土手や畦のフキノトウは、安全に食べることができます。といっても、自給用に採れる程度ですが・・・。

そのあと、行き付けのスーパーで買い物をして帰りました。

降伏要求は、ロシアのマリウポリ陥落のための罠・・・

インターネットのニュース・・・

<ロシアがマリウポリに降伏要求、ウクライナは拒 [ロンドン 20日 ロイター]

ロシアが20日、ウクライナ南東部マリウポリのウクライナ軍に武器を捨てるよう要求したのに対し、ウクライナ側は同市の降伏はあり得ないと一蹴した。ロシア国家防衛管理センターのミジンツェフ所長は国防省が配布した文書で、ウクライナ軍に武器を捨てるよう要求し、「人道上の惨事が起きている。武器を捨てる者は全員、マリウポリからの安全な脱出が保証される」と述べた。同氏はモスクワ時間21日午前10時(日本時間同午後4時)にマリウポリから東西に向けて民間人の人道回廊を設定すると表明。モスクワ時間同日午前5時までにこの提案に回答し、武器を捨てるようウクライナ側に要求した。

ウクライナのメディアによると、ベレシュチュク副首相は「いかなる降伏も、武器を捨てることもあり得ない」とし、「ロシア側に既に伝えた」と述べた>。

ロシアは、ためらうことなく約束を反故にする。降伏するマリウポリのウクライナ軍は、ロシアによって即虐殺される。ウクライナとウクライナ軍は、同じ<兄弟国家>として、ロシア軍の約束は常に空手形であり、不誠実な残虐行為に結果することを熟知しているのでしょう。ウクライナにとって降伏は玉砕と同じ・・・。戦い続けている限り、勝利への可能性がある!

日本人よ、ロシア軍の侵略・残虐行為を忘れるな・・・!

<氷雪の門は、北海道稚内市の稚内公園内にある、かつて日本領土だった樺太で亡くなった日本人のための慰霊碑である>。松山善三著『氷雪の門』に記された、ロシア軍(ソ連軍)の、戦後における日本国民に対する残虐行為・・・、それと同じことが、ウクライナでも起こりうることであり、また起こっている・・・。松山善三著『氷雪の門』を読む度に何度も、涙が溢れてくる。一般民を容赦なく戦車や機関銃で虐殺する、無抵抗の女性を強姦・殺害するロシア軍(ソ連軍)の残虐さに悲しみと怒りを持たざるを得ない。そして、守るべき日本国民を見捨てた一部日本軍人への<反軍>感情、戦争への憤りと、戦争や侵略に巻き込まれたとき、日本男児としてどのようにふるまわなければならないのか、どのようにふるまってはいけないのか、考えさせられます。

日本国憲法第9条を立てに、戦わずして降伏の道を選択するひとは、自分ひとりたすかり、他の国民の生命を見棄てて省みない外患罪、国家反逆罪の典型・・・。ウクライナの大統領とその軍隊が、侵略軍ロシアに無条件降伏することは、ウクライナ国民をロシア侵略軍の前に人身御供として奉げることと同じ・・・。ウクライナ国民に対する絶望的な裏切りになる。ウクライナとその国民が、侵略軍ロシアに対して、最後まで果敢に戦い、自由と民主主義、平和を自らの手で樹立することを祈ります。

万軍の主なる神さま、ロシアの戦争犯罪者の上にすみやかなる裁きを与えてください。ウクライナとウクライナの人々の上に、侵略戦争に対する勝利と平和を与えてください。

筆者は、松山善三著『氷雪の門』に記された、ロシア軍(ソ連軍)の、戦後における日本国民に対する残虐行為を忘れないために、一日本男児として、なにをしなければならないのか、何をしていはいけないのか、それを肝に銘じるために、高石かつ枝<花の決死隊>を歌い続けています。

1.母が手縫いの 晴れ着きて
  守る真岡の 交換台
  みんなで死んで はまなすの
  小さな小さな 花と咲く
  九人は帰らぬ 決死隊 決死隊

2.おさななじみの あの人は
  無事で越えたか 火の海を
  受話器に母の 声がする
  さよならさよなら 最後です
  九人は帰らぬ 決死隊 決死隊

3.せまる銃砲 攻撃も
  何で恐かろ このいのち
  みんなで声を 高らかに
  万歳万歳 花と散る
  九人は帰らぬ 決死隊 決死隊

Blogger のラベルを使うことに・・・

この Blogger のブログ・『隠退牧師の百姓日記』、これまでラベルを使っていませんでしたが、今日から、ラベルを使うことにしました。今日、設定したラベルは、

軍事防衛 (1)
健康管理 (1)
自然災害 (2)
実存哲学 (1)
聖書信仰 (1)
農業気象 (1)
有機農法 (6)

ラベルはすべて4文字の熟語にすることにしました。

2022/03/20

高齢者にもやさしい風邪薬の市販薬・プレコール・・・

筆者も妻も、妻の実家のおかあさんもまだ武漢ウイルスワクチンを接種していません。筆者は、アレルギー体質で薬品中毒を起こしやすい体質なので、武漢ウイルスワクチンを接種することにためらいがあります。山口にいるとき、インフルエンザワクチンを打って、インフルエンザにかかったのと同じ症状で苦しんだことがありますので、ワクチンに対していつも警戒するのが常・・・。これまで、インフルエンザにかかったときに服用していた市販の風邪薬は、<プレコール>・・・。初期症状のときに、適正に服用すれば、ながくても数日で風邪症状から回復することができました。どの風邪薬が効果的であるかは、個人差がありますので、それまでの服用経験から自分で判断せざるを得ないのですが、インフルエンザに罹ったとき、近くの医院で処方された薬を飲んでもよくならなかったのですが、妻が社会保険中央病院栄養課につとめていたとき、職員の方からすすめられたとかで、はじめてプレコールを服用しました。そのときの、効き目の良さから、筆者は、風邪やインフルエンザのときには、プレコールを使用しています。イプブロフェン系ではなく、アセトアミノフェン系の風邪薬です。一般的な風邪の病原菌はコロナウイルスですが、それに効くプレコール、武漢ウイルスにも少しく効果があるのではないかと思っています。しかし、治療よりも予防、というのが、筆者と妻の風邪予防対策、インフルエンザ予防対策、武漢ウイルス予防対策です。



玄米保冷庫から2021年産有機・無農薬のコシヒカリを1袋取り出す・・・

夕方、玄米保冷庫から、2021年産有機・無農薬のコシヒカリ30kg入り×1袋を取り出しました。

KUBOTAのコイン精米所で精米するのに、保冷庫から取り出して12時間以上室温に置かなければなりませんので・・・。明日、精米して、宅急便で、孫の向学ちゃんに送ります。いつも、<ばあちゃんのおこめ、おいちい>といって食べてくれますので・・・。

もう、春の農繁期に入っていますので、稲の塩水選・温湯消毒・浸種、育苗用ハウスでの夏野菜の播種などがはじまっていますので、まごの向学ちゃんをたずねるのも、いつでも・・・、というわけにはいかなくなっています。それで、今回は、宅急便で送ることにしました。

今日の午前中、種籾の塩水選・温湯消毒・浸種を実施・・・

今日の午前中、妻とふたりで、今年の米つくりのために、種籾の塩水選・温湯消毒・浸種を実施しました。

今回で9回目・・・。2014年の3月に、生まれてはじめて、種籾の塩水選・温湯消毒・浸種を実施しましたが、それまで米つくりの経験が一度もないというのに、よく、この一連の作業を間違いなく実行することができたと、我ながら感心します。

筆者と妻の有機・無農薬の米と野菜の栽培は、<有機農法>と言われますが、筆者と妻のそれは、<ここらのプロの農家>のように、知識も経験も、湖南農協による指導もありませんので、<測定農法>に徹しています。今回の種籾の塩水選・温湯消毒・浸種もそれぞれ、測定機器を使用しています。塩水選も、塩水選用の比重計で適正比重を確認して行っています。

午前中は、雪がチラついていました。

作戦線と後方連絡線・・・

東京堂出版『軍事の事典』から・・・

<軍がその根拠地から出発して、目的に向かうために取る道路を「作戦線(line of operations)」と呼ぶ。これに対して作戦軍に生活物資を含めた軍需品を送り、負傷者や捕虜を送り出すための交通路を「後方連絡線」(line of communications)と呼ぶ。大体において作戦線と後方連絡線は一致するが、必ずしも同一ではない。それは鉄道を後方連絡線に使う場合があるからである。自動車輸送に押されているが、まだまだ鉄道は物流において重要な役割を果たしている。それに軍事物資を運ぶ輸送部隊と戦闘部隊が同じ道路を使うのは望ましくない場合も多い。というのは道路が渋滞し、輸送車両と戦闘車両が混じり合い、作戦に齟齬を来す危険があるからである。道路は混雑していない方がよい。>

<軍隊はクロス・カントオリーよろしく、どんな地形も踏み超えて前進するイメージがある。たしかに歩兵はその能力を持っている。だが道なき道を進むことほど、体力を消耗し疲労を蓄積させることはない。一番楽なのは平坦な道路上を行軍することである。それに現代の軍は自走砲を含め近代装備、即ち各種の重量物を随伴しなければ戦えない。いくら自走砲がキャタピラー化され路外走行性を持たされているとしても、すべての作戦行動期間中まったく道路を通行しないことを考えているのではない。そんなことをしたら故障が多発するし時間もかかりすぎる。道路を使った方が遙かに早いし効率的である。さらに重要なことは補給上の便である。もし完全に道路を離れて作戦が行われたら、補給部隊が追従できない。トラックも入れない悪路の先で作戦する部隊には補給が滞る可能性が出てくる。車両が入れないとなると人力による搬送だが、これだとかっての太平洋の島々の日本兵のように食料欠乏に陥ってしまう。しかも軍隊は戦わなければならない。弾薬の補給、消耗した兵力を補充する要員を送りとどけるのにも、負傷者や捕虜をさげるにも、交通の便が大切なのである>。

世界第2位の軍事力を誇るといわれるロシア・・・。今回のロシアの対ウクライナ侵略戦争を見ていると、ロシアは、軍事の基本すら知らないか、知っていてもそれを無視して無謀な戦闘状態に突入したか、いずれにしてもお粗末極まりない。軍事演習に引き続いて実践に突入したロシア軍の軍事演習とは何だったのか・・・? ロシア軍の軍事力の質の向上を目指したためではなく、ただ単に、ウクライナとヨーロッパに対する威嚇行為を目的としたずさんな軍事演習でしかなかったのだろうか・・・? かれらを待ち受けていたのは、ウクライナの国土・地理を知り尽くしていたウクライナのプロの軍隊、軍人たちであった。ロシア大統領・プーチンは、ウクライナ人民を解放するという大義名分を立てていましたが、ウクライナ国民は、ロシアの軍隊を解放軍として受け入れることを拒否、侵略者として徹底的に抵抗、反撃すると、ウクライナの国土・国民・歴史・文化を守るために愛国者としてウクライナ国民が立ち上がることを予見できなかったロシア軍の戦略ミスも重なってしまったようです。

朝、筆者、夢をみましたが、ウクライナに身を置いて、ロシアの空爆の音がどの方向からどの方向へ聞こえてくるのか、筆者の耳をそばたてている夢・・・。昨夜、上の東京堂出版『軍事の事典』を読んだためかもしれません。

2022/03/19

種籾の塩水選・温湯消毒の準備・・・

今日は、今年のコシヒカリ・はえぬき・ひめのもちの種もみの塩水選・温湯消毒の準備をしました。午前中は、そのために必要な機器・素材の準備・・・。午後は、300冊の農書の蔵書のなかから、米の有機・無農薬栽培に関する本20冊を取り出して、種籾の塩水選・温湯消毒に関する方法、手順を確認しました。

筆者と妻は、2013年4月1日に帰郷・帰農したあとは、毎年、春彼岸の中日に、種籾の塩水選・温湯消毒をしてきました。基本的な方法は、日本基督教団西中国教区の山口の小さな教会の牧師をしていたときに、妻のふるさと・湖南で有機・無農薬で米を栽培する方法を調べに調べていましたので、それを実践するだけでしたが、それから、今年で9回目の米つくり・・・。これまで、湖南の赤津村のプロの農家の大方の予想、<ここらではコシヒカリは採れねえ。採れなくて、泣きべそかくのを見るのが楽しみだなあ!>という期待に反して、自給用のコメを収穫することができました。籾摺りをしたあと玄米を保管するKUBOTAの玄米保冷庫は30kg入り×21袋格納することができますが、いつも、それに加えて、簡易お保管庫30kg入り×6袋格納しています。

基本的な栽培方法は変更ないのですが、部分的には、少しずつ改良を重ねてきていますので、今年は、標高550mの湖南高原の棚田の田で、有機・無農薬栽培でコシヒカリ・はえぬき・ひめのもちなどの山形のブランド米を栽培する方法を<定式化>したいと思います。それで、今年の米つくりは、すべてメモして、その作業内容を記録化することにしています。

塩水選をするときの食塩水の比重は、農書によってまちまちですが、なぜ・・・? 比重の計算は、中学校でならう基本的な計算のはずですが・・・? 筆者と妻は、比重計で測定しますので、どれも参考程度として受け止めていますが・・・。温湯消毒の温度と時間も諸説あるようですが、筆者と妻は、これまでの経験から、一番むれ苗の発生しない温度と時間を採用することにしています。

2022/03/18

今朝は、ヤスパース著『哲学』(全3巻)の通読が進む・・・

今朝6:00に起床・・・。いつもの健康管理をして、『英訳聖書』(NSRV)を通読・・・。そのあと、ヤスパース著『哲学』(全3巻)の精読の続きをしていました。寝室を離れたのは、9:00・・・。

今日は、難解な個所はほとんどなかったので、快適に読み進めることができました。ヤスパースは、哲学と科学・芸術・宗教をきちんと分離して考察していきますが、哲学は、諸科学の成果を受容しての考察・・・。全体として、<医学的哲学>の雰囲気を持っていますので、筆者には理解しやすい哲学のひとつです。<現存在>に立脚した上での<実存>哲学の構築ですから・・・。ヤスパースの『哲学』(全3巻)が出版されたのは、1931年・・・。ロシアのウクライナ侵略戦争をはじめた<ロシア大統領・プーチンは、1930年代の戦争をしている>と、ある軍事評論家によって批評されていましたが、無学歴・無資格の、政治・外交・軍事の門外漢である筆者、現代人によるロシアのウクライナ侵略戦争批判とは異なる視点・視角・視座から批判しているのかもしれません。

ロシア大統領・プーチンは、ウクライナを<愛することができなくなった>とき、ウクライナを軍事的に<支配しようとする>・・・。ロシアのウクライナ侵略戦争の動機は、ウクライナに対する愛の喪失とその反動としての憎悪に基づき、軍事力によってウクライナを永続的に支配下・隷属化に置こうとする野心・・・。一方、ウクライナとウクライナの人々は、ウクライナの国と歴史と文化を愛し、それを守るために、愛のない、残酷な仕打ちをするロシアの軍事侵攻に激しく抵抗している・・・。ロシアは、最初からウクライナに負けている!

