2022/04/30

衰弱は終末に到らせるが・・・

高校生のとき読んだ哲学者の本の中で、ヤスパースの『哲学入門』・『理性と実存』・『実存主義』は、74歳の高齢者になった筆者になおも刺激と影響を与え続けています。しかし、高校生の時から現在まで影響を与え続けている哲学者は、ヤスパースだけではありません。そのひとりにスイスの哲学者・アミエルがいます。筆者が高校生のときに読んだのは、その『アミエルの日記抄』ですが、その後、岩波文庫の『アミエルの日記』(全8冊)を入手して、読み続けてきました。この『アミエルの日記』は、ほかの人に読まれることがないアミエルの哲学的瞑想を綴ったもので、哲学者アミエルの内面を、その日記を通して知ることができます。

その『アミエルの日記』の一節・・・

<衰弱は終末に到らせるが、能動的な意味に於いて終わらせるものではない。死そのものは、同意、從ってひとつの行為、倫理的行為になることがある。動物は息を引き取るけれども、人間は自分の魂をその創造者に返還し、立派に自分の役目を辞任し、神の欲する事を欲しなければならない。さうすれば、人間は純粋な自然的必然性を高貴にし、生理学を倫理化し、単に縁喜の悪いところ陳腐なところを荘厳にする。さうすれば老衰と破壊は優秀な生活の域に戻り、魂は卑賤なところに打克ってそお高貴な点を立証し、神聖なものが魂の落魄と襤樓を通して輝く・・・>

今日、95歳の認知症の、妻の実家のおかあさんを往診してくださった医者は、妻に、おかあさんの余命日数を告げて行かれたとか・・・。妻のおかあさんは、5人姉妹の長女・・。次女は千葉、三女・四女は、高知・大阪、五女は千葉在住・・・。みんな80歳を超えているし、コロナ禍の中、東北・福島の地まで長旅はできない・・・。妻は、<わたしとあなただだけの家族葬にしましょう>と話していました。

ウクライナと日本の防衛戦争の違い・・・

ロシアの侵略戦争に対するウクライナの防衛戦争・・・。

全世界の人々の視線をくぎ付けにしているようです。ロシアが誇る戦車が、ウクライナ軍の歩兵携帯用対戦車ミサイルで次から次へと破壊されている映像を見て・・・。

共産主義国家である、ロシア、中国、北朝鮮(南朝鮮を含む)が日本侵略戦争に着手したとき、日本はどのような防衛戦争を展開することになるのか・・・。ロシアの戦車に対するウクライナの対戦車ミサイルと同じような効果的な武器が日本にあるのかどうか・・・。自衛隊が装備している武器の一覧表を見ていますと、ありました。島国である海洋国家日本に、共産主義国家の戦車が侵入してくる可能性は少ないのですが、共産主義国家の揚陸艦や上陸用舟艇などが大挙して日本の海岸に押し寄せてくる可能性は多分にあります。そのとき、揚陸艦や上陸用舟艇(水陸両用戦車を含む)を文字通り水際で破壊するには、対戦車ミサイルと同等のミサイルが必要になります。

日本の国防を真剣に考えている人々は、そのための装備も開発、実践配備しているようです。ただ、対艦ミサイルや対上陸用舟艇ミサイルの数が十分に備蓄されているのかどうか・・・。防衛費2%にアップする際は、防衛戦争の継続戦力を確保する必要がありそうです。日本に武器を供与してくれる国々は、日本から遠い・・・。日本は、自前で、備蓄する必要があります。

神の国は、彼岸ではない・・・

今朝、7:00に起床、いつもの健康管理をして、『英訳聖書』(NSRV)を通読、そのあと、ヤスパース著『イエスとアウグスチヌス』を読み始めましたが、その中に、こんなことが書かれていました。

神の国は、彼岸ではない・・・。

彼岸は此岸と対になっている言葉ですが、此岸が<この世>であるとしますと、彼岸は<あの世>・・・。哲学者ヤスパースは、主イエスキリストのとく<神の国>は、彼岸ではない、つまり、人間が死んだあとに行く<彼岸>ではないというのです。仏教では、<あの世>は<極楽浄土>のことを意味しますが、ヤスパースは、<神の国>は<極楽浄土>のようなものではないといいます。また、<歴史>でも<世界>でもないといいます。<神の国>は、人間が追求し、呼び寄せることができる類のものではなく、主なる神さまの判断によってのみもたらされる、まったくあたらしいものであるといいます。

朝、食事をしながら、妻にその話をしますと、妻も納得していました。人間が、核戦争によって、人間の歴史を破壊・廃絶し、世界を壊滅・廃虚にしたとしても、その先に、神の国がまっている、あるいはやってくる可能性はないと・・・。神の国は、人間の善行によっても、人間の悪行によっても、人間が意図的に招き寄せることができる類のものではないと・・・。ひとは、ただ祈ることができるだけ・・・。<主よ、御国を来たらせ給え>と・・・。

猪苗代の薬局とスーパーへ・・・

95歳の認知症の、妻の実家のおかあさん、今は、かかりつけの医者に往診してもらっていますが、その往診がすんだあと、妻が、<わたしの常備薬とサプリメントを買いに猪苗代へ行ってくる・・・>といいますので、筆者も同行することにしました。田畑での作業は、昨夜の大雨で湿気ていますので、今日の農作業は中止・・・。

ついでに、JA猪苗代によって、石灰5袋とケイサンカリ3袋を追加購入するつもりでしたが、今日は休業日でした。帰りにJA湊にも寄ってみましたが、こちらも休業日・・・。<ついでに・・・>と思ったことは、ことごとく失敗・・・。軽トラのガソリンを満タンにしたとき、軽トラのタイヤの空気圧も見てもらいました。赤津村の共同作業のとき、常夏川の柳などの雑木をチェンソーで切ったあと軽トラに載せて廃棄場所まで往復するため、一応、空気圧も見てもらいました。

軽トラと並行して飛ぶウグイス・・・

妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスにミニクローラを搬入しての帰り、常夏川の東岸の農道を走っているとき、筆者が運転する軽トラに並行して飛んでいる小鳥を発見・・・。深草色のビロードのような小鳥・・・、ウグイスです。ウグイスは、軽トラを追い越してゆっくりと左前方に斜めに過っていきましたが、飛んでいるウグイスをゆっくり見るかことができたのは、筆者、はじめて・・・。

ウグイスは、きれいな小鳥ですね・・・。

妻の実家の棚田の田でも、段々畑の畑でも、今は、ウグイスの鳴き声を耳にすることができます。昨夜、雨がかなり大量に降ったようで、棚田の田は、水びたし・・・。ハス田は水量が増えて、温水田もみずたまりができて、コロコロガエル(シュレーゲルアオガエル)の鳴き声が谷地田にこだましていました。

農機具の小屋からミニクローラを取り出して・・・

この前、自分で修理したミニクローラ、おそるおそるエンジンをかけてみましたが、1回でスタート・・・。妻の実家の農機具の小屋から取り出して、軽トラに載せて、妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスの中に格納しました。育苗用ハウスは、いつも施錠しています。育苗用ハウスの脇窓は、防獣ネットを張っていますので、育苗用ハウスの中の、苗や資材、農機・農具を、他の農家が勝手に持ち出すことは不可能・・・。持ち出した場合は、即、駐在所に電話して善処してもらいます。

このミニクローラ、筆者と妻の農作業にとっては、なくてならない農機具のひとつです。保守点検と簡単な修理は自分ですることができるようになりましたので、安心して使えます。今日、KUBOTAの湖南営業所によって、プラグを5個注文しました。予備の部品として・・・。KUBOTAの管理機TRS70USの爪一式は、来週月曜日に届くそうです。

ネズミ捕り、効果なし・・・

今朝、妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスにでかけました。恐る恐る中に入ってのですが、昨日、ねずみ対策用の薬剤を設置したのにもかかわらず、今度は、はえぬきの育苗箱が荒らされていました。

昨日散布したのは、2種類ですが、ひとつ(忌避剤)はまったく効果なし・・・、もうひとつ(殺鼠剤)は、効果があるかどうかは判定不能・・・。どちらにしろ、育苗箱の苗が荒らされていましたので、効果があるかどうかは定かではありません。

育苗用ハウスの育苗箱の稲と夏野菜のポット苗に水をやって帰ってきました。

2022/04/29

<今回はにわかにぐんと歳をとってしまいました>・・・

『アーレント=ヤスパース往復書簡3』の一節・・・

60歳のアーレントが83歳のヤスパースに書いた手紙の一節です。<今回はにわかにぐんと歳をとってしまいました。肉体的にではないと思います。でもこれは老年のはじまり、ほんとうはそのことにたいへん満足しているのです。子どものころ、とうとう大人になったと感じたあの気持ちとちょっと似ています。こんどのは――とうとう落ち着きに達した、そしてあなたがたに近づいた、という感じ。そして老いを迎えることもまたあなたの導きのもとでできることを、感謝しています。あなたは私にとってはもちろん、いつまでもすこしもお変りにならないのですから>。

その1966年の手紙のなかで、アーレントはこのように言及しています。<中国についてですが・・・中国はアメリカがいつかは必ず攻撃してくると確信している。しかしアメリカが核兵器を使用したくともロシア(?)と国内世論がそうはさせないだろうと踏んで、その場合には当然に(?)中国が戦争に勝つと考えているのだ、と。これはありうることでしょうね。ジョンソンはどんなことでもやりかねません。この国をとんでもない窮地に追い込むかもしれない。中国と戦争になれば、この国のすべてが疑問にさらされるでしょう。想像しにくことですが、大いにありうることです。またしても政治なんぞをもちだして、うるさがらせてしまいましたね・・・>。

それから56年が経過・・・、21世紀に、20世紀の<戦争の世紀>が過去から亡霊のようによみがえり、ロシアは、自由と平和を求めるウクライナに対して侵略戦争が起し、戦後、中国が、中国の核心的利益として、満州・内モンゴル・チベット・ウイグルを侵略して領土を拡張してきたのと同じ手法で、ロシアの周辺諸国を侵略、ロシアの領土として併合・拡張しよとしている・・・。

夜、冷たい雨が降っている・・・

夜、冷たい雨が降っています。

これだけ雨が降ると猪苗代周辺に雪が降ってつもる可能性はなさそうです。会津磐梯山は、まだ雪形が残っていますので、積雪の可能性はありますが・・。

最近の筆者の日々は、やはり<晴耕雨読>という言葉がぴったりしています。晴れたときは、農作業・・・。雨のときは、読書するか、妻と一緒に買い物にでかけるか、いずれかになります。晴れても雨が降っても、妻は、家事と介護があります。妻が介護をしている時間、筆者は、妻の野菜つくりを代行することにしていますが、農機と農具を、適切に使い分けて、過重労働にならないように気をつけています。といても、74歳という前期高齢者最後の年を生きている筆者、過重労働はしようと思ってもできません。無理ができるというのは、体力にゆとりがあるということの証左でもあります。歳をとると、同じようなことができたとしても、歳とともに体力のゆとりが徐々に減少していって、最後には体力のゆとりがなくなってしまいます。そのあとは、<できることだけをする・・・>という、減少していく体力に見合った作業だけをすることになります。

赤津区長が棚田の田にやってくる・・・

今朝、妻の実家の棚田の田にでかけたとき、赤津区長と赤津維持管理組合長のふたりがやって来られました。

最近は、妻の実家の棚田の田にやって来られる赤津村の農家の方はほとんどいないのですが、いても、筆者と妻をバカにする農家だけ・・・。今日は、常夏川の雑木伐採作業の際、筆者の軽トラで、伐採した木々を布引山の廃棄場所まで運んでほしいとのこと・・・。動員される軽トラは、全部で6台・・・。

筆者と妻、共同作業にはできる限り参加するようにしていますが、赤津村のプロの農家からは、<半人前の仕事しかできねえのに、日当稼ぎに出てくるんでねえ!>と罵倒されるのが常ですが、今年は、風向きが変わったようです。現在の赤津区長は、妻と同級生の方・・・。妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農して今年で10年目ですが、これまで、赤津区長に頼まれて断ったことは一度もありません。

用意するのは、ロープだけ・・・。以前、軽トラに荷物を積載して固定するために買った、12mm×20mのポリエステルのロープ、未使用のままなので、今回これを使い始めることにしました。

『アーレント=ヤスパース往復書簡3』が届く・・・

妻の実家の棚田の田から戻ると、インターネットで注文していた『アーレント=ヤスパース往復書簡3』が届いていました。

これで、『アーレント=ヤスパース往復書簡』全3巻を入手したことになりますが、第1巻、第2巻同様第3巻も、新本同然でした。

『アーレント=ヤスパース往復書簡3』のページをぱらぱらめくりながら、そのところどころを読んでいましたが、ヤスパースとアーレントの関係は、大学における教授と学生、師と弟子の関係・・・。

筆者は、無学歴・無資格・・・。大学で勉学したことはありませんので、教授と学生、師と弟子という人間関係はありません。大学で勉学することが、このような子弟関係を構築することにつながるのであれば、大学での勉学もまんざら捨てたものではありません。筆者には、そういう意味での<師>と称するものがひとりもいません。無学歴・無資格の筆者は、もっぱら私淑による独学のみ・・・。独学ではじめて独学で終わる・・・。

油粕は玄関の土間に、そのほかは育苗用ハウスに・・・

猪苗代から戻るとき、雨がちらつきはじめました。

家に戻ると、妻はすぐ洗濯物を取り込みました。かろうじて、洗濯物が雨にぬれるのを防ぐことができました。そのあと遅い昼食をとって、筆者は、石灰やケイサンを、育苗用ハウスの中に運び込んで、育苗用ハウスの中に、ホームセンターで購入した田畑の野ネズミ撃退用の薬剤をセットしました。

育苗用ハウスの中では、もう、トカゲのトカちゃんが動きまわっていますので、ネズミ捕りシートを設置すると、トカちゃんまでかかってしまいます。それで、ネズミにだけ効果的な撃退用の薬剤を使用することにしたのですが、今回はじめて使用しますので、その効果のほどはわかりません。

猪苗代のJAでの会話・・・

妻:今日の夕方から、猪苗代では雪が降るとか、天気予報で言っていましたが、ほんとうに降るんでしょうか?
JAの担当者:猪苗代は、4月でも雪が降ります。とくに珍しいことではありません。

棚田から家に戻る途中、雨は本降りになっていました。冷たい雨・・・。こんなにたくさん雨が降っていると、猪苗代周辺では雪は積もらないかもしれない・・・。会津磐梯山に積雪しても・・・。

コメつくりに必要な資材を購入・・・

妻が、猪苗代のJAのATMでおかねを引き出している間、筆者は、JAの店内に入って、販売されている各種肥料を見ていました。すると、筆者が、標高550mの湖南高原の棚田の田で有機・無農薬でコシヒカリ、はえぬき、ひめのもちを栽培するのに必要な肥料が全部そろていました。

妻にそれを見せると、<あなた、野菜のための牛糞堆肥やバーク堆肥ではなく、米つくりに必要な肥料を買っていきましょう>といいますので、とりあえず、石灰5袋・ケイサン5袋・油粕5袋を購入・・。ついでに、野菜の栽培用に使う過リン酸石灰も1袋購入しました。野菜栽培用の肥料は、まだ備蓄がありますので、その入手が少し遅れても問題あいません。

家に戻って昨年の農業簿記の帳簿をみますと、石灰10袋、ケイサン8袋、油粕6袋を購入していましたので、明日、再度、猪苗代のJAで、石灰5袋、ケイサン3袋を購入することにしました。これらは、肥料ではなく、土壌改良剤として使用します。

妻に、<もしかしたら、湊のJAでも同じものが入手できるのでは・・・?>と問いかけると、<今度、立ち寄ってみない? 湊のJAで入手できるなら、助かるわ・・・。>と話していました。猪苗代のJAで妻がおろしたおかねは使わないで、JAのクレジットカードで1回払いにしました。

朝、育苗箱の稲に水やりに行って、愕然・・・

朝、育苗箱の稲に水やりに行って、育苗箱の稲を見て、愕然とさせられました。

並べられた60箱の育苗箱のうち、両端の育苗箱数枚が、野ねずみの被害にあい、掘り起こされ噛み砕かれていました。ひめのもちの育苗箱など、その1枚は、半分ほど野ねずみによって食い荒らされていました。

とりあえず、水をやって、家に戻り、市販の<ネズミ捕り>を取り出して、棚田の田に戻ろうとしますと、妻が、<それはダメ! ネズミがかからないで、トカゲやカエルがかかるんですから、かわいそう・・・>と粘着式の<ネズミ捕り>をしかけるのはやめました。それで、妻と一緒に、軽トラにのって、猪苗代のホームセンターへ行って、田畑のネズミ取り専用の薬剤を購入することにしました。

午前10:30に家を出て、買い物をすませて家に戻ってきたのは、12:40・・。

ついでに、野菜栽培用に、牛糞堆肥とバーク堆肥を購入するつもりでいましたが、猪苗代のJAに立ち寄って、ATMでその費用を引き出したことで、予定の変更を余儀なくさせられました。今日は、想定外の思いがけないことばかり・・・。

2022/04/28

本の収集、最後は・・

筆者の本集め、最後の本は、ヤスパース著『真理・自由・平和』と『アーレント=ヤスパース往復書簡 3』・・・。

一番最後に届くのは、『アーレント=ヤスパース往復書簡 3』のようですから、筆者の蔵書の最後の本は、『アーレント=ヤスパース往復書簡』・・・。

『アーレント=ヤスパース往復書簡』(全3巻)を注文するときも、ヤスパース著『真理について』(全5巻)を注文したときと同じで、入手するかどうか、葛藤と決断がありました。

74歳の筆者、もうこのような葛藤と決断を強いられるようなことはないでしょう。

新けがれ論と非常民論・・・

筆者のブログ『部落学序説』の基本的な視点・視角・視座は、<新けがれ論>と<非常民論>のふたつですが、それは、日本基督教団西中国教区の部落差別問題特別委員会の委員を押し付けられたとき、筆者の取り組みの過程で、筆者のなかに必然的に構築されていった理論です。

しかし、それは、『部落学序説』の世界に限定されたものではなく、そのほかのすべての分野においても通底する筆者の視点・視角・視座になりました。ヤスパースの『哲学』(全3巻)を精読するときにも、筆者の祖父・吉田永學の先祖、信州栗田村の真言宗観聖寺の住職・修験僧の歴史をひもとくときにも、今回のロシアによるウクライナ侵略戦争について批判・分析するときにも、<新けがれ論>と<非常民論>を前提にして考察するのが常・・・。

<日常>における平和と、<非日常>における平和ないし平和に対する見方は違ったものになりうるし、<常>における平和と<非常>における平和に対する見方も異なったものになります。<日常>と<非日常>、<常>と<非常>が混然と一体化している現在の状況のなかで日<常>と<非日常>、<常>と<非常>を区別して認識、現在の問題を考察することは、筆者固有の哲学なのかもしれません。

『アーレント=ヤスパース往復書簡』(1・2)が届く・・・

最近は、物価上昇で、年金暮らし&百姓暮らしの我が家も、経済的にはかなり倹約・節約が要求されてきていますが、そのなかで、筆者は、蔵書を増やすことはやめることにしました。しかし、今回、『アーレント=ヤスパース往復書簡』(全3巻)を入手することにしました。3冊で価格は、40,370円・・・。今日は、その第1巻と2巻が届いたのですが、2004年に出版された本なのに、ほとんど新本同然・・・。

筆者、2013年4月1日に、日本基督教団の隠退牧師になり、妻の故郷・湖南に帰郷・帰農してからは、本という本は、その古書価格の高低に関係なく、読むときに、解析を兼ねて、5色のマーカーで色別するのが常・・・。しかも、場合によっては、ボールペンでメモ書きします。そのため、インターネットの日本の古本屋経由で注文するときは、一番安価なものを選んできました。多くの場合、大学の付属図書館の廃棄本になりますが、今日、もう一冊届いた、ヤスパース著『イエスとアウグスチヌス』も、京都府立医科大学図書館の廃棄本です。

ヤスパース著『哲学』(全3巻)もヤスパース著『真理について』(全5巻)もすでにマーカーで色別し、ボールペンでメモ書きしていますので、高価な古書も、無学歴・無資格の学問とは無縁の筆者の手にかかると、筆者以外だれも読めない本になってしまいます。ただ、マーカーは年と共に色あせてほとんど消えてしまいますので、もしかしたら、その痕跡もなくなってしまうかもしれません。

今年は、一斉に発芽して同じ背丈に・・・

午後、妻が、妻の実家の棚田の育苗用ハウスでポット育苗中の夏野菜に水をやりにでかけたとき、育苗箱の稲も見てきたようです。

<今年は、シルバー・ラブをはがしたとき、一斉に発芽して同じ背丈になっていたのね。これまでで、はじめてじゃない・・・? あんなにきれいに勢ぞろいしているなんて・・・!>と驚いていましたが、妻だけでなく、実は、筆者も驚いていました。コシヒカリ、はえぬき、ひめのもちのどの品種も2cmほどの芽になっていましたから・・・。しかも、育苗箱全体に均一に・・・。

妻は、<あなた、わたしの田んぼって、コシヒカリの栽培に一番適した田んぼではないのかしら? 今年で9回目のコシヒカリの栽培でしょう? これまで、毎年、コシヒカリを収穫できたのですから、きっと、わたしの田んぼは、コシヒカリが一番あってるのよ!>と、うれしそうに話していました。妻は、依然として、筆者が、あきたこまちやひとめぼれを栽培することには反対・・・。筆者も、あきたこまちやひとめぼれを栽培することはすっかりあきらめていますが、標高550mの湖南高原の棚田で有機・無農薬栽培したコシヒカリは、美味しい・・・。美味しいコシヒカリを食べ続けることができるのですから、これからもコシヒカリを栽培していきます。


午後0:30~4:00まで、梅の木のある段々畑の畑の手入れ・・・

午後、認知症のおかあさんのために往診に来てくださるとかで、家の前の駐車スペースに医者のくるまを止める必要があり、筆者は、軽トラに乗って、妻の実家の段々畑の梅の木のある畑の手入れをするためにでかけました。

ホーを使って、野菜の残滓や春の雑草を地際で削り取りました。それを、クマデで数箇所に集めました。その作業をしているとき、ゴボウを見つけて掘り起こすことにしました。5本・・・。品種は<滝川ごぼう>なので、根は100cmを超えているはず・・・。そう思って小型スコップで掘り起こそうとしたのですが、70cmほど掘ってギブアップ・・・。

家事と介護、医者の往診、介護ベットのレンタル会社の担当者の訪問などをすませて妻がやってきて、<去年、掘り起こそうと思ってたけれど、時間がなくてそのままにしていたの。まるでやまいもみたいなごぼうね。せっかくだけど、こんなに太いごぼうは食べられないわ。これだけは食べれそう・・・>といって、太さ2.5cm、長さ80cmのごぼうだけを持って帰りました。

ごぼう掘りを終えると、筆者は、体力の限界・・・。段々畑の畑の手入れは中断して、妻と一緒に家に戻りました。

今日の夕食に、妻がそのごぼうを使ってきんぴらをつくっていましたが、そのごぼう、花粉症アレルギーで嗅覚が敏感になっている筆者にとっては、とても強烈な香りがしていました。香りそのものは、ごぼうの香りで問題ないのですが、筆者には、耐えがたいほど強烈な香りでした。妻は、<わたし、ごぼう食べたかったの。この香りは、最高・・・!>といって喜んでいました。今日はじめて、筆者も妻も、ごぼうがキク科の植物であることを知りました。筆者、春菊のお吸い物を食べても問題ないのですが、春菊のおひたしを食べると、パニック症状が起きます。そういう意味では、筆者にとって、ゴボウも同じ・・・。香味野菜は、苦手・・・。

