湖南の赤津村で一番小さな農家・・・

    湖南の赤津村で一番小さな農家・・・

    妻の実家は, "ここらのもん" であるプロの農家 (兼業農家) の方々からそう評されることが多いのですが, 妻の実家のおとうさんが残してくれた田は4.0反, 畑0.6反, 山林8.0反・・・. 今は, かっての減反政策を反映して, 田4.0反のうち2.4反でコシヒカリ・はえぬき・ヒメノモチなどの山形のコメを栽培し, そのことを可能にする温水田0.5反, 田畑転換した畑1.1反 (簡易温室・農業用ビニールハウス・雨除け栽培用トンネルを設置) に再編成していますが, 5.0反以上の農地を持っていないと, 湖南農協の組合員になることも, 農業資材の提供を受けることもできません. それで, 妻と私は, "専業素人百姓" に徹しています. 

    草刈り機や鎌, 素手で除草していますと, プロの農家は, 笑顔で, "なんだ？ 手で草をとってんのけ？ 除草剤を買うカネさ持ってねえのけ？ 貧乏してんだなあ！" と語りかけてきたことがしばしばありますが, 湖南の赤津村にあっては, "素人専業百姓" は "貧乏農家" と同義語・・・. 

    妻は, JA福島さくら・大槻支店の正組合員ですが, 湖南の赤津村のプロの農家は, それを認めないで, 妻と私を排除・疎外に徹しているので, 妻は, "隠れキリシタン" ならぬ "隠れ農協組合員"・・・. 農家の公的分類上では, 妻と私は, "自給農家" になります. 専業農家の目からみると "趣味の園芸"・・・, 所得税法上は, "無職"・・・. 地方税制上では, "住民税非課税世帯"・・・.  農村的地域社会を守るための共同作業においては, "半人前の仕事しかできない日当稼ぎ"・・・. 近隣の農家からは, "よそもん"・・・. 湖南の赤津村の多くの農家から, "貯金使い果たしたらここさ出ていくべえ" と妻と私の "離農" ・ "離村" が期待されています. 次から次へとコメつくりからリタイアするプロの農家が多い中で, "離農" ・ "離村" が期待されている妻と私は, ひたすら, 今年１１年目の有機・無農薬栽培によるコメつくり, 野菜つくり・・・.