今日、妻は、JA湖南に行って、5月3日に逝去した、妻の実家のおかあさんの農協の口座の解約手続きと、おかあさんの組合員の抹消手続きをしました。
2013年4月1日に、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農したとき、2012年1月1日に心臓発作で急逝した、妻の実家のおとうさんから受け継いだ田畑が4.6反しかなく、JA湖南の組合員(正組合員・準組合員)になるための資格、田畑5.0反に満たないということで、組合員になることを拒否されました。筆者も妻も、JA湖南の組合員ではありませんが、妻の実家のおかあさんは、販売農家をやめたあと、認知症になって農業ができなくなったあともずっと、死ぬまで、JA湖南の組合員でした。農業から遠ざかって久しいおかあさんがJA湖南の組合員で、実際に4.6反の田畑で有機・無農薬栽培をして、収穫した一部を野菜直売所・湖南四季の里に出展している筆者と妻は、公然たる<非組合員>・・・。一部の農家からは、<農協の組合員にもなれない、バカ農家>と揶揄されてきましたが、おかあさんが亡くなったことで、おかあさんの組合員の資格も抹消、預金口座も閉鎖・・・。
妻は、妻の実家のおかあさんなきあと、徐々に、いろいろな手続きをしていっていますが、JAでしか入手できない肥料は、今年にはいってからは、JA会津よつば猪苗代中央支店で購入することが多くなりました。猪苗代中央支店は、人をみて売ったり売らなかったりしないで、購入数の多少にもかかわらず誰にでも販売してくれるので、出入りしやすくなりました。
2022/05/31
妻の実家のおかあさんのJA湖南の組合員抹消の手続き・・・
明日、管理機を引き取って自分で修理することに・・・
明日、KUBOTAの湖南営業所に預けている管理機と、入荷しているワイヤーをひきとって、家に持って帰り、自分で修理することにしました。
井関農機や三菱農機の管理機のアクセルレバーワイヤーの交換方法の YouTube の動画を参考にして、KUBOTAの管理機の純正部品のワイヤーと交換するのですから、問題はなさそうです。それでも、修理不可能だったら、今年の夏野菜の作付のためにKUBOTAの管理機TRS70USを使用するのは断念して、すべて手作業で耕すことにしました。夜、その覚悟ができましたので、明日、KUBOTAの管理機TRS70USを引き取ることにしました。
管理機が使えなくなって10日・・・。その間にも、各種夏野菜の苗も大きくなっていきますので、さらに修理に時間がかかると、せっかく順調に育っている夏野菜の苗が<老化苗>になってしまいますので、苗がかわいそう・・・。ということで、機械音痴の筆者の大決心・・・。
KUBOTAの管理機の修理方法を YouTube の動画で見る・・・
夕方、インターネットにアクセスして、KUBOTAの管理機の修理方法に関する動画を見ました。
KUBOTAの湖南営業所に修理依頼して、<修理が終わるのは、順番待ちで1か月後・・・>と言われたときは、<わざわざ営業所に修理依頼するような類のものではなく、ユーザーが自分でする類のもの・・・。そんな簡単な修理もできないようでは、KUBOTAの農機具を使う資格はない・・・>と暗に修理を断られていると思った方がよさそうです。
KUBOTAのHPにアクセスして、関連動画を見て、自分で修理することができるようなら自分で修理することにして、それでも修理できなければ、そのとき、はじめて、KUBOTAの湖南営業所に修理依頼したほうがよさそうです。そういう意味では、今回も、管理機のアクセルレバーワイヤーの交換のため、管理機を営業所に持ち込んだのは、大失敗・・・。担当者の方に、ただ迷惑をおかけするようになったようです。
猪苗代のホームセンターで、肥料とさつまいもの苗を購入・・・
午前11:00、軽トラで、猪苗代町のホームセンターにでかけました。雨が降っていたので、肥料とサツマイモのつるを買いに・・・。
肥料は、軽トラに積めるだけの量、24袋を購入・・・。サツマイモのつるは、自給用なので30本購入しました。KUBOTAの管理機TRS70USは、アクセルレバーを操作してもエンジンの出力が上がらなくなりましたので、5月21日に、KUBOTAの湖南営業所に修理依頼をだしました。アクセルレバーワイヤーを交換しなければならないとのことで、そのワイヤーは、25に湖南営業所に届いたとのことですが、修理は順番待ちでできあがるのは1か月後・・・。農繁期に農機具が故障すると、農作業に大きな支障がでるようです。ワイヤーの交換が完了するまで、あと20日・・・。それまで、小型スコップ、開墾鍬、姫鍬、レイキなどを使って、手作業で畑を耕し、畝をつくることになります。アクセルレバーワイヤーの交換・調整方法は、管理機の取り扱い説明書には記載がなく、<販売店に連絡してください>と記載があるのみなので、やむを得ず、修理に出すことに・・・。
我が家で使っている農機具の中で、一番よく使うのがこの管理機・・・。
猪苗代から戻ってきたあと、インターネットで、管理機のアクセルレバーワイヤーの交換方法について YouTube で動画をみてみましたが、他のメーカーの管理機の交換方法に関する動画はありましたが、KUBOTAの管理機については見つかりませんでした。しかし、応用はできそうです。もしかしたら、管理機のワイヤーの交換は、ユーザーが自己責任で交換すべき類のもので、販売店に修理依頼する類のものではないのかもしれません。今回のことで、機械音痴の筆者も、いろいろな農機具のアクセスレバーワイヤーの交換方法をマスターすることができそうです。
母の日のカーネーションの鉢、新しい花が咲き始める・・・
この前、JA福島さくらの大槻支店に立ち寄ったとき、妻がうれしそうな表情で、その売店から出てきました。出口で、どこかのおばさんと話をしていました。大槻支店で、妻の知っているひとにであったのかと思って、くるまにもどってきた妻に、<誰と話をしていたの? 知っているひと・・・?>とたずねると、<知らないひと。わたしが、このカーネーションの鉢を持って売店から出てきたのを見て、「きれないな花ね、いくらしたの?」と聞かれたから、「母の日が終わったから、500円で売ってたの。まだつぼみがいっぱいついているから、買ってきたの」と話していたのよ・・・>とのことでした。
そのカーネーションの鉢・・・、買ったときの花は全部枯れてしまいましたが、まだ90個ほどつぼみをつけています。今朝、そのうちの8個が花開いています。
日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたときには、駐車所跡地の教会のバラスを敷き詰めた庭を開墾して、ミニ菜園やお花畑、ぶどう・びわ・かきなどの果樹を植えていましたが、毎年、カーネーションを、礼拝堂に生けるために栽培していました。母の日に花を咲かせることができませんでしたが、初夏の礼拝堂を彩る花のひとつでした。大槻支店で、妻が入手したカーネーションの品種は、スイートジュエル・・・。
今朝は雨が降っている、食後、妻と百姓暮らしについて談話・・・
朝から雨が降り続いています。食後、妻と百姓暮らしについて話し合いました。そろそろ終わりに近づいたヤスパース著『哲学』(全3巻)の精読・・・。インターネットの日本の古本屋経由で入手した『哲学』(全3巻)は、10,800円・・・。筆者が購入した古書・古本の中では、高価な部類・・・。妻に話しをしたのは、ヤスパースの『哲学』(全3巻)に見られる、大型農業機械や化学肥料・農薬を駆使した自然から食料を引き出す農業経営と、自然環境の中でその背後にある神さまの配剤によって生かされる百姓くらしの違い・・・。前者が非実存的な農法であるなら、後者は実存的農法・・・。そのほか、デズモンド・モリスの『年齢の本』をひもときながら、人生と老いについて会話・・・。さらに、2013年4月1日に、日本基督教団の隠退牧師になり、妻のふるさと・湖南に帰郷帰農する前に集めた、環境保全型の農業に関するいろいろな本を開きながら、<湖南に戻ったら、こんなこともしたい、あんなこともしたいと思っていたこと、まだまだなにもしていないことが多いのよね。帰郷して10年、認知症のおかあさんの世話と介護をしてきて、いろいろ制約されてきたけれど、おかあさんがなくなって、これからはふたりの世界・・・。黒猫黒兵衛がいたり、コメや野菜を栽培しているから、遠方へ旅をすることはできないけれど、棚田と段々畑、山林でしたいことがいっぱいある・・・。そのための知識・技術・道具もそろっているから、聖書信仰をもって、百姓暮らしを充実させていくことができる・・・>と、妻に話しました。
今日は、文字通りの晴耕雨読の日・・・。
2022/05/30
リンゴの苗木2本とバイカウツギの苗木1本を入手・・・
スーパーで食料品を購入したあと、ホームセンターによって、苗木を見ることにしました。妻が、筆者をてまねきして、<あなた、バイカウツギの苗木があるわよ>といいます。価格は980円・・・。妻が、<リンゴの苗木、あるけれど、富士がないのよね・・・>と残念そうにいいますので、いろいろ探していましたら、富士を見つけました。しかも2本・・・。<A子さん、こちらに来てみて!富士のリンゴの苗木が2本ある!>と妻を呼び寄せました。価格は1本760円・・・。妻は、迷うことなく、その苗木2本を購入することにしました。
今日は、とてもしあわせを感じた一日でした。バイカウツギは、日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたとき、周南園芸で購入したバイカウツギの苗木を移植したことがありますが、とてもきれいな花・・・。筆者、それ以来、木の花の中で、バイカウツギの花が一番すきになりました。
物価が高くなったわ・・・
猪苗代へ買い物に行った帰り、妻が、<物価が高くなったわ・・・>とため息をもらしていました。
今日、猪苗代へ行って買ったものは、食料品だけ・・・。同じメーカーの同じ製品なれば、売り出しで安価なときに購入しています。たとえばネスカフェのインスタントコーヒーなど、いつもは1,080円ですが、筆者と妻が購入するときには、680円のとき・・・。いつも3本購入しますので、安価なときに購入すれば、普通2本の価格で3本分を購入したことになります。
2013年4月1日に、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農する前は、魚は、1缶98円の缶詰にすることにして老後の食費を考えていたのですが、同じ缶詰が今は2.0~3.0倍の価格になっています。しかも、なぜか中国産が多い・・・。時々、間違って中国産を買うことがありますが、そのとき、筆者、食べていて、<これ、なにか入ってる!>と言って、説明書きを読むとちいさな字で中国産と書かれていたりします。すぐ廃棄しますが、食物アレルギーのある筆者には、中国産の<得体のしれない>食品は厳禁・・・!