やはり、ゴボウは、サラダゴボウどまり。滝川ごぼうの栽培も料理も筆者にはあわない・・・。今年は、今まで通りのサラダゴボウを栽培することにしましょう。

毎年違うコメつくり・・・

今朝10:00、妻の実家の棚田の田に行って、育苗用ハウスの中で育苗箱に播種して、その上を覆っていたシルバー・ラブを取り除きました。シルバー・ラブは、濡れていますので、すぐ、ミニトマトの雨除け栽培用トンネルの支柱の上に干して乾燥させました。乾燥させないで保存すると、シルバーがくっついて使用できなくなります。

そのあと、播種用の桶とポリタンクに持って行った水を、育苗用ハウスに運んで、育苗用の大型ジョロで散水しました。4月20日に播種したので、例年ですと7日目にシルバー・ラブをはがすのですが、昨日は、気温が低下していましたので、風邪をひかせてはいけないので1日伸ばして、今日はがすことにしました。それが吉とでるか凶とでるか定かではありませんが、今朝、シルバー・ラブを取り除くと、そこのは2cm高さで芽が出揃っていました。

筆者がつくった、湖南賛歌の一節・・・。
まいたたねもみ 芽を出して 一寸くらいに 突き出ると うめやスモモの 花も咲き ウグイス・フクロウ 鳴きはじめ 五月になれば 清流の ながれの石の 上で鳴く カジカの声は ほろほろと 谷地田に響く 美しさ 若葉しげれる 川上は かっこう鳴いて こだまする 心にしみる その声は 孤独楽しむ 時となる

湖南の山の ほととぎす テッペンカケタカ 鳴きわたる 姿見せねど そのつばさ 青さに染まる 美しさ

妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスの中で育苗中の苗は、文字通り<一寸くらいに突き出ると>という状態です。この歌は、苗代田で育苗するときの光景を歌ったものですから、素人百姓の筆者でも育苗できる茨城県の<かあちゃん農業>の米つくりの育苗法とは異なります。米つくりをはじめて、今年で9回目・・・。これまで、同じ年はありませんでした。毎年、あらたなコメつくりに挑戦する必要があります。

湖南の赤津村のプロの農家からは、いつも素人百姓としてバカにされるのが常の筆者と妻ですが、シュレーゲルアオガエルにカジカ、ウグイス、カッコウ、ホトトギスなどの鳴き声は、有機無農薬栽培する素人百姓の筆者と妻に対する応援歌のように聞こえます。

朝、KUBOTAのコイン精米所でコシヒカリを精米・・・

今朝、隣の隣村にあるKUBOTAのコイン精米所で、2021年、湖南高原産有機・無農薬のコシヒカリ30kg1袋を精米してきました。<5月の連休に入る前に、送った方がいいわよ・・・>と妻がいいますので、昨日、農機具の小屋の玄米保冷庫から取り出して、常温に戻していました。

妻の実家には、家庭用精米機があるのですが、最近は、20kg単位で数箇所に送付したあとの残りを我が家で消費することが多く、もっぱらコイン精米所で精米しています。我が家の食生活は、おかずをごはんで食べる食べ方であって、ごはんをおかずで食べる食べ方ではありません。1日1回夕食のときにごはんをたきますが、おかずなしでも、ごはんだけで食べれるコシヒカリです。

もちろん、ごはんだけで食べることはありません。山口に棲息していたとき、約15年間、妻は、社会保険徳山中央病院栄養課につとめていましたが、最後は、老健センターの高齢者のための食事をつくっていました。そのときのメニュー、妻は、克明に記録していました。2013年4月1日に、妻のふるさと湖南に帰郷・帰農してからは、そのメニューを参考に日々の食事をつくっています。高齢者向けの栄養バランスの行き届いた食事・・・。妻は、<コシヒカリのごはんが美味しいので、助かるわ・・・>とよく話しています。

2022/04/27

日本共産党の指導者の脳裏にあるもの・・・

昨夜、テレビのニュース番組を見ていましたら、日本共産党の指導者の方がいろいろ日本の現在の政治・外交について批判をしていました。日本共産党の主張は、筆者が知る限りでは、1.日本民族の文化・歴史の否定、2.天皇制の否定、3.日米安保の否定、4.自衛隊の違憲性と解体の主張、5.平和9条を憲法の中の憲法として非戦を主張・・・。ひとつひとつの主張には、日本共産党なりの理論があるのかもしれませんが、それらを総合的にみるとどうなるのか・・・。

日本共産党は、<日本の解放と民主的変革>、つまり、日本における共産主義革命を目的に結成された政党で、その手段は、平和的手段(議会政治の枠内での闘争)だけでなく武力による手段も是認している政党・・・。しかし、ロシアや中国より社会福祉国家になった日本で、武力による共産主義革命を起こすことはほとんど不可能に近い。それでも、日本における共産主義革命を志向する日本共産党は、ロシアや中国などの共産主義国家の軍隊による日本の共産主義革命を計画し、それを実現するための条件づくり、環境づくりをすることにして、そこで登場してきたのが、1.日本民族の文化・歴史の否定、2.天皇制の否定、3.日米安保の否定、4.自衛隊の違憲性と解体の主張、5.平和9条を憲法の中の憲法として非戦、などの主張・・・。どれも、日本を欧米の自由主義・民主主義国家から切り離し、日本の国防力・国防意識を放棄・喪失させ、共産主義国家の軍隊を解放軍として日本に導入しやすくするためのもの・・・。

個々別々の主張には、それなりの理由があるのかもしれませんが、それをひとつの全体としてながめるとき、日本共産党が志向しているのは、日本の現在の政権を共産主義国家の軍隊を招致して解体させ、日本と日本人からその民族性を剥奪し、ロシア・中国の共産主義国家の属国的地位に甘んじさせるという、<外患罪>的犯罪行為・・・。

昨夜のテレビのニュース番組を見ていて、たまたま耳にした日本共産党の指導者の方の、人を小馬鹿にしたような薄ら笑いを浮かべながらのコメントを聞きながら、そう思わざるを得ませんでした。<馬脚を露わす>ということわざがありますが、そのことわざは、<芝居で馬の足の役者が見せてはいけない姿をうっかり見せてしまう意からで、つつみ隠していた事があらわれる、ばけの皮がはがれるという意味である。>そうですが、昨夜の日本共産党の指導者の言動は、まさに<馬脚を露わす>以外の何ものでもありませんでした。

阿部斉著『H・アーレンと暗い時代の人々』が届く・・・

猪苗代から戻ると、郵便受けに、日本の古本屋経由で注文したいた阿部斉著『H・アーレンと暗い時代の人々』が届けられていました。

筆者、65歳になったとき、それ以降の人生においては、それ以前に経験したり挑戦したりしたことがない世界には踏み入らないことを決めました。それは、読書についても言えることなので、ハンナ・アーレンとその著作については、65歳以前には視野に入ってこなかったので、政治哲学者としての彼女の著作を読み始めることはなかったのですが、哲学者・ヤスパースの読書を続けていく中で、このハンナ・アーレントに出会いました。

今、ヤスパース著『哲学』(全3巻)は、<統合>について哲学的考察をしている部分を精読していますが、『H・アーレンと暗い時代の人々』の<カール・ヤスパース 世界国家の市民?>も<統合>をテーマにした論述であるようです。

ヤスパースの著作を通じてだけでなく、生前、ヤスパースと親交のあったハンナ・アーレンとの言葉を通して、ヤスパースのひととなりを知ることができることは、しあわせ・・・。これまで、哲学者ヤスパースのひととなりは、彼の自伝的著作を通してのみ知っていたにすぎませんので・・・。

2種類のソケットレンチセット・・・

電動ドライバー用のソケットレンチセットとラチェットハンドル用のソケットレンチセット・・・、購入したまま、一度も使わないで、筆者の書斎にしまっていました。格納場所を思い出すことができなくて、今日ホームセンターで、8・9・10のY型ボックスレンチを購入しましたが、2種類のソケットレンチセットのなかにも10mmが含まれていましたので、購入する必要はなかったようです。

しかし、このY型ボックスレンチ、とても使いやすくて便利なので、今度ホームセンターに行ったときは、12・14・17のY型ボックスレンチも購入することにしました。

工具の整理をして、保管場所を統一したほうがよさそうです。

1時間かけて、エンジンスターターロープとプラグを交換・・・

午後、1時間かけて、ミニクローラのエンジンスターターロープとプラグを新しいものに交換しました。

機械音痴の筆者、おそるおそるエンジンスターターロープをひっぱりました。すると、1回でエンジンがかかりました。今日、ホームセンターで買った工具は、一種のソケットレンチ・・・。エンジンスターターロープの格納ボックスをエンジンに固定している3本のネジを外すのに、普通のレンチでは操作しにくいので、8・9・10の3種類のソケットレンチがついたものを購入・・・。

心配になって、農機具の小屋まで様子を見にきた妻の目の前で、ミニクローラのエンジンをかけてみせると、妻は目を丸くしていました。<あなた、いつ、覚えたの?>と問いかけてくるので、<KUBOTAの担当者の方に教えてもらった・・・>と答えました。何度も同じことで修理をお願いしていたので・・・。

介護用品を買いに猪苗代へ・・・

今日、介護用品を買いに猪苗代町にでかけました。95歳の認知症のおかあさん、かかりつけの医者の話しでは、<老衰です。薬はもう処方しませんので、食べたいというものを食べさせてください>とか・・・。妻は、家に戻ると涙ぐんでいましたが、筆者、<おとうさんがなくなって10年、おかあさんのめんどうをみてあげたのだから・・・>と慰めにならない言葉で妻を慰めました。

ホームセンターによって、20kg用のコメ袋と箱を探したのですが、1組しかありませんでした。とりあえず、1組あれば・・・。

冷たい風と雨で、桜、梅、コブシの花が一挙に散り始めたようです。くるまの窓をあけると、桜のはなびらが飛び込んできます。今日の猪苗代湖畔、残留組のコハクチョウが浜辺で寝ていました。

ミニクローラのエンジンがかからない・・・

昨日の夕方、農機具の小屋の玄米保冷庫から、2021年産有機・無農薬のコシヒカリ30kg1袋をとりだそうと、その前にとめてあったミニクローラのエンジンをかけようとしますと、エンジンがかからない。なんどか、エンジンスタータロープをひっぱってかけ直しているとき、そのロープがきれました。しかたがないので、力づくでミニクローラを移動して、コシヒカリ1袋をとりだしました。

妻は、<明日、KUBOTAに電話して修理してもらいましょう>と話していましたが、これから猪苗代町へ買い物にでかけるので、必要な工具を入手して、自分で修理することにしました。プラグは、予備がありますので、プラグとエンジンスターターロープを新しいものに交換することにしました。

対ウクライナ侵略戦争に対するロシア国防相の発表・・・?

今朝見たインターネットのニュース・・・。

ロシア国防省は、4月21日時点で、対ウクライナ侵略戦争において、ウクライナ軍をほぼ壊滅させたと発表したそうです。

ロシア国防省は、現在ウクライナ軍の保有する装備は、戦車6台、軍用機12機、ヘリコプターの43機、MLRS273台・・・、と見積もっているようです。MLRSは、<多連装ロケットシステム。 12発のロケット弾を連射し約30キロメートル先まで正確に誘導し、戦車などの目標を撃破できる自走式ロケット兵器>。ロシアは、ウクライナの制空権を掌握し、地上戦においても、ウクライナ軍に対する絶対的優位に立っている・・・。しかし、ロシア国防省は、ウクライナ軍を殲滅してウクライナ全土を軍事的支配下におくまでは、ウクライナに対して勝利宣言をすることなく、ウクライナ侵略戦争を続ける・・・、というような意味の発表をしたようです。

時々、ロシア大統領プーチンやロシア国防相の発表に耳を傾けてみるべきですね。彼らの言葉の背後にある真実が見えてくる。日本基督教団の隠退牧師である筆者、<ウクライナに栄光、ロシアに対する完全勝利あれ!>と祈らざるをえません。

2022/04/26

アーレントの見るヤスパース・・・

矢野久美子著『ハンナ・アーレント 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者』の中に、アーレントがヤスパースを見るときの視線が記されていました。

<ヤスパースという人にあっては、この理性が実践されていたのです。そして、私には父がいませんでしたから、そうした理性を見ることによって、いわば育てられたといってもよいかと思います。もちろん、ヤスパースにいまの自分のありようの責任をとらせようなど、そんなめっそうもないことは思っておりませんが、私を理性へと導いた人間がいるとすれば、それはヤスパースをおいて他にはありません>。

ハンナ・アーレントはヤスパースに<父親>を見ていたのかもしれません。ヤスパースは、ハンナ・アーレントを<教え子>としてだけでなく<娘>を見ていたのかもしれません。実の娘は、<こんなわたしに誰がした!>と父親にくってかかるのかもしれませんが、ハンナ・アーレントはヤスパースに<父親>を見ていたとしても、<。もちろん、ヤスパースにいまの自分のありようの責任をとらせようなど、そんなめっそうもないことは思っておりません>と一線を画している・・・。

『アーレント=ヤスパース往復書簡』は、1926~1969年に書かれたもの。アーレント20~63歳・・・。ヤスパース43~86歳・・・。

今年の御前桜が一番きれい・・・

妻の実家の棚田の田に行くとき、常夏川の東岸の農道を走ります。そのとき、常夏川の西岸に御前桜が咲いているのが見えます。

御前桜は、すこしく黄緑色がかかった花が咲きます。今年は、例年になく満開・・・。妻は、その姿をみて、<あなた、今年の御前桜、いままで見た中で一番きれいだとは思わない・・・?>と問いかけてきました。筆者、<今年の御前桜は、ほんとうにきれい!>と答えました。

今年は、95歳の認知症のおかあさんの介護と、春の農作業に追われて、桜の花を見に出かけることはありませんでした。妻の実家の前の観音堂の桜や、御前桜、妻の実家の棚田の田の山側の山桜を見たり、猪苗代へ買い物にでかけたときに国道沿いの桜の花を見るだけ・・・。猪苗代湖周辺の春は、桜、コブシ、梅、桃などの花が一度に咲きます。妻の実家の庭の梅の木も、段々畑の梅の木も今が満開です。

でも、やはり、妻がいうように、常夏川の西岸に咲いている薄黄緑色の御前桜がいちばんきれいです。

朝、『アーレント=ヤスパース往復書簡』(全3巻)を注文・・・

今朝、インターネットの日本の古本屋経由等で、『アーレント=ヤスパース往復書簡』(全3巻)を注文しました。3冊で価格は、40,370円・・・。年金暮らしの筆者には、とても高価な買い物になります。

筆者、ヤスパースは高校生の時から読んでいますが、いままで、アーレンとの著作は一度も読んだことがありません。主要著書に『全体主義の起源』・『人間の条件』があるようですが、これまで、筆者の視野の中に一度も入ってきたことはありません。ヤスパースは大学の哲学の教授、アーレンとはその学生・・・。彼らの間に交わされた哲学論争を知りたくて、『アーレント=ヤスパース往復書簡』(全3巻)を注文しました。

今日届いた、矢野久美子著『ハンナ・アーレント 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者』の
中にこのような言葉がありました。

<死者との交わり

1969年2月26日、カール・ヤスパースがなくなった。86歳だった。ヤスパースの妻ゲルトルートから電報で知らせを受けたアーレンとは、すぐにバーゼルに飛んでいる。3月4日のバーゼル大学での追悼式典で、彼女は追悼の辞を述べた。その言葉を抜き書きしておきたい。

「私たちはいまここに集い、カール・ヤスパースがあれほど愛し尊重していた公共性の中で、ともに彼に別れを告げようとしています。

地上にある人間は、肉体を具えていることが必要です。著作だけ知っていて著者その人をじかに知らない者にとっても、本の背後には――バーゼルに、アウ街に――だれかがいる、その人が生きた声と身振りをもって語っているという確かさが必要でした。なぜならこれだけが、本に書かれていることは現実だったのだと保証してくれるからです。

・・・著作は、死んだ人が世界に残していったもの、世界は彼が生まれる前から存在し、彼が去ったあとも存在しつづける。著作がどうなるかは、世界のあゆみにかかっています。けれどもこれらの本は生きられた人生出会ったという単純な事実、この事実は、直接に世界に理解はされずに、忘れられてしまう危険にさらされています。人間のもっとも儚いもの、しかし同時にもっとも偉大なもの、つまりその人の語った言葉や独特の身振りは、その人と共に死んでいく、でもそれらこそ私たちを必要とし、私たちが彼を忘れないでいることを求めているのです。追憶は死者との交わりのなかで行われ、そこから死者についての会話が生まれ、それがふたたびこの世にひびきわたります。死者との交わり――これを学ばなくてはなりません、私たちはこの共同の追悼の場において、それを今始めようとしているのです。(『アーレント=ヤスパース往復書簡3』)>

今回の、ロシアによるウクライナ侵略戦争・・・、それは、<戦争の世紀>が過ぎ去った過去のものではなく、ロシア大統領・プーチンの政治思想によって再現される可能性が出てきました。共産主義、全体主義、専制主義国家による世界の平和が損なわれる可能性を前に、それに反対し、それを押しとどめようとする勢力がどこまで世界の平和を維持できるか、ひとりの人間として、このような時代をどう生き抜いていくべきなのか、対話の相手として筆者が選んだのが、『アーレント=ヤスパース往復書簡』(全3巻)です。

午前9:30~午後2:00まで、ソラマメの作付け・・・

今日の午前9:30~午後2:00まで、ソラマメの作付けをしました。午後は雨が降るとかで、雨が降る前に、ソラマメの作付作業を終わるべく努力したかいがあって、ソラマメの作付を終えて、管理機や農機具、肥料・石灰の残りを、妻の実家の棚田の育苗用ハウスの中に格納したあと、雨がポツリ、ポツリとふりはじめました。

ソラマメの苗の移植につかったのは、管理機、畝立て鍬、姫鍬の3種類・・・。マルチは銀色のマルチを使用しましたが、ソラマメの苗は、1列に12本を6列移植しました。全部で72本・・・。ソラマメは、冷凍保存して1年中使いますので、ほとんど自給用・・・。冷凍保存する豆類には、そのほかにグリーンピースがあります。こちらも1年中使います。あとの豆類は、自然乾燥して保存します。

今年の野菜つくり、いつもの年と同じで、最初は、備中レンコン、2番目がソラマメ・・・。

今朝は体調が戻る・・・

今朝は6:00に起床・・・。いつもの健康管理・・・。最高血圧は117、最低血圧76、脈圧差43、平均血圧90、脈拍数61、呼吸数15/分、体温36.1°C、体重59.4kg・・・。

昨日の朝は、体調がとても悪かったのですが、今朝はいつもと同じ・・・。昨日、5.5時間脳作業をしたのですが、今朝は、疲労感、関節痛なし・・・。今日も、春の農作業です。あせらず、たゆまず、着実に、できることだけをすることに・・・。

2022/04/25

有機石灰・発酵鶏糞・油粕を配達してもらう・・・

今日、妻は、いろいろ手続きに走り回っていたようです。95歳の認知症のおかあさんの介護に関する手続きや、電気・ガス・水道料金などの振り込みを、おかあさん名義から妻名義に変更してもらう手続きとか・・・。

ついでに、妻は、隣村の販売店に、有機石灰1袋、発酵鶏糞5袋、油粕5袋を注文したようで、段々畑での作業を終えて家に戻ったとき、玄関先にそれらが積み上げられていました。明日、雨が降るとかで、有機石灰と油粕は玄関の中に入れてもらったとか・・・。

筆者は、妻に頼まれていたトマトの種をインターネットで注文、その代金を振り込みに郵便局にでかけましたが、インターネットの日本の古本屋経由で注文していたヤスパース関連の本4冊のうち3冊の前払い代金も振り込みました。

大きなシュレーゲルアオガエル・・・!

今日の午前中、妻の実家の段々畑の山側の畑を、KUBOTAの管理機TRS70USで耕耘していたとき、管理機の前に、大きなシュレーゲルアオガエルが飛び込んできました。筆者、管理機をとめて、そのシュレーゲルアオガエルをてのひらにのせて、妻に見せました。<このシュレーゲルアオガエル、大きい! 体長5cmはあるよ!>

そのあと、妻に、管理機を渡しましたが、妻は、管理機で耕しながら、いろいろなカエルをみつけては、彼らを安全な場所に移動していました。筆者も妻も、管理機を動かすときは、最低速で行います。カエルやそのほかの生物が自力で逃げれるように・・・。トノサマガエルは逃げ足が速いので心配する必要はありませんが、シュレーゲルアオガエルは、ひとなつっこく、筆者と妻を信頼して近寄ってきますので、いつも注意しながら管理機を動かしています。

あんたがしてることは、おらには、もうできねえ・・・

今日の午後は、1:30~4:00まで、妻の実家の段々畑の梅の木のある畑の片づけをしました。

1.キュウリ支柱を抜き取る
2.黒マルチを取り除く
3.畔際の地均し
4.畝間の草と野菜の残滓をとりのぞく

そのために使った農具は、小型スコップ、姫鍬、キュウリ支柱抜き取り用の工具、レーキ、ホーなど。

今日は、妻の実家の段々畑のある地域の田畑では、7軒農家が作業していました。大型トラクターは、4台・・・。4:00が近くなって、作業を中断しようと思っていたとき、大型トラクターに乗ってやってきたプロの農家の方が、筆者に話しかけてきました。<また、嫌味を言われたり、嫌がらせをされたり、バカにされたりするのかなあ・・・>と身構えていましたが、想定外の話に展開しました。

農家:これ全部ひとりでしてるのけ?
筆者:はい。
農家:あんたがしてることは、おらにはもうなにひとつできねえ・・・。あんたはまだ若いからできるんだ・・・。
筆者:おじさんだって、まだまだ若いじゃありませんか。
農家:おらあ、86歳だ。歳をとるとだんだん体力がなくなって、もう鍬で畑を耕すなんて、できねえ!
筆者:わたしも74歳ですよ。雑草や残滓をかたづけたあとは、管理機で耕します。
農家:おらあ、管理機で耕す前の作業ができなくなった・・・。

筆者、そのプロの農家の方と話をしていて、75~85歳は、後期高齢者の時代・・・。後期高齢者に入っても、まだ10年は、そのプロの農家の方と同じようなコメつくり、野菜つくりができる可能性があると思わされました。

家に戻って、妻にその話をしました。<もしかしたら、長く百姓暮らしを続けていたら、嫌味を言われたり、嫌がらせをされたり、バカにされたりすることがなくなるのかなあ・・・>と話しますと、妻いわく、<赤津村のほとんどの農家はね。小枝町の農家は、別・・・。死ぬまで、わたしたちをバカにするわよ>。純然たる農村的地域社会で、人生の晩年を過ごすのは難しい・・・。しかし、トラブルメーカーとかかわらなければかかわらないですむので、疎外・排除されることを気にしなければ、充実した百姓暮らしが可能です。

午前9:30~12:30、段々畑の山側の畑の耕うん・・・

今朝、体調が悪い・・・。最高血圧130、最低血圧85・・・。

しかし、春の農作業がたてこんでいますので、午前9:30~12:30、段々畑の山側の畑を、KUBOTAの管理機TRS70USで耕耘しました。南北方向に荒起こし、そのあと東西方向に走らせて土をこまかく砕きました。

南北方向に荒起こしを終わったころ、家事と介護をすませて妻がやってきて、<わたしが耕すわ・・・>といいますので、妻に管理機を渡して、筆者は、山側の畑の下の畑の片づけをはじめました。昨年の畝のマルチシートを取り除いたあと、ホーを使って畝間の雑草を削り取りました。

妻は、95歳の認知症のおかあさんの介護に時間と労力をとられて、農作業に思うように時間がとれなくなてイライラしているようですが、介護と野菜つくりを共存させるのは難しいので、今年は、野菜の栽培をあきらめた方がいいかもしれません。できる限り、筆者がカバーするつもりではいますが、74歳の筆者、もともと病気がちで体力がある方ではありませんので、無理をしようにも、からだが動きません。

2022/04/24

ウクライナ大統領の国連事務総長批判の正当性・・・

今日、インターネットで見たウクライナ関連ニュース・・・

【4月24日 AFP】国連のアントニオ・グテレス事務総長が26日にロシアを、28日にウクライナを訪問する予定となっていることについて、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は23日、ウクライナの前にロシアを訪問するのは「間違い」だと批判した。 ゼレンスキー氏は記者団に「まずロシアに行き、それからウクライナに来るのは単純に間違っている」とし、「この順番には正義も論理もない」と述べた。

日本基督教団の隠退牧師である筆者は、ウクライナの大統領ゼレンスキーの、ウクライナよりロシア訪問を先にする国連総長に対する批判を正当なものと判断します。その判断は、以前、筆者のブログ『部落学序説』に書いた一文と連動しています。

<『部落学序説』を書きはじめてから今日まで、その執筆者である筆者の変わらざる「視線」があります。

その「視線」を学んだのは、ある法学書に接したことに端を発します。その法学書というのは、ラートブルフ著『法学入門』です。『法学入門』の中表紙のウラに、このようなことばが記されていました。

見よ、しえたげられる者の涙を。彼らを慰める者はない。しえたげる者の手には権力がある。

このことばは、『旧約聖書』の「伝道の書」第4章1節のことばです。ドイツのルーテル教会の敬虔な信者である法学者・ラートブルフによって、聖書という岩の一部が切り出されるとき、切り出されたその聖書のことばは、法学者・ラートブルフの座右の銘としての響きをもって筆者に迫ってきました。この聖書のことばは、私の内側から私を変えていく力となったのです。

この聖書のことばは、法学者・ラートブルフの、法学者としての視線(まなざし)がなんであるかを語ったものです。「視線」というのは目の動きのことです。ラートブルフが、社会の底辺で苦しむ民に目を向けるとき、その目はどのように動いているのか・・・。

ラートブルフによって、その著・『法学入門』に記された聖書のことばは、「見よ、しえたげられる者の涙を。」というよびかけのことばではじまっています。「見よ!」と語りかけることばは、私の視線を、「しえたげられる者の涙」に向かわせます。

法学の学徒は、なによりもまず、「しえたげられる者の涙」の意味を知らなければならない。スイスの哲学者アミエルは、人間の涙は、インドの妙薬の数ほどある・・・、といいましたが、「しえたげられる者の涙」は、私達の想像を絶するほどの意味があるといいます。法学の学徒は、少なくともその意味をたずねもとめるものでなければならないというのです。

「しえたげられる者」は、常に社会から孤立させられます。疎外され排除されます。そこには、「彼らを慰める者はない。・・・」という悲惨な現実があります。誰ひとり、その涙の意味をたずねもとめるものはいない。法学の学徒は、せめて、その意味をたずねもとめるものでなくてはならない・・・。なぜ、彼らは慰められることはないのか・・・?

