教育の入門書を再読することに・・・

    無学歴・無資格 (Academic Outsider) の私は, 教育学や教育心理学とは無縁の存在です. しかし, いつまでも無縁のままに留まることは許されないので, これまで読んできた教育に関する入門書を書棚から取り出して再読することにしました. 

    柴田義松他編 "教職基本用語辞典"
    橋本美保編 "改訂版 教職用語辞典"
    大濱徹也著 "社会科 現代 問われている社会"
    田中智志他編著 "教育人間論のルーマン 人間は＜教育＞できるのか"
    ルーマン著 "社会の教育システム"
    秋定嘉和他編 "新修部落問題事典"

    日本全国の中学校教師から, "その程度の知識で教育を批判しているのか？  無学歴・無資格 (Academic Outsider) には同和教育・解放教育・人権教育について語る資格はない！" と誹謗中傷・罵詈雑言にさらされる可能性無きにしもあらずですが, ３０数年に渡って日本基督教団の牧師として幼児から高齢者までの"教会教育" に携わり, 牧師の副業として, １０数年, 山口県の公的職業訓練機関で職業教育に講師として指導, 山口県立高校でも数年勤務, 高校教師と交流を深め, 山口の隣保館で部落差別完全解消への提言をしたり, 部落解放同盟新南陽支部の, 学校教師の同和教育の現場における差別発言・差別行為の糾弾会に参加したことがある私にも, 少しく "学校教育" について言及することができるのではないかと思っています. 

    ひとくちに中学校教師と言っても, ひとそれぞれ・・・. 私が出会った中学校教師にしても, いまだに尊敬している中学校教師もいれば、勤務している中学校の公金横領事件を引き起こし逮捕された中学校教師もいます. その公金横領事件を引き起こした中学校教師は, 私が, 将来彼のような教師になりたいと尊敬の念を抱いていた教師であるだけに, その事件が私に与えた衝撃は大きなものがありました. 中学校教師も多種多様・・・. どの中学校教も自分こそ中学校教師のかがみであると妄想し, 中学校教師の代表であるかのごとく他者を批判するひとが少なくありませんが, しかし、そのような中学校教師は, 例外中の例外, はずれ組に属する教師である場合が少なくありません.

    学校同和教育に対する批判を展開するときは, そのような例外的な学校教師の発言ではなく, 一般的な教師の教育理念と教育実践の全体像を認識する必要があります. そのために, 無学歴・無資格 (Academic Outsider) の教育学や教育心理学とは無縁の存在である私が, とりあえず教育・教育学・教師論の入門書として再読のために選んだのが、上記６冊です. 

    この前, Amazonから入手した, Paulo Freire著 "Pedagogy of the Oppressed" もあわせて読むことに・・・. 日本基督教団の隠退牧師である私は, いつも多忙・・・. 想定外の老後の生き方です.