食費を切り詰めるには、中国産の安価な食品を購入したらいいのかもしれませんが、食費を切り詰めた反動は医療費の高騰としてはねかえってきます。年金暮らし&百姓暮らしの筆者ととっては、バランスのとれた家計を維持していく必要があります。
午前9:30~11:30、稲の補植作業・・・
午前9:30~11:30、妻とふたりで、昨日、田植えをした田で、イネの苗の補植作業をしました。
妻は、下段のコシヒカリの田の強湿田部分、KUBOTAの小型乗用田植え機EP3が土の中に沈んだこともあるので、それ以来、ブルトラで耕耘・代掻きすることも、田植え機で田植えをすることもありません。もっぱら、手作業で田植えをしています。
筆者は、同じく強湿田である中段のひめのもちの補植をしました。ひめのもちは、今年は育苗中にネズミ被害にあって、さんざん荒らされました。そのため、田植え機で田植えをしても欠苗が多く、補植といっても、かなり手作業での田植えに等しい作業になりました。ひめのもちは、自家消費用に40~50kg玄米を収穫できればいいのですが、栽培面積が少ないので、欠苗が多いと収穫量が30kgになってしまいます。
午後、猪苗代へ買い物にでかけますので、11:30で補植作業中止・・・。
KUBOTAの湖南営業所に管理機を持ち込み修理を依頼・・・
朝、妻の実家の棚田の育苗用ハウスから、アクセスレバーを操作してもエンジンの出力が上がらなくなった、KUBOTAの管理機TS7USをもって帰り、水洗いをして、KUBOTAの湖南営業所にもっていって、修理依頼をしました。
今は、専業農家やプロの農家の大型農業機械の修理が立て込んでいて、管理機の修理がいつできるか、定かではありません。順番待ちで、管理機の修理ができるのは1か月後の可能性があるようなので、筆者と妻は、育苗用ハウスで育苗中の夏野菜の苗は、開墾鍬、姫鍬、小型スコップ、レーキ、畝立て鍬などを使用して、手作業で耕耘、畝立てをすることにしました。妻のふるさと・湖南の赤津村で一番小さな農家である妻の実家は、湖南農協の組合になれない5.0反未満の農地しかなく、本来の畑は0.6反、田畑転換した畑は1.1反しかありませんので、手作業でもなんとかなりそうです。95歳で、妻の実家のおかあさんは逝去、妻は、その介護のために精神的、身体的負担がなくなり、その分、野菜つくりに時間を割くことができるといいますので・・・。
2013年4月1日に妻の故郷・湖南に帰郷・帰農して以来、KUBOTAの湖南営業所には随分お世話になりました。担当者のKoyamaさんは、素人百姓をはじめた筆者と妻に懇切丁寧に指導してくださり、修理依頼も即時対応してくださったのですが、そのKoyamaさんは、定年退職されました。そして、今、筆者と妻が感じさせられているのは、担当者のKoyamaさんに<おんぶで抱っこ>のかたちでKUBOTAの小型農業機械でコメや野菜を栽培し続けることができたということ・・・。時代が代われば人も変わる、人が代われば時代も変わる・・・。
筆者74歳、妻66歳、高齢化が進むとますます、自給自足用の百姓暮らしになっていきます。農機を使う農業から農具を使う百姓暮らしへと・・・。今年は、その別れ道の年になるのでしょうか・・・。
2022/05/29
てのひらにのってきたスズメ・・・
KUBOTAの小型乗用田植え機EP3を農機具の小屋に格納しようとしていたとき、母屋の軒の下に散布していた玄米を食べにきたおおきなすずめ1羽、様子が変・・・? 普通、スズメは、人間を警戒して近づかないのですが、この大きなすずめ、筆者の手のひらにのってきました。
それを妻に見せると、<そのすずめ、からだの調子がわるいのでは・・・?>と話していましたが、まるまる太って、健康そのもの・・・。しばらくして、スズメのことが心配になって、農機具の小屋の近くに行って様子をみますと、スズメの姿なし・・・。梅の木の枝に10数羽のスズメがとまっておしゃべりをしていましたが・・・。それで、筆者、妻に、<もしかしたら、あのスズメ、玄米を食べすぎて、飛び上がることができなくなったのでは・・・?>と問いかけますと、妻は、<スズメは人間とは違います。飛び上がることができなくなるまで、玄米を食べたりしません!>と話していました。
スズメが、筆者の手のひらにのってきたのは、はじめての経験・・・。
午後1:00~4:30、ひめのもちとはえぬきの田植え・・・
午後1:00~4:30まで、妻の実家の棚田の中段の田で、ひめのもちとはえぬきの田植えをしました。午後は、田植え機で田植えしたあとの稲の条間が平行線になるように、努力するのはやめて、<ケセラセラ、なるようになるわ・・・!> あきらめたわりには、コシヒカリの田植えよりはえぬきの田植えの方が時間がかかりました。
田植えを終えたあと、妻は、残った育苗箱を品種ごとに、温水田につけていました。明日からの補植に使います。これまでは、毎朝、水道水をポリタンクの入れて、それを専用ジョロで散水していましたが、もうその必要がなくなりましたので、温水田に育苗箱を並べました。温水田は、常時、水を満たしていますので、枯れることはありません。
筆者は、1インチの給水ポンプで、農業用水路から水をくみ上げ、それで、KUBOTAの乗用田植え機EP3を水洗いしました。道具を片付け、電気柵のスイッチをONにして、農業用水路から6:30まで、田に水を入れました。
そのあと、乗用田植え機に乗って、家に戻りました。この田植え機の速度は、シルバーカーよりも遅い・・・。帰り道、<さらに歳をとると、この田植え機と同じ速度でしか、移動できなくなるのかもしれない・・・>と思わされました。
8:30~12:30、コシヒカリの田植え・・・
今日は、五月晴れ・・・。
朝からさわやかな風が吹く中、妻とふたりで、妻の実家の棚田の田で田植えをはじめました。最初は、コシヒカリ・・・。1.8反の田をKUBOTAの乗用田植え機EP3(3条植え)で田植えをするのに要した時間は、4.0時間・・・。田んぼの中の強湿田部分に田植え機を落とし込み身動きできなくなる場面を回避しながらの田植えでした。強湿田部分はあす、手作業で補植することにしています。
今年の田植えは、2014年からこの田植え機を使って田植えをしたなかで、一番いいできばえでした。もちろん、Sの字に畝くねっていますが、いつもより曲がり具合が少ないし、条間が30cmいかに狭まることもありませんでした。条間が30cm以下になりますと、田の草取りに時間がかかるようになります。
・・・と思ったのですが、実際は、最悪の仕上がり・・・。Sの字にくねるだけでなく、SSSの字に連続してくねっていました。残念ながら、5段階評価の2・・・。
朝5:00前に起床して、すぐ棚田の下段の田の水ぬき・・・
今朝5:00前に起床・・・。すぐ着替えて、妻の実家の棚田の下段の田の水ぬきにでかけました。今年は、かなり均平に代掻きができましたので、2時間もすれば、下段の田で、KUBOTAの小型乗用田植え機(EP3:3条植え)で田植えをすることができそうです。
棚田の中段の田の水は、下段の田でコシヒカリの田植えが終わる前に、下段のコシヒカリの田に落水することにしています。
家に戻ると、朝のヨーグルトとコーヒーを飲んで、農機具の小屋から田植え機を取り出してすぐ棚田の田に移動できるようにしました。
今朝は、晴れて、妻の実家の棚田の田からは、富士山のように見えました。会津磐梯山の別名は、会津富士・・・。地理的条件によっては、会津磐梯山は、ひとつの峰をもった富士山のように見えます。妻の実家の田から見える会津磐梯山は、会津富士・・・。
2022/05/28
認知症になると、コメつくりは不可能・・・
コメつくりは、<知識集約型産業>・・・。
播種してから8か月間、ほとんど毎日、コメつくりに関する作業がまっています。1日1つの農作業をすると仮定しても、約240の作業をしなければなりません。しかも、稲の成長具合をみながら、その時々適切な作業をする必要があります。順序正しく・・・。
妻の実家のおかあさんは、長い間認知症と診断されて治療を受けていましたが、認知症になると、一生コメと野菜を栽培してきたプロの農家でさへ、コメと野菜のつくり方を忘れて、栽培することが不可能になってきます。もちろん、農村的地域社会においては、他の農家がしていることを見て、同じことをしたり、農協の指導とおりにしていけば、コメや野菜が栽培可能ですので、認知症になりかけても、コメや野菜が栽培できるかもしれません。しかし、そのひとつでも見逃したり、判断ミスをおかしたり、模倣に失敗しますと、コメや野菜の栽培が即頓挫してしまいます。
そういう意味では、筆者と妻が、有機・無農薬栽培でコメや野菜を栽培することができるということは、まだ<認知症>になっていない・・・、ということのしるしであるかもしれません。
戦争の恐ろしさ、降伏のさらなる恐ろしさ・・・
今日の午後、インターネットのニュースでみた、駐日ジョージア大使 ティムラズ・レジャバ氏の言葉・・・。
<戦争を経験したことのない人は戦争の恐ろしさは分からないだろう。しかし、降伏の恐ろしさはそれ以上にもっと分からないのです。>
戦争の恐ろしさ、降伏のさらなる恐ろしさ・・・。
<Q: 今のウクライナと2008年にロシアに侵攻されたときのジョージアと、似ているところが多いといいますが実際はいかがですか?
大使:物事の展開の仕方、特にロシアが『現地で人権侵害が起きている』と言っていたり、サイバー攻撃をしたりという、現地に不安定化を起こして、それをきっかけに、ある地域の独立を一方的に宣言して、そこから軍事的侵略をはじめる、という流れが、非常にジョージアとウクライナは重なります。
Q:今回のウクライナ侵攻で、ジョージアのときには起きなかったことはありますか?
大使:今回は、ロシアがウクライナ全土に対して侵略・攻撃を展開しているのが大きな違いです。これは確実に、ウクライナの独立に対する脅威になっています。しかし今回は希望もあって、国際的な連帯の規模がだいぶ違っています。・・・ジョージアは、アブハジア自治共和国と南オセチア自治州が切り取られていますが、そのロシア側が設定した“国境”が、日常的に拡大していると言います。赤ん坊が這うようにじわじわ拡大していくため“這う境界”とも呼ばれ、住民に様々な被害が起きているということです。
Q: “這う境界”は、もう押し返せないのでしょうか?
大使:そういうことは、ジョージア側からは考えていません。平和的な解決ができれば、これが一番いいという風に考えています。押し返すようなことをやって、良い事はないだろう思います。
Q:ロシアが、マリウポリからのウクライナ軍の撤退を要求していますが、一度明け渡してしまうとジョージアのようになってしまうんじゃないでしょうか?
大使:ロシアが一度コントロールしてしまったら、そこを返すことは基本的にないと思います。領土に対してのロシアの固執は極めて高いですし、危険だと思います>。
ロシア大統領にとって、ジョージアもウクライナも、ロシアの<核心的利益>なのでしょう。ロシアも中国も、その共産主義の亡霊にとりつかれ、非合理ななんくせをつけては他国を侵略し、その領土を奪い、その国民・民族を抹殺しようとする、おぞましい現代の国家です。
戦争を経験したことがなくても、戦争の悲惨を語る人々の体験と言葉から、戦争の悲惨さを追体験、そのイメージを共有し、戦争の悲惨を経験することのない平和な世界の構築を願うひとは多い。ロシアや中国の指導者は、戦争の悲惨さに対するイメージが欠落している。戦争を彼らの<核心的利益>を確保するための手段として合理化することで、戦争によって、<核心的利益>のターゲットにされた国の人々や民族に対する配慮・推察・同情の念は、すっかり枯れ果ててしまっている・・・。
ロシア軍によるジョージア、ウクライナに対する侵略戦争は、軍事大国によるその周辺の小国に対する軍事的<あぜせせり>以外の何ものでもない。ロシア・中国の<核心的利益>のための侵略戦争は、全世界をあらたな侵略戦争の悲惨さに巻き込んでいく。侵略戦争を経験することで、侵略戦争によって手にいれた他国の領土をさらに拡大したいとあらたな侵略戦争をしかける・・・。
午後1:30~3:00、乗用田植え機の点検・整備・・・
昼食をとったあと、30分ほど昼寝・・・。
筆者自作の代掻きは、3mほどの長さの横垂木を組み合わせてつくった角材に、除雪用のままさんだんぷの取っ手をつけたものですが、代掻きをするときの角度を自由に調整できるようにしたものです。それを使って、ブルトラで植え代掻きをした田の凹凸の土を均平にする作業ですので、けっこう体力を消耗します。右手に関節障害があり、握力の少ない筆者、右手の力は左手の50%程度・・・。土を多くかかなければならないときは、右手に負担がかかりますので、右手に左手を添えてひっぱります。土を多くかかなければならないときは、代掻き器をジグザグに動かし、土の量が少ないときは、水平移動します。土の多いときは、角材を垂直にし、土の少ないときは、角材をそのままひっぱります。土の多い少ないの判断は、足の裏の感触で判断します。いわば、全身運動をしていることになりますので、作業をしたあとの疲労感は、とても大きくなります。
以前は、この自作の代掻き器を、ブルトラに装着して、植え代掻きと同時に均平作業もしていたのですが、微妙な調整が難しく、補正作業に時間がかかり、結局、均平作業は、手作業でするのが一番確実に早くできると確信しましたので、それ以来、代掻きはブルトラで、均平作業は自作の代掻き器で行うことにしました。この筆者自作の代掻き器を動かすのは、筆者の<頭脳>ですから、ほぼ満足のいく仕上がりになります。
妻の実家の棚田の田は、<減反政策>時の<減反>分は、田畑転換して畑にしたり、栽培不可能といわれるコシヒカリを栽培するための装置・温水田にして、残り2.4反(コシヒカリ1.8反、はえぬき0.5反、ひめのもち0.1反)でコメを栽培しています。純然たる農村的地域社会の湖南の赤津村で、<農家>になれないのは、5.0未満の田畑しか持っていない、筆者と妻だけ・・・。村で一番ちいさな農家と言われる筆者と妻は、もっぱら、<専業百姓>の道を歩んでいます。
30分ほど昼寝をしたあと、KUBOTAの乗用田植え機EP3の点検・整備をしました。そのために費やした時間は、1.5時間・・・。すべての設定を<標準>にセットしなおしました。
娘夫婦とまごがやってきた・・・!