ラートブルフは、「見よ、しえたげられる者の涙を」と語ったあと、法学の学徒の目を「しえたげる者」に向かわせるのです。そして、彼らの手を見よ、といいます。

法学者・ラートブルフは、法学の学徒に、このように語りかけます。

「しえたげる者の手には権力がある」。

『旧約聖書』の「伝道の書」第4章1節のことばは、法学者・ラートブルフの、法学者としての生き方を示唆するとともに、法学者・ラートブルフが、その学徒にすすめた、法学者としての生き方をも指し示しているのです。

現役の法学者が、その学生に、このようなことばを語りかけることは、決して、ありふれたことではないのです。なぜなら、多くの法学者は、この『旧約聖書』の「伝道の書」第4章1節のことばと、まったく逆なことを教え、またその学生は、それを学ぶのが常だからです。

法学者・ラートブルフは、地面にひれ伏し泣く、「しえたげられる者の涙」をまず見て、そのあと、なぜ、彼らがしえたげられ涙をながさなければならないのか、その涙の意味を知るために、彼らの上に立ちふさがる「しえたげる者」を見よ、というのです。この目の動き、それが、法学の学徒としての視線であり、まなざしでなければならないというのです。

しかし、多くの法学者は、そのようには教えません。まったく逆のことを教えているのです。

「まず、権力を見よ。権力の意志を慮ったのち、その権力によってしえたげられる者を見よ。」と教えるのです。そのような法学者や法学の学徒は、権力の「しえたげられる者」に対する視線をもって、その「しえたげられる者」を見るようになるのです。そのとき、彼らの目に映る「しえたげられる者」の姿は、「みじめで、あわれで、気の毒な」存在としてその眼底に映るようになります。

「しえたげられる者の涙」は、その敗北と屈従の涙以外のなにものでもなくなります。

まず、権力を仰いで、その下で、苦しむ、「しえたげられる者」を見るとき、その「しえたげられる者」は、限りなく、「賤しい」民に見えてきます。

法学者、あるいは、法学の学徒の前には、2つの視線(まなざし)があるのです。そのいずれの視線(まなざし)をもって、世の中に出ていくのか・・・。『法学入門』の著者・ラートブルフは、その読者に二者択一を迫ってくるのではないかと思います。権力の彼岸に立つか、此岸に立つか・・・。

法学者・ラートブルフによって、『旧約聖書』という岩から切り出されたこのことばは、強烈な衝撃を私に与えました。

若かりし日、私は、ラートブルフの『法学入門』を通して、「相対主義」ということばを学びました。法的「相対主義」といってもいいかもしれません。「法」は、どのような「法」も相対的な位置しか持つことができないのです。

ラートブルフは、「相対主義」を唱える背後に、絶対的な存在(「しえたげられる者の涙」の原因が、「しえたげる者の手」にある「権力」であることを天にあってご覧になっておられる神)を確信していたのだと思います。時間と空間を超えて存在する神の臨在を信じていたからこそ、すべての法を「相対主義的」に考察できたのだと思います。

『部落学序説』のかきおろしをはじめてから今日まで、筆者のかわらざる視線(まなざし)は、ラートブルフが、『旧約聖書』から切り出した「伝道の書」第4章1節のことばに記された視線(まなざし)です。筆者は、この視線(まなざし)を棄てたり、この視線(まなざし)から離れたりすることは今後もありません。筆者は、昨日・今日・明日と、この視線(まなざし)を終生もち続けることになります。

筆者の無学歴・無資格のなせるわざか、他のひとがわずか数行で書き切ることを、筆者は、多くのことばを積み重ねなければなりません。「自分一人だけが助かるよりも滅びてしまう方がいい。自分が正しいと思う考えを人に分かたずに自分だけ正しくしようと思うのは人類に害を及ぼすことになる」(『アミエルの日記(四)』(岩波文庫全8巻))>。




段々畑の山側の畑の片づけ・・・

今日の午後1:30~3:30、妻の実家の段々畑の山側の畑の片づけをしました。

1.昨年の黒マルチの除去
2.根切り鎌で草取り
3.取った草や枯れ草をアメリカンレーキで集めて移動
4.窓ホーで畝崩し

午後2:00以降は、家事と介護を終えた妻がやってきて、一緒に作業しました。あとは、

1.有機石灰と有機肥料の散布
2.KUBOTAの管理機TRS70USで耕耘、畝立て
3.畝立て鍬で畝の整形

妻は、おかあさんの介護のためにかなり時間をとられ、精神的にも身体的にも疲れているので、筆者が、かなりな部分、野菜つくりの作業を代行しなければなりません。今年は、コメつくりも野菜つくりも、<後塵を拝する>ことになり、プロの農家から、またまたバカにさること必定・・・。純然たる農村的地域社会では、そんなことでしかうさばらしができない農家が多すぎます。<後塵を拝する>とは、<他者に先に行かれて追いかける立場になる>ことを意味するそうですが、自給自足用に、有機・無農薬で米と野菜を栽培している筆者と妻、化学肥料・農薬・除草剤を使って販売用に、反あたり10~12俵あきたこまちをつくるプロの農家との間に競争要因は一切なし、よって、プロの農家の作業を追いかける立場にもありません。自主独立、妻の実家の田畑の土壌・水環境・微気象、筆者と妻の素人百姓の知識と技術を駆使して、食べて安心安全な米と野菜をつくるのみ・・・。筆者と妻、<農家>ではなくて<百姓>に過ぎませんから・・・。

専業農家のハウスは、緑一色・・・

棚田の田から帰るとき、専業農家の育苗用ハウスが目にとまりました。どの育苗用ハウスの中も、覆いがはがされて緑一色・・・。まもなく田植えがはじまるのでしょうね・・・。湖南の赤津村の専業農家は、20町ほどコメを栽培していますが、素人百姓の筆者のコメつくりはその100分の1程度の0.2町・・・。

やはり、これだけ格差があると、JA湖南が、筆者と妻を準組合員・正組合員になることを拒絶するのもそれなりの理由があると思わざるを得なくなります。来年は、75歳になり後期高齢者になる筆者、JA湖南からは排除・疎外されたまま終わりそうです。10年も、JA湖南とは無関係に百姓暮らしを続けてきたのですから、これからも関わりなし・・・。95歳の認知症の、要介護3になる、妻の実家のおかあさんは、JA湖南の組合員・・・。JA湖南の組合員であるかどうかは、実際にコメつくりや野菜つくりの農業をしているかどうかに関係なく、ひとつの身分的資格のようなもの・・・?

今朝は、おかあさんの介護で大騒動・・・

今朝、妻が、<あなた、たいへん、手伝って!>と階下から大きな声で語り掛けてきます。95歳の認知症の、妻の実家のおかあさん、寝ている間におしっこをもらして全身びしょびしょ・・・。とりあえず、おかあさんをベットからおろして、今の豆炭炬燵まで運んで、あたたかくしたあと、妻は、電話・・・。ホームヘルパーさんが来てくれるとか・・・。ホームヘルパーさんがやってくると、妻は、いろいろ指導を受けていたようです。

そのホームヘルパーさんが帰ったあと、妻が、<あのヘルパーさん、うちの親類みたい。母のことをおばさんと言っていたから、わたしの従姉みたい・・・。そのひと、こどものころ、わたしと一緒に遊んでいたというのだけれど、わたし、記憶がない・・・。>と話していました。

認知症のおかあさん、<夜、雨が降って、おらのふとんに雨漏りしたんだべなあ・・・。こんなに濡れるなんて、それしか考えられねえ・・・>と話していました。

午前9:30~12:30、棚田で作業・・・

今日は、午前9:30~12:30まで、妻の実家の棚田の田で作業をしました。

まずは、山側の農業用水路から、1インチの給水ポンプで温水田に水をくみあげました。水を汲み上げると同時に、シュレーゲルアオガエルがなきはじめました。そのあと、1年中を通じて水量が豊富な農業用水路から2インチの給水ポンプで、温水田に水をくみあげるためのホースを再設定しました。今年は、このホースを、妻の実家の田の土手際に設置することにしました。

そのあと、家事と介護をすませた妻が自転車でやってきましたので、ふたりで、棚田の中段の田畑転換した畑の片づけをしました。昨年の黒マルチをはがし、雑草を取り除いて畝間に入れました。5畝の田畑転換した畑は、4区画に分けていますが、今日は、その1区画分の手入れ・・・。KUBOTAの管理機TRS70USの交換用爪一式が届いたら、一挙に耕耘します。

午後は、妻の実家の段々畑の山側の手入れをします。雲行きがあやしいのですが、雨が降らない限り・・・。

2022/04/23

インターネットの日本の古本屋経由で4冊注文・・・

今日の夜、哲学者・ヤスパースに関するインターネットの日本の古本屋経由で4冊注文しました。

1.ハンナ・アーレント著『暗い時代の人々』
2.矢野久美子著『ハンナ・アーレント 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者』
3.ヤスパース著『真理・自由・平和』
4.同『イエスとアウグスチヌス』

筆者の人生において、筆者に最も多く影響を与えた哲学者は、ヤスパース・・・。今、『哲学』(全3巻)を精読していますが、昨年秋の終わりころに読み始めて、いまだに読み終えていません。現在、第3巻目の『形而上学 哲学Ⅲ』の約3分の1の127ページに達したところ・・・。

家に戻ると疲れて昼寝・・・

猪苗代での買い物をすませて家にもどると、筆者、疲れて、妻の寝室の電気こたつのスイッチを入れて昼寝をしました。

その間、妻は、おかあさんの介護をすませて、妻の実家の棚田の田の様子を見にでかけたようです。朝、筆者が、育苗用ハウスの側窓を開け、育苗中の夏野菜のポットにジョロで水をやってきましたが、その側窓を閉めて、夏野菜の発芽状況を確認するため・・・。

帰ってきた妻が、<あなた、雨除け栽培用のトンネルの中や温水田も耕して、あなたが今年重点的にいい畑にするといっていた田畑転換した畑の荒起こしもして、大変だったでしょう? あなたが「疲れた・・・」と言ってたから、何をしていたのか、心配していたけれど、あれだけ耕したら疲れるわよ! あなた、無理をしないで・・・。あなたまで倒れたら、わたし、どうしていいのか、分からなくなるから・・・>と話していました。

今日、猪苗代へ介護用品の買い出しに・・・

今日、猪苗代町へ、95歳の認知症の、妻の実家のおかあさんのための介護用品を買いに出かけました。

昨日から、おかあさんは、介護用ベットで過ごすことになりました。立つことができなくなり、ケアマネージャや看護婦さんの指導のもと、妻は、おむつの交換方法を学んだようです。介護用ベットは、レンタルで、1か月2,050円とか・・・。今日は、消毒薬などの衛生用品と介護食、介護用衣類・下着などを購入・・・。

今日は、行きも帰りも筆者が運転・・・。妻は、予期していたことではありますが、おかあさんが寝たきりになったことで、ショックを受け、パニック状態に陥っているようなので、筆者が運転することにしました。

今朝、妻の実家のおかあさんに話しかけると、

筆者:どうだ? 調子は?
義母:おめえ、誰だ?
筆者:ばあさんは、誰だ?
義母:分かんねえ! おめえ、誰だ?

妻の実家のおかあさん、昨日会った、医師、看護婦、ケアマネージャ、介護師、ベットをレンタルしてくださった業者の方々にも、<おめえ、誰だ?>と話しかけていたとか・・・。おかあさんを介護する妻は、おかあさんは、娘ではなく、<女中>だと思いこんで久しく時が経過しますので、<ひと>を認識・識別する能力は失ってしまっているようです。

2022/04/22

筆者が一番よく使う農機具は、KUBOTAの管理機TRS70US・・・

妻の実家の棚田の田での作業、午前9:30~11:30は、KUBOTAの管理機TRS70USで0.5反(150坪)温水田を耕耘しました。午後00:30~午後4:30、棚田の中段の田畑転換した畑の一部0.1反(30坪)を小型スコップで20cmの深さで荒起こしをしました。前者が2時間、後者が4時間・・・。

作業を終えて、家に戻り、着替えたとき、筆者の右足の太ももにひきつけがきました。痛いの痛いのって・・・。なんとかその痛みを抑えようとしたのですが、太もものひきつけを治める方法が分らず、しばらくその痛みに耐えていましたが、<もしかしたら、ふくらはぎのひきつけと同じ方法で痛みがとれるかも・・・>と思って、それを実践・・・。すると、すぐ痛みがおさまりました。最初、開墾鍬で耕していたのですが、腕と肩に負担がかかりすぎますので、小型スコップに切り替えて、足と腰で耕すことにしました。それで、関節障害のある右手に痛みがくることはなかったのですが、スコップを足で押すときに右足を使っていましたので、右足に負担がかかりすぎたようです。

右のふともものひきつけは、春の農作業がはじまって、これで2回目・・・。

午前9:30~11:30、12:30~午後4:30、棚田の田で作業・・・

今日は、95歳の、妻の実家のおかあさんのための介護用ベットが届く日・・・。そのあと、かかりつけの医師によって往診してもらうとかで、筆者、ひとりで、妻の実家の棚田の田で作業することにしました。

昨夜雨が降っていたため、田畑転換した畑の土が湿って固まっていましたので、KUBOTAの管理機TRS70USで耕すのが難しく、まず、0.5反の温水田を管理機で耕すことにしました。10cm深さで耕耘したのですが、こちらは、土を練っても大丈夫なので、無事完了・・・。管理機を走らせているとき、セグロセキレイがやってきて管理機の前に立ち止まり、筆者を見上げていました。セグロセキレイが除けてくれるのをまって管理機を走らせるのですが、そのセグロセキレイ、何度も管理機の前にたちどまっては、筆者を見上げていました。セグロセキレイがいなくなったと思ったら、今度はシュレーゲルアオガエルが3匹近寄てきました。てのひらにのせて安全な場所にシュレーゲルアオガエルを移動するのですが、なぜかまた近寄ってきます。

2022/04/21

ロシアに対する怒りの詩・・・

黒川祐次著『物語・ウクライナの歴史』に紹介されていた、<ウクライナの自然や人々、歴史に対する愛情とウクライナの《ロシア》隷従からの解放を真摯かつ直截に歌った>、<ロシアに対する怒り>を綴ったシェフチェンコの詩(1845年)・・・。

<わたしが死んだら
なつかしい ウクライナの
ひろい丘の上に
埋めてくれ
かぎりない畑と ドニエプルと
けわしい岸べが みられるように
しずまらぬ流れが 聞けるように

ドニエプルが ウクライナから
すべての敵の血潮を
青い海へ 押し流すとき
わたしは 畑も 山も
すべてを捨てよう
神のみもとに かけのぼり
祈りもしよう だがいまは
神の ありかを知らない

わたしを埋めたら
くさりを切って 立ち上がれ
暴虐な 敵の血潮と ひきかえに
ウクライナの自由を
かちとってくれ
そしてわたしを 偉大な 自由な
あたらしい家族の ひとりとして
忘れないでくれ
やさしいことばをかけてくれ>

日本基督教団の隠退牧師として、筆者、ウクライナが、ロシアの侵略戦争に<勝利>して、ウクライナの民主主義、自由と平和を享受できる日が一日も早く訪れますように、祈ります。主なる神さま、ウクライナに勝利を与えたまへ!



ウクライナ独立維持戦争・・・

黒川祐次著『物語・ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国』(中公新書)にこのようなことが書かれていました。

<ウクライナ人は中・東欧の他の民族よりも長く独立のために戦い、しかも・・・多くの犠牲を払いながらも結局独立が失敗したのはなぜだろうか。ウクライナ系カナダ人の史家スプテルニーは次のような要因を挙げている。まず国内要因として、ツァーリ政府の下で民族主義が抑圧されていたこと・・・そして国内要因以上に決定的だったのは国外要因である。西ウクライナの民族運動は他の東欧同様強かった・・・>。しかし、黒川祐次氏は、<それに加えて以下の二点がある>として、その第一は、ウクライナにはウクライナ民族をロシアの支配から脱出する傑出した指導者がいなかったこと、<第二の点は、ウクライナ自身がもつ重要性である。ポリシェヴィキらの左派であれ、デニキンらの右派であれ、ウクライナを面積・人口の面からも、工業・農業の面からもそれなしではロシアはやっていけない不可欠の一部と考えており、いかなる犠牲を払ってもウクライナをロシアの枠内にとどめておくとの固い決意があったと思われる。その点がフィンランドやバルト地域とは違っていたのであろう。豊かな土地を持つことの悲劇である>。

そのウクライナ、ソ連の崩壊によって、ロシアの支配下ら脱しウクライナ民族の独立国家として歩みをはじめた。ヨーロッパの国の一員として新生ウクライナを構築していった。しかし、新ロシア帝国皇帝のプーチンは、カビの生えた決意、<ウクライナを面積・人口の面からも、工業・農業の面からもそれなしではロシアはやっていけない不可欠の一部と考え、いかなる犠牲を払ってもウクライナをロシアの枠内にとどめておくとの固い決意>のもとに、時代錯誤的にウクライナに対する侵略戦争をはじめた・・・。

2014年、ロシアは、ソ連のフルシチョフがウクライナに付与したクリミヤ半島をロシアの領土として軍事力で<奪還>・・・。今年のロシアによるウクライナ侵略戦争は、ウクライナの<豊かな土地>をロシア、ソ連の再建のために軍事的に強奪する、ウクライナ民族の存在そのものをロシアの歴史から抹殺する悪しき所業でしかない。なにが、ウクライナの人民を<ネオナチから解放するための戦争>であろうか!


日本国憲法第9条の意味するところ・・・

日本国憲法第9条

<日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 ② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。 国の交戦権は、これを認めない>。

今回のロシアによるウクライナ侵略戦争・・・。

日本国憲法第9条は、今回のロシアによるウクライナ侵略戦争のような侵略戦争はしないとの宣言であって、ウクライナがロシアに対して行っている防衛戦争まで放棄しているという意味ではありません。<正義と秩序>を破壊し、その軍事力をもって<国際平和>を根底から瓦解させる共産主義国家、ロシア・中国・南北朝鮮による日本侵略に対して、無血開城よろしく、闘わずしてその侵略による支配を日本国民は許容するという宣言ではありません。むしろ、日本国民は、一丸となって、日本の領土・領海・領空、国民とその文化・歴史を守るとの宣言を秘めたものであり、それを否定して外国の軍隊に日本侵略を認める国民、在日外国人は、外患罪として死刑に処する厳しさをもともなっています。

午前10:00~午後1:00、午後2:00~3:00、管理機を点検・・・

午前10:00~午後1:00、妻の実家の農機具の小屋から、KUBOTAの管理機TRS70USを取り出して点検しました。

エンジンはすぐかかり、小屋の外に取り出すことができたのですが、オイルを点検したり、ガソリンを補給したり、可動部分に給油したりするため、エンジンをきりました。点検をすませたあと、再度エンジンをかけようとしますと、エンジンスタートロープが切れて、エンジンをかけることができなくなりました。妻が、<KUBOTAの湖南営業所に電話しよう?>と問いかけてきますので、<その必要はない・・・>といって、切れたロープをそのままセットしなおしました。すぐエンジンをかけることができました。妻は、<もう10年も使ってるんですから、少し故障しても直すことができるようになったのね・・・>と話していました。

そのあと、妻の実家の棚田の田にもっていって、管理機の試運転をしました。上段の田畑転換した畑の、雨除け栽培用トンネルの中とその南側の残りの田を管理機で荒起こしをしました。なにとなく調子が悪い・・・。それで、午後2:00~3:00、今度は、温水田で荒起こしをしてみました。やはり、思ったように耕耘できません。それで、筆者、KUBOTAの管理機TRS70USの耕耘爪を全部交換することにしました。

家に戻ると、KUBOTAの湖南営業所に行って、TRS70USの耕耘爪を一式取り寄せてもらうことにしました。ついでに、TRS70US用の4mm径のエンジンスタートロープも・・・。

今朝の健康管理・・・

今朝は7:00に起床・・・。昨日の播種作業で疲れていましたので、睡眠時間が長くなったようです。今朝の健康管理・・・。最高血圧120、最低血圧77、脈圧差43、平均血圧91、脈拍数62、体温36.0°C、体重59.2kg、呼吸数15/分・・・。

そのあと、『英訳聖書』(NSRV)を通読・・・。今日、<ECCLESIASTES>の11~12章を読みました。これまでの章と違って、読んでいて、ほっとします。

<In the morning sow your seed, and at evening do not let your hands be idle; for you do not know which will prosper, this or that, or wether both alike will be good.>

<and the dust returns to the earth as it was, and the breath returns to God who gave it. Vanity of vanities, says the Teacher; all is vanity.>

 <Vanity of vanities>は、岩波文庫『文語訳旧約聖書Ⅲ 諸書』では、<空の空なるかな>と訳されています。<Vanity>も<空>、<vanities>も<空>と訳されています。<伝道の書>で繰り返し<all is vanity>という言葉が出てきますが、<vanities>は複数形・・・。<Vanity of vanities>は、個々の<vanities>そのものも本質的に<Vanity>であるという意味を含んでいるのでしょうか・・・? 人がなにかにつけて空しいと思うこともまた空しい・・・。すべてのことを<空>であると考える、それ自体も<空>でしかない・・・。<空>でないことは、ただひとつ・・・。<the breath returns to God who gave it.>のであり、<God will bring every deed into judgement, including every secret thing, whether good or evil.>

2022/04/20

脚にひきつけ・・・

今日の種もみの播種作業で、筆者の足にひきつけがきました。立ったり、腰を落としたりして、いろいろな作業をしていましたので、両脚のふとももの後ろ側にひきつけ・・・。

74歳の筆者、同じ作業は2時間が限度・・・。2時間ごとに、他の作業に切り替えれば何の問題もないのですが、2時間以上同じ作業をしていますと、作業でよく使う関節や筋肉に痛みがきます。今回の播種作業では、腰と膝、足首には痛みがきませんでした。いまのところ・・・。

95歳の、妻の実家のおかあさん、とうとう歩けなくなったようです。妻は、医師と介護相談員の指導を受けて、要介護3になったおかあさんの自宅介護を続けるようです。筆者が、妻を支えることができるのは、筆者自身が要介護者にならないことだけ・・・。

みんな、1~2mm芽を出してるのね・・・!