聖徳太子は、<和をもって貴しとなす>と語りましたが、<和>とは、1.日本の国のことであり、それは、<日本という国をもって貴しとなす>という意味であり、2.日本の国民ひとりひとりである<和>を大切にするという意味であり、3.日本の国民はひとつの民となって日本を守り抜く<和>を大切にするという意味を多重的に含んでいます。筆者の祖父・吉田永學の先祖は、信州栗田村の真言宗・観聖寺の世襲の住職・修験僧・・・。その本尊は、12歳の聖徳太子尊像・・・。

今朝は、5cmほど積雪で雪景色・・・

今朝は、5cmほど積雪して、寝室の雨戸をあけたときは、冬に舞い戻ったかのように、すべてが真っ白な雪に覆われていました。梅の木にとまった50~60羽のスズメ、妻から玄米をすでにもらって食べたようで、枝から5~10cmほど一斉に飛び上がってすぐ元の枝に下りていました。

今日は、妻とふたりで猪苗代まで買い物にでかけました。雪解けした田では、コハクチョウが田の水藻を黙々と食べていました。コハクチョウの数はかなり少なくなってきていますので、渡りの途中に猪苗代に立ち寄ったコハクチョウか、それとも後発のコハクチョウなのかもしれません。

今日は、日用品と食料品、認知症のおかあさんの介護用品を買って帰りました。妻が食料品を選んでいる間、筆者、スーパーの雑誌売り場で週刊誌を見ていましたが、記事は読まないで見出しを見ただけ・・・。ウクライナに関する記事も多いようですが、筆者は、ウクライナに対するロシア侵略の<現象>ではなく<本質>を把握したいだけなので、見るのはやめました。筆者の蔵書の中から、これまでの関連記事を読んで確認することで十分です。

昨年の12月、<これ以上蔵書は増やさない>と決断してからは、1冊も購入していません。筆者は、なににつけても<中毒>に陥ることはありません。

山口の教会関係者からの地震見舞いのメールの返事・・・

前略
ご心配おかけして申し訳ありません。私がこれまで経験した地震の中で、もっとも恐怖を感じた地震でした。最初の地震で横揺れ、そのあと縦揺れがくるものと思っていましたが、いつもと違って微弱、そのあと、再び横揺れがはじまり、次いで大きな縦揺れが起こりました。横揺れならなんとか立っておられるのですが縦揺れには立ち続けることができず、柱に固定した本箱にしがみついて倒れるのを防ぎました。妻は、最初の地震のときに1階のおかあさんの部屋にかけつけましたが、1階は新潟地震のときの揺れはなかったとか・・・。赤津村の専業農家のご夫婦は、3・11の地震と同じ規模だったので、すぐ家の外に飛び出したとか・・・。地震直後に、娘から電話がありましたが、<家がつぶれるのかと思った>と話していました。昨日、母屋・農機具の小屋・簡易温室・農業用ビニ―ルハウス、棚田や段々畑の畦や土手を確認しましたが、地震による被害はありませんでした。妻の実家のおとうさんは、昔家を建てるときに、持ち山から松の木を切り出して、松をメインに家を建てたそうですが、豪雪や大地震の時、杉の木は折れやすいのとちがって松はしなっておれにくいそうです。今回の震度5強の地震、フライパンの上ではじけて飛び跳ねるポップコーンのようになった経験をさせられました。神さま、助けてください! と何度も祈りました。その中で、神さま、ウクライナの人々から眠られぬ夜を取り除いてください!と祈っていました。この冬は豪雪で、棚田の育苗用ハウスの南側は3m高さの雪に埋もれてしまいました。妻とふたりで雪原を歩いて育苗用ハウスに行って何度も除雪作業をしましたが、春になって、急速に雪解けがはじまり、いま雪の深さは80cm程度です。私も妻も、昔から、<なにがあっても逃げ出さない>主義ですから、妻の実家のおとうさんが残してくれた田畑4.6反、山林8.0反で<一所懸命>で生き続けるつもりです。今74歳ですが、74歳になって、自給用にコメを有機・無農薬で栽培しているとは、夢にも思っていませんでした。妻のふるさと・湖南は、雪と地震だけでなく、冷害や会津磐梯山・安達太良山・吾妻連峰などの活火山の噴火災害、過疎化・高齢化問題が目白押しですが、<終の棲家>として、万難を排して生きるためのたたかいを続けるつもりです。みなさまのうえにも、わたしたちと同じ神さまの祝福がありますようにお祈りさせていただきます。すべからく、逃げ出さないでかんばりましょう!

2022/03/17

日本基督教団阿佐ヶ谷東教会は目に見えない教会・・・

夜、筆者が神学生時代に、日本基督教団の牧師になるために転会させてくださった日本基督教団阿佐ヶ谷東教会の、その当時の長老の方から、昨夜の地震見舞いのお電話をいただきました。

そして、昨夜の地震が3・11の大地震と同じ規模の地震で、生まれてはじめて<恐怖>を味わったこと、主なる神様に、<助けてください>と祈るとともに、なぜか、ロシアの侵略戦争によって不安な夜を過ごしているウクライナの人々を助けてくださいと祈ったことについてお話ししました。しかし、地震に限らず、ロシアのウクライナ侵略戦争の残酷さ、侵略戦争と防衛戦争の違い、日本国憲法は侵略戦争は放棄しても、ロシア・中国・北朝鮮の共産主義国家からの日本侵略に対する防衛戦争まで放棄をしていない、スウエーデンの王制と基督教の関係から、日本の天皇制と基督教のあるべき関係について・・・、など、いろいろ情報交換しました。

日本基督教団阿佐ヶ谷東教会は、筆者が神学生時代4年間信徒として過ごした教会ですが、筆者にとっては、ボンヘッファーのいう<目に見えない教会>に一番近い教会・・・。<目に見える教会>の直面する諸問題と闘いながら、<目に見えない教会>に限りなく近づこうとしていた教会・・・。筆者にとっては、忘れることができない真実な教会・・・。その教会の長老の方々の祈りに支えれて、神奈川教区の開拓伝道で2年間、西中国教区の山口のちいさな教会での30年間、そして隠退牧師になってからの、3・11の東日本大震災と放射能汚染の福島での10年間、信仰をもって歩むことができました。そして、これからも・・・。

<祈りの力>、Sweden Covenant Mission の宣教師たちから教えられた<祈りの力>を信じ、今もそれに生かされています。阿佐ヶ谷東教会の94歳の長老の方の祈りは、74歳の隠退牧師の筆者にとって大きな支えです。<目に見えない教会>からの祈りによるささえ・・・。

絵本をじっと見つめるまご・・・

昨日、郡山に住んでいる娘夫婦のアパートを訪ねて、孫の向学ちゃんの保育園入園祝いを手渡してきました。

今日、娘から、孫の向学ちゃんが、絵本を開いて真剣に見つめている動画を送ってきました。その動画から10枚の静止画をプリントアウトして、6冊目の写真帳におさめました。もう1冊は、おとうさんかおかあさんが向学ちゃんと一緒に読む絵本です。最初の絵本は、向学ちゃんがひとりで読める絵本・・・。その真剣なまなざし、見ていて、うれしくなりました。きっと、本を読むことが好きなこどもになるにちがいないと、思われたので・・・。

ロシアのウクライナ侵略戦争で、ウクライナのこどもたちが、ロシアの無差別攻撃・無差別爆撃でかけがえのないいのちを奪われて行っていますが、胸痛む思いがします。ロシア大統領プーチンの描く野望のために、ウクライナのちいさないのちが犠牲にされていく・・・。主イエス・キリストが十字架につけられたのは、最後の犠牲になるため・・・。人が自分を生かすために他者を犠牲にするということは、主イエス・キリストの十字架のできごとで禁止されています。旧約聖書においても、戦争に勝利するために、こどもを犠牲にするのは、主なる神さまのもっとも嫌悪、忌み嫌うこと・・・。

ウクライナのこどもたちに、孫の向学ちゃんと同じ、絵本を自由に読めるようになる平和がはやくやってきますように、万軍の主なる神さまが、ウクライナに援軍として天使軍団を送ってくださるように祈り求めます。

昨夜は怖かったべえ! 3.11の地震と同じ大きさの地震だった!

午後1:30ころ、妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスの側窓を閉めに行きました。今回は、十字路の除雪のため積み上げられた雪を四輪駆動のボタンを押して乗り越えて、軽トラで、妻の実家の棚田の田の入り口まで行きました。帰るときは、バックしなければなりませんでしたが、軽トラで、棚田の田に出入りすることができるようになったのは、うれしい限りです。

空には、ウラジロが3羽、泣きながら空を遊弋していました。

昨日の最高最低温度計は、最低温度マイナス1℃、最高温度は34℃でした。午後の最高温度も34℃・・・。1m高さの温度なので、播種したポットの土の温度は、もっと下がるでしょうから。地温計を持って行っておかなければなりませんね。

帰りに、湖南史談会会員のKoymaさんご夫婦に出会いました。雪解けした場所に山から切り出してきた土を日光消毒しておられました。今年の米つくり作業を既に開始されたようです。

筆者:土の消毒ですか?
Koyama:んだ。やっと雪が消えはじめたので。昨夜は、怖かったべえ?
筆者:これまで経験した地震の中で、一番恐ろしい地震でした。立って歩くことができませんでした。
Koyama:おらあ、地震とともにすぐ家の外に飛び出した。昨夜の地震は、3・11の地震と同じ規模だったなあ!恐ろしくて家を飛び出した! 今、何をしてんだ?
筆者:育苗用ハウスの中で、夏野菜の種まきをしてます。
Koyama:なにの種をまいてんだ? キュウリ?
筆者:トマトと茄子のたねです。キュウリはまだ先・・・。これから、忙しくなりますね。
Koyama:んだ!