棚田で一仕事終えて家に戻ると、娘夫婦とまごの向学ちゃんが遊びに来ていました。ほんとうは、筆者と妻の方から出向いて、向学ちゃんの1歳の誕生日祝いをあげるのですが、今は、農繁期・・・。育苗中の稲の葉齢・草丈と、田の代掻き・水管理に追われて、郡山まででかける時間的ゆとりがなく、1週間前に、誕生日祝いを用意していましたので、娘夫婦に湖南まで取りにきてもらいました。
まごの向学ちゃんが、湖南にやってくるのは、はじめて・・・。いわゆる新型コロナ感染症騒動で、娘夫婦も、筆者と妻も、細心の注意をはらっていますので、まごの向学ちゃんとあうのは、必要最低限にとどめています。新型コロナ感染症騒動がおさまったら、ひんぱんに、まごの向学ちゃんを連れて遊びにくるとか・・・。
泥だらけになった野良着を着ている筆者を見て、まごの向学ちゃんは、<だれだろう?>とでもいうかのような視線で筆者をみつめていましたが、着替えて、メガネをかけて、向学ちゃんの前に立つと、向学ちゃん、にこっと微笑んでいました。<じいじ>だとわかったようです。妻には、<ばあば>といって抱っこされたようですが、筆者に抱かれるのは<いや>だとか・・・。しかし、筆者の手を握って、離しませんでした。
代かきをしているとき藤の花がついてくる・・・
午前8:30~11:00、棚田の下段の田の植え代掻きをしました。毎年、代掻きをするときは、筆者自作の代掻き器(ブルトラで代掻きしたあとの土均し用)をひっぱって代掻きをしているとき、ついてくるのは、風に散った山桜の花びらですが、今年は、山桜の花びらではなく藤の花びら・・・。
棚田の田から見える会津磐梯山は、漢字のさんずい、あるいはカタカナのシのような雪が残っています。湖南のすべての田が田植えを終えることには、会津磐梯山の雪は消えてしまいます。その日も間近・・・。
今、葉齢は4.2、草丈15~17cm・・・。今朝、育苗用ハウスから巣立って田んぼの中で成長することになる育苗箱の稲に<弁当肥え>を施しました。いよいよ、明日、田植えの日を迎えます。
2022/05/27
3条植え田植え機を始動してみる・・・
今日の午後、妻は、農機具の小屋の片づけをしました。農機具の小屋の一番奥に格納しているKUBOTAの小型乗用田植え機EP3を取り出すためです。
夕方、田植え機EP3のエンジンをかけてみました。スムースにエンジンをかけることができましたので、明日、<取り扱い説明書>を見ながら、整備点検します。1年に、1~2日しか使用しませんので、いつも、エンジンがかかるかどうか、心配してしまいます。機械音痴の筆者、田植え機に限らず、すべての機械について、いつ壊れるか、<不安>を抱いてしまいます。
2013年に、妻の故郷・湖南に帰郷・帰農してからは、KUBOTAの湖南営業所の担当者の Koyama さんに全面的に依存していましたが、そのKoyamaさん、定年退職されましたので、これまでのように、トラブルがあるとすぐ修理してくださるということがなくなりました。修理を依頼しても、1か月順番待ちとか・・・。
田植え機EP3が、田植えの最中に壊れたらどうなるのか・・・? 定年退職されたKoyamaさんに個人的に修理依頼をする以外に解決方法が思いつかない・・・。
アカハライモリが群れをなして棲息している・・・!
この前、妻の実家の棚田の田で、田の水漏れをチェックしていたとき、筆者の手に生き物が触れてきましたので、手で救い上げてみますと、それはアカハライモリでした。それを畦において、さらに手を田の土の中に差し込んでみますと、さらにもう一匹のアカハライモリが・・・。そして、さらに・・・。ということで、5匹のアカハライモリがいることが分かりました。筆者、それ以上探索することなく、5匹のアカハライモリをもとの場所に戻してやりました。
農作業をしているときに出会ういろいろな田の生き物・・・。どれもかわいい・・・。最近、妻の実家の棚田の田の畦道の一角に、イタチが巣穴をつくろとしてるのではないかと思われる場所を見つけました。子育てに使うミミズは、有機・無農薬で米と野菜を栽培している、妻の実家の棚田の田では豊富ですから・・・。
餌の玄米を食べにくるスズメは数十羽・・・
冬の積雪期には、50~60羽のスズメがやってきますが、雪が解けて春になると、スズメはほとんどやってこなくなります。ちいさな2~3羽のスズメが庭に常駐しているだけ・・・。しかし、5月中旬になりますと、餌の玄米を食べにくるスズメの数が増えて、多いときは、30羽くらい・・・。軒のコンクリートの上にまいた、2020年湖南高原産有機・無農薬の腰カリの玄米を食べたあとの状態で、スズメが食べたのか、カラスやハトが食べたのか、判別することができます。今、食べにきているのは、スズメだけ・・・。最近、スズメのようで、スズメと行動パターンが違うマミチャジナイも混じっているようですが・・・。
野生のスズメの寿命は、長くて2~3年とか・・・。筆者と妻に、玄米の餌を催促するときの仕草はいつも同じなので、世代から世代へとそれは受け継がれて行っているのでしょう。野生のスズメの寿命が短いのは、積雪期の冬、スズメたちが食べる餌が少なくなるため・・・。冬の間のスズメのえさやりをはじめて、もう30年近くなるでしょうか・・・。
今年は、シュレーゲルアオガエルの産卵場所を確保したので・・・
シュレーゲルアオガエルは、畦際に卵をうみつけるので、田の畦を産卵場所にふさわしい状態にしなければなりません。大型トラクターの装着された畦塗り機で畦塗をしますと、シュレーゲルアオガエルの産卵には不適切な場所になります。それで、妻の実家の棚田の田では、畦塗りをしないで、畦幅を1m20cmにして、モグラの穴を塞ぐだけにします。畦から畦際の水を草が覆うようにして、シュレーゲルアオガエルの天敵からその卵を保護してやります。
シュレーゲルアオガエルの寿命は、5~7年・・・。シュレーゲルアオガエルが大人になるには2年かかるといわれています。つまり、妻の実家の棚田の田にいる大きなシュレーゲルアオガエルは、いつも田んぼの中に入って作業する筆者と顔見知り・・・! シュレーゲルアオガエルがひとなつっこいのは、彼らが筆者のことを覚えていて、かれらにとって筆者は無害であると判断しているからでしょう。
シュレーゲルアオガエルは、筆者と妻にとって、<同棲同類>(高村光太郎の詩)の仲間・・・。
午後1:00~4:00、コシヒカリの田の植え代掻き・・・
天気予報では、午後3:00ころ雨があがると予報されていましたが、午後になると、雨がやみ、空が明るくなり、雲間から青空も見えてきましたので、棚田の、妻の実家の下段の田の考え代掻き(均平作業)をすることにしました。
午後1:00~4:00、KUBOTAのブルトラで植え代掻きをしたあとの田の土の凹凸を、筆者自作の代掻き器で土均しをしました。田植えをするときに使用する田植え機EP3は、素人用?に、代掻き器がついていますので、ブルトラのタイヤの跡の溝がうずめられ、田の土がほぼ均平状態になればいいのですが・・・。<浮き苗>を防ぐためには、欠かすことができない作業です。<浮き苗>が発生する場所では、補植も容易でありませんから、きちんと均平作業をする必要があります。
作業をしている間、田んぼの中では、カエルが大合唱していました。大きなトノサマガエルが、均平作業したばかりの水を追いかけてきました。筆者を監視しているみたいに・・・。
午後1:00~4:00で均平作業ができたのは、約70%・・・。残りは、明日の朝・・・。作業中に、3回も足にひきつけが起きそうになったので、作業を中止しました。
朝6:00~7:30、雨の中、ひめのもちとはえぬきの田の代掻き後の均平作業・・・
今朝から雨・・・
少しでも、田植えができる状態にしようと思って、小雨が降るなか、妻の実家の棚田の田に向かいました。筆者自作の代掻き器を使って、ブルトラで植え代掻きしたあとの田の土の凸凹を均平作業をしました。朝6:00~7:30・・・。小雨だけでなく、冷たい風がふきはじめましたので、体温を奪われて体力を消耗、作業を中止して帰りました。
棚田の田にいったとき、育苗用ハウスで育苗中の稲と野菜の苗に水やりをしました、そのとき観察した稲の葉齢は4.0、草丈は14~16cmでした。田植えに使うKUBOTAの3条植え小型乗用田植え機EP3で田植えができる稲の苗の草丈は20cm未満なので、明日土曜日に田の土の均平作業をしても、田植えに支障なしと判断して、作業を中止して家に戻りました。
2022/05/26
あなたはクロッカスの花のよう・・・
高校3年の2学期、筆者は、Sweden Covenant Mission の宣教師、グンナル・クリスチャンソン先生から洗礼を受けました。そのとき、一緒に洗礼を受けたのは、筆者より7~8歳年上の Watanabe 姉と Seyama 姉・・・。筆者と Seyama 姉は、後日、牧師になりますが、Watanabe 姉は、華道の先生・・・。花屋さんを経営しておられましたが、そのWatanabe 姉から、<吉田くんは、クロッカスの花のようなひとですね>と評されたことがあります。筆者を花にたとえたのは、あとにもさきにも Watanabe 姉だけ・・。その理由は、<吉田くんは、クロッカスの花のように地べたにはいつくばって生きているから・・>というものでした。ほめられたのやら、けなされたのやら・・・?
今朝読んだ『英訳聖書』(NSRV)に、<Crocus>の花が出てきました。筆者に都合のいいように引用しますと、
<the desert shall rejoice and blossom;
like the crocus it shall blossom abundantly,
They shall see the glory of the LORD,
Strengthen the weak hands,
and make firm the feeble knees.
Here is your God.
He will come and save you.’
Then the eyes of the blind shall be opened,
and the tongue of the speechless sing for joy.
For waters shall break forth in the wilderness,
and streams in the desert;
A highway shall be there,
and it shall be called the Holy Way;
the unclean shall not travel on it,
but it shall be for God's people;
the redeemed shall walk there.
they shall obtain joy and gladness,
and sorrow and sighing shall flee away>.
筆者の農法は、実存哲学的自然・農法・・・
ヤスパース著『哲学』(全3巻)の精読をしていますが、あと117ページ・・・。全部精読し終えるのに、何か月かかるやら・・・。最近読んだ個所にこんな言葉がありました。
<私が暗号を解読するのは、
私が自然の一定の領分において
いろいろの一日中の時刻や
一年中の季節における
またあらゆる天候の下での領分(特有)の
自然の生活を
自分の諸々の活動を通じて熟知する場合である。
ただこのようにしてのみ私は
自分の生活に
私がこの場所柄としてのその生活と交際することによって、
蔽われるのである。
私の諸々の観察と催し事は
——これらは自然と共にあるこの存在において
何ら挿入された他者なしに、
何の規律もきまった仕掛けもなしに
為され、かつ経験されるのであるが、
私を人間世界から浮き出させる・・・>。
筆者の農法は、実存哲学的自然・農法・・・。哲学者ヤスパースが『哲学』(全3巻)で言及している<自然>と<農>の関係は、当時のドイツをはじめとするヨーロッパ諸国の<自然>と<農>のかかわりがどのように反映されているのか、また、批判されているのか、布浦芳郎著『世界食糧戦』の記事が参考になりそうです。
午後は、棚田の下段の田の植え代掻き・・・
午後1:00~3:30、妻は、棚田の中段の田畑転換した畑に、育苗用ハウスで育苗していたなすびの苗の作付けをしていました。その数、自給用に50本・・・。
筆者は、KUBOTAの小型乗用トラクターB6001(ブルトラ)で、棚田の下段の田の植え代掻きをしていました。農業用水路から温水田に水を引き入れながら、温水田経由で、下段の田に流し込みました。植え代掻きは、常に、東側から西側へ、山側から農道側へ、ブルトラを走らせて行いました。Uターンしますと、田の土がえぐれて、あと補正するのが大変ですから・・・。ブルトラの後輪で田を荒らさないためには、直線の前進・後進を繰り返すのが一番適切な方法です。代掻きをしないで後進するときは、途中で、右後輪のわだちの延長戦上に左後輪を重ねるようにします。それで、前の右後輪のわだちのあとをガイドとして左前輪を走らせます。それを繰り返しますと、耕耘や代掻きのし忘れ個所がなくなります。
下段の田は、1.8反・・・。その植え代掻きに要した時間は2.5時間・・・。
KUBOTAの小型乗用トラクターB6001(ブルトラ)の製造年は、1971年・・・。52年前の、<トラクターの化石>のような存在です。74歳の素人百姓の筆者のコメつくりには、なくてならぬ存在です。
はえぬきとひめのもちの田の植え代掻き・・・
朝9:30~12:30、育苗用ハウスの稲と野菜の苗に水をやったあと、棚田の下段の田の土手の水漏れをどのうを使って塞ぐ作業をしました。モグラがタコの足のように穴をあけて、それぞれの穴から水が漏れていましたので、土嚢をつかって水漏れの原因となる穴を塞ぐ作業をしましたが、水漏れの最初の入り口を見つけることができていませんので、あくまで対症療法・・・。
その後、ブルトラで、はえぬきとひめのもちの田の植え代掻きをしました。植え代掻きと同時に、この前散布した発酵鶏糞を田の土とまぜあわせる作業もかねています。ブルトラで代掻き意をした後、筆者自作の代掻き器で、田の土を均平にする作業をはじめましたが、体力的に限界を感じて、中断して、昼休みにしました。
今年は、妻の実家の棚田の田の中段のはえぬきの田も、下段のコシヒカリの田も、KUBOTAの乗用小型トラクターB6001(ブルトラ)を直接出入りさせることができますので、気分はとても楽・・・。昔、ブルトラが、馬がいななくときのように立ち上がったことがありました。そのまま、ブルトラがひっくり返ると、生死にかかわる重大事故になりかねませんでした。それ以降、田にブルトラを乗りいれるときは、鉄製の踏み台とアルミ製の踏み台2組を使うようにしていますが、今回は、細心の注意を払いながら、踏み台なしではえぬきの田を出入りしました。
湖南で有機・無農薬を最初にはじめたのは吉田さんだったんですね・・・
妻が、赤津村の旧家の Furukawa さん宅を尋ねているとき、火元の隣の家の Suzuki さん宅にやってきた、Suzuki さんの親類筋の E さんが語り掛けて来られました。
Eさん:吉田さん、お久しぶりです。E です。
筆者:昨日の火事が心配で、Suzuki さんを尋ねてきたのですが、お留守のようです。
Eさん:火事で体調を崩したようで、昨夜救急車で運ばれていったんです。
筆者:火元は・・・?