妻と二人で播種作業をするときは、みくに式播種器を使って、妻が播種作業をしました。筆者は、KUBOTAの手動式播種器を使って、種まきを終えた育苗箱に覆土します。

その作業をしているとき、妻が、<みんな、1~2mm、芽を出しているのね。こんなちさな芽が、秋になると、あんなにたわわに実るなんて、やはり不思議ね。冷たい水に30日間漬けて、他はなにもしていないのに・・・>と感心していました。

今年も、素人百姓の筆者と妻の播種は、湖南の赤津村の最後の播種になりました。筆者と妻は、3月20日に塩水選・浸種をするときからコメつくりをはじめます。発芽器・育苗器・農薬などは一切使わないで自然の成り行き任せ・・・。浸種した種もみは、<もう、播種していいよ!>と、筆者と妻に語り掛けてきます。種もみが語り掛けてくるのを見逃さなければ、播種の時期を間違うことはありません。

播種作業は、これまでで一番早く終わる・・・

今年の種もみの播種作業は、午後3:00に終わりましたが、これまでは、午後4:00~5:30までかかりました。

播種する育苗箱の数は60箱ですので、作業内容そのものは変わらないのですが、以前、午後3:00に作業を終えた年が1回あります。そのときは、結婚して郡山に住んでいる娘が手伝いに来てくれたとき・・・。今日は、妻が、おかあさんの介護のために家に戻ったりして、筆者がひとりで作業する時間も少なくありませんでしたが、それにもかかわらず、午後3:00に播種作業を終えることができました。

過去最速の播種作業・・・。

KUBOTAの手動式播種器を使って、福島県喜多方市の営農家・佐藤次幸さんの推奨する<発芽率を高める培土のサンドイッチ法>で、育苗箱に培土と覆土を入れました。

午前8:00~午後3:00まで播種作業・・・

今日は、午前8:00~午後3:00まで、コシヒカリ・はえぬき・ひめのもちの播種作業をしました。まずは、必要な資材を育苗用ハスに搬入

1.浸種した桶の水を交換
2.種もみを取り出して洗濯機で7分間脱水
3.乾燥させた種もみを段ボールに保管
4.浸種した桶2個、バケツ3個、ポリ容器3個、脚立2脚、みくに式播種器1セット、敷き紙、シルバーラブ7m(育苗箱60箱用)

播種作業は、

1.kUBOTAの手動式播種機の下にとろ舟を設置
2.くに式播種器を作業台(脚立と踏板を転用)に設置
3.育苗箱に敷き紙を敷く
4.kUBOTAの手動式播種機で育苗箱に培土を入れる
5.トロ舟に入れた水に浸す
6.みくに式播種器で種もみをばら播き
7.kUBOTAの手動式播種機で覆土をかける
8.育苗用ハウスの防草シートの上に並べる
9.60箱並べ終わると、その上からラブシートをかける
10.ラブシートの周囲を抑える

途中、朝食・昼食のために30分作業中止しましたので、正味作業時間は6.5時間・・・。播種につかった器具は、明日片付けることにして、とりあえず育苗用ハウスに格納・・。

2022/04/19

Enjoy life with the wife・・・

今朝読んだ、『英訳聖書』(NSRV)のことば・・・

<Enjoy life with the wife whom you love, all the days of your vain life that are given you under the sun, because that is your portion in life and in  your toil at which you toil under the sun. >

日本語に訳さないで、英文のまま読んでいたい・・・。

老人の瞑想・・・

昨夜読んだ、ヤスパース著『哲学』(全3巻)を通読・精読していて、目に止まった言葉・・・。

<自己満足は・・・零落である>。

人間の<自己満足>は、人間に<平安>をもたらす。その<平安>の中で、人間は<自分の存在の統一性を獲得する>・・・。人間の<自己満足>は、その理想と現実の<二律背反の緊張>を喪失し、人生そのものが常に<難破>しかかっている現実を忘却するときに、<現存在>に対して<無頓着>になり、それを<平生のもの>としてそこに安住してしまう・・・。それがたとえ、人生をかけて人間がたどり着くことができた高み<昇騰>であったとしても<零落>以外のなにものでもない。人間の<自己満足>は、<恐らく老人には許された、完了しようとする人生の瞑想>でしかない・・・。

筆者、74歳・・・。前期高齢者、最後の年・・・。すでに<老人>になってひさしい・・・。筆者自身、<老人>であることを否定するつもりはありませんが、哲学者ヤスパースの<老人には許された人生の瞑想>と軽くいなされる存在にはなりたくないと思ってしまいます。

鴨長明の『方丈記』の最後の言葉、宗教家としてその生涯をかけて生きてきたにもかかわらず、<しかるを汝、姿は聖にして、心は濁りにしめり>という言葉は、鴨長明が人生の晩年においてなお<自己満足>的な生き方をしないで、自分の実存と最後まで向かい合っていたことを物語る言葉であると思っています。高校2年生のときに、鴨長明の『方丈記』(岩波文庫)を全文読んでつかんだ人生の真実・・・。

Withdom is better than weapons of war, but one bungler destroys much good.

今朝、読んだ『英訳聖書』(NSRV)のことば・・・。

I have also seen this example of wisdom under the sun, and it seemed great to me. There was a little city with few people in it. A great king came against it and besieged  it, building great siegeworks against it. Now there was found in  it a poor wise man, and he by his wisdom delivered the city. Yet no one remenberd that poor man. So I said, "Wisdom is better than might; yet the poor man's widom is despised, and his words ae not heeded."
The quiet words of the wise are
        more to be heeded
    than the shouting of a ruler
        among fools.
Wisdom is better than weapons of
        war,
    but one bungler destroys much
        good.


午後、猪苗代へ買い物に・・・

午後、妻が、黒猫黒兵衛のキャットフードがなくなったといいますので、ふたりで猪苗代まで買い物にでかけました。この2~3日、種籾の播種で忙しくなるし、妻の実家のおかあさん、風邪をひいて寝込んでいますので、妻のおかあさんに対する介護の時間と手間が増えますので、今日、日用品・食料品の買い物も済ませることにしました。

猪苗代から帰ってきたのは、午後4:00少し前・・・。筆者は、午後予定していた、種籾の播種器の組み立てと回転部分の油指し、順調に作動するのを確認して、育苗箱に播種するのに必要な資材の準備をしました。KUBOTAの手動式播種器を棚田の育苗用ハウスに持ちこんあときは、あたりはすっかり暗くなっていました。午後の作業時間は、2時間・・・。

今年は、妻が、95歳の認知症のおかあさんの介護に大幅に時間をとられそうなので、米つくりも野菜つくりも、筆者ができる範囲で行うことにしました。妻は、あいた時間に、田畑に行って次にしなければならないことを管理することにしました。妻の実家の田畑は、泣いても笑っても、4.6反しかありません。湖南の赤津村で一番ちいさな農家といわれる妻の実家の田畑は、<趣味程度にちょうどいい広さ>とか・・・。

ハス田に給水ポンプを持って行くとコロコロガエルが鳴く・・・

今日の午前中、10:30~12:30、妻の実家の棚田の田で作業をしました。まずは、播種作業をする育苗用ハウスの中の片づけ・・・。冬の間保管していた牛糞堆肥の袋を外に出し、各種農機具の片づけ・・・。

そのあと、棚田の上段の田の、雨除け栽培用トンネルの南側の細長い田畑転換した畑の荒起こしを小型スコップと姫鍬でしました。同時並行で、棚田の下段の田のハス田に、山側の農業用水路から1インチの給水ポンプで水をくみあげました。給水ポンプを持ってハス田の畦を歩いていると、コロコロガエルがなきはじめました。まだ水がホースから飛び出しているというのではないのに・・・。コロコロガエル(シュレーゲルアオガエル)は、カエルの中でもとびっきりひとなつっこいカエルですから、筆者のことを覚えているのかもしれません。ハス田に水が入りはじめると、コロコロガエルの鳴き声がずっと続いていました。それを耳にしながら、小型スコップと姫鍬で畝つくりをしました。

妻のふるさと湖南の赤津村に帰郷帰農して10年目、筆者のあたまのなかにある完成イメージにできるかぎり近づけるように作業しています。妻の実家の田畑全体をビオトープ化することができたらいいのですが、65歳から10年間有機・無農薬栽培で米と野菜を作り続けましたので、来年、筆者が後期高齢者になったあとも75歳から10年間、これまでの有機・無農薬栽培を続けることができそうです。来年から、コシヒカリの田の一部を、レンゲ畑、菜の花畑にする予定・・・。

2022/04/18

今日の午後、妻が介護パニック・・・

今日の午後、妻が介護パニックに陥りました。いつもは冷静なのだけれど・・・。

救急車を呼ぶというので、筆者、それをとめました。妻のくるまYARISを玄関に横付けして、妻の実家のおかあさんを両腕に載せて、居間からYARISの後部座席に移動・・・。妻も後部座席に座らせて、おかあさんがかかりつけの内科医院まで、雨のなか、くるまを走らせました。

その内科医院、発熱がある場合は、診察してくれないとか・・・。解熱剤と抗生物質を処方されて、家に戻ってきました。家に戻ると、妻とふたりで、おかあさんを居間に運びました。処方された薬を飲ませる前に、クラッカーにイチゴジャムとホットケーキ用のジャムをたっぷり塗って食べさせました。甘いものを食べると、おかあさん、いつも元気がでますので・・・。そのあと、妻が処方された薬を飲ませていました。

夕食のあと、居間から、おかあさんの寝室のふとんまで、筆者がひとりで運びました。そのとき、おかあさん、<ありがとう・・・>と筆者に語り掛け、ふとんをかけた妻にも、<ありがとうな・・・>と話していました。妻も寝る前に、<あなた、今日は、ありがとう・・・>と筆者に語り掛けてきました。妻の実家のおかあさん、このところ、寒暖の差が激しい日々が続いたので、少しく風邪気味になったのでしょう。

神風はいつ吹いたのか・・・?

今日の午後、インターネットで見た、ロシアの黒海艦隊旗艦の巡洋艦モスクワの沈没前の姿・・・。ロシア政府は、火事で弾薬に引火爆発炎上したモスクワを港に曳航中風にあおられて横転沈没したと報道したようですが、左の写真は、そのときの写真・・・。

いつ、神風が吹いて、巡洋艦モスクワは、海の藻屑と消えることになったのでしょう・・・?

この写真、誰が何のために取った写真なのでしょう・・・?

標高550mの湖南高原の棚田の田で有機無農薬でコシヒカリを栽培するのに要する日数・・・

会津の篤農家・佐瀬与次右衛門の『会津歌農書』にこのような歌があります。

<二月より耕し初て取納め
         十月までハ九月なり>

近世幕藩体制下の会津地方のコメつくりは、3月にはじめて11月に終わる・・・。筆者と妻が、標高550mの湖南高原の棚田の田で有機無農薬でコシヒカリを栽培するのに要する日数は、3月20日に播種して11月20日に玄米保冷庫に格納・・・。正味8か月ですが、足掛け9か月・・・。佐瀬与次右衛門の歌も同じ計算をしていることになります。佐瀬与次右衛門は、田によって違いはあっても、一人の農夫がつくれる田の広さは、2反10畝が限界であるといいます。病気になったり、高齢化したりすると、2反10畝のコメを栽培するのは難しいといいます。3月~9月までの間の1か月間は、そのために農作業を休む日として余裕率が見込まれているようです。

筆者と妻は、妻の実家の棚田の3.9反のうち2反4畝でコメを栽培していますが、ほぼ、近世の会津の農夫の1人分の仕事・・・しかも、小型農業機械を使用しての作業ですから、筆者と妻は、近世の会津の農夫にはるかに及びません。

育苗箱60個を洗浄・・・

午前中、育苗箱60個を洗浄しました。

バケツの水につけたデッキブラシで培土の残りを洗い落とし、そのあと、水道水をかけて汚れを落とし、軽トラックの荷台に積み込む作業・・・。

午後、妻の実家の棚田の育苗用ハウスに保管したあと、農機具の小屋の屋根裏に保管しているKUBOTAの昔の手動式水稲用播種機とみくに式播種器をおろして、播種に必要なそのほかの資材を整えます。KUBOTAの昔の手動式水稲用播種機は、育苗箱に培土と覆土を入れるときに使用、播種はみくに式播種器で行います。いろいろ試行錯誤した結果、この方法に落ち着きました。

昨日、今日、コシヒカリ、はえぬき、ひめのもちを浸種した桶の水が濁っていました。種籾はすっかり水を吸ってはとむね状態になっています。

妻のふるさと湖南の赤津村は、会津の山郷に入ります。佐瀬与次右衛門の『会津歌農書』には、<山郷の種子のまきすハ四月中 里郷よりハいつも遅けれ>とありますが、<まきす>は<蒔時>のことで、旧暦の<四月中>旬は、今年は<5月10~20日>ころのこと・・・。我が家はの播種は、毎年4月20日ころ・・・。この差は、育苗方法の違いに原因します。結果は同じ・・・。

自転車操業としての老いの生き方・・・

今朝、5:30に起床・・・。いつもの健康管理をしました。最高血圧117、最低血圧74、脈圧差43、平均血圧88、脈拍数61、体温36.2°C、体重60.6kg、昨日、<肉体労働>でからだ全体にガタがきたわりには、今朝はからだがスムースに動いていました。

血圧は、5回測定して、平均値を出しますが、測定する都度、最高血圧、最低血圧、脈拍差を累計して最後に平均値を出して、健康手帳に書き込みますが、その計算は暗算・・・。筆者の、あたまの健康管理を兼ねています。

そのあと、『英訳聖書』(NSRV)とヤスパース著『哲学』(全3巻)を通読・精読していますが、高齢化にともなう読解力と、それを筆者の生活の中で実践する応用力の低下の度合いをチェックすることをも兼ねています。

『ファイナル・ウォー』のウクライナに関する記事の拾い読み・・・

昨夜、ベンジャミン・フルフォード著『ファイナル・ウォー』のウクライナに関する記事の拾い読みをしました。

『ファイナル・ウォー』の著者がどのような視点・視角・視座でこの本を書いたのか、門外漢の筆者、ほとんど推察することはできません。世界のアメリカ一極支配に対して、ロシア・中国をはじめとする反アメリカ諸国が世界の多極化を目指して、アメリカを相対的に弱体化させることで、世界の平和を達成することができるという主張のようです。ロシアは、すでに西欧諸国を懐柔し、イギリスですらアメリカを離れてロシアにすり寄っている・・・。ロシア主導のヨーロッパ支配を阻止して、ロシアのエネルギー資源を核にしたロシアの戦略を頓挫させるために、アメリカは、ウクライナのロシアからの分離独立をはかろうとしている・・・。アメリカは、2014年ロシアによるウクライナのクリミヤ半島強奪と東部地域内乱に際して、ウクライナをロシアから切り離すために、アメリカの対ロシア制裁に対して中国が同調するなら、アメリカは中国に、日本とアジア諸国を売り渡してもいいと、中国に交渉したとか・・・。

団塊世代の筆者には、理解しがたいことが羅列されていました。筆者にとって、ロシアが、欧米化を指向するウクライナに侵略戦争をしかけるということは、アメリカがロシア容認、ロシアとの共存を指向すイギリスのロシア化を防ぐためにイギリスに対して侵略戦争をしかけるのと、ほぼ同じ意味合いのできごとです。
ベンジャミン・フルフォード著『ファイナル・ウォー』のウクライナに関する記事は、筆者には、信じがたい・・・。

2022/04/17

簡易温室の様子を見に行ったとき、ウグイスと鳴き比べ・・・

午後、妻とふたりで、簡易温室の様子を見にでかけました。そのとき、東の山から、ウグイスの鳴き声が聞こえてきました。

妻の実家の棚田の田の、東側の山から聞こえてくるウグイスは、まだまだ上手ではありませんが、簡易温室のある苗代田に聞こえてくるウグイスは、とてもきれいない鳴き声でした。妻が、<あなた、ウグイスの鳴きまねをして! ウグイスがあなたと競って勝った時の、ウグイスの笑い声が聞きたいの!>と話していました。しかし、そのウグイス、筆者が鳴きまねをすると、遠ざかっていきました。鳴き声がだんだん遠のくので、筆者、ウグイスの鳴きまねをするのをやめました。<戻ってきて、ウグイスさん! ここはあなたの棲み処・・・!>と念じながら・・・。

午後は、肉体労働・・・?

今日の午後の作業は、肉体労働・・・。わずか2時間の作業でしたが、両手、両足、腰まわりに負荷がかかる作業でした。

今日は、教会暦の上では、イースター・・・。主イエスさまの復活記念日です。2013年4月1日に、日本基督教団の隠退牧師になり、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農して10回目のイースターを迎えますが、その間、一度も、教会の主日礼拝に出たことはありません。妻の実家のおかあさんが、年を追うごとに認知症が酷くなり、長時間家を空けることが難しくなっていきましたので、主日礼拝に参加することは断念しました。

東部ウクライナ東部のドネツク州にある都市であるマリウーポリ(ウクライナ語: Маріуполь)、大変なイースターを迎えているようですが、ロシアによるウクライナ侵略戦争に終止符が打たれ、ウクライナが完全勝利し、ウクライナの、クリミヤ半島を含むすべての領土を取り戻すことができますように・・・。マリウーポリは、<聖母マリアの町>という意味だそうですが、そこで行われているロシアの侵略戦争、<民間人への違法行為は、多岐にわたる。拷問、虐殺、強制連行、強姦、非人道的な大量殺害兵器の使用・・・>などの戦争犯罪の累積で、マリウーポリの住民を殲滅しようとしている・・・。

妻の実家の棚田の田で農作業をしながら、<聖母マリアの町>に思いを馳せていました。

午後、棚田の上段の田畑転換した畑の手入れ・・・

午後1:30~3:30、妻の実家の棚田の田で、妻が、育苗用ハウスの中でポットに夏野菜の種をまいている間、筆者は、棚田の上段の田畑転換した畑の手入れをしていました。今年は、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農して10年目になりますので、妻の実家の田畑4.6反の手入れをすることにしています。

筆者74歳、妻66歳ですが、筆者が来年後期高齢者になったあとも、これまで通り、有機・無農薬栽培で、コシヒカリ、はえぬき、ひめのもち、そしてそのほかの野菜を継続して栽培できるように、土木作業を含む環境つくりをすることにしています。今年整備した環境で、これから10年間、百姓暮らしをすることになります。

育苗用ハウスに除草シートを敷き詰める・・・

午前10:30~12:30、妻の実家の棚田の田で作業しました。今日は、育苗用ハウスの中に、除草シートを敷き詰めました。播種した育苗箱をこの上に並べます。並べるときに、育苗箱全体が水平になるように、角に詰め物をしていきます。

除草シートを敷き終えると、妻は、夏野菜の種をポットにまいていました。筆者は、棚田の中段の田畑転換した畑の手入れをしました。KUBOTAの管理機TRS70USや7ミニクローラが走る畦の整備・・・。排水路が確保できるように、田畑転換した畑全体を視野にいれながらの作業です。ついでに、防獣ネットや黒マルチの片づけ・・・。

妻が、<あなた、この広さ、市民農園だと何軒分なの?>と尋ねてきますので、<場所によって違いがあるけれど、1区画2~4坪が一般的みたい。今、手入れしているこの場所だと1区画5坪として12区画分・・・。12軒が家庭菜園を楽しむことができる広さ・・・>と答えました。今年、この部分を、我が家の家庭菜園にするつもりです。家庭園芸用の多品種少量生産を目標に・・・。毎年、妻の実家の田畑で45~55品目を栽培していますが、今年は、65~75品目に増やすことができたらと思っています。野菜の種を1袋単位で購入すると、種が無駄になりますので、少量栽培するときは、ホームセンターのポット苗を買って移植するつもりです。

ウクライナに敗北したくないロシアの悪あがき・・・

今朝、インターネットのニュースを見ていますと、こんな記事がありました。

ロシア国営テレビの番組で、<ウクライナで進行中のロシア軍の特別作戦は、すでに第3次世界大戦と呼べる段階に進んだ>と報道されたとか・・・。ロシアの戦争相手は、もはやウクライナではなく、ウクライナに大規模武器を支援している米国と北大西洋条約機構・NATOなどの、ロシアが断定する<ネオナチ>国家(日本を含む)であると・・・。

ロシア国営テレビにおる第3次世界大戦突入宣言は、ロシアのプーチン大統領は、ロシアの格下である小国ウクライナに対する侵略戦争に失敗、ウクライナに敗北したことを認めることをよしとせず、ロシア国民に、ロシアは、小国ロシアに敗北したのではなく、西はNATO諸国、北はアメリカ・カナダ、東は日本などの自由主義・民主主義の<ネオナチ>国家と戦争して破れたのだと、洗脳・納得させるためのプロパガンダだと思われます。

ウクライナに敗北したくないロシアの悪あがき・・・。

ロシア、プーチン、破れたり!