温湯消毒したあとの種籾を浸種する桶を水洗い・・・

棚田から帰ると、温湯消毒したあとの種籾を浸種する桶を水洗いしました。昨年、2個の桶のうちひとつを別の用途に用いましたので、プラスチックの劣化がはげしいのですが、もうひとつは問題ないので、今年は、この2個の桶を使い続けることにしました。

KUBOTAでもらった農機具洗浄用のタオルを使用して、水洗い・・・。もう、庭の水道の水が蛇口をひねれば出てきます。やはり、春が駆け足でやってきているようです。

有機・無農薬栽培をはじめて今年で10年目・・・

有機・無農薬栽培をはじめて今年で10年目になります。

最初の数年は、元気丸などの自然農薬を使っていましたが、最近では、自然農薬もほとんど使わなくなりました。元気丸は、唐辛子・にんにく・酢・焼酎などの食品でつくるので、いわゆる化学薬品でつくられた<農薬>ではありません。

しかし、最近は、その自然農薬を使わなくても、有機・無農薬で米と野菜を栽培することができるようになりました。有機・無農薬栽培の<有機農法>から<自然農法>に近づきつつありますが、それはあくまで近づいているというだけで、<自然農法>に移行するつもりはありません。<自然農法>を<循環農法>だとしますと、<循環農法>を維持する環境にはないからです。農地から収奪(収穫)したものを農地の外に出していますので、収奪した土壌成分は補填する必要があります。

筆者と妻、高齢化に対応して、コシヒカリの田を2分して、コシヒカリとレンゲを隔年で交互に栽培して有機肥料を田で生産する方法を考えていますが、今年は、後期高齢期の前の年なので、その準備をすることにしています。棚田の田の一部をレンゲ畑、菜の花畑にするつもりですが、孫の向学ちゃんと遊ぶことができる場所になるかもしれません。

雪がとけはじめた田の土手にたぬきとモグラの痕跡・・・

今日、妻の実家の棚田の田の、上段・中段・下段の畦と土手を歩いてみましたが、雪がとけて土と草が出ているところには、もぐらがトンネルをつくるとき地表に掘り出した土が小山になっていました。モグラがいるところは、モグラの体温で地温がたかくなり、雪解けも早くなるのでようか・・・? そのまわりの雪の上には、たぬきのあしあとが残っていました。たぬきとモグラ・・・、どんな関係があるのでしょうね? たぬきは、雑食だから、もしかしたら、モグラを捕獲して食べているのかもしれませんね・・・。もちろん、筆者、その現場を目撃したわけではなく、彼らの足跡からそう推測するだけですが・・・。

雪解けしたら、土手や畦の、枯れ葉や枯れ枝を片付けて、妻の実家の棚田の田の北側の農家の田の雪が解けるまえに、電気柵を設置することにしています。北側の農家の田のあぜ道を通って、イノシシが、妻の実家の下段の田に登ってきて、コシヒカリの田を掘り起こしますので・・・。

震度5強の地震のあとはじめて棚田の田の様子を見に行く・・・

昨夜の震度5強の地震・・・

筆者がこれまで経験した地震の中で、最も恐怖を覚えた地震です。なにしろ、独りで立っていることができず、2階の廊下の柱に固定した本箱を支えにやっとこけるのを免れていましたから・・・。朝、筆者の寝室の西側と南側の雨戸を開けたとき、昨夜の地震で10cmほど雨戸が空いているのを見つけました。老朽化した、妻の実家の雨戸は、そう簡単に開け締めすることができないのですが、昨夜の地震ではすっと隙間ができたようです。

午前中、妻が、妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスの様子を見に行くといいますので、筆者も、棚田の上段・中段・下段の田の畦や土手が地震被害を受けていないかどうかチェックするために同行しました。妻の実家の田まで、農道の雪がほとんど溶けていました。橋の袂からプロの農家のハウスまでの舗装した農道は、公道ではなく私道であるとか・・・。そのプロの農家から、冬の積雪期は、使ってはいけないときつくいわれていましたので、橋の袂の空き地に軽トラをとめて歩いて行こうとしたのですが、妻は、<この前、「もう使っていい」と言ってたから、行けるところまで軽トラで行きましょう>というので、軽トラで、育苗用ハウスに向かいました。十字路のところで除雪された雪の山がありますので、それ以上、妻の実家の田に近づくことはできませんでしたが、妻は、<ええ? もうこんなに雪がとけて。あと2~3日したら、軽トラで我が家の田んぼの前まで行けそう!>と話していました。

棚田の田の育苗用ハウスも、畦も、土手も、地震による被害はなし・・・。

帰りに、苗代田に移築中の簡易温室に立ち寄りましたが、北側と南側の横垂木が剥がれているだけで、それは地震ではなく、雪害・・・。<ここらのもんでねえしろうとがつくる温室なんて、ここらの雪ですぐ潰れてしまうべえ!潰れて泣きべそかくの、見るのがたのしみだなあ!>と何人ものプロの農家に馬鹿にされていた育苗用ハウスや簡易温室ですが、この冬の大雪に大地震にも健在・・・。湖南の自然は、<ここらのもん>のいう<よそもん>の筆者と妻には、とてもやさしい自然であるようです。

夜、湖南は震度5強の地震におそわれる・・・

ヤスパースの『哲学』(全3巻)の精読が進まず、疲れて、就寝の準備をしていたとき、スマホの地震の緊急速報の警報がなりはじめました。3月16日23時34分ころ・・・。その地震が収まりはじめたとき、23時36分に大きな地震がやってきました。妻は、最初の地震のときに、急いで階下におりて、認知症のおかあさんの様子を見に行きました。筆者は、2階の廊下に出たところ、2回目の地震に遭遇・・・。立っていることができないほどの大きな揺れが<長時間>続きました。筆者は、ただ、主なる神さまに祈るのみ・・・。祈りの中で、<主なる神さま、ウクライナの人々の不安な夜を取り除いてください>と祈っていました。

地震がおさまって、あたりをみまわすと、2階の日本近代思想史全集を並べている本箱から多数本が落下していました。筆者の寝室のタンスは3段ほど飛び出していました。机の上のコップの水が外に溢れ出して畳を濡らしていました。そのあと、書斎や玄関の書庫を点検しましたが、いずれも数冊本が落下しているだけでした。妻の話しでは、台所の食器棚の一番下が飛び出していたとか・・・。

2回目の地震がおさまったころ、娘から電話がありました。郡山市街地も、郡山市湖南町も震度5強・・・。娘は、<家がつぶれるかとおもったよ>と話していました。

2022/03/16

中学3年生のとき、少年自衛官になろうとしたけれど・・・

中学3年生のとき、小学3年生のときから親友であった尾崎敬市くんから、一緒に少年自衛官になろうと誘われたことがあります。彼は、彼と筆者の2人分の願書を取り寄せていました。少年自衛官になって何をするのかといいますと、ジェット戦闘機の整備・・・。

彼と筆者は、願書に記入して、進路指導の教師のところにもっていったのですが、願書と、そのパンフレットを見た教師は、笑い出しました。願書に書かれたことから判断して、彼は、片方の視力が悪く欠格、筆者は所定の身長に満たず欠格・・・。担任の教師は、<戦前でいえば、君たちは丙種合格だ。丙種合格の意味が分かるか? つまり自衛官にはなれないということだ。受験する前から不合格が決まってる。尾崎が少年自衛官になりたいというのはわかるが、なんで吉田が少年自衛官になるというんだ? 病弱で健康に不安があるのに・・・。丙種合格どころか丁種合格だ。丁種合格というのは、吉田は逆立ちしても自衛官にはなれないということだ。ふたりとも、進路を考えなおしたほうがいい>と話していました。

親友の尾崎くんは、格闘術や護身術を独学で身につけて、それを筆者に教えてくれました。実施訓練も・・・。小学5年生のとき、ほかの同級生に誘われて、空気銃の射撃訓練をさせられたことがありますが、1人3回の射撃で、筆者は、3発とも的に当たっていました。別の尾崎くんから、ロケット燃料(琴浦西小学校校区では入手が簡単)をもらって、ペンシルロケットをつくり、発射実験をしたことがあります。中学校のとき、理科クラブで黒色火薬を大量につくり、理科クラブの顧問の教師と尾崎くんと筆者の3人、罰として、校長室の前の廊下に立たされたことがあります。

中学生のとき、隣接の琴浦西小学校の校庭に自衛隊が大砲と共にやってきて、尾崎くんと筆者はそれを見にでかけましたが、そのとき、自衛官の方から、<きみたち、どじょうがとれるところを知らないか?>といわれ、尾崎くんは、<理科クラブでドジョウやフナを採取している池なら大量にとれる>と話していました。自衛官の方から、<その場所へ、私たちを連れていってほしい>といわれ、尾崎くんと筆者は、自衛隊の一小隊の先頭に立って、ドジョウが大量にとれる場所へ案内しました。小隊長の方から、<君たちも一緒にドジョウ鍋を食べていかないか>とすすめられましたが、辞退しました。海の魚が豊富にとれる瀬戸内海沿いに住んでいて、ドジョウを食べるひとはほとんどいませんでしたから・・・。

郡山に買い物にでかけました・・・

今朝、妻が、<今日、郡山に行くわよ。孫の向学ちゃんの、保育園入園祝いを渡してくるわ!>といいます。

それで、妻とふたりででかけましたが、奥羽山脈の三森峠のトンネルをぬけると、そこはすっかり雪が解けて、春がやってきていました。梅の花も咲いていました。妻のふるさと・湖南の赤津村は、まだ70~80cm積雪しているというのに、奥羽山脈を越えると、そこはすっかり春・・・。

まず、岩瀬書店に立ち寄って、絵本を2冊購入しました。選んだのは筆者・・・。妻は、BabyShop で、服を選んでいましたが、時間をかけたわりには、どの服にするか決めかねて、結局、入園祝いのカードを買ってお金で渡すことにしました。それでは、なにとなく自分を納得させることができなかった妻は、孫の向学ちゃんが好きな食べ物を買って、持参しました。

ひさしぶりに、娘のアパートを訪ねたのですが、孫の向学ちゃんは、やってきたのが、電話でよく話をする<バーバ>だとわかって、とてもうれしそうな笑顔で、喜んでいました。アパートの庭の梅の花は満開でした。

ロシアの侵略を受けているウクライナのこどもたちに、はやく平和がやってくることを祈らざるを得ません。

ウクライナの防衛戦争を支持する日本の理念・・・

日本国憲法の前文は、日本は、

<平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、わられの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において名誉ある地位をしめたいと思う。われらは、全世界の国民が、等しく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の債務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ>。


日本国憲法の平和の理念は、この日本国憲法の前文にあるのであって、その理念を、憲法第9条に集約・収斂させて、日本を非武装・中立におき、共産主義社会からの侵略を容認、外患罪を正当化せしめるようなことがあってはならない。筆者は、日本国憲法の前文の精神にのっとり、今回のロシアによるウクライナ侵略戦争に対する、ロシア批判とウクライナ支援を決断した日本政府の方針を支持します。

残虐行為を行う国家の末路・・・

<いまのところ、中国・・・は政策としての残虐行為が成功を収めているようだ。残虐行為という闇の力をふるうことでソ連はロシアと東欧とに君臨してきた。しかし、おおむね、体系化された国家政策としての残虐行為を利用しようとする者は、この両刃の剣によって打倒されていきた。残虐行為という道を選ぶ者は、みずから背後の端を焼き払っている。引き返す道はないのだ>。

ウクライナの<独立宣言>・・・以降の文章は、デーヴ・グロスマン著『戦争における「人殺し」の心理学』(ちくま学芸文庫)からの抜粋です。

74歳の、日本基督教団の隠退牧師である筆者の蔵書は、約3,000冊・・・。日本基督教団西中国教区の山口の小さな教会の牧師をしていたときは、30年間に渡って、西中国教区の謝儀基準の初任給以下の報酬で、宗教者として清貧暮らしをしていたため、購入したのは文庫本・新書版がほとんど・・・。60歳になり年金の一部がはいるようになって、1960~1980年代に筆者が読みたいと思って読むことができなかった本を、インターネットの日本の古本屋経由で集めましたが、現在約3000冊・・・。戦争と戦争犯罪に関する本は、60~70冊に及びます。<常>のときに戦争・戦争犯罪について考えることも、<非・常>のときに戦争・戦争犯罪について考えることも、先達の書を通して学びつつ考えることができます。

ウクライナ国民に対する残虐行為は、ロシアの自滅に直結する

ロシアの、対ウクライナ侵略戦争による、ロシアのウクライナに対する残虐行為・・・

<短期的には利益があるものの、政策としての残虐行為はふつう自滅につながる。ただあいにく、この自滅はたいてい直接の犠牲者を救うには間に合わない>。

ロシア大統領プーチンが、ロシア兵に<残虐行為を強制することで人を結束させる場合、このプロセスをあるていど持続させるには正当性という基盤が必要である。国家の権威(スターリン主義下のソ連)、・・・暴力と残虐を肯定する伝統(中国)、長年の経験や集団のきずなが存在するところへ加わった経済的圧力、形はさまざまだが、これらすべて「正当性を与える」要因である。単独または複数が結びついて、これらの要因は残虐行為の継続を補償するのだ。しかし、そこのはやはり自滅の種子が内包されている。・・・残虐行為を犯す者は、それが世間では犯罪とみなされることはもちろん承知している。だからこそ、民族国家レベルでは国民やマスコミを操作しようとするのだ。しかし、人や知識の操作は一時しのぎでしかない。電子的な伝達手段が普及し、簡単に使える現代ではとくにそうだ・・・>。

侵略者ロシアの残虐行為・・・

テレビのニュース画面で報じられる、ロシアの侵略軍によるウクライナの諸都市とその市民に対する無差別の爆撃・攻撃・・・。

軍事評論家の中には、ロシアに好意的に、<ロシアは、NATOと戦争になったときのことを考えて精密誘導兵器を温存し、無誘導のミサイル・爆弾を使用している>といいます。精密誘導兵器による攻撃はゆるされないが、無誘導ならばやむを得ないとでもいう論調・・・。しかし、映像を見る限り、ロシアの対ウクライナ侵略軍は、攻撃相手を識別することなく、みさかいなく爆撃・砲撃をくりかえしているようにしかみえない。学校・病院・行政の建物を爆撃・砲撃して、一般市民を殺害、被害をもたらしている・・・。

<戦時下の基本的目的は、敵のイメージをはっきいりさせ、敵を殺すことと単なる人殺しを峻別することである>といわれますが、ウクライナの防衛戦争が、ロシアの侵略軍にむけられているにすぎないのに反し、ロシアの侵略軍は、一般市民を、あるいはロシアが一般市民とみなさい人々を無差別に爆撃・砲撃しているのは、戦争において<敵を殺す>いとなみではなく、戦争において<人を殺す>犯罪をおかしていると断定される。

<「残虐行為」とは非戦闘員を殺すことと定義できる。非戦闘員とは、戦うのを放棄した、すなわち降伏したもと戦闘員か、あるいは民間人のことだ。だが、現代の戦争、とくにゲリラ戦では、この区別はなかなかむずかしい。戦争には残虐行為がつきものであり、戦争を理解するには残虐行為を理解する必要がある。>と言われる・・・。

ロシア大統領プーチンは、ウクライナに進軍したロシア兵に、戦争遂行に必要な兵糧は、ロシア兵自ら現地調達するように命令を出した。<自給自足>という、決してふさわしくない用語を用いて・・・。ロシアの侵略戦争によって、食料事情が悪くなり、食料を入手することが困難になる中、その食料をウクライナの国民から奪って食べろという、ロシア大統領・プーチンの命令は、ロシア兵に<残虐行為>をそそのかしたもの・・・! ウクライナに対する、ロシアの残虐行為は、ロシア大統領プーチンに端を発する・・・!