Eさん:Sさんの廃工場です。ゴムの工場だったのですが・・・。吉田さん、お元気そうですね。
筆者:そうでもないです。もう74歳ですから。
Eさん:湖南で有機・無農薬を最初にはじめたのは吉田さんだったんですね。
筆者:はじめではありません。会津の篤農家・佐瀬与次右衛門さんが書いた『会津農書』・『会津歌農書』を参考にして作っているだけですから・・・。しかし、74歳にもなって有機・無農薬でコシヒカリを栽培するなんて、夢に思ったことはありません・・・。おとうさん、お元気ですか?
Eさん:おかげさまですっかり元に戻りました。おひまなときでいいですから、遊びに来てください。喜びますから・・・。
軽トラに戻ってきた妻から、赤津村の旧家の Furukawa さんからいろいろきいた<情報>を聞かされました。Furukawa さん所有の小屋も類焼したとか・・・。
昨夜の赤津南町の火事・・・
今朝、妻は、5:00に、妻の実家の棚田の田に、育苗中のなすびの苗を移植するための畝に黒マルチをはりに出かけました。
筆者は、いつもの健康管理をして『英訳聖書』(NSRV)を通読、ヤスパース『哲学』(全3巻)の精読・・・。
6:30に妻が棚田から戻ってきましたので、筆者は、軽トラにのって、湖南の赤津村と福良村の田植えの状況を確認しにでかけました。まず、福良村から赤津村、そして、昨夜火事のあった国道294号線を通って帰ってきました。まだ、田植えがすんでいない田が20枚ほどありました。
昨夜の火事は、妻の実家のおとうさんのおさななじみの Suzuki さんのお隣の廃工場から出火炎上したようです。それを妻に告げると、<わたしも行ってみるわ・・・>といって、Suzuki さん宅を尋ねましたが、留守でした。妻は、<Furukawaさんに聞いてみるわ・・・。あなたここで待ってて・・・>といって、赤津村の旧家を尋ねました。そのあと、Suzuki さんの親類にあたる E さんが軽トラにのってやってきて、火元が S さんであること、Suzuki さんは、火事のショックで体調を崩し、鎮火のあと、救急車で運ばれたとか・・・。
昨夜、筆者の2階の寝室の窓から、その火事の写真をデジカメで数十枚撮影、GoogleMap のストリートビューを見比べながら、Suzuki さんの家は燃えていないと安心していたのですが、火元の廃工場は全焼・・・。隣接した Suzuki さんの母屋が類焼しなかったのは、なによりでした。
2022/05/25
今日は、疲れてダウン・・・
今朝6:00に起床・・・。いつもの健康管理をして、『英訳聖書』(NSRV)を通読、そのあと、昨夜読んだヤスパース著『哲学』(全3巻)の個所を再読・精読しました。
午前9:00~12:00まで、妻とふたりで棚田で作業・・・。妻は、田畑転換した畑で育苗中のなすびの苗を移植するための畝をつくっていました。昨年買ったぶどうの苗木も移植していました。筆者は、育苗中の稲と野菜の苗に水をやったあと、はえぬきとコシヒカリの田の畔に吹き寄せられた稲のひげ根を熊手でかき集めて畔に引き上げたあと、ブルトラで耕耘・荒しろかきをすることができなかったコシヒカリの田の強湿田部分を手作業で耕耘・・・。そのあと、妻とふたりで、棚田の下段の土手の中ほどから水が漏れているのを防ぐ作業をしていました。
どのうが必要になったので、午後、猪苗代町に買い物にでかけました。ホームセンターで、土嚢50枚、電気柵用の乾電池3台分、棚田に青空駐車しているブルトラを覆うシートなどを購入、そのあと、スーパーで日用品・食料品を買ってかえりましたが、家についたのが3:45分ころ・・・。
家に戻ったときに、筆者、疲れてダウン・・・。
その夜、8:20頃、けたたましい消防車のサイレンの音がしたので、筆者の2階の寝室の雨戸をあけて赤津本村の方を見ますと、まっかな炎が上がっていました。ガソリンスタンドの近くの建物が燃えているようにみえましたが、消火を終えて消防車が帰る音が聞こえだしたのは午後9:55ころ・・・。筆者、さらに疲れて、このブログを書くのがやっと・・・。
2022/05/24
日・米・豪・印首脳による会議を中・露爆撃機で威嚇・・・
岸防衛大臣はは、次のようにコメントしたそうです。
<クアッドの首脳会合が開催されている中での中国・ロシア両国による軍事演習は、開催国のわが国に対する示威行動を意図したもので、これまでと比べ、挑発度を増すものだ>。
<国際社会がロシアによるウクライナ侵略に対応している中で、中国が侵略国であるロシアと共同する形でこのような行動に出ることは看過できない。わが国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増していることを如実に示すものにほかならず、重大な懸念を持たざるをえない>。
Happy will you be who sow beside every stream・・・
今朝、『英訳聖書』(NSRV)を読んでいるときに、目にとまった預言者イザヤのことば・・・。
<Happy will you be who sow beside every stream, >
妻の実家の棚田の田と段々畑の畑・・・、どの田畑のそばにも農業用水路があり、水が流れています。妻のふるさと・湖南の赤津村に棲息していますと、それはあたりまえの光景のように思えてきますが、聖書のことばに照らし合わせてみると、それは決してあたりまえの光景ではなく、天地を創造し、生きとし生けるものを守り育ててくださる主なる神さまから与えられた<Happy>以外の何ものでもありません。
水だけでなく、光と風と土・・・。哲学者ヤスパースは、その『哲学』(全3巻)の中で、<私が自然に従う時、或る静かな調和が私を受け入れるように思われる>と記しています。<調和が私を受け入れる>・・・。<露となった雨滴の輝き>、<何とはなしに動かされた水面の色彩の波紋と縺れ>・・・。<大洋の岸辺に砕け散る波のしぶき>・・・。ひとの呼びかけに、<自然は答えない>けれど、自然は、自然に従順なひとに、<自然に庇護されているという或る予感、自然へのある憧憬>、<無際限に慰めを与える>・・・。
午後1:00~3:30、段々畑の草刈り・・・
午後1:00~3:30、妻の実家の段々畑の草刈りをしました。全体の約3分の2ほど・・・。
妻は、この前畝をつくっていた畑に、棚田の育苗用ハウスで播種・育苗していたキュウリの苗を移植する作業をしていました。
筆者、今日は、午前・午後6時間、草刈機で草を刈る作業をしていたことになりますが、3:30ころには、疲れて、それ以上草刈りをすることができなくなり中断しました。遠く離れた畑で草刈りをしているプロの農家の姿がありましたが、やはり、プロはプロ・・・。草刈りをする速さと、刈ったあとの畦や土手のきれいさ・・・、素人百姓の筆者の及ぶところではありません。
山側の畑に作付したソラマメの花が咲き揃っていました。ジャガイモの芽も出揃いました。今年は、妻の実家のおかあさんの介護に時間と手間をとられる可能性があったので、自給自足用に栽培することにして、作付面積はいつもより少なくなりました。おかあさんが老衰でなくなる前に、ソラマメの種子やジャガイモの種イモを購入していました。これまでに、きぬさや、グリーンピース、ながいもを作付していますが、いずれも自給用・・・。昨年、作付した、ねぎ、たまねぎ、ニンニクも自給用・・・。レンコンは、ほとんど自生状態ですが、こちらも自給用・・・。妻は、明日は、ナスビの苗を作付するのだとか・・・。
布浦芳郎著『世界食糧戦』に紹介されている<戦時下>において、<素人が誰でも出来る家庭蔬菜類>として、取り上げられている野菜は、全部で52種類・・・。そのなかに、ソラマメとレンコン、グリーンピースは含まれていませんでしたが、筆者と妻は、<素人が誰でも出来る家庭蔬菜類>を自給用に栽培しているにすぎません。<平時>からすみやかに<戦時下>の自給用のコメと野菜の有機・無農薬栽培に移行することができます。
今年、はじめて、棚田でホトトギスの鳴き声を聞く・・・
妻の実家の棚田の田で草を刈っているとき、ホトトギスの鳴き声が耳に入ってきました。唱歌<夏は来ぬ>の歌詞にぴったりあうような情景でした。
卯の花の、匂う垣根に
時鳥、早も来鳴きて
忍音もらす、夏は来ぬ
さみだれの、そそぐ山田に
早乙女が、裳裾ぬらして
玉苗植うる、夏は来ぬ
これまでは、稲の苗の成長にあわせて、早稲のひめのもちは手植えをすることが多かったのですが、今年は、早稲のひめのもち、中早稲のはえぬき、晩稲のコシヒカリ、同じように生育していますので、KUBOTAの3条植え乗用小型田植え機で、一挙に田植えをすることができそうです。筆者と妻は、昔のコメつくりと同じ方法でコメを栽培することにしていますが、年齢が年齢ですので、体力的に及ばない作業は、小型農機具でカバーすることにしています。
午前8:30~12:00、棚田の田の土手と畦の草刈り・・・
今朝は、妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスのなかの稲と野菜の苗に水をやったあと、妻とふたりで、棚田の田の土手と畦の草刈りをしました。
昨日、水を張った田に肥料として、発酵鶏糞を散布しました。それで、少しく時間的ゆとり、精神的ゆとりができましたので、3枚の棚田の田の土手と畦の草刈りを、草刈機と鎌で行いました。
今年は、シュレーゲルアオガエルの産卵場所を確保してやりましたので、田のあちらこちらにシュレーゲルアオガエルのたまごがうみつけられています。今年は、シュレーゲルアオガエルと遊ぶ楽しみが増えそうです。農薬(殺虫剤&除草剤)を一切使わない田ならではの、田の生き物が豊富です。今日、田の水の上のアメンボウがガを捕まえるところを目撃しました。
2022/05/23
団塊世代の落ちこぼれ・・・
筆者は、団塊世代の落ちこぼれ・・・。
高校3年の3学期がはじまってすぐ、地方公務員をしていた父が脳梗塞で倒れ、再起不能に・・・。筆者は、大学進学を断念し、母と妹と筆者の3人で、病気で倒れた父の医療費稼ぎ・・・。3人の収入の50%が父の医療費に消えてしまいました。エンゲル係数ならぬ医療費係数が50%・・・。高額医療補助制度ができたのは、父がなくなった次の年から・・・。高度経済成長を謳歌していた団塊世代の生き方とは無縁に、家計を支え続け、弟を高校に進学させ、弟は大学へ・・・。妹を嫁に出し、急性膵臓炎で1年間点滴だけで生き抜いた母を支え、奇跡的に回復した母が長年つとめていた会社を退職し、その退職金で、母が年金を受給できるようにして、ふと気が付くと10年が経過していました。経済的困窮の中に第三者をまきこみたくないとの思いで、筆者は、結婚を断念していました。母は、<あなたは、このまま岡山にいると、一生結婚できないかもしれない。岡山を離れて、あなたが勉強したかったことをしたほうがいい。そうしたら、結婚相手がみつかるかもしれないから。>といって、筆者を、日本基督教団の牧師になるために神学校に行くことを認めてくれました。団塊世代が、高度経済成長の豊かさの中を生きていたとき、筆者は、そのひずみのなかで辛吟・苦闘していました。そういう意味で、筆者は、団塊世代の落ちこぼれ・・・。鶴川学院・農村伝道神学校に入った年、同じ年に、鶴川学院シオン幼稚園の教師として入ってきた妻と出会い、結婚することになりました。そのとき、一番喜んでくれたのは、母・・・。<牧師さんて、経済的には大変なのでしょう? それなのに、あなたの奥さんになってくれるのだから、大切にしなさいね。悲しませるようなことをしたら、わたしがゆるしませんから。>と、母は、筆者に語り掛けていました。団塊世代の落ちこぼれの筆者に、主なる神さまが与えてくださった恵みであると思いました。
団塊世代の落ちこぼれの筆者の年金は、団塊世代の年金の受給額の半額・・・。しかし、妻は、筆者の年金のすくなさに不満をもらしたことは一度もありません。年金暮らし&百姓暮らしを選択した筆者と妻は、毎日、ふたりで農作業をして、百姓暮らし・田舎暮らしを楽しんでいます。落ちこぼれには落ちこぼれの生き方がある・・・。それも、神さまから与えられためぐみのひとつ・・・。
侵略戦争反対! 防衛戦争支持!