朝早く、イースターエッグをつくる妻・・・

朝の健康管理と読書を終えて、着替え、ふとんをたたんで、部屋の中を片づけ、階下におりると、妻が、イースターエッグをつくっていました。

日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたとき、妻は、毎年、100~120個のイースターエッグをつくって、教会の礼拝に出てきた信徒・求道者だけでなく、いろいろな事情で礼拝に出ることができなかった信徒・求道者の家を尋ねてそのイースターエッグを配りました。しかし、2013年隠退牧師になって、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農してからは、ぐんとすくなくなり、毎年10~12個つくるだけ・・・。今年は、とうとう5個になってしまいました。妻は、<我が家のためだけ・・・。他には配らないことにしました・・・>と話していました。

主イエス・キリストの<復活>のできごとは、<イースターエッグをふところに入れてあたためると、ひよこが孵る>のと同じ、神のみなせる不思議な、奇跡のみわざ・・・。新ロシア帝国の悪しき王・プーチンによって、その巨大な軍事力によって侵略され、都市や農村を破壊され、多くの尊い命を失ったウクライナとその人々の上に、主なる神さまの<復活>の光が差し込み、ウクライナの自由と平和が確立されますように、祈ります。ロシアの、主なる神さまを信じ、ロシアの戦争犯罪に憂いをもって祈っている人々の上にも・・・。

今朝5:30に起床して健康管理・・・

今朝は、5:30に起床・・・。いつもの健康管理をしました。最高血圧117、最低血圧74、脈圧差43、平均血圧88、脈拍数64、体温36.3°C、体重60.6kg、農作業にともなう関節痛なし・・・。

そのあと、『英訳聖書』(NSRV)を通読・・・。新ロシア帝国皇帝プーチンの悲惨な王の姿を想像させるような聖書のことばでした。そのあと、ヤスパース著『哲学』(全3巻)の精読の続きをいました。そして、今朝から、佐瀬与次右衛門著『会津歌農書』の精読をはじめました。

今年の晴耕雨読の<雨読>は、『英訳聖書』(NSRV)、ヤスパース著『哲学』(全3巻、佐瀬与次右衛門著『会津歌農書』の3冊に決定・・・。神学・哲学・農学の<教科書>として・・・。今朝読んだ『哲学』(全3巻)の第3巻目には、差別史・差別問題に取り組むときの在り方に関する俯瞰的・総合的な哲学的解明に関する言葉がありました。日本基督教団の隠退牧師になり、山口の地を離れて10年目に入りますが、山口の被差別部落の人々との聞き取りと対話は、筆者のこころのなかで今でも続いています。日毎に深まりゆく、『部落学序説』の内容・・・。<歴史>から<哲学>へ大きく舵をとっていますが・・・。

2022/04/16

ロシア軍部発表、ロシアの巡洋艦モスクワは神風が吹いて沈没・・・

ロシアの黒海艦隊の旗艦、巡洋艦モスクワが、火災を起こして積載していた弾薬に引火、爆発、大破して曳航中、ウクライナの<神風>に煽られて沈没・・・。乗組員510名のうち、救助されたのはわずか58人とか・・・。

ウクライナは、ウクライナの海軍が保有していた対艦ミサイル・ネプチューン2発を発射して攻撃、撃沈したと発表しているようですが、ロシアは、それを完全否定・・・。爆発事故のあと曳航中<神風>に煽られて沈没したと発表したようです。

ロシアの対ウクライナ侵略戦争・・・、中国(蒙古)による日本侵略のときの戦争に酷似しているようです。神風が吹いて、日本は中国(蒙古)の日本侵略を退け、ウクライナはロシアの侵略を退ける。ロシアがその艦隊の旗艦を撃沈されたのは、日清戦争のときの日本海軍の攻撃によって・・・、もうひとつは、今回のロシアの対ウクライナ侵略戦争のときウクライナ海軍によって・・・。

ロシア政府は、うそを言っていない。ロシアの巡洋艦モスクワは、<神風>によって沈没させられた!

ロシア全軍こぞる 20万余騎の敵
国難此処に見る 令和4年春の頃
何んぞ怖れん我れに キーウ男児在り
正義武断の名 一喝して世に示す

オデーサ浜辺に寄せる 其は何 ロシア勢
傲慢無礼者 ともに天を戴かず
いでや進みて忠義に 鍛えし我が腕(かいな)
此処ぞ国の為 ネプチューン試しみん

こころ黒海の海に 浪押し分けてゆく
益荒男猛夫の身 仇を討ち帰らずば
死して護国の鬼と 誓いしオデーサの
神ぞ知ろし召す コサック魂潔し

天は怒りて海は 逆巻く大浪に
国に仇をなす ロシア海軍巡洋艦は
海の藻屑と消えて 残るは58人
何時しか雲晴れて ウクライナの月清し
 

育苗箱の洗浄方法を見直す・・・

午後、コシヒカリ、はえぬき、ひめのもちの播種に使う育苗箱の洗浄方法を見直しました。これまで、妻の実家の棚田の田の山側の農業用水路の中に入って洗ったり、妻の実家の国道294号線沿いの水路に入ってあらったり、また、庭の水道の水であらったりしてきましたが、今年は、用水路の中に入らないで、しかも水道の水を節約して洗う方法を検討しました。午後、育苗箱1枚を洗って妻に見せたのですが、妻は、<きれいに洗えているじゃない? 冷たい農業用水路の水の中に入らなくても、こんなにきれいに洗えるの?>と不思議がっていました。

百姓暮らしって、日々、PlanDoSeeの繰り返し・・・。昔から、百姓は、昨日よりは今日、昨月よりは今月、昨年よりは今年と、日々、上達を目指して努力するひとのこと・・・。<百>の知識・技術を総動員して、その百姓ならではの、農業を実践するひとのことです。会津の篤農家・佐瀬与次右衛門さんは、会津の農家の知識と技術を集大成したひと・・・。その『会津歌農書』を読んでいますと、いろいろなアイディアが浮かんできます。

午後2:00~3:00、育苗用ハウスの中の地均し・・・

午後2:00~3:00、育苗用ハウスの中の地均しをしました。今浸種しているコシヒカリ、はえぬき、ひめのもちの種もみを播種したあと育苗箱を並べるハウスの中の地面を地均しして水平にするためです。といっても、手作業でしますので地面のデコボコの微調整は、育苗箱を実際に並べるときに行います。

明日、育苗用ハウスの中に、除草シートを張ります。種もみの浸種は3月20日、播種は4月20日、田植えは5月30日頃・・・。百姓は、休まず、弛まず農作業・・・。妻のふるさと・湖南で、有機・無農薬栽培をする時の農業の指導者は、会津の篤農家・佐瀬与次右衛門・・・。直接指導を受けることはできませんので、筆者、もっぱら、その著作『会津農書』・『会津歌農書』を読んで私淑しています。

午前10:00~午後1:00、棚田の田で作業・・・

今日の午前中は、午前10:00~午後1:00、棚田の田で作業・・・。

妻は、育苗用ハウスの中で、夏野菜の種まき・・・。筆者は、棚田の上段の田と中段の田の、農道沿いの農業用水路からの取水口の手入れ・・・。これまでは、中段の田の取水口から、取水していたのですが、上段の田の取水口からも取水できるようにしました。どちらの取水口から取水した水も、同じ引き込み用水路を伝って温水田に流れ込みます。

今日は、冷たい、強い風が吹いていましたが、花粉の飛散量はあまり多くなかったようです。プロの農家の育苗用ハウスでは、もう、播種をすませた育苗箱が並べられ、そのうえにウレタンの覆いがかけられていました。

There is nothing better than all should enjyoy their works・・・

今朝6:00に起床・・・。

朝の健康管理、最高血圧140、最低血圧80、脈拍数60・・・。今日は、いつもより血圧が高め・・・。健康をチェックしたあと、『英訳聖書』(NSRV)の通読をしました。そこで、目にとまった聖書のことばは、

There is nothing better than all should enjyoy their works・・・

2013年4月に、日本基督教団の隠退牧師になり、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農して以来、標高550mの湖南高原の棚田や段々畑で有機・無農薬栽培で自給用のコメや野菜を栽培していますが、純然たる農村的地域社会の湖南の赤津村のプロの農家の目からみますと、筆者と妻の米つくり・野菜つくりは趣味程度・・・。なにしろ、田畑全部で4.8反しかありませんから、農家として、あるいは湖南農協の組合員として認められる最低限の5.0反を満たしていませんから、農家にはなれません。所得税法上の職業には該当せず、筆者と妻は、<無職>・・・。

それでも、4.8反の田畑を耕して、有機・無農薬で米と野菜を栽培するのは、<一仕事>あります。つまり、筆者と妻は、日々<works>(労働)をしているということ・・・。百姓暮らしの労働に対する報酬は、収穫した、有機・無農薬の米・野菜と、それを栽培するために、土を耕し、種をまき、水と肥料をやり、収穫して、貯蔵する労働によってもたらされる健康・・・。今朝読んだ、聖書のことば<There is nothing better than all should enjyoy their works・・・>は、その通りだと思います。

労働を楽しむ、農作業を楽しむ、園芸を楽しむ、百姓暮らしを楽しむ・・・。筆者と妻の、基督者としての人生の晩年の姿は、このことにつきます。



2022/04/15

夜、8:00~9:00、妻と見るテレビ番組は、ウクライナ関係ばかり・・・

夜、8:00~9:00、妻の寝室のテレビで一緒に番組を見るのが常ですが、最近は、もっぱら、ロシアによるウクライナ侵略戦争と、ウクライナの国と国民、領土をまもろうとするウクライナの人々の防衛戦争に関する番組ばかりを見ています。

妻は、戦争をテーマにした洋画を、筆者が見ていると、<わたし、戦争の映画なんか見たくない>というのが常でしたが、ロシアがウクライナ侵略戦争をはじめたときから、毎晩、テレビでウクライナの防衛戦争のニュースを観ています。

妻のふるさと・湖南の赤津村においては、祝祭日に日の丸の旗を掲げるのは数軒しかありませんが、妻の実家もその1軒・・・。2013年4月に帰郷・帰農してからは、祝祭日にはいつも国旗を掲げています。朝、一番に、日の丸の旗をかかげるのは、妻・・・。ウクライナが勝ったときは、玄関に、日の丸の旗とウクライナの旗を掲げることになるかもしれません。


健康管理にかける時間・・・

筆者74歳・・・。

ご多聞にもれず、筆者も加齢と共に体力の低下を否定しがたい状況にあります。そのため、健康管理を欠かすことができません。高齢期の健康管理は、自転車操業のようなもの・・・。健康管理をし続けることで健康を維持することができますが、健康管理をやめたとたんに、倒れてしまう可能性があります。

1.DHCのサプリメントの摂取(老化対策)
2.血圧・呼吸数・体温・体重の測定(変化に注意)
3.目・鼻・口などの洗浄(花粉症対策)
4.定期的な尿検査(尿糖・尿蛋白・ウロビリ)
5.寝る前のアウトストレッチ(農作業の疲れをとる)
6.朝の体操
7.栄養管理(妻がつくった料理のみを食べる)

妻の実家のある湖南町赤津村は、昔から無医村・・・。湖南町5か村でも、あるのは内科医院と歯科のみ・・・。


猪苗代へ買い物にでかける・・・

今日は雨・・・。年金が振り込まれる日なので、妻とふたりで、猪苗代へ買い物にでかけました。

妻は、<わたしたちは、観光や行楽とは無縁の生き方ね・・・。みんなが遊んでいるときには、農繁期と重なって、毎日田畑で作業しなければならないのですから・・・>と話していました。筆者と妻の人生の晩年は、<消費>より<生産>に重点を置いた生き方です。年金が、他の牧師の半分に満たないので、百姓暮らしで、コメと野菜は自給用に栽培しなければなりません。筆者と妻は、それも神さまからの恵みとして受け止めていますので、百姓暮らしは、生きるための糧を得るためだけでなく、健康管理にとってもかけがえのないものになっています。感謝して受ければ、捨てるものはなにもありません。

今日、ホームセンターに立ち寄ったとき、猫用のマッサージ器が目にとまりました。妻に、<これ、買っていい?>といいますと、妻は、ほほえみながら、<いいわよ、でも、黒ちゃん喜ぶかな・・・>と心配していましたが、家に戻ると早速、その猫用のマッサージ器を使って、黒猫黒兵衛の頭や頬、顎や肩、背中をマッサージしてやると、黒猫黒兵衛、うっとりしていました。妻は、<黒ちゃん、気に入ってくれたのね。よかったわ!>と話していました。@580円・・・。我が家のしあわせは、おかねのかからないものばかり・・・。

2022/04/14

ヤスパース著『哲学』(全3巻)を精読しているけれど・・・

昨年から、ヤスパース著『哲学』(全3巻)を通読していますが、この本が最初に出版されたのは、1930年ころ・・・。

高校生のときに、『哲学入門』・『実存哲学』・『理性と実存』を読んだことで、筆者の基本的なものの見方、考え方が決まったようです。筆者、74歳・・・。2022年という時代を生かされているのですが、ヤスパースの<実存哲学>に対する親和性はとても強い・・・。どのページを精読しても、納得のいく場合が多い・・・。1930年代のソ連・・・、2020年代のロシア・・・、その本質はなにも変わっていないと思わされますが、1960年代にヤスパースの実存哲学に触れて、人生の目的を真実の追究に見出した筆者、74歳になるまでなにも変わることなく若き日に遭遇したヤスパースの実存哲学を堅持して、それを生きています。

日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたとき、非政治的な筆者、日本共産党や日本社会党の支部や活動家たち、部落解放同盟山口県連から、<出入り禁止>を通告されたことがあります。もちろん、西中国教区の牧師・信徒からも排除・疎外されていましたが・・・。哲学者ヤスパースは、共産主義・社会主義を<ユートピア>としてその絶対化を批判しています。

オスのニホンジカが、妻の実家の棚田の下段の田を過って行った・・・

今日、妻の実家の棚田の田にでかけたとき、帰りに、棚田の田のあちらこちらにおいていた畦板を集めて片づけました。

そのとき、妻が、<あなた、ここに来て! カモシカの足あとがあるわよ!>といいます。妻のところに行きますと、大きなカモシカの足あとがありました。しかし、その足跡、カモシカの足あとより大きいし、歩幅もかなりあります。カモシカがどこから入ってどこへ向かったのが、妻と追跡してみましたが、どうやら、棚田の上方からやってきて下方へ向かって、向かいの山に入って行ったようです。

妻の実家に帰郷・帰農した次の年の春、棚田の上段の田に育苗用ハウスを建てていたとき、プロの農家の方々が、<ここは、カモシカの通り道だぞ!>と話していました。その年、キュウリ支柱のネットの上が引きちぎられていました。雄のニホンジカの角が引っ掛かって、ニホンジカが暴れて破れたと推定しましたが、それ以降、ニホンジカがやってくることはありませんでした。

今年、妻の実家の棚田の田の電気柵は、イノシシ用からカモシカ・クマ用に、レベルアップすることにしていました。2段から4段に・・・。県道、郡山湖南線をくるまで走っているとき、県道のセンターラインに着地して反対側の畑に飛び越えていった雄のニホンジカの姿を見たことがありますが、その高さは3~4m・・・。トナカイが空を飛んでいるようにみえました。イノシシ用の電気柵など、あって無きが如し・・・。ニホンジカの母子も見たことがありますが、どちらも小柄です。

育苗用ハウスで播種の準備作業

今日の午前中、10:00~11:30、妻の実家の棚田の上段の育苗用ハウスで、コシヒカリ・はえぬき・ひめのもちを播種するために、育苗用ハウスの土を均す作業をしました。

毎年、育苗を終えたあとは、夏野菜を栽培するために、土起こしをして畝をつくります。そのため、次の年の春には、畝を崩して、育苗用ハウスの中の土を均す必要があります。プロの農家のように、鎮圧用の農機具はもちあわせていませんので、専用の鍬を用いて、手作業で行います。水平になったかどうかは、48.5mmの軽量単管パイプを転がして、その上に置いた水準器で確認します。

今日は、そのあと、水を散布して終わり・・・。雨降って地固まるではありませんが、散布した水が乾くころには、土の表面も落ち着いていますので、もう一度、アルミ製の代掻き器で地均しをします。

今日は、気温が低下して、育苗用ハウスの中は、快適・・・。

2022/04/13

今朝読んだ『英訳聖書』(NSRV)のことば・・・

今朝読んだ『英訳聖書』(NSRV)のことば・・・。

<Do not forsake your friend or the friend of your parent;
do not to the house of your kindered in the day of your calamity.>

ウクライナよ、汝の友は多くいる! 決してそれを忘れるな!

写真と言語・・・

ロシアいよるウクライナ侵略戦争に関する報道として、いろいろな写真が公開されています。ウクライナが流す写真とロシアが流す写真・・・。

ただ、写真としてだけ眺めている場合と、その写真に、筆者自身で何らかの言葉を書き込んでいく場合とでは、同じ写真でも、別様の意味、様相を呈してきます。

写真に言葉を付加することで、その写真は、哲学・ヴィトゲンシュタインがいう<アスペクト>様相を呈してきます。ヴィトゲンシュタインは、その『哲学探究』のなかで、このように記しています。<アスペクトをひらめかせるのは、半分は視覚体験であり、半分は考えることであるように思える。>と。報道された写真をそのことがらに即して見るためには、私たちは、言語を用いて考える必要があります。<視覚体験>は<状態>を確認するにとどまり、<考えること>は<行動すること>に直結します。

ウクライナの国家・歴史・民族・宗教・文化・言語・・・

今日、夜、黒川祐次著『物語・ウクライナの歴史』を読んでいました。

ウクライナは、昔からウクライナ語を話すウクライナ民族・・。近代以降、ロシア帝国・ソ連によって長い間支配され、ウクライナの政治家、文化人などの知識階級は、支配者の言語・ロシア語を公用語にして使用していましたが、ウクライナの都市の親ロシア、親ソ連に追従する彼らと違って、ウクライナ民族、都市ではなく農村に住む生粋のウクライナ人は、ウクライナの国家・歴史・民族・宗教・文化・言語・・・を、ロシア・ソ連による<ロシア化>の強制・抑圧・迫害に抗して、ウクライナ民族としての自立性を維持してきました。そして、ソ連の崩壊によって、ウクライナは、ロシア・ソ連の民族差別支配の鉄鎖から解放されて、新生ウクライナとして、新しいウクライナ民族の歴史を刻み始めました。

ロシア大統領・プーチンは、ロシアによるウクライナ侵略戦争をはじめた要因として、ロシア・ウクライナ・ベラルーシは<三位一体>的存在であり、もともとひとつであった・・・とプーチン流の思想を展開していますが、それは、あくまで、プーチン流の、歴史の真実を歪曲した妄想にすぎません。それが事実であることは、ひとつであるといいながら、ロシアが、<兄弟国>ウクライナに対して、<解放>という美名を用いながら、徹底的な破壊と殺戮を展開していることからも裏付けられます。

夕方から花粉症パニック・・・

今日の夕方から、花粉症パニックに陥りました。

妻の実家の棚田の田で作業しているとき、途中、マスクを外して水分補給したとき、杉の花粉を大量に吸い込んだようです。今日は、福島は28°Cを超える夏日でした。棚田のある場所には杉山が連なっていますので、飛散する杉の花粉の量も並大抵のものではありません。ただ、農村的地域社会なので、工場からのばい煙や化学物質が飛遊して、杉の花粉と合体、より深刻なアレルギー症状を引き起こす可能性は少ないので、花粉症パニックといっても、<+>程度・・・。山口では、毎年<+++>で、耳鼻科通いが通例でした。しかし、妻のふるさと・湖南の赤津村は無医村、湖南の他の村々にも耳鼻科はありませんので、花粉症対策は、もっぱら自己責任のもとで行わなければなりません。

たとえ耳鼻科があったとしても、中国共産党が率いる中国が世界制覇のために生物兵器として開発した武漢ウイルスに感染することを懸念して、筆者が耳鼻科に通う可能性はほとんどありません。

午後1時間の作業で、体力消耗・・・

午後1:30、妻と一緒に棚田に出かけました。筆者は、午前中に引き続いて、中段の田畑転換した畑の排水路の手入れをしていました。しかし、1時間ほどで、体力を消耗してしまったようで、両腕に力が入らない・・・。作業を続ける意志はあっても、体力がついてこない・・・。

たぶん、午前中の作業で、開墾鍬を使ったのが、いつもより体力を消耗することになったようです。すり鉢状になった畑の土を、開墾鍬で高いところの土をけずって、低いところへ土を移動する作業でしたから、小型スコップだけで作業するときより、力がかかったのでしょう。歳をとると、無理をしようにも無理ができなくなります。やる気は十分でもからだがついてこない・・・。明日、明後日は雨とか・・・。それで、晴れた日を活かして、<農業土木作業>をすすめることにしたのですが、関節障害のある右手が無力状態になって中断せざるをえませんでした。

明日、雨が降りますと、棚田の上段の田の育苗用ハウスの中で、地均しをします。48.5mmの軽量単管パイプ2本に水準計をセットして、それをみながら、根切り鎌で土のデコボコを調整していきます。そのあと、除草シートを張り巡らします。今年も、コシヒカリ・はえぬき・ひめのもちの播種は、例年通り、種籾を浸種してから31日目に行います。

水を張ったハス田でシュレーゲルアオガエルの鳴き声が・・・

今日の午前中、妻は、妻の実家のおかあさんをかかりつけの医院まで連れて行きました。筆者は、午前9:30~12:00まで、妻が軽トラで迎えにくるまで、妻の実家の棚田の田で作業をしていました。

今日は、棚田の中段の田畑転換した畑の南側の部分の片づけをしていました。これまで、水管理が悪くて、いつもぬかるんだ状態になり、野菜の栽培が難しかったのですが、今回、モグラの穴を徹底的にふさいで、雨水も、高いところから低いところへ流れるように傾斜をそのまま活かすことにしました。同じ中段の田畑転換した畑でも、東西南北、場所によって傾斜が違います。今回は、それぞれの場所の傾斜をなくして平らにする努力はやめて、自然に生じた傾斜をそのまま利用することにしました。

今日の作業の結果を見た妻は、<いままで一番野菜の栽培に向いていないと思っていた場所が、一番いい畑になるの?>と驚いていましたが、日本基督教団西中国教区の山口の小さな教会の牧師をしていたとき、教会の元駐車場跡地を開墾して、ミニ菜園やお花畑、ブドウ棚、柿・梅・枇杷などの果樹を栽培していましたが、そのミニ菜園とお花畑の広さとほぼ同じ・・・。育苗用ハウスの隣の畑なので、田での作業を終えて帰るとき、自家消費用にいつでも持って帰れるように、自給用に多品種少量生産の<家庭菜園>に使用することにしました。

その作業をしているとき、昨日水をはったハス田の方から、<コロコロ>となく、コロコロガエル(シュレーゲルアオガエル)の鳴き声と、ウグイスの<ケキョ>という鳴き声が聞こえてきました。

2022/04/12

共産主義の理想と現実のはざまで起きたロシアによるウクライナ侵略戦争・・・

夜、レーニン著『帝国主義』(岩波文庫)のページをめくっていましたら、第9章の言葉が目にとまりました。

それを、現在の世界の状況にあわせて読み替えてみますと、次のようになります。

<第9章 共産主義批判
・・・共産主義は、<解放戦争>による諸国民の併合を、民族的抑圧の強化を、したがってまた<解放>という名目の<侵略戦争>に対する諸国民の抵抗の激化をもたらしている。・・・ここで一例をあげよう。かりに、ある中国人が、ロシアによるウクライナの<解放戦争>を非難したとしよう。この場合、問題となるのは、その非難は、戦争一般に対する反感からなされたのであって、ウクライナをロシアに軍事的に併合しようという願望からなされたものではないということを、多くの人が信じるかどうかということである。そして、ロシアのウクライナ侵略に反対する一中国人の<闘争>は、もっぱら、彼が中国によるチベット、内モンゴル、ウイグルなどの軍事的・侵略的併合に反対してたちあがり、彼が中国からのチベット、内モンゴル、ウイグルなどの分離・独立の自由を中国共産党に対して、その実現を政治的に要求する場合にだけ、誠実でしかも政治的に公明正大なものだと考えることができる・・・>