ウクライナ大統領の、ロシアの侵略戦争に対する防衛は大統領として妥当は判断・・・

ウクライナ大統領が、ウクライナに侵略戦争をしかけたロシア軍との戦争において、ウクライナの国民に、<友に、死ねと命じる立場にあるというのがどんなに困難なことか、理解しなければならない。名誉ある降伏をして、悲惨な戦闘を終わらせるのがどれほど簡単か、理解せねばならない。よい指揮官であるためには、真に部下を愛さねばならず、そのうえで、その愛するものを進んで殺さねばならない(少なくとも、結果として死につながるような命令をださねばならない)。それが軍隊というものの本質なのである。愛する者を進んで危険にさらす指揮官のほうが勝利を収める可能性が高く、したがって、部下を守れる可能性も高い、それが戦争のパラドックスなのだ>。

ウクライナに侵略戦争をしかけたロシア大統領・プーチンは、ウクライナから独立国家としての主権を剥奪し、ウクライナの国家・国民の<折衝与奪の権>をロシアの手中におさめるまで侵略戦争を続けると宣言して実行していますが、ウクライナの<折衝与奪の権>は、ロシアにはない! いつ、ロシアによるミサイル攻撃で生命を落とすかもわからない戦場に身をウクライナ大統領と、ウクライナのミサイルが届かない安全な場所から侵略戦争を指揮するロシア大統領は、政治家の質として雲泥の差がある。

ウクライナの大統領は、外国の軍隊を導入して自国の政治を掌握しようとする<外患罪>の犯罪者になることを全面否定している。侵略者ロシアに無条件降伏してウクライナを売り渡すようなことは決してしない。そのウクライナ大統領の決意が、世界の国々をしてウクライナ支援に向かわせている!

それにひきかえ、日本は、<外患罪>を犯すことになんのためらいももっていない政治家がなんと多いことか・・・!

ウクライナ<独立宣言>・・・

ウクライナ<独立宣言>・・・

<歴史の必然によって、一国の人民が他国との政治的きずなを断たねばならなくなったとき、そして自然の理法によって付与された独立にして平等な地位を、世界の列強と伍して占めてゆくことが必要になったとき、国際世論に当然の考慮を払い、独立にいたった理由を宣言すべきであろう。・・・われわれは、これを自明の真理と考える>。

ロシアによるウクライナ侵略戦争に対して、ウクライナが、祖国防衛のために防衛戦争に入るのは、倫理的な<正当性の主張>でもある。ウクライナ政府が、60歳以下の男性の国民をウクライナ国内にとどめ、ウクライナを侵略するロシアとの闘いに加わるように求めたのは、侵略者ロシアがいうような、ウクライナ大統領のウクライナ国民に対する残虐行為ではなく、ウクライナ国家と国民をロシアの侵略から守るための正当な行為である。<ウインストン・チャーチルはこう言っている。「みずからの生きる国のために死に、また(侵略者を)殺すことは人間の基本的な権利である。侵略者の炉端で手を暖めてきた同種の生物を、他に例のないほど厳しく罰することも>

ウクライナとその大統領、国民にとって、今は、<常>のときではなく、<非・常>のときである。<非・常>の戦をしているウクライナに対して<常>の論理を押し付け批判するのは、ウクライナが置かれた現実を見ようとしない、ひとりよがりの妄想・妄言に過ぎない。その発言は、ウクライナの侵略者ロシアに利するのみである。

2022/03/15

日本を防衛するためには、陸上自衛隊325,000人体制に・・・

朝鮮戦争のとき、朝鮮半島を南下してくる共産主義国家の軍事力から、北海道から九州までの日本全土を防衛するのに必要な陸上兵力は、最小限10個師団325,000人が必要と試算されたことがあります。その試算をしたのは、アメリカ・・・。現在の陸上自衛隊は、150,000人・・・。その試算の半分以下・・・。日本の海岸線は、世界的にも長いので、日本全土を自主防衛するには、それくらいの陸上兵力が必要なのでしょう。

ロシア・中国・北朝鮮、そして韓国・・・。日本侵略を高言する国々に囲まれている日本は、攻撃はアメリカに依存するとしても、防衛のために陸上兵力を倍増する必要があるのでしょうね、きっと・・・。GDP1%から2%に増やせば、日本防衛をより確固たるものにすることができる・・・。戦争は、しない、させない、許さない。そのためにも、日本は、防衛能力の向上が必要です。


<隠退牧師>・<ウクライナ>で検索したところ・・・

今朝、インターネットで、<隠退牧師>・<ウクライナ>で検索してみました。その結果が左の画面・・・。

神奈川教区の開拓伝道に従事したいた筆者のブログと、神奈川教区の港南台教会の牧師をされていた秋吉隆雄牧師のブログの間に、<80歳の引退牧師、別の引退牧師に射殺される>という記事が挿入されていました。

<米シカゴで5日早朝、恐ろしい事件が起きた。バプテスト教会の引退牧師であるアレン・スミス氏(80)が、聖書に関して口論となった67歳の別の引退牧師により銃殺された。加害者の引退牧師は、車いすで生活をしていたという。
地元紙シカゴ・トリビューンによると、スミス氏とテッド・マーチャント容疑者は事件当時、いつものように老人ホームの裏庭で聖書に関して話をしていたが、マーチャント容疑者が銃を取り出し、スミス氏を射殺したという。同紙によると、マーチャント容疑者は現場から電動式車いすで逃走したが、3区画離れた場所で同日午後1時5分に逮捕された。その後、マーチャント容疑者は第1級殺人の罪で起訴され、拘束された状態で7日、法廷に立たされた。警察によると、銃撃の模様が防犯カメラに映っていたという>。

入居者のドロシー・ハルさん(76)は、・・・「聖書の内容や神観について話していました。そういった問題で、2人がちょっとした口論になることはよくありました」と言う>。

いのちがけの聖書解釈論争・・・? 実際は、聖書の解釈の違いではなく、聖書の解釈の違いをもたらす、ふたりの隠退牧師としての、ものの見方、考え方、生き方の違い・・・。同じ聖書のことばに生かされているといっても、その解釈の仕方と生き方は、千差万別・・・。場合によっては、信仰と不信仰の対立にすら発展する可能性があります。

2016年9月5日の記事でした。

日本基督教団西中国教区の高齢の牧師たちの間で、<サバイバルナイフ>の所持が流行っていたことがありました。日本共産党シンパの牧師は、彼がいうラディカルな筆者(日本基督教団阿佐ヶ谷東教会)の襲撃から身を守るために購入したのだとか、サバイバルナイフをちらつかせながら筆者に語りかけていましたが・・・。あるとき、彼らは、西中国教区から筆者を徹底的に排除・疎外することに成功したと勝鬨を上げていました。


住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるために・・・

郡山市地域包括ケア推進課介護予防マネージメント係から、<おたっしゃ長寿アンケート>のすすめが届きました。

筆者と妻は、およそアンケートの類は、いつも無回答・無返信するのが常ですが、郡山市が実施するアンケートとかで、今日、解答して隣村の郵便局で投函しました。このアンケートの目的は、<住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるためには、一人ひとりができる限り介護予防に努めるとともに、地域や家庭の中での何らかの役割を担いながら生活することが大切です。役割をになりましょうことは介護予防にもつながります。郡山市では、地域の誰もが参加できる・・・自主的な介護予防活動を応援します>とありますから、このアンケートは、<住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるため>のもの・・・。<ここらのもん>でない<よそもん>として、排除・疎外され、日々嫌がらせをされている筆者と妻には、直接関係なさそう・・・。

筆者は74歳、妻は66歳・・・。<ここらの農家>と違って、有機・無農薬で自給用に米と野菜を栽培している百姓暮らし・・・。超小型農機具を使って、種籾の播種から田植え、刈り入れ、ボウガケ、脱穀、もみすり、精米、玄米保冷庫に保管するまで、全部、妻とふたりで行っています。<おめえら、馬鹿でねえのけ。ここらでは、素人のおめえらが、農薬を使わねえで、コシヒカリなんか栽培できねえ! 金さ寄こせ、そうすれば、なんでも作ってやっから!>という<地域で自分らしく暮らし続ける>農家が多いのですが、<ここらのもん>には<ここらのもん>の、<よそもん>には<よそもん>の老後の暮らし方があります。

標高550mの湖南高原の棚田の、妻の実家の田で、有機・無農薬で、山形のコシヒカリ、はえぬき、ひめのもちを栽培したり、好きな野菜を自給用に栽培するのは、楽しいですよ。百姓暮らしは、老化対策、老年病予防対策、健康の維持管理にとても役立ちます。老年学・老年病学300冊、有機・無農薬栽培に関する農書300冊から学ぶ知識・技術が、筆者と妻の晩年を生きるためのアドバイザーです。

棚田の山側の農業用水路の堰上げ・・・

今日の午前中は、妻と一緒に、妻の実家の棚田の田で作業・・・。妻は、夏野菜のたねまき・・・。筆者は、山側の農業用水路の堰上げ・・・。雪解けがすすみ、100cmあった田んぼの雪は80cmに・・・。山側の農業用水路も雪解けの水が増えたためか、水路いっぱいに流れていました。土手の雪が消えていましたので、山側の農業用水路の堰上げをしました。枯れ枝、枯れ葉などが用水路の曲がり角に鬱積して、農業用水路の中のダムになっていますので、それを取り除きました。雪に覆われた農業用水路の部分の堰上げはできませんでしたので、その雪が溶け次第、再度堰上げをすることになります。

まだ一面80cmほどの雪に覆われている田すあぜいちが、その畦道をあるいていますと、<あなた、温水田の中に落ちるわよ。どこが畦道なのか、わかってるの?>と大きな声で問いかけてきました。筆者、<10年近く棚田で作業してきたから、雪野原になっても、どこに畦道があるか、分かる!>と答えました。

2022/03/14

蔵書はもう増やさないので・・・

筆者と妻の蔵書は、約3,000冊・・・。

昨年12月、筆者は、<これ以上蔵書は増やさない>と決断しました。それから約3か月、それまで集めた本を読むだけで、どの分野においてもあらたな情報を入手するために新刊・古書を入手することはありません。

中国共産党率いる中国が世界制覇のために生物兵器として開発し全世界にばらまいた武漢ウイルス・・・。全世界458,629,932人の人を感染させ、6,066,814を殺害した残虐非道極まりない共産主義社会の国家的犯罪・・・。そして、ロシアによる、対ウクライナ侵略戦争によるウクライナ国民に対する非人道的爆撃・攻撃・・・。これからもいろいろな本が出版されるのでしょうが、筆者は、入手することはありません。約3,000冊の蔵書から関連書籍を取り出してそれを読破、分析して、インターネットの情報を取捨選択して、筆者自身の判断を引き出すのみ・・・。

ウクライナ、ロシアの侵略戦争をロシア側の視点に立って受け入れると、中国共産党の前に隷属した、チベットやウイグルと同じ立場に置かれることになります。

対ウクライナ侵略戦争をしかけたロシアの残酷さ・・・

春がやってきている・・・。

しかし、気は重い・・・。昨夜、以前よみはじめて、半分ほど読んだことがあるデーヴ・グロスマン著『戦争における「人殺し」の心理学』を紐解いていました。最初読んだとき、マーカーを引いた部分に目を通していたのですが、対ウクライナ侵略戦争において、ロシアは、無差別に都市を砲撃しているようです。学校・病院・公共施設・民間の住宅に対しても無差別にミサイルで攻撃したり戦車で砲撃したり・・・。どこまで残酷になれるのかと思わされるほど・・・。

<ジェローム・フランク博士は、著書『核時代における生気と生存』の中で、<一般的に言って、内戦は他の戦争よりも残酷で、長引きがちであり、歯止めが効かなくなりやすいというのである。>という。またピーター・ワトソンの『精神の戦争』にはこう指摘されている。<おなじように規範からはずれた行動であっても、直接関係のない他者より、身内のなかから出た行動のほうがけしからぬふるまいと見なされ、激しい報復を引き起こすものである>。昔のヨーロッパにおける・・・レーニン派、毛沢東派、トロッキー派による共産主義者内部の対立・・・の恐ろしさを見れば、このことはあまりにも明らかだろう>。

ロシアから見るとウクライナは、共産主義内部の<身内>的存在であり、対ウクライナ侵略戦争は<共産主義内部の対立>にすぎないのかもしれませんが、現在のウクライナとウクライナ国民は、自由主義・民主主義の国家であり国民・・・。それに反し、ロシアは、共産主義国家・独裁国家・・・。そのロシアによる対ウクライナ侵略戦争は、ウクライナの側からみると、ウクライナの主権とウクライナの歴史・文化、民族の存亡をかけた生きるための戦い・・・。ロシアの軍事力による支配を排除して、ウクライナの勝利で終わらない限り、ウクライナの独立国家としての存亡をかけた戦いは終わらない・・・。

<最近の戦争では目をおおう残酷行為の大半は遠くの兵士が来なっている。自分の使っている強力な武器がどんな惨事を引き起こしているか、かれらには想像することができなかったのだ>(グレイ・グレイ著『戦士たち』)ロシア兵にその引き金をひかせた、ロシア大統領プーチンは、世界の法廷で戦犯として処刑されなければならない・・・。ロシアとロシア国民は、ウクライナの戦争被害を戦前の状態に復興する義務がある。失われたウクライナの尊い人命に対して賠償する義務を負わなければならない。ウクライナに対して、アナクロニズム的な侵略戦争を引き起こしたロシアの罪は大きい。

こんなに雪が解けてる・・・!