逆立ちしたら見える平和運動の本質・・・?
逆立ちしたら見える平和運動の本質・・・?
今日の夕方、インターネットでニュースを見ていましたら、こんな記事が・・・。
バイデン・アメリカ大統領が来日したことで、アメリカと日本による<中国侵略戦争>遂行の会議を<粉砕>し、<中国侵略戦争>を<阻止>することを訴える左翼活動家によるデモ行進・・・。日本国憲法第9条を梃に、中国人民解放軍の軍隊による日本侵略を前に、無血開城して日本の領土と日本の国民を中国共産党に売り渡そうとする売国的左翼活動家の闘争宣言・・・?
そのデモにたまたま遭遇した人の話しでは、デモに参加した人の多くは、団塊世代前後の高齢者であったとか・・・。
こんなコメントを書くと、goo ブログは、<閲覧禁止処分>にしてくるのでしょうね。goo ブログの政治支援母体である労組の方針と利益に反する批判行為は許さないとして・・・。
布浦芳郎著『世界食糧戦』をひもとく・・・
『世界食糧戦』の著者・布浦芳郎は、筆者が日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたとき、その教会の書記担当役員で、徳山市議会事務局に勤務されていた Kimura 兄のおじさんにあたるひと・・・。
2013年4月1日に、日本基督教団の隠退牧師になり、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農することを決めましたが、もちろん、教会役員会で時間をかけて話合い、了解をとった上での決定でしたが、そのとき、妻のふるさと・湖南で、どのような農業をするのか、イメージつくりのために集めた農書の中に、布浦芳郎著『世界食糧戦』がありました。それを、Kimura 兄に見せたところ、<布浦芳郎は、わたしのおじさんだ!>と驚いておられました。筆者、偶然に、インターネットの日本の古本屋経由で、Kimura 兄のおじさんの書いた本を入手していたわけです。
よく、日本では、食料自給率の低さが問題にされますが、食料自給率が高く100%になると問題はなくなるのか、といいますと、この布浦芳郎著『世界食糧戦』を読む限り、疑問符が点灯します。この本が出版された昭和19年時点の日本の食料自給率は100%・・・。自給率が100%を超えるのは、アメリカ、ソ連、そして日本・・・! <苛烈なる世界戦局の中で我が日本に於いては未だ一人の餓死者も見ないことは、誠に有難く幸福なことと考えねばならない>とありますが、その1年後、昭和20年に、日本がどのような状況に追い込まれていったのか・・・。筆者は、Kimura兄に、<常>の時だけでなく、<非・常>のときにも継続できる農業、百姓暮らしを指向したいと話したことがあります。筆者と妻の、有機・無農薬栽培による自給自足の百姓暮らしの背景にある本です。
この本の中に、第二次世界大戦下のウクライナに関する記事も掲載されていました。<赤軍はウクライナ撤退に当たり、焦土戦術に出て耕地の70乃至80%を耕作していたトラクターや輸送トラック、労役用家畜、機械器具等を破壊し或ひは持ち去った外、工場といふ工場は全部破壊してしまった・・・>。
今回のロシアによるウクライナ侵略戦争は、もしかしたら、ウクライナがロシアより経済大国になり、西欧諸国に列することを指向したことで、ロシアは、その流れをもうとめることができないと自覚して、ウクライナが西欧諸国に益することがないように、第二次世界大戦のときのように、徹底的な焦土作戦を遂行しようとしたのではないかと思わされました。マリウポリ製鉄所に対する徹底的な爆撃による破壊行為、ウクライナの農村から大型農業機械や小麦を略奪、ロシアに持ち出したり、ウクライナ国民に対する無差別の攻撃など、ウクライナ<焦土作戦>以外の何ものでもない・・・!ロシアのウクライナに対する永遠の決別のための<焦土作戦>・・・。第二次世界大戦のときと違うのは、ウクライナに対して<焦土作戦>を実施したロシアみずからも<焦土作戦>のあおりをくってロシア崩壊につながる可能性がロシアのウクライナ侵略戦争に内包されていたということ・・・。
雨が降るなか、棚田の田に発酵鶏糞を散布・・・
午後1:00~2:30、冷たい雨が降るなか、妻の実家の棚田のコシヒカリ、はえぬき、ひめのもちの田に肥料として発酵鶏糞を散布しました。窒素量は、反あたり2kg・・・。2014年から米つくりをはじめてほとんど変わらない数値ですが、昨年は、少し増やして2.5kgにしました。すると、窒素過多の症状として、豊作病が発生・・・。今年は、それを防ぐために、反あたり2kgに戻しました。
バインダーの結束紐でコシヒカリの田を12区画に等分して、発酵鶏糞を1区画0.5袋をバケツに入れて、手作業で均等に散布しました。
今現在、育苗中の稲は、葉齢3.5、草丈12cmほど・・・。草丈16~17cmになったときに田植えをしますが、その1週間前に、田に水をはった状態で発酵鶏糞を散布します。発酵鶏糞を散布して1週間後に田植えをしますと、草の芽も出ていますので、田植えの数日前にKUBOTAの小型乗用トラクターB6001を走らせて植えしろかきをします。
発酵鶏糞をまき終えたころ、雨が激しくなってきましたので、12区画に等分するために目印とした結束ひもはそのままにして帰ってきました。晴れたときに撤去することにしました。妻は、棚田の田にいくときはいつも雨具を身にまとっていますが、筆者は、ほとんど雨具をつけることはありません。
74歳男性の健康寿命70.42、平均寿命79.55歳・・・
昨日、スマホを見ていましたら、日本人の性別・年齢別、健康寿命と平均寿命の統計データが目にとまりました。
筆者、現在74歳ですが、74歳男性の健康寿命70.42、平均寿命79.55歳・・・。平均寿命と健康寿命の差、約9年間は、なんらかの病気をかかえて生きることになるようですが、現在、筆者、わるいところは、湖南のプロの農家が筆者になげかける<おめえバカでねえのけ?>という言葉に象徴されるように、あたまだけ・・・。あたまがわるいだけで、他にこれといった健康障害がありませんので、通院することはありません。この前、郡山市の高齢者のアンケート調査に回答としたのですが、その回答にもとづく健康指導はありません。
昨日、郡山の岩瀬書店に立ち寄りましたが、子供の絵本売り場で、ボタンを押すといろいろな音が出る絵本を見て、ボタンを押していました。すると、緊急地震通報の音が・・・。最近の絵本には、そんな音も組み込まれているのかと思ったすぐそのあと、お孫さんを連れて絵本を買いにきていたおじいさんが、<地震だ!>と叫んでいました。その叫び声と同時に床が動きはじめました。おじいさんは、おまごさんに、<本が落ちていないから大丈夫だ!>と語りかけていましたが、店員さんがすぐ駆けつけて、絵本や児童書売り場のこどもたちの安否を確認していました。
そのあと、妻が昼食かわりにホットドッグを買いに行っている間に、書店の入り口に積み上げられていた、和田秀樹著『80歳の壁』を速読・・・。団塊の世代向けに書かれた本のようですが、筆者の蔵書の医学書は300冊・・・。基礎医学・応用医学・老年学・老年病学・老年心理学・老年看護学・・・、それらに書かれている内容の範囲内の概略本なので、購入しませんでした。
団塊世代である筆者の平均寿命は、79.55歳、つまり80歳・・・。<80歳の壁>とは、平均寿命の壁のことであるようです。ほんとうは、もっと大切な、健康寿命である<70歳の壁>があるはず・・・。と思って、インターネットで検索していましたら、同じ著者による『70歳が老化の分かれ道』という本があることを知りました。70歳は、健康な老後か病気がちな老後かの<分かれ道>、80歳はそこで人生が終わるかさらに人生を伸ばすことができるかの<壁>・・・。<壁>を乗り越えたあとの人生が直面するのは・・・?
小雨降るなか、自作の代掻き器でコシヒカリの田の土均し・・・
小雨降るなか、妻とふたりで、妻の実家の棚田の下段のコシヒカリの田の土均しをしました。妻は、強湿田部分の、KUBOTAの小型乗用トラクターB6001で荒起こし、荒しろかきをしなかった場所を、三角ホーを用いて耕うんと代掻きをしていました。筆者は、筆者てづくりの代掻き器をひっぱって、コシヒカリの一部を土均し・・・。
午前9:301~11:30・・・。
午後、コシヒカリ、ひめのもち、はえぬきの田に、発酵鶏糞を散布します。今回入手した発酵鶏糞の窒素含有量は、0.036%なので、1袋には、15kg×0.036=0.54kgの窒素を含んでいます。コシヒカリを有機・無農薬栽培するときに散布する窒素の量は、反あたり2kgですから、概算、6.5袋・・・。昨年、反あたり2.5袋散布しますと、窒素過多のしるしである豊作病が発生していましたので、今年は2kg以下に戻すことにしました。コシヒカリ、ひめのもち、はえぬきの田で発酵鶏糞を8袋まくことになります。
石垣りんは<プロレタリア詩人>ではなく<生活詩人>・・・
詩人の石垣りん・・・
岩波書店の広報誌『図書』の最初のページによく、石垣りんの詩が掲載されていました。筆者が定期購入した最初の雑誌『図書』は、高校生の小遣いでも購入できるほどとても安価でしたから・・・。
石垣りんは、自分のことを、<プロレタリア詩人>ではなく<生活詩人>と表現していますが、石垣りんが<プロレタリア詩人>であったとしたら、高校生の筆者、それほど多く影響を受けることはなかったと思われます。<生活詩人>であったからこそ、その<生活詩>に、多くの類似性を持っている筆者は、共感をおぼ終えることができたのです。
石垣りんは、<現象面>の背後にある<本質面>を詩人固有の感性でその詩を紡ぎ出しました。筆者にとっては、<実存的詩人>であるように思われました。筆者、ひとのこころを学んだのは、『万葉集』と通してでした。『万葉集』の歌のなかにも、<生活詩>、<実存的詩>が数多く含まれています。人生の試練に直面したとき、ひとはどういきなければならないのか、そのあしあとが克明に刻み込まれています。スイスの哲学者アミエル『アミエルの日記』、ドイツの文豪ゲーテ『ファウスト』、カロッサ『美しき惑いの年』、フランスの哲学者パスカル『パンセ』、ドイツの哲学者ヤスパース『哲学入門』、鴨長明『方丈記』、新井白石『折り焚く柴の記』・『西洋紀聞』・・・、年をとればとるほど、高校生のときに出会ったそれらのほんのことばが、筆者のこころのなかに深くきざみこまれているのを自覚させられます。もちろん、筆者にいちばん大きな影響をあたえ、それらの本をよりよく理解させたのは『聖書』です。
昨夜10:30に就寝、今朝7:00に起床・・・
昨夜は、疲労がたまって、夜10:30ころ就寝・・・。今朝7:00に目が覚めました。昨日は、風呂上がりに、OutStretch をしました。寝る前には、お祈りをして、OutStretch を省略しましたが、今朝は、腕や手の関節の痛み、筋肉の痛みはなくなっていました。この OutStretch 、筆者の農作業の疲れをとるには、とても効果的です。あくまで、筆者の個人的な OutStretch ですから、それが誰にでも有効であるという保証は一切ありません。<人体解剖学>の教科書を見ながら、自分で考案した OutStretch なので、これからも続けていくつもりです。
いつもの健康管理・・・。やっと血圧が普通の状態に戻ったようです。最高血圧117、最低血圧74、脈拍数68、血圧差43、平均血圧88、体温36.1°C、体重60.2kg・・・。このところ、最高血圧が10~15高かったのですが、ほぼ2週間ぶりにもとに戻りました。
そのあと、『英訳聖書』(NSRV)のイザヤ書の通読をしましたが、筆者にとって、イザヤ書は旧約聖書の中で一番理解しがたいもののひとつです。しかし、ヤスパース著『哲学』(全3巻)の精読を続けていくなかで、なにとなくその全貌を理解することができるようになりました。それは、ヤスパースの<暗号>論の影響を受けて・・・。
2022/05/22
孫の1歳の誕生日プレゼントを買いに郡山へ・・・
今朝、妻が、<今日一日雨が降るみたいだから、郡山に行って、孫の向学ちゃんのために、満1歳の誕生日プレゼントを買ってくるわ・・・>といいます。
来週、娘一家が、湖南にやってくるというので、そのとき、誕生日プレゼントを渡すことにしたようです。
まずは、子供衣料の専門店によって、服を購入・・・。<妻が、あなたも選んで・・・>といいますので、1着だけ選びました。上下あわせて5組み・・・。おもちゃ売り場も何度も見たのですが、適当なものを見つけることができませんでした。1.5歳用のおもちゃはたくさんあるのですが、なぜか1.0歳用のおもちゃはありませんでした。それで、アンパンマンのぬいぐるみ購入・・・。そのあと、宮脇書店に行って、ボタンを押せば音のでる絵本を購入しました。
孫の向学ちゃん、喜んでくれるかなあ・・・?