この言葉を、<中国>と<ロシア>を入れ替えると、

<あるロシア人が、中国によるウイグル<解放戦争>による併合を非難したとしよう。この場合、問題となるのは、その非難は、戦争一般に対する反感からなされたのであって、ウイグルを中国に軍事的に併合しようという願望からなされたものではないということを、多くの人が信じるかどうかということである。そして、中国のウイグル侵略に反対する一ロシア人の<闘争>は、もっぱら、彼がロシアによるウクライナの軍事的・侵略的併合に反対してたちあがり、彼がロシアからのウクライナの分離・独立の自由をロシア大統領プーチンひきいるロシア共産党に対して、その実現を政治的に要求する場合にだけ、誠実でしかも政治的に公明正大なものだと考えることができる・・・>

共産主義国家であるロシアも中国も<公明正大>からほど遠く、ロシアも中国も、<どんな犠牲をはらっても共産主義による世界制覇を実現しよとする野望が、骨の髄までしみこんでいる・・・>。

温水田の南側と西側の畦の手入れ・・・

今日の午後1:30~4:00、午前中に引き続けて、温水田の南側と西側の畦の手入れをしました。小型スコップで、崩れてSの字カーブになったり、凸凹したりしている畔を、まっすぐに平らにする作業ですが、そのとき見つけた、モグラが空けた穴は、丁寧にふさいで行きます。これで、あとは、KUBOTAの管理機TRS70USで10cm深さで耕して、山側の農業用水路から給水ポンプで水をくみあげます。

それで、下段のハス田に続いて、中段の温水田も、カエルたちの産卵場所、棲息場所になります。午後、作業している間、ハス田に、1インチの給水ポンプで、山側の農業用水路から水をくみ上げました。あとは、代掻きをしたら、今年の備中レンコンの作付けは終わり・・・。電気柵の電源をONにして帰ろうとしたとき、筆者、ことしはじめて、カエルの鳴き声を耳にしました。

妻の実家の棚田の田から見える会津磐梯山、その雪形は、チューリップから、木の枝にとまったヒヨの姿に変わっていました。自然のお絵かき・・・、どちらかいいますと、幼稚園生のお絵かきのようです。

昨日に引き続けて温水田の東側の畦の手入れ・・・

今日の午前中、9:30~11:30、妻の実家の棚田の田で、妻とふたりで作業しました。妻は、棚田の中段の田畑転換した畑の、昨年の野菜の残滓を片づけていました。今年、キュウリ支柱3棟を撤去して、トマトの雨除け栽培用トンネルを2棟、設置しなおすつもりです。昨年までは、トマトの雨除け栽培用トンネルは28mの長さでしたが、6m×2棟追加して、トマトの雨除け栽培用トンネルは長さ40mになります。全部トマトを栽培すると、1畝のひろさになります。

筆者はそれを前提に、同じ中段の温水田から田畑転換した東側の畑に水が流れこまないように、モグラがあけた穴つぶしの作業をしていました。温水田から水が漏れそうなモグラの穴は12個・・・。その中で、一番長いトンネルは6mほどありました。しかも、直線で・・・。作業をしているとき、雑木林からおりてきたカエルが、筆者のまわりをうろついていました。手のひらにのせても逃げない・・・。このカエル、筆者の顔を覚えているのかもしれません。

作業している間に、ハス田に、1インチの給水ポンプで水を汲み上げていましたが、カエルの鳴き声はしていませんでした。妻は、今朝もウグイスの鳴き声を聞いたといいますが、筆者は気づきませんでした。

朝の健康管理・・・

今朝の健康管理・・・。最高血圧118、最低血圧76、脈拍数60、脈圧差42、平均血圧90、呼吸数15/分、体温35.9°C、体重59.6kg、尿糖(ー)、尿蛋白(ー)、ウロビリ(±)、関節痛(-)、花粉症状(+)。

2022/04/11

高齢者の虚弱化の進行、4段階・・・

大蔵暢著『「老年症候群」の診察室 超高齢社会を生きる』に、<高齢者の虚弱化がどのように進行するかの虚弱化プロセス>として、<健康期と虚弱期、高度虚弱期、終末期の4つのステージ>があげられています。

健康期:安定した歩行、栄養状態良好、認知症なし、抑うつ症状なし、日常生活自立
虚弱期:不安定な歩行(補助具使用)、早期認知症、抑うつ症状あり、軽度要介護
高度虚弱期:車いす使用、ベット上での生活、体重減少、進行期認知症、重度要介護
終末期:意識混濁、嚥下障害、脱水・栄養失調、肺炎、尿路感染

大蔵暢氏は、虚弱化は、<ゆっくりとした虚弱化の原因となっている日々の慢性ストレスと、大きな虚弱の進行をもたらす急性ストレス(大きな事故や転倒、精神的ショック、急病など)を組み合わせた複雑なプロセスで全体の虚弱化が進行すると考えています。よって一旦右方向に進行した虚弱を左方向へ回復させることは極めて困難であい、その意味において高齢者の虚弱化はゆっくりと進行する死へのプロセスと言えます。海外からの報告でも85歳以上の高齢者では一度喪失した日常生活機能を回復するのはほぼ不可能であるというものがあります。>といいます。

篠原恒樹著<老化とは何か>(南江堂『老年病学』)には、<老化と死のあいだに特別な因果関係が存在しているかどうかについては>明言できないとしています。<老化>は、<死を生ずる原因のひとつ、死の原因ではないが死に終わる過程、死と直接関係のない別のもの>・・・。

<老化>には、ふたつあるのかもしれません。<死に向かう老化>と<生に向かう老化>・・・。どのように高齢期を過ごすかは、ひとそれぞれ・・・。『聖書』の信仰は、<死に向かって老いる>のではなく、<死ぬまで生きる>ことにあると思われます。


今朝読んだ『英訳聖書』(NSRV)の中に・・・

今朝6:00に起床・・・。いつもの健康管理をしました。最高血圧113、最低血圧74、脈拍数60、脈圧差39、平均血圧87、体温35.9°C、体重59.2kg、呼吸数15/分・・・。

そのあと、『英訳聖書』(NSRV)の箴言の続きを読んでいましたが、『英訳聖書』(NASRV)で箴言を読んでいますと、これまで『口語訳聖書』・『文語訳聖書』を読んでいたときとは、かなり異なった響きがありました。箴言は、単なることわざではなく、哲学の書・・・。今日読んだ聖書の箇所は、ロシアのウクライナ侵略戦争の<本質>を把握できるような示唆にとんだことばに遭遇しました。聖書のことばは、<常>の世界の言葉だけでなく、<非・常>の世界の言葉も含んでいます。平和の時だけでなく、戦争の時にも、主なる神を信じている信仰者はどのように生き抜かなければならないかも・・・。そのあと、ヤスパースの『哲学』(全3巻)の通読を続けましたが、ヤスパースの哲学も、その読者をして、<常>の世界のことだけでなく、<非・常>の世界のことについても哲学するための指針を与えてくれます。

介護猫の黒兵衛が待っていた・・・

今日、午前11:30~午後3:30まで、猪苗代まで買い物にでかけました。妻の実家のおかあさんの介護用品と黒猫黒兵衛のための猫砂がなくなたので、買いにでかけたのですが、ついでに、食料品・日用品も購入しました。

帰ってくると、黒猫黒兵衛が玄関で待っていました。黒兵衛、<ばあさんが、またうんちもらしてるぞ!くさくて、くさくて、おらあ、たまんねえ! だから、玄関に逃げてきてんだ!>となきながら、筆者に訴えていました。妻は早速介護していましたが、<なに? このうんちの量!しかも、くさいのなんのって! おかあさん、におわないの?>とおかあさんに語り掛けていましたが、おかあさん、<おらのうんちはにおわねえ!>

妻は、毎日夕方に、前日の残り湯を沸かしておかあさんを風呂に入れています。<毎日風呂にいれないと、うんちやしっこでただれるとかわいそうだから・・・>といいながら、おかあさんの下の世話をしたあと風呂に入れる準備をしていました。

筆者は、妻に言われて、育苗用ハウスの側窓を閉めに行きました。ついでに、ハス田に1インチの給水ポンプで水をくみあげながら、棚田の温水田の畦の手入れをしました。1時間半ほど作業をして家に戻ると、おかあさんは風呂からあがって着替え終わったところでした。黒猫黒兵衛、<A子さんが臭い消したから、もう大丈夫だ!>と筆者に語り掛けてきました。

棚田の田で、ウグイスの鳴き声・・・

今朝、妻の実家の棚田の田の様子を見にでかけたとき、妻が、ウグイスの鳴き声を聞いたといいます。

そのあと、妻の実家の棚田の田で作業をするためにでかけたのですが、残念ながら、筆者はウグイスの初音をきくことはできませんでした。午前中1時間30分、午後1時間30分、棚田の中段の温水田の畦の手入れをしていましたが、その間ウグイスだけでなく、カエルの鳴き声も聞こえませんでした。

74歳の筆者、高齢化にともなって、聴力が落ちているのかもしれませんね・・・。

今日は、畦の手入れをしながら、1インチの給水ポンプで、山側の農業用水路からハス田に水をくみ入れていたのですが、0.1反=1畝=30坪のハス田は、広いですね。妻の実家のおとうさん、生前、<ここさ戻ってきても、他の農家の田畑に手を出してはなんねえぞ。65歳で農業をはじめると、すぐ歳をとる・・・。歳をとればとるほど、同じ広さの田畑でも段々ひろく感じられるようになるから、オラの田畑だけでやれ!>と話していましたが、それから10年以上が経過しましたが、まさに、おとうさんの助言通りの展開になってきています。

2022/04/10

ハス田でカエルの鳴き声がするわよ・・・!

棚田の田での作業を終えて家に帰ろうとしたとき、妻が、<あなた、ハス田でカエルの鳴き声がするわよ・・・・! はやく、「水を入れて!」って、催促しているみたい・・・。あなた、明日の朝、一番で、ハス田に水を入れてあげて!>と話しかけてきました。

ハス田に水を入れたら、次は、温水田に水を入れます。ハス田と温水田は、シュレーゲルアオガエルやニホンアマガエルなどのいろいろなカエルの繁殖と棲息の場所になります。シュレーゲルアオガエルは、とてもひとなつっこいカエルで、田の水の中に手を差し入れて、<おいで!>と呼びかけると、泳いでやってきて手のひらにのる<手乗りガエル>です。

田の畔に草が生える前に、モグラの穴をふさいでおかないと、カエルやカエルのたまごをカラスに食べられてしまいます。

磐梯山の雪形は、チューリップ・・・

妻の実家の棚田の田から見える会津磐梯山・・・。会津磐梯山を見ると、東隣にある櫛ケ峰もひとつの視野に入るのですが、妻の実家の棚田の田からみますと、近くの山に櫛ケ峰が隠れて会津磐梯山だけが見えます。

会津富士の名にふさわしい磐梯山の姿が・・・。

その会津磐梯山の南西側に、幼稚園生が描いたような1本のチューリップの花の雪形が見えます。妻の実家の田のある棚田には、まだところどころに残雪が残っています。妻の実家の棚田の田は、雪はすっかり消えてしまいましたが、段々畑は、まだ残雪があります。

育苗用ハウスの中の最高温度は、36°C・・・。夏野菜の芽がではじめました。

マスクの付け方ひとつで花粉症対策に違いが・・・

ここ数日、妻の実家の棚田の田で1日4時間ほど作業していますが、花粉症パニックの症状に襲われて、夜の睡眠もさまたげられていました。

今日は、これまでのマスクの装着方法に欠陥があったのではないかと思い、マスクの装着方法を変更しました。その結果、午前中も午後も、棚田で作業していても、あまり花粉を吸いこむことがなかったようです。パニック症状は起きませんでしたから・・・。人間の鼻は、ひとそれぞれで、千差万別・・・。上手なマスクのつけかたは、自分の鼻の形状にあわせて、自分用に調整するひつようがあります。今回は、<一般的なマスクの付け方>に追従するのをやめて、自分の鼻と顔にあった付け方をしてみました。午前、午後とも、杉の花粉をあまり吸いこむことがなかったようなので、これからは、今日見つけた方法を踏襲することにします。武漢ウイルス対策も、より万全にできそうです。

ハス田に農業用水路から1インチの給水ポンプで水をくみ上げる準備・・・

今日の午前・午後の4時間、妻の実家の棚田の田で作業をしました。棚田の下段のハス田の畔・土手の手入れ・・・。モグラの穴を見つけて塞ぎ、あぜ道を整備しました。やっと、ハス田に農業用水路から1インチの給水ポンプで水をくみ上げる準備ができました。

そのあと、筆者は、農道側の水路から温水田に水を引き込むための水路の手入れをしました。これから、妻の実家の棚田の田で、水管理ができるように、給水路・排水路の手入れをすることになりますが、昨年の実験で、妻の実家の田で、有機・無農薬栽培でコシヒカリを栽培するには、やはり、温水田を使った水管理が必要です。農業用水路の水を温水田を経由させると、水温が8~12°C高くなります。

2022/04/09

ウラジロとカラスがニアミス・・・

ハス田の土手に座って休憩しているとき、西から飛んできたウラジロ(鷹の一種)と東から飛んできたカラスがニアミスを起こしそうになりました。ウラジロは、悠々と飛んでいましたが、カラスは、ギャアギャア、大きな声でないていました。ウラジロは、とてもかわいらしい、きれいな声で鳴いて飛び去って行きました。

空を飛ぶ鳥も、ニアミスを起こすんですね。

棚田の田の東側の雑木林の中で、シジュウカラの鳴き声がしていました。

ハス田の土を耕す・・・

今日は、午前・午後それぞれ2時間ずつ、計4時間、妻の実家の棚田の田で作業をしました。まず、牛糞堆肥とレンコン栽培用の肥料を散布して、専用の鍬で12cm深さで耕しました。専用の鍬で10~12cm耕すと、出始めた芽を傷つけないで耕すことができます。

花粉症対策をしっかりしてでかけたのですが、花粉症対策用のマスクをつけても、杉の花粉を吸いこんでしまうのでしょう。ということは、武漢ウイルスも、高濃度に飛散している場所では体内に吸引してしまう可能性があるということを示しています。

明日、ハス田の土手と畔につけられたモグラの穴をつぶす作業をします。それができると、山側の農業用水路に堰をつくってためていた水を1インチの給水ポンプでハス田に組み上げます。

耕しているとき、備中レンコンの新芽が7~8本出ていましたので、今年も、備中レンコンを自給用に収穫できそうです。

昨夜は、花粉症が酷くて・・・

昨夜は、花粉症が酷くて、プレコールを定量服用・・・。服用後2時間ほどして、花粉症のパニック症状がおさまりました。就寝したのが朝1:00ころ・・・。

昨日は、『新比較外交政策論』という<悪書>を読んで気分が悪くなってしまいましたので、そのあと、ヤスパースの『哲学』(全3巻)の続きを精読していました。ヤスパースの『哲学』(全3巻)を読んでいますと、やはり、大学の教授は凄い・・・と思わされます。ひとつの主題を多角的に調べ上げ、本来のあるべき認識に到達する、学者としての誠実さ、真摯さ、熱心さ・・・。それと比べますと、『新比較外交政策論』の<ロシア連邦の外交政策>を書いた河原地英武氏、筆者はただただ失望させられるのみ・・・。もし筆者が、その講義の聴講生であったとしたら、河原地英武<教授>を質問責めにして、学者としての資質に疑問をなげかけたこでしょう。筆者が出会った他の多くの学者と同じように、<無学歴・無資格、学問とは無縁のお前になにが分かるのか!>と一蹴されることになるでしょうが・・・。


2022/04/08

外交の専門家が説く妄論<ロシア連邦の外交政策>・・・

夜、『新比較外交政策論』の<第11章 ロシア連邦の外交政策>に目を通しました。1992年5月の出版ですから、今から30年前の本・・・。1991年末、ソ連が崩壊してから約半年後に書かれた<ロシア連邦の外交政策>ですから、そこには、ソ連崩壊後のロシア連邦のそれ以降の動向に対して、自由主義陣営からの淡い期待を背景にして、論じられているようです。

インターネットで、著者の<河原地英武>で検索してみました。下記文章は、ロシアによるウクライナ侵略戦争がはじまる前の2月8日の記事の一部です。

<単刀直入にききますが、戦争は起こるのでしょうか?

本当のところ、だれも戦争は望んでいません。まずウクライナですが、2014年の内戦で約14000人の死者を出しましたが、次に戦争になれば、犠牲者はその数倍、いや数十倍になるでしょう。国家は破綻します。欧米諸国も、この紛争に介入して自国兵士が死傷すれば国内世論が許さないでしょう。大量のウクライナ難民が押し寄せることと思いますが、その面倒をみる余裕もありません。特に欧州は、ロシアから輸入している天然資源も途絶えてしまいます。ロシアにとっても大変なことになります。かりに軍事侵攻が成功しウクライナ(の一部)を占領しても、ロシアにはウクライナ人の面倒を見る経済的余力はありません。また、親欧米派と親ロシア派の対立を今度はロシアが国内に抱え込むことになり、ロシア自体が紛争地帯と化してしまいます。強化される欧米諸国の制裁により、ロシア経済も限界まで追詰められてしまうかもしれません。

それでも戦争が起こるとすれば、どのようなシナリオが考えられますか?

武装したウクライナ国内の親欧米派、親ロシア派のどちらかが攻撃をしかけた場合、ロシア軍は親ロシア派の救援要請を受け、国境を越えることになるでしょう。そして親ロシア派の支配地域を一気に占拠することになるだろうと予測します。そうなれば、ウクライナ軍もNATOの援護を受けつつ徹底抗戦という事態に陥り、泥沼の戦争になるかもしれませんが、結局ウクライナは、親欧米派の支配地域と親ロシア派の支配地域に二分割され、前者は直ちにNATOに加盟し、後者はクリミアと同様、ロシアに併合されることになるかもしれません。
このようなシナリオを食い止めるために今一番望まれるのは、戦争の挑発に乗らないウクライナ国民の自制力と、親欧米派と親ロシア派の対立をエスカレートさせないような政策、とりわけゼレンスキー大統領の指導力ではないかと思います。
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河原地英武<京都産業大学国際関係学部教授>
東京外国語大学ロシア語学科卒。同大学院修士課程修了。専門分野はロシア政治、安全保障問題、国際関係論。俳人協会会員でもある。俳句誌「伊吹嶺」主宰。>

ロシアによるウクライナ侵略が開始されたあとでは・・・

<ロシアのプーチン大統領は2月24日、ウクライナへの「特殊軍事作戦」を行うと国民に演説し、実質上、ウクライナ全土への軍事侵攻に踏み切りました。一体大統領は何を考えているのでしょう?そしてウクライナをどうするつもりなのでしょうか?

正直なところ、まさか彼がこのような行動を起こすとは予測していませんでした。わたしの予測を越えるプーチン氏の思惑を探ることは非常に困難ですが、その言動を分析しながら、論点をできるだけ冷静に整理してみたいと思います。
歴史的にロシアには2つの思潮があります。西欧派とスラブ派です。西欧派は、西欧流の近代化をめざす立場。これに対しスラブ派は、ロシア正教を精神的支柱とし、スラブ民族古来の価値観を優先します。そして、個人主義や資本主義によって腐敗堕落した西欧の模倣を根絶すべしと考えます(詳しくは『公共論の再構築』(2020年、藤原書店)所載の「第4章 ロシアにおける公共と経済(河原地英武)」参照)>。

(ウクライナの大統領
ゼレンスキーに対しては・・・)

<ロシアによる軍事侵攻は、弁護の余地がない絶対悪であることを大前提として言いたいのですが、この悪によって祖国を失えば子々孫々に不幸は及ぶ、だから今の世代が犠牲になってでも子孫の未来を守ろうという決意は正当なのか……。今の世代の命がこの戦いで失われていいのか。1週間でウクライナの民間人が2000人以上死亡しました(3月2日現在)。これから万単位に膨れ上がるのでしょう。政治家は国民の命を守るのが仕事のはず。よし大義があるにせよ、国民に命を差し出すことを求めるゼレンスキー大統領は、戦士としては英雄ですが、政治家としては失格だったのではないか。かりにウクライナが持ちこたえても、ゼレンスキー氏は政治家に戻れないのではなかろうか。ウクライナは国防優先の国家に変貌し、大統領は「戦士」としての相貌を残したまま統治してゆくことになるだろうと思います>。

専門分野が、ロシア政治・安全保障問題・国際関係論である河原地英武氏・・・、ロシア側にたってのウクライナ批判・・・! ウクライナを侵略したロシアの大統領・プーチンを不問に付して、侵略戦争をしかけられたウクライナの大統領・ゼレンスキーを批判している・・・! 帝政ロシア、ソ連、ロシアの外交と軍事の歴史を無視したウクライナの防衛戦争批判・・・、これが、大学の教師・学者の語ることとは・・・! 筆者が大学の学長であるとしたら、即刻解雇処分にするでしょう。

『新比較外交政策論』は、読むのをやめました。

午後2:00~4:00、棚田の田の畦の手入れ・・・

午前中に引き続いて、午後も、妻の実家の棚田の下段の田の畦の手入れをしていました。畦の幅を20cm拡幅しました。これで、畦の上でミニクローラを走らせることができるかもしれません。

今日は、午前・午後で4時間の作業でした。今は杉の花粉の飛散、真っ盛りですので、花粉症対策をしての農作業でしたが、それでも、鼻や目に花粉症の症状が出てきます。家に戻ると、顔を洗い、鼻と目を専用の洗浄液で洗浄するのですが、完全に花粉をシャットアウトすることは不可能です。家に戻ると、上着も下着も全部着替えることにしています。農作業の汗でびっしょりになっているので、風邪予防にも即着替える必要がありますが、上着・下着についた花粉を、筆者の寝室に持ち込まないためでもあります。

棚田の下段の田の西側の畦の手入れ・・・

今日の午前中2時間、妻とふたりで棚田の田で作業しました。妻は、育苗用ハウスの中で、ポットに夏野菜のたねまき・・・。筆者は、棚田の下段の田の西側の畦の手入れをしました。モグラの穴をみつけるのと、ミニクローラが走れるように畝幅を少しく広げる作業をしました。予定の半分ほどで、中断・・・。昼食後、午後2時間、同じ作業を続けることにします。

農道をはさんだ向かい側の田、湖南史談会会員の専業農家の Koyamaさん、大型トラクターで、あっという間に畦塗をして行きました。<プロの専業農家>と<素人の専業百姓>との違いを如実に示した瞬間でした。<畦塗用アタッチメントを装着した大型トラクター>と<小型スコップ>を用いた作業の違い・・・。

コシヒカリの田の周囲に電気柵を張り巡らしていますが、作業しているとき、北側の電気柵の上の線が引きちぎられているのを見つけました。どうしたら、電気柵の電線を引きちぎるこができるのか・・・? また、長靴を履いたイノシシがやってきたのでしょうか・・・? イノシシも、長靴をはいたイノシシも、害獣であることにかわりはないのですが・・・。