午前中、妻と、妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスに向かいました。軽トラは、橋のたもとにとめて、そこから数百メートル歩いて、育苗用ハウスに向かいました。その農道は、公道ではなく私道のよう・・・。冬の間は、私道の所有者しか軽トラを乗り入れてはいけないのだとか・・・。

育苗用ハウスにたどりつくと、妻が、<あなたみて! あなたが除雪したのは、ハウスから1mぐらいって言ってたでしょう。でも、こんなに溶けて・・。あなたが、クマさんが山から下りてきた跡があるって言ってたけれど、それどこ・・・?>と話しかけてきました。筆者の目の前にあるのは、雪がとけて雑木林の地面が広がった風景・・・。クマが雪の上を降りてきた痕跡は、すっかり消えてしまっていました。筆者が雪けしをしたハウスの周囲の雪もかなり解けて緑の草が生えた地面が広がっていました。

今日は、トマトとなすびの種をまきました。昨日、ホームセンターで購入した最高最低温度計をセットしました。しばらくして温度計をみますと、26°Cでした。最初にまいた野菜の種は、発芽の兆候をしめしていました。この冬は、はじめて、育苗用ハウスの屋根のビニールシートをはがさないでいましたが、22.2mm径の農業用単管パイプの枠組みも変形することなく、屋根のビニールシートも破れることはありませんでした。筆者と妻、耐雪仕様で設計施工したのですが、この冬はじめてそれを検証することができました。

2022/03/13

ロシア軍によるウクライナ人に対する無差別殺傷・・・

インターネットのニュースやYouTubeの動画を見て、ロシア軍によって、ウクライナが圧倒的な軍事力によって、ウクライナ軍だけでなく、ウクライナの一般の国民に対して残虐非道極まりない、ミサイル・戦闘機・ヘリコプター・戦車などの大型兵器による爆撃・砲撃を行っているさまを見て、胸痛む思いがします。

日本基督教団の隠退牧師である筆者、ウクライナの人々のこころは理解できるのに、ウクライナを侵略して、ウクライナの主権を剥奪し、ウクライナ国民を隷属化しようとしているロシアの大統領・プーチンやその政府関係者のこころは理解できない・・・。ウクライナは、戦争が激化しても、ロシア本土を攻撃することはしない。ウクライナは防衛戦争に徹しています。一方、ロシアは侵略戦争を遂行しています。日本国憲法は、今ロシアがしているような侵略戦争は放棄していますが、ウクライナの防衛戦争まで放棄しているわけではありません。ロシア・中国・北朝鮮・韓国は、日本を敵国として、侵略を宣言していますが、日本は、防衛戦争をより効果的に実践し、日本の国土と国民を外的から守るための備えをしなければなりません。

ヤスパース著『哲学』(全3巻)は、人生の晩年における座右の書・・・

今日、猪苗代町へ買い物にでかけました。日用品・食料品を購入したあと、ホームセンターによって、今年の種もみを温湯消毒するときに使用する水温計1本と、育苗用ハウスの最高最低温度計が壊れたので、同じものを1個購入・・・。

そのあと、ドラッグストアで、花粉症対策用の点鼻薬を2種類各2本を購入・・・。市販薬は、いつも大手の薬品会社の一番安価なものを購入することにしています。使用されている成分が少ない方が、副作用が少なくて済みます。筆者のからだ、かなり安価にできているのでしょう。高価な薬は体質的にあわない・・・。安価な素朴な薬の方がよく効きます。マスクも、30枚入り×2箱購入・・・。備蓄は、筆者が使用するふつうサイズ5箱、妻が使用するちいさめサイズ5箱になります。

猪苗代から戻ると、筆者、ヤスパース著『哲学』(全3巻)の続きをよみはじめました。精読するので、なかなか前に進めることができませんが、ヤスパース著『哲学』(全3巻)は、筆者にとっては、人生の晩年における座右の書・・・・。人生におけるさまざまなことがらを哲学的に整理して、人生の意味を考え、人生を生き抜くためには、欠かすことができない本です。最近、読んだ、<自殺>についての哲学的考察は、筆者のこれまでの考え方とほぼ同じです。<自殺>は、神の前における、神が貸し与えてくださった人生に対する否定・拒否の決断です。人は<自殺>する、後戻りができない瞬間に、<自殺>が何を意味するかを知らされるのです。

今朝6:00に起床・・・

今朝は6:00に起床・・・。いつもの健康管理をしました。今朝の最高血圧は116、最低血圧は71、脈拍数61、体温は26.1°C、呼吸数は15回/分、体重60.4kg・・・。少々、肩こりと腰の痛み・・・。これは、妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスのまわりの雪を除雪したことが原因と思われます。その他は異常なし。

そのあと『英訳聖書』(NSRV)を通読・・・。主なる神さまに、敵から攻撃された信仰者が救いを求める祈りが繰り返しつづられていました。<敵>を背後にいて操っているのは<悪魔>・・・。神を信じているひとと信じていない人との闘い・・・。

聖書を読んだあと、デズモンド・モリス著『ウーマンウオッチング』を読みはじめました。インターネット経由で購入してから読んでいませんでした。昨日、寝室の蔵書を整理して、デズモンド・モリスの本をすぐ読めるようにしましたので・・・。ヤスパースの『哲学』(全3巻)の線に沿って読んでいますが、<現存在>を知ることができるのみで、<実存>に肉薄できるかどうかは定かではありません。デズモンド・モリスは、<女性>は、<男性>より進化の最高度・最先端に位置づけられる存在・・・。

デズモンド・モリス著『ウーマンウオッチング』は、彼の76歳のときの著作・・・。その前書きは、<本書を書き上げた今、女性の身体について知っていることすべてを、18歳の時に知っていたらと切望しきりである>という言葉で結んでいます。

2022/03/12

午後、寝室の蔵書を片付ける・・・

午後、筆者の寝室の蔵書を片付けました。

筆者の祖父・吉田永學の先祖、信州栗田村の真言宗・観聖寺とその住職・修験僧と、本尊である聖徳太子、密教・当山派修験・聖宝に関する本は、壊れた本箱を修理して2階の廊下に固定し、そこに保管することにしました。それで、そのあとの筆者の寝室の片づけ・・・。

1.ヤスパースの著作、2.ヴィトゲンシュタインの著作、3.エドモント・モリスの著作、4.丸山健二の著作、5.Google Apps関連の書籍、6.内科診断学・老年医学関連の書籍、7.日猶同祖論と日本古代史、8.高冷地寒冷地農法、9.聖書学に分類しましたが、意外に思ったのが、それらの分類に含まれない<雑学>に相当するものが1割程度あったこと・・・。もしかしたら、筆者の蔵書の10%程度はこの<雑学>に入るのかもしれません。

筆者と妻の老後の暮らしを支えているのは、本・・・。筆者と妻の共通の趣味は、読書・・・。

午前中、妻の実家の棚田の田で作業・・・

妻の実家の田のある棚田は、まだ80~100ほど積雪しています。

妻の実家の3枚の連続した田の、下段のコシヒカリの田の強湿田部分を切り離してつくったハス田は、約20cmの積雪・・・。まもなく雪がとけて、ハス田が姿をあらわすことでしょう。今日は、妻は、育苗用ハウスの中で、夏野菜の種まき・・・。育苗用ハウスの中の温度計は、33.0°Cを指していました。妻は、<夏みたいな暑さ・・・>と話しながら、黙々とポットにたねまきをしていました。

筆者は、育苗用ハウスの周囲の最後の雪けし、除雪作業をしました。積雪した雪を平型スコップで切り出すと、そこには雪の断層ができていました。数えてみると13層・・・。ということは、今年は、大雪が13回あったということを意味します。それぞれの暑さの層は異なりますので、層の幅が大きいほど大雪だったのでしょう。今日で、育苗用ハウスのまわりを歩いて点検することができるようになりました。育苗用ハウス、積雪の多いときは、3m高さの育苗用ハウスの屋根まで積もっていました。しかし、育苗用ハウスの積雪による被害はありませんでした。22.2mm径の農業用パイプなのですが、福島県農業試験場の農業用ビニールハウスの雪害調査から出た豪雪でもつぶれないハウスの作り方を参考にして、筆者が設計・施工したものですが、豪雪に耐えれることが証明されました。

<ここらの雪ははんぱでねえ。しろうとがつくるハウスなんぞ、雪の重みですぐつぶれてしまうべえ。つぶれて、泣きべそかくの、見るのがたのしみだなあ!>と、プロの農家に揶揄されていた育苗用ハウスですが、いまだにつぶれることなく健在・・・。国道294号線のバイパス工事で解体・撤去・移転になった簡易温室、まだ移築作業が完了していませんが、こちらも、異常なし・・・。

2022/03/11

『田舎牧師の日記』は、原発事故発生以降の筆者の被ばくの記録・・・

今日、ファイルサーバーに保管している『田舎牧師の日記』を開いて、ドイツ製のガイガーカウンターで測定した、郡山市の休み石の駐車場の数値から、地表から30cm高さの空間線量を計算してみました。すると18.529mSv・・・! 放射能汚染度は、430Bq・・・。そのときに公表されていた放射能汚染度と合致しますので、空間線量も18.5mSvだったのでしょう。

そのとき、 休み石の駐車場全体を調べてみたのですが、その結果、同じ駐車場でもどういう場所に高濃度に放射性物質が蓄積されるのかが分かりました。妻の実家の段々畑も全体を測定してみましたが、その結果、放射性物質を除染する方法が分りました。2012年、月1回5~6日、妻の実家に戻ったときは、畑の除染作業をしていました。その結果、2013年4月1日に、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農したときは、すぐ、自給用に、有機・無農薬栽培で野菜をつくりはじめることができました。それから、筆者、今日まで、妻のふるさと湖南で棲息しているのですが、筆者の放射線被ばく量を算出することができそうです。

ロシアのウクライナ侵略戦争による原子力発電所への攻撃・破壊、核使用による放射能汚染、ロシアとウクライナにとどまらず、全世界に放射能汚染をもたらすことになるでしょうから、念のため、これから毎日、空間線量をチェックすることにしました。一日も早く、ウクライナの上に、祖国防衛と主権国家の確立、再びロシアに侵略戦争をしかけられないように防衛力の拡充と西欧諸国との連帯、平和を達成することができるように祈りながら・・・。

今日の空間線量は、0.059μ㏜・・・

2022年3月11日今日の妻の寝室の空間線量は、0.0593μ㏜・・・。ドイツ製のガイガーカウンタで測定した結果ですが、日本製の空間線量計では、0.05μ㏜・・・。


妻の寝室の南側の廊下の窓をあけて測定した空間線量は、0.0635μ㏜・・・。日本製の空間線量計では、0.05μ㏜・・・。





山口で30年間有機・無農薬で野菜・果樹を栽培、福島で10年間有機・無農薬で米・野菜を栽培・・・

山口で30年間有機・無農薬で野菜・果樹を栽培、福島で10年間有機・無農薬で米・野菜を栽培・・・。

2013年4月1日に、筆者は、日本基督教団西中国教区の山口の下松のちいさな教会の牧師を辞し、妻は、社会保険徳山中央病院栄養課を辞して、妻のふるさと福島の湖南に帰郷・帰農しましたが、山口で身に着けた有機・無農薬栽培法を、妻のふるさと湖南で実践、応用しています。しかし、山口は地中海式気候の冬でも温暖な地域、それに比べて福島は寒冷地・高冷地・・・。そのため、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農するために、帰農する前に米と野菜、果樹の寒冷地・高冷地における栽培方法に関する農書を集めました。この10年間の筆者と妻の湖南における百姓暮らしは、湖南のプロの農家の目からみますと、異質な農法の実践者・・・。ほとんどのプロの農家(兼業農家)から見ると、<バカ農家>の所業以外のなにものでもないようですが、百姓暮らしの知識・技術は、百姓暮らしをはじめる前に身に着けていないと、ほとんど失敗に帰してしまいます。最初から最後まで、自力で米や野菜を栽培しない限り、失敗を防ぐ手立てはありません。農村的地域社会で見よう見真似で米や野菜を栽培すると、必ず失敗してしまいます。

自給用に、有機・無農薬で年間50~60種類の野菜を栽培・・・

筆者と妻は、有機・無農薬栽培で年間50~60種類の野菜を栽培しています。

湖南の専業農家やプロの農家(兼業農家)が栽培している野菜は、ほとんどすべてを栽培していますが、それ以外に、備中レンコン、ソラマメ、グリーンピース、スイカ、マスクメロンなどを栽培・・・。妻は、毎年、4~5種類の、新規の野菜、新品種の野菜の種をまいて、実験栽培しています。妻の実家の田畑に合うとわかれば、次の年、本格的に栽培してみます。四季の里に出して売れなければ、その次の年に栽培をとりやめてしまいますが、自給用の野菜は、ずっと作り続けています。