雨の中断続的に2時間、自家製の代掻き器でしろかき・・・
今朝は5:30に起床・・・
いつもの健康管理をし、『英訳聖書』(NSRV)を通読したあと、朝食前に、棚田の育苗用ハウスに行って、育苗中の稲と野菜の苗にみずやりをしました。
棚田は雨が降っていましたが、今日は、雨に濡れながら断続的に2時間ほど、筆者が自作した代掻き器を使って、ひめのもちとはえぬき、コシヒカリの田の一部のしろかきをしました。
雨の降る中での作業は、体温も低下して、疲労感がいつもの数倍・・・。
2022/05/21
夜、ボロボロになった『石垣りん詩集』を補修・・・
夜、ボロボロになった『石垣りん詩集』を補修しました。そのとき、目にとまった詩・・・。
<死者の記憶が遠ざかるとき、
同じ速度で、死は私たちに近づく。
戦争が終わって20年。もうここに並んだ死者たちのこと
を覚えている人も職場に少ない。
死者は静かに立ちあがる。
さみしい笑顔で
この紙面から立ち去ろうとしている。忘却の方へ発とう
としている
私は呼びかける。
西脇さん、
水町さん、みんな、ここへ戻ってください。
どのようにして戦争にまきこまれ、
どのようにして
死なねばならなかったか
語って
下さい。
戦争の記憶が遠ざかるとき、
戦争がまた
私たちに近づく
そうでなけば良い>。
石垣りんの詩は、高校生のときから、筆者にとってはかけがえのない詩でした。戦争と平和に関する心情、悲しみと苦しみ、怒りと祈り・・・、あたまではなくこころに感じて、共有した詩です。
核戦争の恐怖・・・
『石垣りん詩集』より・・・
<友よ
向き合っ互の顔を
もう一度見直そう
戦火の跡もとどめぬ
すこやかな今日の顔
すがすがしい朝の顔を
その顔の中に明日の表情をさがすとき
わたしはりつぜんとするのだ
地球が原爆を数百個所持して
生と死のきわどい淵を歩くとき
なぜそんなにも安らかに
あなたは美しいのか
しずかに耳を澄ませ
何かが近づいてきはしないか
見きわめなければならないものは目の前に
えり分けなければならないものは
手の中にある
午前8時15分は
毎朝やってくる
1945年8月6日の朝
一瞬にして死んだ25万人のすべて
いま在る
あなたの如く 私の如く
やすらかに 美しく 油断していた>(1952・8)。
それから70年の歳月が過ぎ、70年前に数百個であった核兵器は、1万3000発・・・。核大国ロシアは、小国ウクライナの領土を侵略するために、核攻撃をチラつかせながら残虐非道な戦争をしかけている。<午前8時15分は 毎朝やってくる>、それなのにマスコミは、野党は、左翼の思想家や政治家は、日本国民を<油断>することへと導いている。日本を敵国としてとりまくくロシアが6,375発、中国が320発、北朝鮮が40発、核兵器をチラつかせながら日本侵略を公言しているというのに・・・。
核兵器に無防備な国、日本・・・。
今、一番美味しい我が家の食べ物は・・・
今、筆者が、一番美味しいと思う我が家の食べ物は、標高550mの湖南高原の棚田の、妻の実家の田で有機・無農薬で栽培した2021年産コシヒカリを、タイガーのIH炊飯器で炊いたごはん・・・。
主食のごはんが美味しいというのは、とてもしあわせなことです。自給自足用に栽培していますので、生産者米価、消費者米価の変動に関係なく、2年間新米同然で食べることができるという、KUBOTAの玄米保冷庫(30kg×21袋)に保管したコシヒカリ、はえぬき、ひめのもちを食べることがでるのですから・・・。
古古米になった場合は、庭に遊びにやってきるスズメたちのえさになります。春になってからは、やってくるスズメの数は少なくなったのですが、それでも10~15羽のちいさなスズメたちがやってきます。<どんな味がするのだろう?>と思って古古米を精米して食べてところ、古古米も美味しい・・・!
ヒバカリの天敵、猛禽類も多い、妻の実家の田のある棚田・・・
妻の実家の田のある棚田・・・
よく、猛禽類が空を飛んでいます。妻の実家の田の東側にある雑木林の山にも、猛禽類が棲息しています。タカやハヤブサの姿を見ることもめずらしくありません。タカは、よく、ヘビをくわえて飛んでいる姿をみますが、もしかしたら、ヒバカリの天敵も猛禽類なのかもしれません。
ヒバカリは、大食漢で、田んぼのカエルを好んで食べるそうですが、アオダイショウもよくカエルを捕獲しています。マムシやヤマガラは、天敵の餌にしてもらった方がいいのですが、アオダイショウやヒバカリは、なにとなくかわいそう・・・。でも、イネの穂を害虫からまもってくれるカエルを食べられるのは、困ります。ヘビが、ねずみを追いかけてモグラの穴に迷いこみますと、ヘビのしっぽの方からモグラに食べられてしまいます。弱肉強食の生態系があるのでしょうが、いつも、なにもなかったかのごとく、妻の実家の棚田の田は、平穏無事の雰囲気が漂っています。
昨年から、棚田で、猛禽類の学術調査が始まっています。積雪した棚田の農道で、1日、カメラを構えて観察している調査員の姿が・・・。ほとんど田植えを終えた棚田の田でも・・・。
棚田の田畑転換した畑に、大きなヒバカリが・・・!
今日、棚田の田のいったとき、田畑転換した畑に、大きなヒバカリが1匹いました。
妻の実家の棚田の田でよく見かけるへびは、アオダイショウですが、時々、ヤマガラとかマムシとかも見かけることがありますが、ヒバカリに遭遇したのは、はじめて・・・。大きなアオダイショウぐらいの太さがあるのに、長さは50~60cm程度・・・。そのとき、筆者の目には、ヒバカリの目がとてもかわいらしく、しかも立派に見えました。筆者も妻の、妻の実家の棚田の田にいる野生動物は、百姓暮らしの同棲同類なので、原則として、排除することはありません。
今日、育苗用ハウスの中から管理機を取り出したとき、その上に、トカゲが1匹乗っかっていました。管理機を動かしても逃げ出そうとはしません。結局、トカゲは、管理機にのったまま、雨除け栽培用トンネルの端から端まで、筆者を見上げていました。そして、雨除け栽培用トンネルがきれる手前で、管理機から飛び降りました。カエルはよく同様の行動をとりますが、トカゲのとかちゃんが同じ行動をとるのを目撃したのははじめて・ ・。
インターネットで、ヒバカリで検索して、筆者、びっくり・・・! ヒバカリって、ヒトのペットになるようです。筆者が見たヒバカリは大きい方・・・。筆者も妻も、田の生き物は、同棲同類の対象であっても、ペットとして飼う気は100%ありません。ヒバカリは、寿命は猫と同じ15年くらいとか・・・。妻曰く、<ヒバカリをペットにするなんて、とんでもないわ! 我が家のくろちゃんだって、ペットではありません。大切な家族ですから!>
管理機のスロットルレバーを動かしてもエンジンの回転速度があがらなくなったので・・・
今日、段々畑で、KUBOTAの管理機TRS70USで、キュウリの苗を移植するための畝4本をつくっていたとき、最後の4本目で、管理機のスロットルレバーを<高>にしてもエンジンの回転速度があがらなくなりました。畑の中で立ち往生しても困るので、スロットルレバーのワイヤーをたどって、それをひっぱりますと、エンジンの回転をあげることができましたので、とりあえず、最後の畝もつくり、管理機を軽トラにつみこみ、棚田の田でおろし、育苗用ハウスの中に移動・格納することができました。
草刈りから帰ると、すぐ、管理機の取り扱い説明書を読んだのですが、管理機のスロットルレバーを動かしてもエンジンの回転があがらない場合は、<販売店に相談してください>とありましたので、すぐKUBOTAの湖南営業所にでかけました。しかし、今日は、休業日・・・。あきらめて帰ろうとしたとき、湖南営業所のサービスカーが2台戻ってきました。担当者の方と目があったので、事情を説明・・・。<それでしたら、ワイヤーの交換になります。今日は休業日ですから、ワイヤーを注文するのは月曜日、ワイヤーが届くのは水曜日になります。それでもいいですか?>といわれるので、お願いして帰ってきました。
エンジンオイルは朝確認していますので、原因は、ワイヤーの長年使用による疲労・・・? KUBOTAの管理機TRS70USを購入して今年で10年目・・・。愛称・はるなちゃんは働き者です。
午後1:30~2:30、雨の中、棚田で草刈り・・・
午後、妻が、<棚田の田の草かりに行きましょう>といって、妻が使用する草刈機を軽トラに積み込んでいました。筆者が使う草刈機は、育苗用ハウスの中に仮置きしていますので・・・。
棚田の田についたころ、雨がふりはじめていました。しかし、<せっかく草刈りに来たのだから少しでも刈って帰りましょう>と妻がいうので、ふたりで、雨の中草刈りをはじめました。妻は、田の内側の畦の草刈り・・・。筆者は、妻の実家の、棚田の田の西側の農道の草刈り・・・。1時間草刈りをしますと、雨でずぶぬれ・・・。からだが冷えてきましたので、草刈りを中止して家に戻ってきました。帰る前に、筆者自家製の代掻き器を使って、ひめのもちの田の、ブルトラで荒しろかきしたあとの土の均平作業をしました。
今日は、なぜか、疲れに疲れた一日でした。
午前9:30~12:30、段々畑でナガイモの作付・・・
今日、棚田の田の畦と土手の草刈りをする予定でしたが、妻が、<ナガイモの作付をしたいので、畝をつくって・・・>といいますので、育苗用ハウスに仮置きしているKUBOTAの管理機TRS70USを取り出して、段々畑で畝つくりをはじめました。管理機を逆転で走らせて、砕かれた土を畝立て鍬で救い上げていきます。それを何度か繰り返して、畑の地表から50~60cm深さまで溝を掘り、肥料を散布しながら、掘り起こした土をもとに戻して行きます。それを何度か繰り返して、20cm高さの畝とあわせて、70~80cm、ナガイモが伸ばすことができるようにします。
今年は、95歳の、妻の実家のおかあさんの介護に時間がとられるというので、妻は、自給用に、ナガイモの種イモ20個を購入しただけ・・・。妻は、手際よく20個の種いもを植え付けました。毎年同じところにナガイモを栽培していますが、<深耕>と<施肥>によって、連作障害を回避しています。そのため、管理機で50~60cm深さに耕すことになります。
それが終わって、田の草刈りをはじめようと思ったとき、妻が、<ついでに、キュウリの畝も4列つくって・・・>といいます。それで、キュウリの畝をつくることに・・・。妻がいう<ついで>というのは、プラス・アルファではなく、もうひとつの別の作業になります。ほとんどの場合、その前の作業より時間と手間のかかる場合がほとんど・・・。
今日は、湿度が高く、いつもはそれほど疲れないのに、今日は、とても疲れました。
ブルトラでの荒しろかき、自家製の整地板で土均しをする必要がないほど均平に・・・
今朝5:30に起床して、妻の実家の棚田の田にでかけました。昨日、<トラクターの化石>といわれるほどの初期型のKUBOTAの小型乗用トラクターB6001(ブルトラ)でコシヒカリの田の荒しろかきをしましたが、今朝、荒しろかきしたあとを見に行きますと、水が少なくなって地表が出ていました。これまでとは違って、筆者の自家製の整地板で整地作業をする必要がないほどの仕上がり・・・。
農業用水路に水が流れてきていましたので、コシヒカリの田に取水することにしました。
ブルトラで荒しろかきをするのは、今年で、9年目・・・。やっと、ブルトラできれいに荒しろかきする方法が分りました。トラクターを使って荒しろかきをする方法を解説した農書の多くは、最近の代掻き用ロータリーを装着した大型トラクターでの代かき法の解説なので、昔のトラクターでの代掻き法の参考にはなりません。これまで、それを参考にして代かきをしてきましたので、どこかで無理があったのでしょう。ブルトラの特性を生かして荒しろかきしますと、きれいに代掻きをすることができました。
2022/05/20
午後、猪苗代のホームセンターで発酵鶏糞を15袋購入・・・
午後、稲苗代のホームセンターへ行って、発酵鶏糞を15袋購入しました。田んぼに使う発酵鶏糞は、反あたりの窒素量を計算して9袋、畑用には、追加で6袋購入しました。家に戻る前、棚田の田に立ち寄って、ミニクローラで農道から育苗用ハウスまで運びました。
妻は、<あなた、そんなに積み込んで大丈夫?>と心配していましたが、8袋と7袋の2回に分けて運びました。
筆者と妻、2013年に、妻の実家に帰郷・帰農して百姓暮らしをはじめるために5~6年かけて、湖南の赤津村でどのような百姓暮らし、こめつくり・野菜つくりをするのか、具体的に検討しました。必要な農機具・農具、有機・無農薬栽培法、土壌・水・日照時間・風などの微気象、常夏川の冷たい水を温める方法・・・、筆者が牧師をしていた山口のちいさな教会の信徒の方々の、<「山口に30年もいたのに、コメつくりひとつできない」と福島の人に笑われたら、牧師さんだけでなく、私たちも笑われたことになるから、牧師さんにコメの有機・無農薬栽培の方法を教えておかなければ・・・>という配慮から、1月1回家庭訪問するごとに、有機無農薬で米と野菜を栽培する百姓暮らしについていろいろ指導を受けることができました。筆者と妻の、湖南の赤津村での百姓暮らしは、その延長線上で行われています。