共産主義の理想と現実・・・

昨夜、黄文雄著『台湾・朝鮮・満州 日本の植民地の真実』の第8章 <植民史が問う「植民地とは何か」>と第9章 <植民地主義VS社会主義>を通読しました。

今朝、食後に、妻に、本文を引用しながら、概略を話しました。共産主義の理想と現実・・・。共産主義は、<世界革命、人類解放、国家死滅>の理想をかかげ、世界の中の<平和主義勢力>であるとうそぶいてきたが、実際は、真逆で、<非人間的な弾圧、破壊>によって、<政権下における住民の奴隷化>、労働者を<新しい奴隷階級>にしたて、<自由と平等、そしてより豊かな生活を求める「目覚めた近代人」に対し、良心、言論、思想、宗教、移動の自由を奪い去り、それに抵抗するものを取り締まるために、血の弾圧をもってすることは明らかに20世紀になって出現した、過酷な奴隷支配に他ならない・・・。いわゆる「人間性の回復」など不可能である>。<社会主義国家の官僚は、私利私欲に駆られた独断専行の人民搾取集団だ>。<1930年代、民族の伝説や民話を伝えるウクライナの吟遊詩人の「第1回ウクライナ大会」が開催された。スターリンは「彼らの生活はもっと楽しいものになるだろう」と発言し・・・ほとんど全員が銃殺された>。

共産主義の理想と現実・・・。それに眼を塞ぎ、共産主義を理想化してその実現を追い求めてきた日本の左翼思想・・・。なぜ、日本の知識人たちは、<マルクス主義が幻想だったと気づくことなく、幻想の中に身を置きその虜になってしまったのか・・・? 『台湾・朝鮮・満州 日本の植民地の真実』の著者・黄文雄氏は、<それは突き詰めていえば権力、権威への全面的な依存心理によるものではないか。>といいます。<自ら思考、意志、責任を放棄して、権威にすがることで「解放」されたいとの寄生虫的心理である。意志を放棄してしまった人々だからこそ、自由、社会正義をも踏みにじる、非人間的な弾圧、破壊を受け入れてしまったのではないだろうか>。

日本基督教団西中国教区の山口の教会を辞し、妻のふるさと福島に帰郷・帰農するとき、山口の地で最後に耳にした言葉をいまだに忘れることができない。<日本は一度、中国に支配されて被支配の苦しみを味わったほうがいい。そうすれば、被差別部落のわれわれの差別された苦しみを理解することができるようになるだろう>。<自ら思考、意志、責任を放棄して、権威にすがることで「解放」されたいとの寄生虫的心理>のとりこになってしまったときに胸奥からこみあげてくる復讐心・・・? 日本基督教団の牧師として、筆者が出会った、山口県北の、自分たちの歴史を捨てることなくそれを子々孫々語り伝えている被差別部落の人々とはまったく無縁の発想であり、筆者が、ブログ『部落学序説』を細々とでも掲載し続けているのは、彼らの<穢多>役や<非人>役としての歴史を引き受けて生きる彼らの真摯な生き方に対する尊敬の念があるからです。

2022/04/07

真言宗観聖寺の1561~2037年の年表つくり・・

筆者の祖父・吉田永學の先祖は、1637年(寛永14)に開山され、1878年(明治11)に、明治政府の宗教政策によって廃寺に追い込まれた、真言宗観聖寺の住職・修験僧の長男系列の末裔ですが、その真言宗観聖寺の年表をつくるためのノートを作成・・・。今回で3回目の改訂・・・。縦書きで、1行に、西暦・元号年・月・記載事項・文献番号・分類を記入することができます。

ヤスパースの『哲学』(全3巻)の言葉。

<研究しながら、
そして思惟しながら
諸々の分別によって方角を定めた人間にして初めて、
本来的に現実について問うことができるのである。
彼は可能的な諸々の欺瞞を排除した後に、
経験的知識の不可避的な現実概念を所有する・・・
幻想か現実かについての問いは、
この批判的に発達した意識において初めて通用する>。

まだまだ、長野県立歴史館・長野県立図書館・長野市公文書館、国立国会図書館などの史資料で確認しなければならないことがあるのですが、一向に、生物兵器としての武漢ウイルス騒動が収まらない<戦時下>にあって、なかなか尋ねることができません。先が見えないなか、とりあえず、手持ちの史資料・文献を総合的に整理することにしました。

午後、YARISの1年点検・・・

今日の午後、妻のくるま・YARISの1年点検のために、郡山のTOYOTAに行きました。行きも帰りも筆者が運転・・・。午前中の湖南・猪苗代の往復も筆者が運転・・・。今日1日の筆者の走行距離は115km・・・。保険会社の車載器での運転診断は、減点なしのA判定・・・。

制限速度厳守・・・。YARISは、高齢者向けの仕様車ですので、74歳の筆者も安全運転が可能です。妻のふるさと・湖南から、東は郡山、西は会津若松、南は須賀川、北は猪苗代ですが、ほとんどが国道を走ります。郡山湖南線は県道6号ですが、道路環境は、国道294号線と変わりません。しかも、走るルートはほぼ決まっていますので、交通の難所はほぼ把握しています。予想される危険はあらかじめ回避できます。純正のカーナビにバックカメラの映像とガイダンスが表示されるので、はじめての駐車場にくるまをとめるのも簡単になりました。

1年点検は、1時間ほどですみました。安心して継続して乗れるとのこと・・・。フィルターは、PM2.5や花粉を除去できるものに交換してもらいました。

昨夜、プレコールで花粉症パニックがおさまる・・・

昨日の花粉症によるパニック・・・。

鼻水がとまらなくなり、夜、ねむれるかどうか心配していましたが、筆者が常用している風邪薬プレコールを定量服用して2時間ほど経過しますと、花粉症の症状はおさまっていました。そのため、夜ぐっすりと眠ることができました。なぜ、プレコールが効くのか、その薬効成分を調べたわけではありませんが、インフルエンザにかかったかなと思われるとき、まよわずプレコールを服用しますと、悪化しないで回復します。一般的な風邪の原因、コロナウイルスに対して、プレコールは効果的なのでしょう。中国共産党ひきいる中国が世界制覇のために生物兵器として開発した武漢ウイルスは、この一般的な風邪の原因であるコロナウイルスを人為的に改造してつくられたものです。もとをただせば同じコロナウイルスなので、プレコールは武漢ウイルスに対しても何らかの薬効があるのでしょう。

筆者は、アレルギー体質なので、高齢者を対象にした、インフルエンザ、肺炎双球菌、新型コロナウイルスなどのワクチンを接種することはありません。山口にいるとき、インフルエンザワクチンを打ったとき、インフルエンザにかかったのと同じ症状が出て苦しめられた経験がありますので・・・。治療よりも予防・・・。インターネットのニュースでは、新型コロナのワクチンを4回目打った人は、免疫は2か月でなくなるとか・・・。一般的な風邪のウイルス、コロナウイルスは、本来免疫がききません。そのため、人は何度でも風邪にかかります。

朝8:00に猪苗代のスーパーへ・・・

朝、8:00に猪苗代のスーパーにむかって、くるまを走らせました。妻のくるま、TOYOTAのYARISですが、これまで筆者が乗ったことがあるくるまの中で、一番運転しやすいくるまです。今朝の時間帯には、郡山から会津若松へ向かうくるまはほとんどありませんでしたので、安心して制限速度で走ることができました。保険会社の車載器の運転評価は、行きも帰りも A判定・・・。

昨日、妻とふたりで、稲苗代まで買い物にでかけたのですが、帰ってみると買ったはずの品物がない・・・。<また、忘れてきたのかもしれないわ。スーパーに電話してみる・・・>といって電話かけた妻が、<やっぱり、忘れてたわ。明日の午前中に取りに来てといってるの。わたし、朝早くひきとりに行ってくるわ・・・>と話していました。今朝、<おかあさんの食事の世話と介護もあるので、私が行ってくる>といって、8:00に、筆者ひとりででかけました。昨日、忘れ物をしたのは、1件だけ・・・。しかも、ダンボールの中身はメーカー・種類まで覚えているので、すぐひきとって、家に戻りました。ついたのは、9:45・・・。

交通渋滞のないとき、湖南の赤津村の妻の実家から猪苗代のスーパーまで、制限速度で走って片道40分・・・。そのスーパー、朝9:00~夜9:00まで営業していますので、夜8:00までに家を出れば、必要なものを入手できそうです。

2022/04/06

花粉症のパニック・・・

今日はあたたかくて、杉の花粉の飛散量が多かったためか、猪苗代で買い物をして家に戻ったころから、花粉症のパニック症状がではじめました。猪苗代湖周辺の山々は、杉の花が咲いてまっか・・・。風に吹かれて、杉の花粉が煙のように舞い上がっていますから・・・。

今日は夜、眠れるかな・・・。

猪苗代へ買い物にでかける・・・

今日、妻とふたりで猪苗代へ買い物にでかけました。

今日は、晴れて暖かい日・・・。しかし、会津若松市湊や猪苗代町の田んぼには、40~50羽のコハクチョウたちがたむろしていました。ほとんどのコハクチョウは北帰行を済ませたようですから、この40~50羽のコハクチョウたちは、北帰行の途中に猪苗代湖周辺に立ち寄ったのかもしれません。

食料品と夏野菜の種、ハス田に散布する肥料を購入・・・。この肥料は、14・13・15の化成肥料・・・。有機肥料と混合して使います昨年、1輪も備中レンコンのピンク色を見たことがありませんので・・・。昨年は、20%程度しか、レンコンを掘り起こすことができませんでした。今年は、簡易温室の移築工事で、春・夏・秋の農作業がてまひまとられることはなさそうですから、80%収穫するつもり・・・。

2022/04/05

ロシアによるウクライナの一般市民虐殺のテレビ報道を見て、1日何回も涙を流す妻・・・

筆者の妻、ロシアによるウクライナの一般市民虐殺のテレビ報道を見て、1日何回も涙を流していました。

妻は、福島県立安積女子高校を出たあと、幼稚園教諭の免許をとるために、東京で学んだいましたが、そのとき、日本基督教団巣鴨ときわ教会に通い、藤原位憲牧師から洗礼を受けました。筆者が、日本基督教団の牧師になるために鶴川学院農村伝道神学校に入った年、妻は、鶴川学院シオン幼稚園に教師として勤めはじめました。神学生と幼稚園教師の方と、いまでいう<合コン>があったときに、知り合いました。そのときから、妻は、感情移入の強いひとで、テレビや映画を見ても、よく涙を流していました。ロシアによるウクライナ侵略戦争がはじまったときから今日まで、その報道を見ながら、涙ぐまない日はありません。

筆者は、ほとんど涙を流すことはありませんが、3月21日に、松山善三著『氷雪の門』を読んだときは、何度も目頭が熱くなり、涙がこぼれ落ちました(日本人よ、ロシア軍の侵略・残虐行為を忘れるな・・・!(2022/03/21))。1945年に日本が経験したソ連軍による樺太・千島列島の日本人に対する残虐行為と同じことがウクライナで起こるのではないかと心配していたのですが、ウクライナ人民に対するロシア軍の残虐行為がときとところを超えて再現されるとは・・・!

棚田と段々畑は雪解け・・・

今日の午後、妻が、妻の実家の田畑をすべて見てまわりました。妻は、自分の目で見て確認したいといって・・・。

その結果、棚田の上・中・下段の3枚の田と、常夏川沿いの田畑転換した畑、苗代田の田畑転換して簡易温室を移築した畑、段々畑の梅の木のある畑は、すべて雪解けしていたようです。ただ、段々畑の山側の畑は小枝の森の北側になり日当たりが悪いのでまだ数10cm積雪しているとか・・・。山側の畑はいつも作付は最後になりますので、雪が解けて、春の農作業が全方向で可能になったようです。

世界の法秩序再構築をめざして・・・

哲学者・ヤスパースの言葉・・・。

<万人に対して自由の機会を最高度にもたらすという理由によって、すべての人々がそれに向かって一致することができるような政治的形態・・・法治国家はこの形態であって、それはヨーロッパにおいて原則的に熟慮を経たものでありますが、部分的に実現されているにすぎないものであります。それは選挙と法律による合法的なものであり、法的手続きによってだけ、法律の改正が可能となるものであります。ここで知性が闘い取ろうとするものは、正当な事柄の認識であるとか、世論であるとか、報道によってできるだけ多くの人にもっとも明晰な見解を与え、彼らを完全に指導することなどであります。どんな国家にも絶対的優越権を与えないで、むしろ法的秩序とその機能を有する人類にだけふさわしいような法の世界秩序によって、戦争の終結が達成されるでしょう>。

しかし、<あらゆる制度には除くことができない不正が存在するのを見るし、正当に解決することのできない状況が発生するのを見るのであります。これらはたとえば、人口の増加やその分布によって、あるいは万人が渇望するにもかかわらず、分配することのできないようなあるものを専有することによって生ずるのであります。したがって、何らかの形態で暴力が再び勃発する限界は、ほとんど取り除くことができないように思われるのです>。

法の世界秩序は、常にあらたに改革されていく必要があります。国連の常任理事国が国際平和に寄与しなくなったことが、ウクライナに対する、国連の常任理事国のロシアが侵略戦争をはじめたことで露呈されるにいたりました。国連の平和維持が機能不全に陥っていますが、国連もその法と制度を改革する必要に直面させられているようです。

国連が創設された以降、その国の核心的利益として他国の領土を侵略、属国化した、国連の常任理事国は、その地位を剥奪される必要があります。

ウクライナ侵略戦争をしかけたロシアに経済制裁できる国々・・・

インターネットで見たニュース・・・。

ウクライナに対するロシアの侵略戦争に対して、ロシア制裁に踏み切った国々を図示したものであるようです。

効果的にロシアに経済制裁できる国々は、これだけ・・・? 筆者の好きな国、日本とスェーデン、フィンランドが入っていて、筆者、なにとなくほっとしました。

洗礼を受けたのは、Sweden Covenant Mission の宣教師から・・・

筆者、高校2年生の3学期に、通っていた高校の近くにあった Sweden Covenant Mission の教会に、英語ではなく聖書を学ぶために通うようになり、宣教師のグンナル・クリスチャンソン先生は、カーリン・アッセルヘード先生からいろいろなことを教わりました。日本の歴史と文化、政治と外交の在り方、主権国家として軍隊の保持、王制(天皇制)と基督教の関係のあり方など、高校の教師から教えられない主題についても、<議論>しました。クリスチャンになるということは、それらの問題から逃避して精神的世界に閉じこもることではなく、現実の世界に身を置いて、その中で聖書信仰を生き抜くことを意味すると、繰り返し教えられました。<中立>は、非武装によっては実現することができず、独自の防衛力を以ってしてはじめて可能になると・・・。

日本基督教団の他の牧師たちの目からみると、そんな筆者は、右に見えたり左に見えたりするようです。筆者は、社会派からは福音派とみられ、福音派からは社会派とみられ、両者から排除疎外されざてきた存在・・・。

その スゥエーデン 、ロシア大統領プーチンから、フィンランドと共に、ロシア侵略戦争の対象として目されている・・・。この前は、核を搭載したロシアの爆撃機によって領空侵犯されたとか・・・。

侵略戦争反対! しかし、日本侵略をしかけてくる外的とは戦わなければ・・・!

筆者は、戦争は反対・・・!

その場合の戦争とは、侵略戦争のこと・・・。今回のウクライナに対するロシアの侵略戦争からもわかるように、軍事侵略をしてくるロシアは、ウクライナの国土・国民、歴史・文化に何の価値も置いていない。手あたり次第に、ロシアの戦車や戦闘機、ヘリコプター、ミサイルで無差別に攻撃し、ウクライナ人民を虐殺し、都市を崩壊させがれきの山に化している・・・。ウクライナは、ロシアの侵略戦争を前に、ウクライナを守るために防衛戦争をせざるを得ない・・・。

日本の周辺には、日本侵略を高言するロシア・中国・北朝鮮・韓国がいる・・・。日本は、現在の憲法で侵略戦争を放棄していますが、日本国憲法第9条は、防衛戦争まで放棄しているわけではない。日本国憲法の前提が崩れている現在においては、日本国憲法第9条をたてに、日本の非武装中立を解くのは、何の役にも立たない幻想の砦に立ちこもるのと同じ・・・。幻想の砦は、侵略軍によっていとも簡単に突破されて、あとには、日本人の屍が累累と積み重ねられるだけ・・・。

ウクライナの民間人を殺害するロシアの嘘・・・

ウクライナ軍が首都キエフの周辺からロシア軍を追い出したあと、そこには、なまなましいロシア軍の残虐行為の結果が残されていました。ロシア軍によって凌辱されたウクライナの民間人の姿・・・。

<民間人の大量虐殺>を指摘するウクライナに対して、ロシアは、民間人を虐殺したのは、ウクライナ自身で、ロシアを貶めるためのデマだと反論していましたが、ロシアの嘘を白日の下に晒すかのような、衛星写真の公開・・・。ロシアのあまりにも残虐な行為に、ドイツとフランスは激怒、それぞれ、ロシアの外交官を40人、35人と国外追放にしたとか・・・。

午前中2時間、棚田で作業・・・

今日は、午前10:30~12:30まで、妻の実家の棚田の田で作業しました。

筆者は、棚田の下段のハス田の残滓を片づけました。昨日の雨、かなり降ったようで、ハス田は水が溜っていました。そのため、枯れ葉や備中レンコンの残滓が半ば水に浮かんだ状態でしたので、熊手を使って集めることができました。

そのあと、山側の農業用水路の水をためることができるように堰を設けました。用水路の継ぎ目にコンパネを差し込むだけですが、ハス田に1インチの給水ポンプで水を汲み上げるには十分な量がたまります。

妻は、棚田の中段の田畑転換した畑のキュウリ支柱の残滓とネットを片づけていました。本来は、ハス田の残滓もキュウリ支柱の片づけも、昨年の秋にしておかなければならない作業ですが、昨年は、簡易温室の移築作業もあって、思うようには後片付けができませんでした。

このブログの読者数はほとんど皆無・・・

Blogger上の筆者のブログは、読者数はほとんど皆無・・・。

日本基督教団の隠退牧師として、隠退牧師になったあと、妻のふるさと・湖南の標高550mの湖南高原の棚田と段々畑で有機・無農薬栽培の百姓暮らしをしていますが、この10年間、ほとんど孤立した状態で棲息していますので、人間関係はほとんどなし・・・。このブログを書き続けても、読者が増える可能性はほとんどないのですが、最初に、ブログ『部落学序説』の執筆をはじめたとき、読者の方々と、<読者の了解なくして、ブログを書き直したり、消去したりしない>と約束していますので、プロバーダーによって閲覧禁止・削除処分にされる都度、他のブログサイトに移転してきました。今回の Blogger で4回目の移転・・・。移転する都度、閲覧者・閲覧数が低下していきますが、現在は、風前のともしび・・・。しかし、消えかけて消えないのが筆者の在りよう・・・。

Blogger は無料ですので、筆者の在りようにはぴったり・・・!

ロシアの周辺諸国に対する侵略戦争計画・・・?

 今朝見たインターネットのニュース・・・。

<モスクワ市議会に座っているロシア連邦共産党(KPRF)のセルゲイ・サボスチャノフ副議員は、ウクライナの例に続いてカザフスタンの「非ナチ化」と「非軍事化」を求めた、と当局は報告している。「ウクライナの非軍事化と非ナチ化は、ウクライナ、ロシア、そしてヨーロッパ全土の人々の持続可能な安全を確保するでしょう。ウクライナに加えて、ロシア連邦の安全を確保するためのより完全なプロセスについては、バルト諸国(リトアニア、ラトビア、エストニア、ポーランド、モルドバ、カザフスタンを非ナチ化および非軍事化ゾーンに含めることが適切であると考えています。」>

これって、ロシアの大統領プーチン率いるロシア共産党の<侵略戦争計画>・・・? ロシア大統領プーチンは、ウクライナ侵略戦争に勝利したあとは、リトアニア・ラトビア・エストニア・ポーランド・モルドバ・カザフスタンを非ナチ化および非軍事化ゾーンに含めることが適切であると考えています。以前、それに先立って、フィンランドとスゥエーデンに対しても侵略すると脅迫していましたが・・・。

ウクライナがロシアに勝利するということは、ロシアの周辺諸国に対する侵略戦争計画を初期の段階でストップをかけるということを意味しています。全世界の国と国民は、ウクライナを支援して、して、ロシアとの戦いを勝利に導かなければ・・・。

ロシアの大統領プーチンのいう打倒対象の<ネオナチ>は、アメリカ国家とその資本主義、それと連動する国々のこと・・・。

2022/04/04

書庫から、『地図で読む現代戦争事典』を取り出す・・・

夜、書庫から、『地図で読む現代戦争事典』を取り出しました。ロシアによるウクライナ侵略戦争を理解するために、筆者の蔵書の中から関連書籍を取り出そうとしていますが、右膝の痛みが癒えたばかりなので、断念していますが、この本は、比較的簡単に取り出すことができました。いまのところ、。ロシアによるウクライナ侵略戦争を理解するために参考になりそうな蔵書は、以下の通り・・・。

『物語・ウクライナの歴史』(2002)
『地図で読む現代戦争事典』(2003)
『戦争の事典』(2009)
『世界44ヵ国・本当の軍事力』(2016)

<を>と<に>の違い・・・

 
A:戦わずして人の兵を屈するは善の善なり
B:戦わずして人の兵に屈するは善の善なり

A:とB:の違いがわかるでしょうか? <兵>という名詞についた助詞の<を>と<に>の違い・・・。

日本の自衛隊が、国防軍として、日本侵略を高言するロシア・中国・北朝鮮・韓国の軍事進攻に対処すべく、軍備をととのえ、防衛力を高めることで、その軍事進攻を押しとどめさせるのは、<A:戦わずして人の兵を屈するは善の善なり>

日本国憲法第9条のみを取り出して恣意的に解釈し、日本の自衛隊と軍事力を廃棄して、非武装中立により共産主義国家をはじめとする周辺国家の<きれいな平和>に信頼して、現実にありえない<幻想>に逃げ込み、その結果として、日本の国と国民を彼らに売り渡してしまう、売国奴的な発想が、<B:戦わずして人の兵に屈するは善の善なり>

清谷信一著『防衛破綻 「ガラパゴス化」する自衛隊装備』の<おわりに>で孫子の言葉として紹介されているのが、A:・・・。この本、入手したあと、まだ通読したことがありませんが、<はじめに>の言葉は辛辣・・・。<自衛隊・・・「軍隊」の常識から見れば極めて異常な装備調達を行っている。まるでベンツや多数のブランド品を買って、そのローンの支払いにために、家賃や子供の給食費が払えなくなっているようなものである。・・・ソ連崩壊後、世界の兵器マーケットは統合された。各国の兵器メーカーは生き残りをかけて、極めて厳しい競争を行っている。だが我が国・・・自衛隊の装備、すなわち兵器は、まさに「ガラパゴス化」している>。

日本も、今回のロシアによるウクライナ侵略戦争を踏まえて、国防費をGDP2%にすべきでしょう。自衛隊員の優遇と、通常弾薬・ミサイル、燃料、食料、医療の充実をも含めて・・・。国を守る人を大切にしない国は、今回のロシアと同じ事態に直面することになります。


10年前の『田舎牧師の日記』の記事から・・・

<日教組に加入せず・・・(2013/02/01)

大阪市学校事務職員(府費)をしていたとき、学校事務職員も、<日本教職員組合>の<職員>に該当しますから、<日本教職員組合>に入るように何度も勧誘されました。しかし、筆者、<日本教職員組合>、つまり日教組に入ることはありませんでした。なぜ、入らなかったのか・・・、最近、その理由を失念してしまったようですが、筆者、高校3年間の間に読んだ600冊の書籍の影響を受けて、<思想>より<哲学>の方が好きになっていました。<社会主義思想>より<実存主義哲学>の方が・・・。

日教組に入ることによって、<思想>の世界に巻き込まれ、筆者のめざす<哲学>的な生き方が疎外されることになるのではないかという、漠然として不安が、筆者の日教組加入をさまたげたのであろうと思われます。筆者、現在も同じ精神構造を生きていますから・・・>。

今朝も、朝の健康管理をしたあと、『英訳聖書』(NSRV)を通読、さらに、ヤスパース著『哲学』(全3巻)の3巻目、『形而上学 [哲学Ⅲ]』を精読していました。ヤスパース曰く、<形而上学への権利は、迷信的な物質化への沈淪も経験的現実への無信仰な固執も妨げるところの、明瞭さによって奪回されねばならない>。筆者の頭の中と人生の中には、その明瞭さを求める<自由な空間>が存在しています。

午前10:00~11:00まで、棚田で作業・・・

今日、午前10:00~11:00まで、妻の実家の棚田の田で作業をしました。妻は、上段の育苗用ハウスのなかで育苗している夏野菜のポットの水やり・・・。

筆者は、棚田の下段のハス田の残滓を取り除くために、下草刈り用の草刈り機で地際刈をしました。そのあと、野菜の残滓を熊出で集めようとしていたときに、雨が降り始めました。それで、作業中止・・・。

今年で、10年目になるそら豆の栽培・・・。冷凍保存して、1年中食材として利用しますので、我が家のなくてならない野菜です。筆者と妻を、<よそもんのバカ農家!>呼ばわりする、湖南の赤津村のプロ農家は、<ここらで採れる野菜を栽培する>農家・・・。筆者と妻は、それに加えて、<食べたい野菜を栽培する>百姓・・・。そら豆は、<ここらで採れる野菜>ではなく、筆者と妻が<食べたい野菜>・・・。

妻のふるさと・湖南の赤津村は、標高550mの湖南高原の高冷地・寒冷地に属します。そのため、有機・無農薬栽培でコメや野菜を栽培するときに採用しているのは高冷地農法・寒冷地農法の栽培方法・・・。小学5年生のとき、授業で、ドイツの南に位置するSwabia地方で行われているSwabia農法>について学びました。2013年、日本基督教団の隠退牧師となって、妻の故郷・湖南に帰郷・帰農したとき、筆者は、小学5年生のときにならった農法を<実験>することにしました。その<Swabia農法>のおかげで、そら豆も最初の年から収穫することができました。

今朝の健康管理・・・

今朝の健康管理・・・。

最高血圧114、最低血圧75、脈拍数62、脈圧差39、平均血圧88、体温35.9°C、体重60.2kg・・・。右の膝関節の痛みはなくなり完治・・・。花粉アレルギー症状は、±・・・。鼻つまりと目のかゆみが少しくあるだけ・・・。

今朝見たインターネットのニュースの中に・・・。<作家の宮崎学さんが3月30日、老衰で死去した。76歳だった。葬儀は近親者で済ませた>。

宮崎学さん、後期高齢者になった2年目、<老衰で死去>・・・? 老衰で・・・? なんで・・・? どうして・・・? 信じられない・・・! ありえない・・・! なにか、あったのかなあ・・・? 