妻は、有機・無農薬で野菜を栽培する方法については、プロの農家(兼業農家)に一切話をしなくなりました。<話しても馬鹿にされるだけだから・・・>というのがその理由。そのほかに、妻は、湖南にあって妻しか栽培できない野菜をいくつかもっておきたいということでその栽培方法は<企業秘密>・・・。<素人にできてプロにできねえことはあるめえ!>といって、栽培するプロの農家も少なくありませんが、ほとんど失敗に帰しているようです。

営農に関する資料は十分・・・

2013年4月1日に、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農する前に、約300冊の農書を集めていました。有機・無農薬栽培に関する本がメインですが、営農に関する本も少なくありません。筆者が集めた資料・書籍は、1反あたり野菜を栽培してどれだけ収入を得ることができるのか、その平均値を達成するために、有機・無農薬でどのような栽培法をしなければならないか、そのために使用する土壌改良材・有機肥料・農業用資材・農業機械・農具にはどれだけの費用がかかるのか、1反あたりの野菜の栽培を販売するための費用はどれほどかかるのか・・・、妻の実家の段々畑や田畑転換した畑で栽培可能な、あるいは、自給用に栽培したい野菜ごとの売上額、生産費、粗利の算出方法に関する本も多数含んでいます。

妻のふるさとに帰郷・帰農したあとは、大規模農法の米つくり、野菜つくりの営農法に関する書籍も集めましたが、それは、湖南の専業農家あるいはプロの農家(兼業農家)の営農状態の概略を把握するため・・・。

2013年4月1日に妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農した際、湖南農協に、筆者と妻が湖南農協の正組合員・準組合員になることを拒否されましたので、筆者と妻は、<農家>ではなく<百姓>として生きていくことにしましたので、<営農>に関する史資料を集めたことはほとんど無意味になりました。それから10年間、筆者と妻は、ここらのもんのプロの農家の<農法>ではなく、有機・無農薬栽培の素人百姓の<農法>に徹しています。

朝、妻とふたりで、野菜直売所湖南四季の里の決算報告を分析・・・

朝、妻とふたりで、野菜直売所湖南四季の里の決算報告を分析しました。

決算報告の2021年度残高は、<なにのおカネか・・・?>と妻が問いかけてくるので、その決算報告と総会資料を精読しました。<入会金は3,000円のようだから、それに会員数をかけると、ちょうど入会金の総額になる。入会金は出資金みたいなものだから、2021年度残高は、処分することができないのでは・・・?>と答えました。

ついでに、野菜直売所湖南四季の里の<経営診断>をしてみましたが、このタイプの野菜直売所の経営としては、一般的な経営状態・・・。それで、妻に、四季の里に出展する野菜ごとに<販売費>を算出して、それが適正な数値であることを説明しました。

湖南の赤津村のプロの農家の方々は、<ここらのもんの一人当たりの年金は、月39,000円程度だ>と話していましたが、<四季の里で自分で作った野菜を栽培して、月10,000~20,000円の売り上げがあれば、年金に25~50%上積みできる。湖南のプロの農家が、野菜直売所湖南四季の里にこぞって野菜を出展するのは、リタイヤ後のプロの農家にとっては、無視できない収入増につながるからではないの・・・?>と妻に説明しましたが、実際のところは、筆者、寡聞にして何も知りません。

棚田の育苗用ハウスで夏野菜の播種と雪消し作業・・・

今日は、晴れて暖かい一日になるとか・・・。午前中、妻の実家の棚田の田に行って、妻は、ポットに土を入れて夏野菜の種まき・・・。筆者は、育苗用ハウスのまわりの雪消し作業・・・。今日は、育苗用ハウスの東側と北側の根雪をとりのぞきました。といっても、北側の根雪は全部とりのぞいたわけでありませんので、90%完了というところ・・・。幅120cm×高さ100cmの根雪を平型スコップで30cm角に切り出して周囲に積み上げました。育苗用ハウスの南側の雪消しがすんで、南側から前面に日が射してくるようになりましたので、育苗用ハウスの中の気温が上昇し、北側の根雪がかなり解けたようです。昨々日は数cmの隙間しかなかったのに、今日は20cmほど隙間ができていました。

まだ1.0mほど積雪している棚田の田には、農作業をしている農家はほかになし・・・。

2022/03/10

午後、インターネットでウクライナの防衛戦争の動画を見る・・・

午後、インターネットで、ロシアの侵略に対するウクライナの防衛戦争に関するYouTubeの動画を見ていました。

ロシアによってウクライナ半島を軍事的に略奪されたころのウクライナの軍隊とは、まったく別のイメージがあります。ロシアの大統領プーチンが、ウクライナの主権を否定、武装解除をして、ロシアの軍事的・政治的支配に服するようにという大国の強権発動に、ウクライナの国家と国民は否を唱え、民主国家としてのウクライナの主権の恒久的確立を追求して、応戦・・・。

中国・ロシア・北朝鮮などの共産主義国家、そして日本侵略を高言する韓国による軍事的侵略に対抗して、日本の国と国民をまもるためには、日本と日本国民は、ウクライナとウクライナ国民と同じような自主防衛に徹しなければならない・・・。

日本国憲法前文には、<日本国民は・・・平和を愛する諸国民の公正と正義に信頼して、われわれの安全と生存を保持しようと決意した>とあります。日本国憲法第9条は、その国際的枠組みを前提に設定されたものです。日本の周辺の中国・ロシア・北朝鮮などの共産主義国家、そして日本侵略を高言する韓国などの昨今の状態は、<平和を愛する諸国民>からほど遠く、日本の領土をかすめとるそれらの国々に<公正と正義>を認めることはできない・・・。日本国憲法を制定した前提が著しく損なわれている昨今にあっては、日本の国と国民を守るための<国防軍>(名称は自衛隊のままでもいいと思いますが、実質は軍隊として)を強化する必要があります。

午前中、育苗用ハウスの南側の雪消し作業・・・

午前中、育苗用ハウスの南側の雪消し作業をしました。これまでは、45cm角に切り出して除雪していたのですが、すぐ体力を消耗しますので、今日は、30cm角に切り出して除雪しました。今日で、育苗用ハウスの南側の雪消しを終えました。簡易温室の南側の高さ140cm、幅100cmの幅の根雪を取り除くことができました。途中、精神的に限界を感じていましたが、やがて、体力的に限界を感じて、無力状態に陥りましたので作業を中断しました。

次回からは、簡易温室の北側の雪消しをします。高さ100cm、幅150cmの根雪を除雪します。

今日の空間線量は、0.052μ㏜・・・

今日の空間線量は、0.052μ㏜・・・。

ドイツ製のガイガーカウンタで測定した結果ですが、日本製の空間線量計では、0.05μ㏜・・・。

GM計数管の耐用年数は10年とのことですが、2011年に購入してすでに10年以上が経過いています。それでも使用可能なのは、最初の数年は頻繁に測定していたのですが、それを過ぎると、ほとんど測定していませんので、GM計数管の耐用年数が延長しているのかもしれません。99%純度のKCLで検定していますので、今のところは使用可能です。


2022/03/09

ロシア国内のウクライナ侵略戦争反対行動・・・

インターネットのニュースで見た、ロシア国内のウクライナ侵略戦争反対行動・・・。

<ウクライナへの軍事侵攻が続く中、ロシアで高齢の反戦活動家が抗議活動中に警察当局に連行された。反戦を訴える声はロシア国内にも広がり、デモ参加者たちが次々に拘束されている。

英メディア・ガーディアンによると、警察に連行されたエレナ・オシポワさんは第二次世界大戦中、ナチス・ドイツによって900日間近くにわたり包囲された「レニングラード包囲戦」の生存者という。

オシポワさんは、サンクトペテルブルク市内の街頭に立ち、手書きのポスターを掲げてウクライナ侵攻に抗議をしていた。反戦デモの参加者たちがオシポワさんを取り囲み拍手を送る中、複数の警察官がオシポワさんに近づき連行。現場からの立ち退きを余儀なくされた>。

筆者はロシア語は全く読めないのですが、ポスターの絵から判断すると、ロシア大統領・プーチンが対ウクライナに対する核兵器使用を言明したことに対する抗議・・・。戦前生まれのエレナ・オシポワさんが、戦後生まれのプーチンを批判・・・。

修理した本箱に先祖の歴史を調べるための関連史資料を並べる・・・

この前修理した本箱に、筆者の祖父・吉田永學の先祖、信州栗田村の真言宗観聖寺とその住職・修験僧に関する歴史を調べるために、1.観聖寺文書、2.長野市立公文書館の関連史資料、3.長野県立歴史観の関連史資料、4.近世栗田村古文書集成のほかに、5.修験道・当山派・那智大社・伊勢神宮・聖徳太子・太子信仰・密教・当山派・聖宝・民間宗教・民間医療などの史資料約200冊を集めていますが、それらを並べる作業をしました。

先祖のほんとうの歴史は、歴史学者・郷土史研究者の研究の枠組みをつきぬけたところにあります。子孫が、歴史的・民俗学的・宗教学的研究を自ら実践する以外に、先祖のほんとうの歴史を明らかにすることはできない・・・。1637年(寛永14)開山し、それから明治政府の宗教政策によって1878年(明治11)廃寺に追い込まれるまで、ずっと、近世栗田村の太子堂として、世襲で生き抜いてきた、伊勢神宮の神宮寺・世義寺の末寺、当山派修験の観聖寺とその住職・修験僧は、それなりの存在理由があってはじめて存続・継承することができたと思われます。その存在理由を明らかにすることが、先祖の歴史をひもとく筆者の課題・・・。

放射線量計をチェック・・・

今日、夕方、ガイガーカウンタと放射線量計で空間放射線量を測定してみました。ガイガーカウンタは、0.0491μ㏜、放射線量計は0.05・・・。

2011年3月11日に原発事故による放射能汚染が起きたとき、アメリカ政府は同国人に対して、原発から80km圏外に避難するよう指示していましたが、妻のふるさと、郡山市湖南町赤津村は、80km圏外・・・。

ガイガーカウンタと放射線量計は、まだ山口に生息していたときに入手したものですが、あれから10年以上が経過しているのに、どちらもまだ使用可能であるようです。血圧計と同じで、1日単位の変動より、3日間移動平均、7日間移動平均を出して、長期的な変化を把握する必要がありそうです。これからは、毎日、ガイガーカウンタで10分間測定した数値を、健康手帳に書き込んでいくことにしましょう。

<サバイバル読本>を読み直すことに・・・

工藤章興著『新版 自然の中で生き残るための サバイバル読本』(主婦と生活者)、購入してひさしくなりますが、この本はいつも聖書のそばにおいています。しかし、これまであまり読むことはありませんでした。

ウクライナに対する侵略戦争を仕掛けたロシアの大統領プーチン、世界が平和を基盤に立っているのではないことを、全世界に示しました。ロシアは、自国の軍事的安定のために、ウクライナだけでなく、フィンランド、スウェーデンに対しても軍事的侵略をしかけると明言しました。ロシアの軍事的目標の達成をさまたげる国家は、敵とみなして核を使用することもためらわないと・・・。世界平和を根底から揺るがすような暴言・・・。

ロシアの精密兵器、ロシア版トマホークやミサイルの命中率は7%程度とか・・・。プーチンは、ウクライナの軍事目標しか攻撃していないといいますが、そのつもりでも、トマホークやミサイルが実際にどこに落ちるのかは極めて不確か・・・。93%は、軍事施設ではなく民間施設に落ちて、多数のウクライナ国民に被害をもたらしている・・・。

ロシアは、次の国々をロシアの<非友好国>と断定・・・。

アメリカ、カナダ、EU全加盟国(アイルランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、キプロス、ギリシャ、クロアチア、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ルクセンブルク)、イギリス、ウクライナ、モンテネグロ、スイス、アルバニア、アンドラ、アイスランド、リヒテンシュタイン、モナコ、ノルウェー、サンマリノ、北マケドニア、日本、韓国、オーストラリアミクロネシアニュージーランドシンガポール台湾・・・。

不測の事態を考えて、この『サバイバル読本』を精読して、その知識・技術すべてマスターしなければ・・・。

育苗用ハウスの育苗用ポットに水やりに・・・

須賀川から帰ると、すぐ、軽トラにのって、妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスにでかけました。舗装された農道に車をとめて、数百メートル雪道を歩いていきます。昨日、夏野菜の種を播種したポットに水をやるためです。

まだ100cm以上積雪していますので、1人で育苗用ハウスに行くと、不測の事態に対応することができません。雪が完全にとけるまで、棚田の育苗用ハウスで作業をするときは、いつも二人ですることにしています。棚田の、妻の実家の田のあるところは、昔から、クマやカモシカの通り道であるといわれていますので・・・。妻の実家の8.0反の山林には、クマが冬越冬するほらあながあります。生前、妻の実家のおとうさんは、秋になって栗の実ができるころには、<おらの山に入ってはなんねえ!>と話していました。