午前9:00~12:30、棚田の下段の田の荒しろかき・・・
これまで、2回、ブルトラが田の土の中に埋もれて、そのぬかるみから脱出不能になりました。最初は、KUBOTAの湖南営業所の Koyama さんに出してもらい、2度目は、湖南史談会会員で専業農家の Koyama さんご夫婦に、その大型トラックでけん引してぬかるみから引き出してもらいました。同じ1枚の田でも、深いぬかるみが3か所あります。今日は、その3か所にはすぐ脱出できるようにバックで入っていき、荒起こしをしながらそこから脱出する方法で代掻きしました。
今回は、ブルトラのオイル交換をして、そのロータリーの爪も一式新しい爪に交換していましたので、爪の回転速度も、3>2>1の3に設定して高速回転で荒しろかきをしました。
筆者がブルトラで代掻きをしている間あ、妻は、ひめのもちの田を、市販のアルミ製代掻き器で代掻きをしていました。それがすむと、妻の実家の田の土手のなぞえのヨモギの若葉をつみとっていました。野菜乾燥機にかけて、ミキサーでヨモギ粉にするのだとか・・・。
荒代かきを終えたあと、農業用水路の水でブルトラを洗浄、棚田上段の田の駐車スペースに移動して、荒しろかきをは終わり・・・。そのあと、電気柵のスイッチをいれるために本体のある場所に近づきますと、積み重ねた畦シートの間からへびが動めいているのが目にとまりました。アルミ製代掻き器で一番上の畦シートをはぐってみると、そこにいたへびは、なんと、大きなマムシ・・・! 妻は、<あなた、夜、田のみまわりにきてはだめよ!こんな大きなマムシにかまれたら大変だから!>と話していました。
今朝6:00に起床、棚田の田へ・・・
今朝は6:00に起床、いつもの健康管理を省略して、妻の実家の棚田の田に向かいました。農業用水路から、棚田の下段の田へ水を取水・・・。
その後、育苗用ハウスの中の稲と野菜の苗の水やりをしましたが、昨日、育苗箱1箱に水を灌ぐのを飛ばしたようで、稲の葉が針のようにたっていました。最初に、たっぷり水をやりました。1時間半ほどで葉はもとの状態に戻っていました。
水やりの後、筆者が自作した代掻き器を使って、昨日し残したはえぬきの田の代掻きをして、家に戻りました。毎朝、酪王のヨーグルトとNESCAFEのインスタントコーヒーでつくったカプチーノを摂取するのですが、今朝はそれもしないで田にでかけ、農作業しましたので、1時間半で体力を消耗してしまいました。
2022/05/19
<I , the LORD, am its keeper>・・・
今朝、健康管理をしたあと読んで『英訳聖書』(NSRV)のことば・・・。
<I , the LORD, am its keeper;
every moment I water it,
I guard it night and day
so that no one can harm it;>
午後2:00から、妻は段々畑で、6.0m×1.8mの家庭用園芸ネット張り・・・。プロの農家が農薬の散布をはじめたので、3畝のネットをはって帰ってきたようです。
筆者は、午後2:00~4:30、妻の実家の棚田の中段の田で、ブルトラで荒代掻きをしたあとの整地を、筆者自家製の代かき器で行いました。荒代かきをするとき、あまり水が入っていなかったので、田の表面の土を均すのは大変でした。市販のアルミ製の代かき用整地板を使って均平作業をしていましたが、右手に痛みが消て中止・・・。そのかわりに、筆者が改造してつくったレーキで行いました。こちらは、全然手に痛みはきませんでした。
温水田の下段は、農業用水路から水が流れ込み、明日の朝から、ブルトラで荒代かきをするのに、最適な状態になっていました。
郡山へでかける・・・
そのあと、ホームセンターに立ち寄って、KTCのレンチ、6.0m×1.8mの家庭用園芸ネット8袋、キャットフード、洗剤歯ブラシを購入・・・。2011年の秋、妻の実家のおとうさんが、2013年に帰郷・帰農する筆者のためにKTCの工具一式を買ってくれていましたが、2013年4月1日に帰郷・帰農したときには、その姿はどこにもなし・・・。
KTCの工具は高いので、必要に応じて、1本ずつ買っていっていますが、8と10の長いメガネレンチ、1本で2,000円・・。KUBOTAの管理機TRS70USの爪を交換するときに使います。この前、猪苗代のホームセンターで10のメガネレンチを購入しましたが、爪を交換するときは、2本必要ですので・・・。
そのあと、スーパーによって食料品を購入して、家に戻ったのが、午後1:30ころ・・・。
2022/05/18
昨日、隣の隣村のお医者さんが義母の焼香に・・・
昨日、隣の隣村のお医者さんが、妻の実家のおかあさんの焼香に来てくださいました。なんでも、30年間以上、おかあさんは、そのお医者さんの診察と治療を受けていたとか・・・。おかあさんがなくなる前は、往診に来てくださり、臨終に際しては、診断書までつくってくださいました。
筆者、わかいころ、岡山の某医学研究所付属病院で臨床病理の検査に従事していたことがありますが、医師が、最後をみとった患者の葬儀に出たり、香典を出したりするのを聞いたことも見たこともありません。医者は患者が生きているときの世話、死んだときの世話は坊主がするもの・・・と、思いこんでいましたが、筆者にとっては、思いがけないできごとでした。
ふと、筆者、筆者も最後は、この医師の世話になるのかもしれないと思わされました。2013年4月1日に、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農して以来、自給用に栽培した有機無農薬の米と野菜を食べるようになってから、ほとんど風邪ひとつひかない健康な日々を過ごさせてもらっています。
あなたって、意外とパワフルなのね・・・
<あなたって、意外とパワフルなのね・・・>
もちろん、筆者は否定・・・。筆者も妻も、こどものころは背がひくく、小柄・・・。それに、筆者は、こどものころから脆弱で病気がち、小・中・高と、体育の成績は痛恨の5段階評価の3・・・。それも、実技ではなく筆記試験の成績でカバーしての話し・・・。それに、花粉症や食物アレルギー、薬品アレルギーがあり、春夏秋冬を通じて、アレルギー症状との戦いがあり、しかも、右手の関節障害により握力が少ないので、農作業にも限界が生じます。筆者、こどものころから現在まで、<パワフル>という言葉とは無縁の生き方をしてきました。それなのに、妻が、<あなたって、意外とパワフルなのね>という・・・。
湖南の農家はみなさん、体格のいいひとばかり。それと比べますと、素人百姓の筆者は背が低く小柄・・・。赤津村のプロの農家が筆者をバカにするのは、体格が他のプロの農家より劣っているからかもしれません。
夜9:00に棚田の田の取水を止めに行く・・・
夜9:00、妻の実家の棚田の下段の田に、農業用水路から取水していたのを止めに行きました。
<なにかあると大変だから・・・>と、筆者、スマホを持参してでかけようとしますと、妻が、<なにかると大変だから、わたしもついていきます>といいますので、軽トラに乗って一緒にでかけました。
今夜も、農道を走っているとき、野生動物に遭遇しませんでした。イノシシ、クマ、タヌキ、イタチなどの姿はなし・・・。
下段の田は、ブルトラ(B6001)で荒しろかきをするのに適当な水位になっていました。妻の実家の棚田の田は、棚田のどん尻に位置していますので、農業用水路の水を使用できるのは、棚田の上方の農家の田が取水をやめたあと・・・。今、他の農家の田は、田植えをしたあとの田に水を引き入れていますので、日中は、ほとんど農業用水路に水は流れてきません。夕方から朝方までは、かなり水量がありますので、短時間で必要量を取水することができます。
帰り道、専業農家の方が、やはり、水管理のために田で作業していました。素人百姓の筆者と妻は、棚田の連続した3枚の田で農業用水路からの取水は、1か所・・・。しかし、200反近くコメを栽培している専業農家は、水管理をする場所が50~60か所ありますので、大変・・・。夜9:00過ぎても作業を続けておられるのですね。
農機具のオイル交換用に予備を保有・・・
ガソリン用のKUBOTA純正オイルは、未開封4リットル缶1つと、他に開封後の3分の1程度が残っている缶が1つ・・・。ジーゼル用のオイルは、予備として保管していませんでした。これまでは、KUBOTAの湖南営業所の担当者の方にオイル交換を依頼していましたので・・・。しかし、今回、自分でジーゼル用のオイル交換ができることがわかりましたので、秋に使用するハーベスタのオイル交換も自分ですることにしました。それで、今日、KUBOTAの湖南営業所に立ち寄ったとき、ジーゼル用の純正オイル4リットル1缶を購入・・・。
午後は、段々畑で園芸用ネットはり・・・
午後は、妻の実家の棚田の下段のコシヒカリの田の荒しろかきをする予定でしたが、朝から取水していた農業用水路の水、突然流れがとまったようで、荒しろかきができるほど十分水が溜っていませんでしたので、妻の、段々畑に移植した豆類の園芸用ネット張りをするための、支柱を立てました。畝の長さは6m・・・。ホームセンターで売っている家庭園芸用のネットの長さは6m、妻は、2畝のつもりで、長さ6m×高さ1.8mの園芸用ネットを2個買ってきていました。筆者が、<予備にもう少したくさん買って置いたほうがいいのでは・・・?>とすすめたのですが、<自給用ですから、それで十分です>と2個だけ購入・・・。しかし、実際は、6畝、苗を移植することになりましたので、長さ6m×高さ1.8mの園芸用ネット4個不足・・・。
今回のことで、妻の実家の段々畑の畑に南北方向に畝をつくると、6mの長さの家庭園芸用のネットで十分であることが分かりました。
とりあえず、2畝、ネットをはったあと、棚田に行って、農業用水路の水の流れを見ましたが、少しく流れてきていましたが、毎年のことながら、2インチの給水ポンプで水を汲み上げる必要がありそうです。
トラクターのオイル交換をして、ひめのもちとはえぬきの田の荒しろかき・・・
今朝9:00~12:30、妻の実家の棚田の田に行って、まず、育苗用ハウスで育苗中の稲と野菜の苗に水をやり、そのあと、KUBOTAの小型乗用トラクターB6001のオイル交換をしました。抜いたオイル、コールタールのように真っ黒になっていました。この廃油は、KUBOTAの湖南営業所がひきとってくださったので、助かりました。KUBOTAの湖南営業所の事務の方に、オイル交換をすることができたことを報告したあと、棚田の中段の田の、ひめのもちとはえぬきの田の荒しろかきをしました。
荒しろかきを終えて、ブルトラを田から取り出して、上段の田畑転換した畑の入り口に移動したとき、妻が、<爪とオイルを交換しただけで、ブルトラくん、エンストしないで快適に働いてくれたわね・・・>と感心していました。筆者は、交換した爪が欠落していないか、ネジが緩んでいないか、26枚の爪全部を確認しました。結果は、欠落やゆるみはなし・・・。
筆者、若いときに、ドイツのデュルコップ社とイタリア製のリモルディ社の縫製機器の輸入専門商社の株式会社ジューキに勤めていたことがありますが、そのとき、大手の代理店の小仙ミシンの一級技能士の Miura さんから、よく遠方に出張するときに同行を求められましたが、そのとき、いろいろなことを教えていただきました。機械のボルトナットなどのネジを締め付けるときの、<絶対に緩まないネジの締め付け方>もそのひとつ・・・。
ブルトラの爪を交換するときも、そのときのことを思い出しながら、新しい爪に取り換えましたが、爪をとめるネジが1本も緩んでいなかったのも、そのおかげ・・・。<百姓暮らし>は、<百>の<姓>(仕事)の<知識集約型>の仕事・・・。筆者に、有意義な知識・技術を教えてくださった方々がのことが思い出されます。
2013年4月1日に、日本基督教団の隠退牧師になり、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農してからは、ただ、ひたすら、湖南のプロの農家からバカにされるのみで、有意義な知識・技術を教えられるという機会はなくなりました。小型農業機械の保守・点検作業は、KUBOTAの湖南営業所の Koyama さんから手ほどきをうけましたが、それが唯一の例外・・・。
2022/05/17
じいじ、がんばって・・・・!