筆者が読んだ著作は、『近代の奈落』(2002)のみ・・・。筆者のブログ『部落学序説』で批判の対象にしたけれど・・・。<老衰で死去>・・・? 絶対にあり得ない・・・!



2022/04/03

武力による世界の現状変更を認める国と認めない国・・・

 ロシアのウクライナ侵略戦争に対する、国連総会のロシア非難決議は、193カ国中、

賛成:141カ国

反対:ベラルーシ、北朝鮮、エリトリア、ロシア、シリアの5カ国

棄権:中国・インド・アルジェリア・アンゴラ・アルメニア・バングラデシュ・ボリビア・ブルンジ・中央アフリカ・コンゴ・キューバ・エルサルバドル・赤道ギニア・イラン・イラク、カザフスタン・キルギスタン・ラオス・マダガスカル・マリ・モンゴル・モザンビーク・ナミビア・ニカラグア・パキスタン・セネガル・南アフリカ・南スーダン・スリランカ・スーダン・タジキスタン・ウガンダ・タンザニア、ベトナム・ジンバブエの35カ国

意思表示なし:アゼルバイジャン・ブルキナファソ・エスワティニ・エチオピア・ギニア・ギニアビサウ・モロッコ・トーゴ・トルクメニスタン・ウズベキスタン・ベネズエラの12カ国

古書集めをやめて3か月が過ぎる・・・

インターネットの日本の古本屋経由で、あるいは BOOKOFF ONLINE で古書・古本を入手することをやめて、3か月が過ぎました。

最後に注文したのが、昨年の12月23日・・・。今日で、100日間、蔵書を増やしていないことになります。この3か月間も、いろいろあったのですが、すべて、蔵書を読み直すことで対処してきました。

今日の午後、2014年8月に出版された、ベンジャミン・フルフォード著『ファイナル・ウォー』の<第4章 孤立するアメリカ、激動する覇権>を通読しました。<ウクライナ対応を契機に明暗を分けるアメリカとロシア>は、こんな言葉ではじまっていました。<日本や欧米メディアのウクライナ報道では、あいも変わらず「ロシアの孤立」という文字が躍っている。しかし、はっきり言っておこう。国際的に孤立を深めつつあるのは、何度も書いているが、アメリカのほうだ・・・>。

ロシアの大統領・プーチンが、ウクライナに対する侵略戦争を正当化するために、ウクライナ東部のロシア系住民をウクライナのネオナチから解放するためだと主張していますが、そのネオナチが何であるのかが説明されていました。それがほんとうだとすると、ロシアの大統領プーチンは、勝利の可能性なき侵略戦争に突入したことになります。国連の常任理事国であるロシアが、ウクライナの主権と領土を蹂躙して、国境線を書き換えようとしていることは、<アメリカの孤立>どころか<ロシアの孤立>を招き寄せてしまったようです。ロシアの目的達成のための手段がいかに、お粗末なものであったのか、ロシア自ら証明してしまったようです。

棚田の田に、イノシシがやってきた痕跡なし・・・

今朝、妻の実家の棚田の田の様子を見にでかけました。

<朝、イノシシに荒らされた棚田の田の整地・・・ 03/24/2021
昨日、雪の降った朝、妻の実家の棚田の下段の田がイノシシによって荒らされました。昨日、急遽、妻とふたりで、棚田のコシヒカリ・ひめのもち・はえぬき・備中レンコンの田の周囲に、電気柵をはりめぐらしました。今朝、7:00~8:00、1時間かけて、イノシシで荒らされた田を、アメリカンレーキを使って整地しました。今朝は、田んぼの水が凍って、その上を歩くとバリバリ大きな音がします・・・>。

今年は、電気柵を設置したのは、3月30日です。昨年より6日遅れですが、この冬は積雪量が多かったので、棚田の田の雪が解けるのが遅れたためです。雪解けと同時に、電気柵を張ったのですが、作業中に1度、イノシシの鳴き声を聞いたのみで、そのあとは耳にしていません。もちろん、イノシシの姿も見ていません。

棚田の育苗用ハウスのビニール張りは、昨年は3月31日でしたが、この冬は、育苗油ハウスのビニールを張りっぱなしにしていましたので、ビニール張りの作業は必要ありません。いつもは、他の農家が張り終えたあとで、妻の実家の育苗油ハウスのビニール張りをするのが常ですが、湖南の赤津村の農家は、今、育苗用ハウスのビニールを張っている最中です。農家の農作業を決めるのは、農業気象・・・。

須賀川へ買い物にでかける・・・

今日、妻が、妻の実家のおかあさんの介護を終えたあと、妻とふたりで、須賀川まで買い物にでかけました。<ここらの年寄りは、肉と魚しか食わねえ!>という、95歳の認知症の、妻の実家のおかあさんと、妻が飼っている黒猫黒兵衛の魚を買いに・・・。

黒猫黒兵衛は、アジしか食べません。この前猪苗代へ買い物に行ったときは、アジは売り切れ・・・。今日は、15匹購入することができました。黒兵衛、なぜか、タイの刺身は絶対に食べません。これまで飼っていた猫は、タイの刺身が大好きだったのですが・・・。瀬戸内海でとれたタイと、外洋もののタイでは、味も香りも違うのでしょうね、きっと・・・。

今日、スーパーの中の100円ショップSERIAで、懐中電灯2本を購入しました。最近、夜に地震が発生するので、筆者と妻のまくらもとに1本ずつ置いておくことにしました。

2022/04/02

『英訳聖書』(NSRV)の通読、詩篇を終えて箴言に入る・・・

昨日の朝から、『英訳聖書』(NSRV)の通読、詩篇を終えて箴言に入りました。英訳聖書を通読するのは、はじめての経験ですが、邦訳聖書を通読するのとは、かなり異なるイメージがあります。

<広義の知恵>は、<狭義の知恵>と<知識>、<考察>から構成されているようです。ヤスパースの『哲学』(全3巻)の用語にあてはめれば、<狭義の知恵>は<宗教>、<知識>は<科学>、<考察>は<哲学>ということになるのでしょうか・・・。<広義の知恵>は、<可能的実存>・・・。

今朝から、ヤスパースの『哲学』(全3巻)の精読に戻っています。筆者が継続的に通読している本は、『英訳聖書』(NSRV)とこの『哲学』(全3巻)と『万葉集』・・・。

ロシアによるウクライナ侵略戦争のことを思い浮かべながら、金子武雄著『万葉防人の歌 農民兵の悲哀と苦悩』を読むことにしましょう。<防人とは、北九州・壱岐・対馬に配置され、大陸方面からの侵攻に備えての国土防衛の任を負わされた兵士のこと>。<故あってほとんど東の諸国の壮丁だけが徴用され、その任に当てられた。総数およそ三千人、任期三年、毎年二月にその三分の一ずつ交代せしめられることになっていた・・・>。日本の歴史は、<大陸方面からの侵攻に備えての国土防衛>の歴史です。常に<大陸方面からの侵攻に備えての国土防衛>の意志を持ち続けてきたからこそ、日本は、中国・朝鮮から侵略を受けることはなかったのでしょう。中国・朝鮮による日本侵略に際して、非武装中立、戦争放棄、即時降伏・・・などを主張する人は、非日本人か、日本人であることを放棄してしまった<亡国の民>なのかもしれません。

あなた、いつかここから出て行く・・・?

朝、食事のあと、妻が語り掛けてきました。<あなた、いつかここから出ていく・・・?> 筆者、即答しました。<出て行かない! 少ない年金暮らしで生きていくことができる、家も土地も田・畑も山林も、農機・農具も揃っているから・・・。それに、農作業に疲れたとき、会津富士の磐梯山の雄姿を見ることができるし、ここを離れて、他の場所でこんなに恵まれた環境をもういちど入手できる可能性はほとんどないから・・・。日本全国どこへいっても、ここらのもんによるよそもんの排除・疎外はついてまわるから・・・。しかし、どういう人生の晩年を過ごすことになるかは、主なる神さまのみむね次第・・・。信仰者にとって、地上の終の棲家も、寄留の地でしかないから・・・>。

それに、湖南の赤津村は、女川原発、福島第一原発、福島第二原発、東海村原発、柏崎刈羽原発から80km圏外だから・・・。東日本大震災の原発事故による放射能汚染のとき、アメリカ政府は、福島在住のアメリカ国民に、放射能汚染を起こした原発から80km圏外に避難するように勧告を出していたから、もともと80km圏外に住んでいれば、極度の放射能汚染による健康被害を減らすことができるので・・・。火中の栗を拾うのたとえ・・・。

午後3:30、棚田の田の様子を見にでかける・・・

午後3:30ころ、妻に頼まれて、棚田の田の育苗用ハウスの側窓を閉めに行きました。ついでに、ハス田の残滓の片づけ方法を、ハス田に入って検討しました。数種類の鍬で、備中レンコンの残滓を取り除いてみましたが、いまいち、なっとくできる方法がみつからず、エンジンの大きな下草刈り用の草刈機でハス田の地際で刈り取ることにしました。そのあと、アメリカンレーキで刈り取った備中レンコンの残滓を集めることにしました。

温水田の畦塗が済んだら、2インチの給水ポンプで農業用水路から水を汲み上げ、温水田に水を満たしたあと、温水田経由でハス田に水を給水します。ハス田に水を満たした後、肥料を散布して、コロコロ(手押し式除草機)で撹拌します。

もうすでに春の農繁期に入っています。

はじめて目にした、ロシアによるウクライナ侵略戦争に対するウクライナの反撃・・・


午後、インターネットのニュースを見ていて、目にとまったロシアのウクライナ侵略戦争によって、ウクライナ領内に入ってきたロシア軍の進軍をとめて反撃に転じたウクライナの戦争地図・・・。

ウクライナがこのロシアの侵略戦争に勝利すれば、全世界は、平和な世界へ一歩をすすめることができる。ウクライナが、ロシアの侵略戦争に敗北し、全世界が、国際連合の常任理事国であるロシアの小国に対する侵略を容認するようなことがあれば、全世界が、共産主義の独裁国家の悪名高き<解放戦争>に巻き込まれることになる。日本基督教団の隠退牧師のひとりとして祈ります。ウクライナに勝利を! ロシアの戦争指導者の上に鉄槌を!

美味えなあ、このフキノウトウ・・・!

今日の午後は、妻は、野菜直売所・四季の里の共同作業にでかけました。といっても、妻の実家のおかあさんの介護がるので、2時間ほど共同作業に参加して、妻の実家のおかあさんを風呂に入れるときまでは帰ってくるとか・・・。

妻が軽トラにのってでかけましたので、筆者は、コンパクトデジカメと、諏訪神社の世話役をしていたときに切った蔦からつくった杖、摘んだフキノウトウを入れる袋を持って、歩いてでかけました。妻の実家の段々畑の梅の木の下に芽を出したフキノウトウを15個ほど収穫しました。まだ、段々畑の10~15%しか雪が消えてないので、雪解けした部分のフキノトウだけを採って帰りました。

帰ると、すぐ、昨日採ったフキノトウで、福良風フキノウトウ味噌をつくりました。味噌は、須賀川の根田醤油の<田舎みそ>・・・。名前は<田舎みそ>でも、その味と風味は都会風・・・。<田舎みそ>は美味しい味噌ですが、それでつくる<フキノトウみそ>の味は、筆者には分かりません。それで、今回も、95歳の認知症の、妻の実家のおかあさんに試食してもらいました。すると、おかあさん、<美味えなあ、このフキノウトウ・・・>といいながら、試食していました。食べたあと、おかあさん、<ごちそうさん。美味かった・・・。>と、筆者に語り掛けてきました。

インターネットで検索してみましたら、こんな記事がありました。

<【ふきのとう】

独特の香りと苦みが特徴です。様々な栄養素も含みます。発がん性のあると言われるフキノトキシンを含むので水にさらしたり、茹でたりしてアクを抜きましょう。この処理でフキノトキシンはほとんど外に出るので食べすぎなければ心配はいりません。

ビタミンA(老化防止/抗酸化作用)
・抗酸化作用により、髪や肌の調子を整える

ビタミンB群(代謝促進/疲労改善)
・タンパク質や脂質の代謝をサポート。疲労改善や代謝促進で身体の調子を整える

カリウム(体内調節)
・高血圧予防
・むくみ改善

ポリフェノール類
・肝機能を調える
・新陳代謝促進肝機能UP

ケンフェール(免疫力強化/代謝促進)
・免疫力が上がり、動脈硬化抑制
・アレルギー症状などの原因となる活性酸素や発ガン性物質を抑える効果があり
・余分な脂肪を燃やし、肥満予防や改善に役立つ

フキノリド(整腸作用)
・胃腸の働きを良くする効果

フキノール酸
・花粉症や咳止めの効果

葉酸(貧血予防)
・妊婦さんに欠かせないビタミン
・造血作用や認知症予防にも効果あり

一般的に天ぷらやふきみそとしてよく食べられます。天ぷらの場合はアク抜きは必要が無く、栄養素もそのまま取れるのでお手軽です。白飯にぎりにふき味噌を塗った焼きおにぎりもおススメです>。

今度、この<白飯にぎりにふき味噌を塗った焼きおにぎり>をつくって、おかあさんに試食してもらいましょう。認知症の権化と化したおかあさんに、効果があるかどうかはさだかではありませんが・・・。

農道沿いの農業用水路からの引き込み水路の手入れ・・・

午前中、2時間ほど、妻の実家の棚田の田で作業をしました。

妻は、育苗用ハウスの中で育苗中の夏野菜のポットに水をやったあと、棚田の中段の田畑転換した畑の野菜の残滓を積み上げていたのを、堆肥場に移動していました。

筆者は、棚田の中段のはえぬきの田の一部を割いてくつった、農道沿いの農業用水路から温水田へ水を引き込むための水路の土手を拡幅する作業をしていました。作業をしている間、立ったり、腰を落としたりで、右ひざを使っていましたが、2時間作業しても、痛みはきませんでした。2時間以内なら、同じ作業をしても、いろいろな関節に痛みがくるようなことはなさそうです。一つの作業に2時間以上かかるようなら、他の作業を2時間して、また元に戻って2時間作業するとか・・・、来年、筆者は75歳になり後期高齢者になりますが、後期高齢者にふさわしい<百姓暮らし>を構築していく必要があります。

福良風、フキノトウの味付け・・・

昨夜、妻が、妻の実家の棚田の田の土手で採集してきたフキノウトウ、今朝、あく抜きのために水に浸しました。

今日の午後、筆者が、この前つくったのと同じ調理法でフキノウトウみそをつくります。その味付けは、隣村の福良風、フキノトウの味付け・・・。それを教えてくれたのは、結城昭八著『心象童話』・・・。その著者は、元静岡県立某高校の教師をされていたかたで、出身は、福良村弥陀内・・・。妻の実家のおかあさんは、その弥陀内に隣接する栗生の出身・・・。それで、このまえ、筆者がつくった福良風で味付けしたフキノウトウを、95歳の認知症の、妻の実家のおかあさん、<このフキノトウ、美味えなあ!>といって喜んで食べていたのでしょう。

昨日、妻が収穫してきたフキノトウは、この前筆者がフキノウトウみそをつくったときの4倍の量・・・。フキノトウみそをつくったあと、1回分の消費量をみそ玉にして冷凍しておくことにしました。妻の実家の段々畑の雪がとけたら、畑の土手のフキノウトウも収穫してフキノトウみそにして保存するつもりです。

筆者は、苦みのある食品はあまりすきではありませんので、食べませんが・・・。妻と妻のおかあさんは、好物であるようです。
雪の下から 芽を出して 土手やあぜ道 フキノトウ 細かく刻んで 炒めては 味噌と砂糖で 味をつけ

2022/04/01

昨夜は、花粉症のパニック症状がおきませんでした・・・

昨日は、杉の花粉があちらこちらで煙が拡散するように飛んでいたので、夜、花粉症のパニック症状で眠れない夜になるのかと思っていましたが、今朝は6:30まで熟睡していました。

筆者の花粉症対策が功を奏しているようです。今日も家に戻ると、作業着を着替えて、目と鼻の洗浄をしました。そのあと、花粉症対策用の点鼻薬・点眼薬をさして、一件落着・・・。

筆者も妻も、妻の実家のおかあさんも、まだ、新型コロナのワクチンを打っていません。妻の実家のおかあさんは、新型コロナの感染者が湖南町で出たとき、デイケアへ行くのをやめました。筆者は、花粉症対策もあって、マスクは手放すことができない暮らしをしていますし、感染症によわい筆者は、逆性石鹸オスバンと消毒用エタノールで消毒し、ヨード液でうがいをするのが常・・・。妻も、おかあさんの介護のため、マスク着用と逆性石鹸オスバンと消毒用エタノールで消毒するのが常・・・。新型コロナウイルス感染症の予防対策は、筆者と妻にとっては、日常茶飯事のことがら・・・。

風邪は万病のもと・・・、と言われます。風邪の主な病原菌は、コロナウイルス・・・。中国共産党率いる中国は、世界制覇のために生物兵器として、このコロナウイルを改造して武漢ウイルスをつくり、全世界を武漢ウイルの恐怖に陥れ、現在、全世界で、488,675,131人の感染者と6,167,166人の死者を出しています。武漢ウイルス感染症は、今後、万病の原因になる可能性もなきにしもあらず・・・。

ロシアといい、中国といい、共産主義国家は、どうして、こうも人間のいのちを軽んじるのでしょう? ロシアも中国も、<解放>という言葉を泥沼に突っ込んでしまいました。彼らにとっての<解放>は、諸国民から彼らの国を奪い、ロシアや中国に隷属させることと同義でしかなくなりました。

午前中、2時間棚田で作業・・・

今日、午前中は、妻とふたりで2時間ほど棚田で作業しました。

筆者は、まず、棚田の田の東側の山側の土手にニューニゲロン柵の糸をはりました。そのあと、土手の枯れ葉を集め、食べれなくなった冬野菜を土に戻すための場所つくりをしました。

妻は、採りつくしたと思っていた田の畦や土手に、フキノトウが出ているのを見つけ、全部収穫していました。そのあと、棚田の土手をまわって、古いニューニゲロンの糸を回収していました。

その間、冷たい風が吹いていました。2時間で体力に限界を感じて、家に戻りました。昨日、50羽近くいたコハクチョウの姿はありませんでした。妻の実家の家の近くに、2羽のコハクチョウがいましたが、コハクチョウの群れは、まだ近くにいるのでしょう。コハクチョウが群れからはなれて迷子になるという話はこれまで聞いたことがありませんから・・・。

高齢者の農作業のこつ・・・

歳をとるとともに、体力・知力・心力が低下していくのは世の常・・・。高齢になって、有機・無農薬で米、野菜、果樹を栽培するときのこつは、2時間以上同じ作業をしないで、種類の異なる作業を組み合わせて行うこと・・・。1日6~8時間、同じ作業をするということは、からだに負荷がかかる部分が限定的になり、そこに疲労や病変が生じるようになります。筆者の今回の右ひざの痛みが、典型的な例・・・。いったん痛みがくると完全に治癒するまでに5~7日かかります。農繁期に、からだの一部に痛みがくると、農作業の計画が大幅にくるってしまいます。

今朝は、春の小雪が降っている・・・

今朝は、起きたとき部屋が冷えていました。雨戸をあけると、春の小雪がちらついていました。妻は、日本海の方から吹き込んでくる雪だといいます。筆者がつくった『湖南賛歌』の一節・・・。

春の淡雪 はかなくて

積もっては消える ねこやなぎ

頬をなでる 風さえも

肌のぬくもり あたたかや

苗代たねまく 時がきて

雪消す音は ガチャガチャと

シャベルの音が こだまする

そりで運ばれ 水の中

まいたたねもみ 芽を出して

一寸くらいに 突き出ると

うめやスモモの 花も咲き ウグイス・フクロウ 鳴きはじめ・・・

妻のふるさと・湖南では、苗代田で育苗する農家の姿を見ることはできません。妻の実家の苗代田も、今では田畑転換して、国道294号線のバイパス工事で、解体・撤去・移転になった無加温の簡易温室を移築しています。今年は、苗代田の周囲に電気柵をはりめぐらして、イノシシ対策を行った上で、空いた場所にサツマイモを栽培します。数年前、イノシシによってサツマイモを全滅させられたことがありますので・・・。妻の実家の棚田や段々畑の田畑ではまだウグイスの鳴き声を聞くことはできませんが、夜、フクロウの鳴き声が聞こえてきます。じわじわと春らしくなっていくこのごろです。

この冬の知的作業は観聖寺文書の再判読・・・

    今日は1日,  これまで再読した観聖寺文書を再検証して, MSwordで活字化, A4判19枚にプリントアウトして, 隣村の郵便局からゆうパックで送りました.     12月20日から来年3月20日までの3ヶ月間, 晴耕雨読ならぬ晴れた日は除雪作業, 雪の降る日は読書三昧...