今日、育苗用ハウスにいくとき、登山用の双眼鏡をもってでかけました。東側の雑木林の中を双眼鏡でのぞいてみたのですが、野生動物が近づいた痕跡はありませんでした。

ウクライナ問題について、妻に解説・・・

須賀川へ買い物に行くとき、運転は妻がしましたので、筆者は、助手席で、ウクライナ問題について、筆者なりに分析・解釈したことを、妻に<解説>しました。

法哲学者ラートブルフの<法的相対主義>立場からの批判・検証です。ラートブルフの相対主義は、<相対的相対主義>であって<絶対的相対主義>ではありません。<相対主義>を絶対かすることを拒絶する<相対主義>・・・。そのためには、ヤスパースのいう<包括者>としての<神>の絶対的存在が前提となります。聖書の神を真実の神として信じる信仰者にして、はじめて可能になる<相対的相対主義>・・・。

妻は、中国問題の研究者の興梠一郎、ジャーナリストの櫻井よしこの言論に影響を受けているようです。

須賀川に買い物にでかける・・・

今日、妻の運転で、須賀川に買い物にでかけました。

妻が飼っている黒猫黒兵衛の主食、アジがなくなったので、その買い出しが目的・・・。昨々日、猪苗代へ買い物にでかけたのですが、アジ1ひき498円・・・。いくらなんでもアジ1匹が498円なんて高すぎるといって、今日、水曜日、そのスーパーでは<お魚の日>で魚が安くなるので、須賀川の店まで買いに行きました。@198円のアジ10ひきを入手することができました。

そのほか、食品を購入しましたが、中国産・韓国産の食品は徹底的に避けて、時間をかけて、国産の食品ばかりを購入しました。もちろん、<国産>の表示があっても、<日本産>であるとは限りません。<国産>が<中国産>の略記である場合もありますので・・・。この前、スルメイカの加工品を購入したのですが、少し食べただけで、気分が悪くなり、それ以降2~3日、食欲が減退してしまいました。調味料・保存料・そのほかの食品添加物が大量に入っていて、有機・無農薬で、自分で栽培したコメと野菜を食べなれている筆者には、体質的に受け付けないしろものでした。即廃棄処分・・・。今日は、妻が選択していました。<国産のスルメイカを買って、自分ではさみで切ってたべたらいいのよ。一番安心できるわ。>と話していました。

今日は、春のような天気でした。

絶対的正義の主張を否定する法的相対主義・・・

ヤスパース著『哲学』(全3巻)の言葉・・・。

<正しい法を普遍妥当的に知りうるものとして承認せしめるということは、なお依然として無駄である。・・・正しい法は単なる理念にとどまる。それは対象的に規定的に知られないばかりでなく、その実現ということも不可能である。

それゆえ公正な法の実現に向かう情熱は、容易につぎのごとき道をとる。それはたとえば、革命において暴力行使が世界から暴力を抹殺するという目的によって是認される、というような道である。しかし人間的集団の現実への不可避な順応において、一つの新しい実証的秩序がもたらされ、そしてこの秩序は再び暴力によって維持される。換言すると、はじめにあった現存在的形式が、最後に別の支配者と別の内容とを伴って、現れるに過ぎない。

・・・人間の共同生活の究極決定的な安静状態などというものは、経験的に現存もしないし、可能性として構成されもしないし。実現すべき理想として直観的に描き出すこともできない。・・・私が生きようと思えば、私は或る暴力行使の受益者であらねばらなないし、また自らいつか暴力を蒙らなければならない。またひとを援助し、ひとから援助されねばならず、従って人に感謝しなければならない。

・・・客観的な解決などというものは永久にあるわけではなく、あるものは、その都度の解決だけである。・・・世界を全体としてその根底から別のものにしようと欲することができるわけでなく、むしろ世界のうちで私の根源からそれを実現できるだけである。ただ相対的に、特殊的にしか法を根拠づけるほかはない・・・>。

2022/03/08

ガイガーカウンタで空間線量を再度測定・・・

午後、2011年3月11日の原発事故による放射能汚染がはじまったあと、半年後に、ドイツ製のガイガーカウンターを入手、それで、空間線量、水・土壌・野菜・米・加工食品などの放射能汚染度を測定してきましたが、今日、ガイガーカウンタを検定したあと、空間線量を測定しました。結果は、0.061μSv・・・。

2011年に、2冊の手帳をつくりました。ひとつは、空間線量・放射能汚染度の測定に関する手帳、もうひとつは、放射能除染方法に関する手帳・・・。

今度は、原発事故ではなく、ロシアのウクライナ侵略戦争に端を発するウクライナの原子力発電所の爆撃、ロシアの大統領プーチンによる核戦争の勃発・・・、放射能汚染にさらされる可能性なきにしもあらずなので、筆者がとり得る限りの対策をとっておかなければ・・・。

棚田の育苗用ハウスで夏野菜のたねまき・・・

今日は、晴れ・・・。この前の大雪で、妻の実家の棚田の田は、さらに雪かさが増していました。妻は、育苗用ハウスの中で、この前、筆者が用意したポットに夏野菜のたねまきをしましたが、筆者はその間、育苗用ハウスのまわりの雪を取り除いていました。とくに育苗用ハウスの南側は、130~140cm、雪に埋もれていましたので、平型スコップで雪のかたまりを切り出しては、南側の田に積み上げて行きました。種まきが終わると、作業を中断して帰ってきましたが、こころは晴れない・・・。

全日、テレビで、ロシアの対ウクライナ侵略戦争によって、ロシア軍に攻撃され不安に包まれているウクライナの人々の表情を見ているからなのでしょう。ロシアはウクライナから一切攻撃を受けていないのに、ウクライナはロシアから徹底的な攻撃を受けている、前線に配置されたロシアの全軍がウクライナの領土で戦争を遂行しているといいます。

ウクライナの農民は、春になると、農地の水はけをよくして土が乾いてから種をまくといいます。しかし、この春は、ロシア軍の戦車や軍用車両の進撃を阻むために、水を抜かないで、ぬかるみ状態のままにしておくとか・・・。<常>の状態ではなく、<非常>の状態における例外的な措置であるとか・・・。早く、ロシア軍がウクライナから撤退し、ロシアの対ウクライナに対する戦争犯罪による賠償が成立し、ウクライナの人々に春がやってくることを願ってやまない・・・。

2022/03/07

ガイガーカウンター等の電池を購入・・・

猪苗代町へ行ったとき、ホームセンターで、9Vの乾電池1個と単三乾電池20個を購入・・・。家に戻ると、ガイガーカウンターに9Vの電池を入れ、もうひとつの空間線量計に単三乾電池を入れて、空間線量を測定してみました。どちらも、0.06・・・。

インターネットで検索して、郡山市湖南町の放射線量を確認しました。



当分、どちらの放射線量計も使っていませんでしたので、検定する必要があります。ついでに、Garminの登山用GPS、Kestrelのポケット気象計、赤外線表面温度計の電池交換をしました。さらについでに、登山用コンパスと登山用双眼鏡もチェック・・・。

日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたとき、信徒の方に、戦争中広島にいて被ばくしたおばあさんがいました。そのおばあさん、原爆で火傷を負うことがなかったそうですが、それは、おばあさんが住んでいた場所の地理的条件が幸いしたのだとか・・・。

猪苗代へ買い物にでかける・・・

今朝も積雪、15cm・・・。

除雪作業をしたあと、妻とふたりで、猪苗代町へ買い物にでかけました。妻が食料品を購入している間、筆者は、いろいろな食品の産地を確認していましたが、なんと中国産の多いこと・・・。筆者と妻は、中国産・韓国産の不買運動をしています。時々、間違って購入してしまうことがあります。そのときは、ほとんど廃棄処分・・・。

最近は、産地偽装もめずらしくないので、Made in China、Made in Korea だけでなく、極めて紛らわしい表現がなされている場合も少なくありません。<中国産>のかわりに<外国産>と表示されたり、<国内製造>と表示されたり・・・。子どもが食べるお菓子にも、<中国産>が並んでいました。筆者も妻も、危機感を感じてしまいます。

軍事費と軍事力の比例関係・・・?

軍事費と軍事力の比例関係は、どうなっているのでしょう?

インターネットで見た各国の軍事費、1~13位までを切り抜き出してみましたが、ウクライナに侵略戦争をしかけているロシアは4番目・・・。NATOの軍事費は、イギリス・ドイツ・フランス・イタリアをあわせると、ロシアの軍事費の3.13倍・・・。圧倒的な格差があります。ロシア、今頃になってNATOの軍事的脅威を云々するのは、遅すぎるのでは・・・? そのロシアが、軍事力では、世界第2位とか・・・。

軍事費と軍事力の比例関係・・・?

21世紀になっても見直されることがなかった<ロシア式スチーム・ローラー方式>

ロシアの対ウクライナ侵略戦争・・・。

テレビやYouTubeのロシアの戦術・戦略を見ていて、ロシアの戦術・戦略は、ロシアの<帝政時代も旧ソ連時代も一貫して命じられたことを上下を問わず忠実に遂行する「計画統帥」方式であった。命じられたことを大量の兵員がスチーム・ローラーよろしく遅々としながらも前進をやめず、最後は重量で敵を押し潰すのが彼らの戦い方であった>(片岡徹也編『軍事の事典 東京堂出版』)

<占領軍として入ってきたときの旧ソ連軍の略奪暴行の凄まじさは伝説的である>といわれますが、21世紀に入っても、ロシアの侵略戦争の戦術・戦略に大きな変更はなく、<ロシア式スチーム・ローラー方式>にのっとって、ウクライナを蹂躙、主権を剥奪して、ロシアの属国化をしようとしているようです。今のロシア国民は、帝政時代も旧ソ連時代の国民と同じ体質なのかどうか・・・? 彼らもまた、21世紀を生きる人間として変革をとげ、現在のロシアによる対ウクライナ侵略戦争に異を唱えているのではないか? ロシア国民は、ロシアの共産党の人民軽視の戦術・戦略を放棄させなければならないのではないか?

2022/03/06

午後は、ヤスパース著『哲学』(全3巻)の精読の続き・・・

午後は、ヤスパース著『哲学』(全3巻)を精読していました。

哲学書の再読をはじめたときは、ヤスパースとヴィトゲンシュタイン、ラートブルフの3人の哲学書を交互に読んでいたのですが、ヤスパースの『哲学』(全3巻)を読み始めてからは、ひたすら『哲学』(全3巻)を読んでいます。

長文の難解な文章を、5色のマーカーで分析しながら読んでいるのですが、この『哲学』(全3巻)、筆者の哲学的考察の血となり肉となっても、他の人は読むに耐えない本になってしまっています。筆者、日本の古本屋経由で、古書を買い集めるとき、同じ本なら一番安価なものを迷わず注文してきました。メモ書き、マーカー、端折り、蔵書印、廃棄本印、表紙の破損・・・などの本がかなりありますので、もともと、筆者の<消耗品>として入手していますので、ほとんどすべての本は、筆者が読んで終わり・・・。

筆者、何歳ころから哲学をはじめたのか・・・。『哲学』(全3巻)を読みながら、ものごころついたときから、哲学をしていたように感じます。今日読んだ箇所は、筆者が小学3~4年生のときに考えていた内容とほとんど同じ・・・。筆者、ヤスパースから影響を受けたというより、筆者のものの見方、考え方にあった哲学者としてヤスパースを選択した可能性なきにしもあらず・・・。

『哲学』の精読を終えたら、次は、ヤスパース著『真理について』(全5冊)を精読することにしましょう。

朝の積雪30~40cm・・・

午前中、妻とふたりで除雪作業・・・。今朝の積雪は30~40cm・・・。農機具の小屋の屋根の雪は40~50cm・・・。農機具の小屋の屋根の雪下ろしをして、落ちた雪は100cmの土手になっていました。スズメたちが60~70羽やってきて、筆者と妻の除雪作業を見ていましたので、農機具の小屋とYARISのガレージ代わりのブルーシートの屋根の雪下ろしと庭に積もった雪をママさんダンプで運んで流雪溝の中に捨てました。

妻のふるさと・湖南の赤津村は、4月中旬になっても雪が降る雪国ですから、3月上旬になって雪が降るのは、決して珍しいことではありませんが、それにしても、今年はよく断続的に大雪になることが多い冬でした。

『部落学序説』の根底にあるもの・・・

今朝7:00に起床、いつもの健康管理と『英訳聖書』(NSRV)の通読をしたあと、ヤスパースの『哲学』(全3巻)を読んでいました。

2005年5月に執筆をはじめた筆者の『部落学序説』、その根底にあるものの見方、考え方は、やはり、ヤスパースの『哲学入門』に大きく影響されているようです。日本基督教団西中国教区の山口の小さな教会の牧師をしていたとき、機会があって、部落解放同盟山口県連新南陽支部の学習会に参加して、部落差別問題についていろいろ教えていただきましたが、あるとき、<吉田さんの背景にある思想は何ですか?>と問われたことがあります。筆者、そのとき、<私は、思想ではなく哲学です>といって、質問された方に、筆者が読んでいたヤスパース著『哲学入門』をお譲りしたことがあります。

昨年から、ヤスパース著『哲学』(全3巻)の通読をはじめていますが、今朝読んだ箇所には、筆者のブログ『部落学序説』の<序説>が<概論>ではなく<プロレゴメナ>であることが明示されていました。『部落学序説』は、被差別部落に関する歴史的研究の書ではなく<被差別>と<部落>に関する哲学の書・・・。新書版『部落学序説』を執筆するときに、それを鮮明に打ち出す必要がありそうです。

霧が晴れて青空がみえはじめたような気持ち・・・。昨日は、春がやってきたと感じられるようなあたたかさだったのですが、今朝は、積雪して、まったくの雪景色・・・。家々の屋根も田畑も道も山々も白装束をみにつけたようにまっしろの世界・・・。春の訪れは、冬の春の間を行きつ戻りつして春になってきますが、ウクライナの春、独裁政権のロシアの侵略戦争に対してウクライナ人民が勝利することを願ってやみません。

主なる神さま、ウクライナからロシアの軍事的脅威をとりのぞき、平和と自由を回復させてください! ウクライナの人々のこころにあわせて祈ります。

2022/03/05

ロシアのウクライナ侵略戦争、冬モードから春モードへ・・・?

インターネットのニュースをみていましたら、こんな記事が・・・。これまでにも何度も耳にしたニュースですが・・・。

毎年、雪解けの季節が訪れるとウクライナの大地はぬかるみ舗装道路以外を走行するのが難しくなり、すでにぬかるみから抜け出せなくなって放棄されたロシア軍の車輌が幾つも確認されている。

帝国主義の亡霊・ロシアの侵略戦争によって、大きな打撃を受けたウクライナの自然と風土がウクライナの国と国民を守ってくれるといいのですが・・・。

2年前、標高550mの湖南高原の、妻の実家の棚田の下段の田でブルトラで耕耘しはじめた瞬間、ブルトラがぬかるみにスポット入って脱出できなくなりました。脱出しようとエンジンをふかせばふかすほど、ブルトラはぬかるみの中に沈んで行きました。それを見ていた、湖南史談会会員で専業農家のKoyamaさんご夫婦が大型トラクターを持てきてぬかるみからブルトラを引き出してくださいました。

ロシアの戦車や、弾薬・燃料・ミサイルを積載した軍用車両をぬかるみから脱出するために用いられる機器はどのようなものがあるのでしょう? ロシア軍が放置した戦車や軍用車両は、ウクライナの農民がトラクターを使ってぬかるみから引き出し、解体しているとか・・・。ウクライナの春が、ウクライナに勝利を運んできてくれるといいのですが・・・。

ヤスパース著『哲学』(全3巻)は、哲学的考察のあしあと・・・

ヤスパース著『哲学』(全3巻)・・・

無学歴・無資格、学問とは無縁の筆者にとって、この本は、とても読み甲斐のある本です。筆者がこれまで読んだ哲学書の中で、ヤスパースのこの『哲学』ほど、哲学者である著者の哲学的考察を詳らかに書いている本は他にありません。

筆者は、1948年生まれ・・・。戦後の団塊世代に属しますが、小学校・中学校・高校の教師の多くは、戦前生まれの戦争の体験者・・・。そのため、戦後生まれの筆者は、戦争中のいろいろな出来事や、その時代を生きた人々の言葉や体験を聞いて育ってきました。戦争と平和を考えるための素材にことかかないのですが、哲学者ヤスパースは、戦争と平和についても、ひとつひとつの主題に、哲学者としてどのうように考察してきたか、そのあしあとを書きとどめています。ロシアによるウクライナ侵略戦争、ウクライナの人々がどのようにウクライナの国と国民をまもるために戦っているのか、もし、彼らと同じ状態に置かれたとしたら、どのように分析し、どのように考察し、どのように行動するのか、ヤスパースの哲学的考察のあしあとをたどっていって、筆者なりの実存的決断をすることが可能になります。

哲学と思想は、相容れないもの・・・。筆者は、哲学はすきでも、思想はきらいです。高校生のときから、74歳のこの年になるまでずっと・・・。ロシアのような全体主義国家、軍国主義国家、独裁国家に棲息することはほとんど不可能です。イデオロギーに身をゆだねることは、筆者には100%できません。筆者は、日本にたいして愛国者ですが、それは、一思想家としてではなく、一哲学者として・・・。

育苗用ポット150個を準備・・・

午後、妻は、95歳の認知症の、妻の実家のおかあさんの介護に疲れて休憩をとるというので、筆者、ひとりで、妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスの様子を見にでかけました。午後も日がさしていましたので、育苗用ハウスの中は、春の陽気・・・。

ブルーシートの上にばらまいていた、凍てついた、野菜の育苗用培養土を手にとってみると、みんなふかふかの土に戻っていました。それで、筆者、妻が播種を予定している野菜の品種にあわせて、午前中にもっていった、大・中・小の育苗用ポットのうち、大90個、中60個、計150個のポットに土をいれ、妻がすぐ播種できるようにしました。作業時間は、1.5時間・・・。

家に戻って、玄関の鍵をあけて中に入ると、妻が、立っていました。ねぼけまなこで・・・。<疲れて、昼寝してたの。目がさめたとき、なにか雰囲気がいつもと違うので、あなたを探しに2階からおりてきたの。軽トラがなくなていたので、どこに行ったのか、心配していたの・・・>といいます。それで、棚田の育苗用ハウスに様子を見に行ったついでに、ポット150個に育苗用培養土を入れてきたと話をしました。妻は、<あなた、疲れないの?>といいますので、<疲れるよ、歳が歳だから・・・>と答えました。

まだ、夏野菜の苗を150本ほど育てる培養土が残っています。毎年、第1陣から第5陣までポットに播種しますが、今日はその第一陣・・・。

プロの農家に叱られる・・・?

午前中、妻と妻の実家の棚田の田にでかけました。軽トラに農具と、夏野菜の種を播種するポット、種を、除雪用ソリのママさんダンプに載せて、雪の積もった農道を運んでいるとき、雪道を散歩している初老のプロの農家のおばあさんとすれ違いました。そのとき、その初老のおばあさん、妻の実家のおかあさんと同じような表情をして、

農家:おめえらなにしてんだ?
筆者:これから、夏野菜の種をまくんです。
農家:? 何の種をまくんだ?
筆者:グリーンピースの種をまくんです。
農家:グリーンピースは、秋に種をまかねえとうまくねえべえ?
筆者:ええ?そうなんですか?
農家:おめえら、馬鹿でねえのけ?

そういって、初老のプロの農家のおばあさんは去って行きました。そのあと、筆者と妻は、除雪用ソリに載せた農具、資材を、妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスまで運び、夏野菜の種の播種の準備作業をしました。育苗用ハウスの外はまだ100~120cm積雪しています。土は雪の下に凍てついて、種をまける状態ではありませんので、初老のプロの農家のおおばあさんが、<おめえら、馬鹿でねえのけ?>と嘲笑のまなざしを筆者に向けるのも止むを得ません。

家に戻ると、<令和4年農業労働賃金標準額>(郡山市農業委員会)が配布されていました。筆者と妻の、有機・無農薬栽培のコシヒカリ、はえぬき、ひめのもちの栽培をこの標準額で発注しますと、約400,000円かかりそう・・・。米の品種をあきたこまちとして計算しますと、あきたこまちの売上高は約200,000・・・。つまり、他の農家に米つくりを依頼すると、それまでの販売収入と同じ額で買い取ったのと同じことになります。赤字覚悟で、有機・無農薬で米つくりをしている筆者と妻、採算性を完全に度外視した馬鹿農家の所業・・・。それでも、妻の実家のおとうさんが残してくれた田畑4.6反での百姓暮らし、やめることはできません。

2022/03/04

妻の実家の棚田の育苗用ハウスの様子を見に行く・・・

今日、妻とふたりで、妻の実家の棚田の育苗用ハウスの様子を見に行きました。

棚田の田や農道は、100~120cmほど、まだ積雪しています。育苗用ハウスの周囲も積雪しています。それで、筆者は、出入り口の周辺の雪を片づけはじめたのですが、妻は、育苗用ハウスの中に入って、私を中に招き入れました。<あなた、見て、見て! ハウスの中は草の花が咲いてるわ。あたたかいのね、ハウスの中って・・・。>といいながら、妻は、育苗用ハウスに語り掛けていました。<ハウスさん、がんばってくれたのね。この冬は豪雪の日が続いたのに、雪の重みでこわれなかったし、屋根のビニールシートも破れていないわ。ハウスさん、偉い!>

妻は、夏野菜の種をポットに播種することを決めたようですが、育苗するのは、国道294号線の、妻の実家の苗代田の簡易温室ではなく、棚田の育苗用ハウス・・・。手で、播種したポットを並べておく場所を用意していました。昼食のあと、さっそく、夏野菜の播種をはじめることにしていましたが、野菜の育苗用培土が不足・・・。それで、急遽、猪苗代町のダイユー8に行って、育苗用培土40リットル×2袋を購入しました。それとシルバーマルチ50m×2本・・・。

筆者は午前中の除雪作業でダウン・・・。妻は、<あなた、人間ブルドーザーみたいに除雪するから疲れるのよ!>と言っていましたが、凍てついた、45cm角の雪を平型スコップで切り出して、120cm高さの雪の上に積み上げるのは、右手関節障害のある筆者には、ハードワーク・・・。明日も晴れるとかで、妻は、育苗用ハウスの中で夏野菜の第1回目の播種をします。筆者は、育苗用ハウスの周囲の<雪消し>をします。

朝、闘争・革命・戦争について読む

今朝は7:00に起床・・・。いつもの兼管理をして、『英訳聖書』(NSRV)を通読・・・。そのあと、昨夜読んだ、ヤスパース著『哲学』(全3巻)の個所を読み直していました。昨夜と今朝読んだ箇所は、<闘争>に関する哲学的考察・・・。<闘争>に関する考察は、革命や戦争についての考察を含んでいます。

日本侵略を予告する中国・北朝鮮・韓国・ロシアの軍事的脅威を前に、日本人としてどのようにその事態をとらえ、どのような準備をすればいいのか・・・? もし、ウクライナと同じような状況に置かれたとしたら、どのような対応をとり、戦火の中、どのように生き抜けばいいのか・・・? ヤスパースは、直面した現実から目を曝したり逃亡したりすることなく、現実をしっかりと把握し、闘争・革命・戦争の現象の背後にあるものを哲学的考察によってあきらかにしていきます。

日本人はよく<平和ぼけ>していると批判されますが、<平和ぼけ>の背後にある主義・思想の限界も明らかにしていきます。観念的な<日本国憲法第9条>を死守、それと心中しようとする人々も少なくありませんが、ヤスパースの『哲学』(全3巻)を読む限り、それは単なる願望・妄想にすぎません。日本侵略を予告する中国・北朝鮮・韓国・ロシアは、<日本国憲法第9条>に拘束されることなく、戦時・侵略時においては、日本国憲法をその軍靴によって踏みにじってしまうでしょうから・・・。日本が主権国家として日本の国と国民の守るためには、国防力の増強が必要です。国防力を充実したうえで、ロシアがウクライナにしかけたような侵略戦争を放棄すればいいだけなのですから・・・。

2022/03/03

社会主義の破綻・・・

筆者、3000冊の蔵書を以って、これ以上、蔵書を増やすことをやめました。ウクライナのことを理解できても、ロシアのことは理解できない・・・。かといって、関連書籍を入手することはありません。

ロシアを理解するための、手持ちの関連書籍は、数10冊ありますが、ほとんどが書庫に格納したまま・・・。今すぐ読める本はほとんどありません。今日の夜、岩波文庫のレーニン著『帝国主義』を取り出して読み始めましたが、その附録<バーゼルにおける国際社会党臨時大会の宣言(1912・11・24~25)>の冒頭にこのような言葉がありました。

<戦争勃発の機器が切迫したばあい、当該諸国における労働階級とその議会代表者との義務は、インターナショナル事務局の総合的活動の指示をうけながら、最有効と思われる手段の利用によって、戦争勃発の防止に全力をつくすことである。それらの手段は、当然、階級闘争の激化と一般政治情勢の激化とに応じて変化するものである。それでもなお戦争が勃発したばあいには、そのすみやかな終結のために手をつくし、戦争のもたらした経済上ならびに政治上の危機を、国民をゆりおこすために利用し、それによって資本主義的階級支配の排除を促進するよう極力つとめることが、その義務である・・・大衆的殺害と飢饉と疫病とのあらゆる惨禍におびやかされている、一切の民族の花の絶滅を防止するために、プロレタリアートはその全エネルギーを傾倒するであろう>。

筆者、無学歴・無資格、経済学や経済思想史の門外漢ですが、ウクライナに対して侵略戦争をはじめ、ウクライナの領土・領海・領空に侵入し、ウクライナの国家と国民を軍事力で制覇し、中立化という美名のもとに隠れて、ウクライナを非軍事化することによってその主権を剥奪、隷属化しようとする、今のロシア・・・、何なのでしょう? <バーゼルにおける国際社会党臨時大会の宣言>と真逆のことを行い、帝国主義を批判しながら、みずから悪しき帝国主義の担い手になりさがり、ロシアの利益のために恣意的に民主主義のウクライナに対して侵略戦争を引き起こす<ならずもの国家>になり下がってしまっている・・・。

この冬の知的作業は観聖寺文書の再判読・・・

    今日は1日,  これまで再読した観聖寺文書を再検証して, MSwordで活字化, A4判19枚にプリントアウトして, 隣村の郵便局からゆうパックで送りました.     12月20日から来年3月20日までの3ヶ月間, 晴耕雨読ならぬ晴れた日は除雪作業, 雪の降る日は読書三昧...