この前、妻のスマホに電話がかかってきました。結婚して郡山に住んでいる娘から・・・。しかし、<なにか変・・・>と思った妻は、いったん電話をきり、妻のほうから娘のスマホに電話していました。
妻:なにかよう・・・?
娘:なにもないけれど・・・。
妻:電話くれたから、電話してるのよ。
娘:ああ、わたしがキッチンで料理している間、向学ちゃんが電話したんだ! 向学ちゃんが、ばあば、ばあばって言ってたから、ばあばに電話したのね。
筆者が今朝見た夢は、棚田の田で代掻きをしている夢・・・。その畔に立っていた孫の向学ちゃんが、筆者に、<じいじ、がんばって・・・!>と語り掛けてくる場面が、長い夢の最後の場面でした。
筆者、岡山県生まれですが、母が徳島弁を話すので、筆者の言葉の中にも徳島弁が混じっています。おじいさんのことは<じいやん>、おばあさんのことは<ばあやん>、お姉さんのことは<ねえやん>・・・。福島弁は、<じいじ>に<ばあば>・・・。
おひざ猫になった黒猫黒兵衛・・・
テレビの前で胡坐をかいていますと、黒猫黒兵衛がやってきて、筆者の膝の上にあがってきて丸く座ります。
妻のおかあさんが、5月3日になくなってから、それまで10年間、毎日、認知症のおかあさんの介護猫をしていた黒猫黒兵衛、おかあさんがいなくなったことに気づいたようで、しばらくおかあさんを探していましたが、最近は、おかあさんの死をうけいれたのか、そういうそぶりをしなくなりました。
そのかわり、筆者や妻が座ってテレビニュースをみていますと、黒猫黒兵衛、突然、どこからともなくやってきて、ひざの上にすわって、<あたまをなでろ>と催促します。おかあさんがなくなって2週間が過ぎ、筆者も妻も、そして黒猫黒兵衛も、これまでとは違う生き方を始めることになったようです。
昨日の朝、長い夢をみました。その夢の最後の場面は、ちいさな小舟にのって補陀落世界に一緒に旅立つ、妻の実家のおとうさんとおかあさんを見送る場面・・・。岩波文庫『問わず語り』の読みすぎかな・・・。
毎日、美味しいご飯を食べることができるしあわせ・・・
標高550mの湖南高原の棚田の田で、有機・無農薬で栽培したコシヒカリ・・・、炊きたての、その味と香りは、時間と労力、費用をかけて栽培した甲斐があります。
湖南のプロの農家の多くは、<おらのつくるコメが一番美味え!>といいます。素人百姓の筆者と妻がつくるコシヒカリは、静岡製機の玄米食味分析計で、80~83点です。湖南の赤津村のプロの農家は、<おらは、95点だ!>といいます。静岡製機の玄米食味分析計で、95点をとれるあきたこまち・・・、日本で一番美味しいあきたこまちなのかもしれません。湖南の赤津村のプロの農家は、<湖南のあきたこまちは、本場のあきたこまちより美味え!>と語るひとが少なくありません。湖南には、<日本一>という地名があります。なんでも、二本松藩の殿様が、湖南の米は日本一美味しいといったとか、いわなかったとか・・・。それで、その美味しい米がとれた場所を<日本一>と呼ぶようになったとか、ならなかったとか・・・。
おコメの美味しさは、ひとそれぞれ・・・。象印の炊飯器、いろいろな炊き方ができますが、どの炊き方が一番美味しいのか、それもひとそれぞれ・・・。筆者と妻は、長年使い続けてきたタイガーの炊飯器で炊いたご飯が一番美味しいと感じます。タイガーの炊飯器も、いろいろな炊き方ができますが、お米も炊飯器も、<自己満足>の世界・・・。
74歳になっても、機械音痴は治らない・・・
小学3年生のときから同級生で、筆者が、日本基督教団の牧師になるために神学校に入った年までずっと友人であった Ozaki くんは、機械が得意・・・。ラジオや天体望遠鏡を自分でつくったり、機械好きが昂じて、シベリア経由で、ヨーロッパまで、手作りの自転車職人になるために一人旅をしていました。シベリアから、最初にヨーロッパの国に入ったのが、フィンランンド・・・。フィンランドの村の人々は、はじめて日本人を見たとかで、とても親切に歓待してくださったのだとか・・・。
筆者の一番すきな讃美歌は、フィンランド民謡の讃美歌・・・。筆者、機械音痴だけでなく、本来の音痴、方向音痴、人間音痴と、筆者のアレルギー源と同じほど、多種多様な音痴を持っています。
いつだったか、農業機械は、すべて自分で修理するというプロの農家の方に出会いました。最近のGPS組み込みの大型トラクターも自分で修理しているとか・・・。筆者は、ただただ、尊敬の念を抱くのみ・・・。
午後、ブルトラの爪26本の交換・・・
午後1:30~4:30、3時間かけて、妻の実家の棚田の上段の田にとめてあった、KUBOTAの乗用小型トラクターB6001の爪の交換作業をしました。全部で26本・・・。B5001の使用説明書しかありませんので、いろいろ検証しながら、古い爪を取り外して新しい爪を装着しました。そのために使用した工具は、妻の実家の棚田の田でバインダーで刈り取った稲束を天日干しするときに、48.5mm径の軽量単管パイプでボウガケセットを組み立てをしなければなりませんが、そのためのいろいろな工具を転用することができました。
途中何度かエンジンをかけましたが、そのとき、オイル不足に気づき、KUBOTAの湖南営業所に行って修理を依頼しましたが、今、修理依頼が殺到していて、順番待ちで6月に入ってからの修理になるとか・・・。それで、筆者、ブルトラ用のオイルを買って、自分で交換作業をすることにしました。家に戻って、そのための器具を確認したのですが、廃油を受けるオイルパン、新しオイルを注ぐためのオイルジョッキを確認・・・。オイルの注入時の注意事項は、KUBOTAの担当者の方が教えてくださったので、それをそのまま実践することにしました。
家に戻ると、妻が、<今はどこの会社も忙しそう・・・。さっき、ヤンマーの大型田植えを積んだトラックが国道を走っていったわよ。>と話していました。
我が家の農機具は、電子部品を組み込んでいない100%機械制御の農機具です。妻の実家のおとうさんが残してくれていた農機具は、ブルトラ、草刈機2台、グラインダー、ハンディグラインダー、椎茸栽培用電動ドリル。筆者と妻で購入したのが、管理機・田植え機・ハーベスタ・下草刈り用草刈機・チェンソー・2インチ給水ポンプ・1インチ給水ポンプ・排水ポンプ・ミニクローラ・発電機・電動ドライバー2台・卓上電動ドリル・野菜乾燥機・玄米保冷庫・・・。これらの農機具の購入は、妻の実家のおとうさんが、筆者と妻が帰郷したときの<営農資金>として残してくれたもので購入・・・。その他に、いまだに誰かわかりませんが、湖南の農家が無償で提供してくださったハーベスタがあります。
2013年に、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農したときに揃えたものですが、今年で10年目・・・。大切に使えば、まだまだコメつくりを続けることができそうです。
午前中は、常夏川沿いの細長い畑の草刈り・・・
朝9:30~12:30、妻の実家の棚田ので育苗中の稲と野菜の苗に水をやったあと、妻の実家の細長い畑(田畑転換した畑)の草刈りをしました。10cm高さで草刈機で切り落としました。KUBOTAの管理機TRS70USで溝を掘り、そのばらばらになった草をさじ込んで土をかけ、緑肥にします。
そのあと、畑の北側に防獣ネットを設置しました。南側は、農業用水路なので、後日、妻が防獣ネットを張るというので、とりあえず、北側からの野生動物の侵入を防ぐことにしました。その防獣ネット、半分に切り裂かれていました。ひどいことをする農家もいたもんだ・・・、と思いましたが、妻は、<その農家は、病気だから・・・>となかばあきらぎみ・・・。
湖南の赤津村のプロの農家、<ここらのもんでねえよそもん>には、どんな嫌がらせをしてもいいとこになっているとか・・・。タガが外れている分、<ここらのもん>の<よそもん>に対する嫌がらせは、熾烈なものがあります。
2022/05/16
盗人におい銭を拒否するウクライナ大統領・ゼレンスキー・・・
その言葉と行動は、日本のことわざの中で、否定される負の側面を一身に集めたようなところがあります。日本のことわざは、ロシア大統領・プーチンの愚言・愚行を表現するためにあるのではないかと思われるほど・・・。
ウクライナに侵略戦争をしかけたロシア、ロシア大統領・プーチンから無名のロシア兵にいたるまで、その侵略戦争の目的を、ウクライナの<略奪>とこころえ、火事場泥棒ならぬ戦場泥棒と化しているようです。
<盗人におい銭>という日本のことわざがあります。金子武雄著『日本のことわざ』によりますと、それは、<人に物を盗まれるとか、そのほかなんに限らず人に損害を与えられた上に、それでも足りないとばかりに、さらに損害を重ねさせられることを言うのである。それは崇高な心から盗人のような悪人に慈悲心を垂れての場合もあるであろう。あるいは愚かなために、盗まれた上にさらにだまされて取られるという場合もあるであろう。しかし、多くは、悪人に対してまともに対抗できない何らかの弱みをもっているために起きることである。悪人はその弱みにつけこんで増長するのである。だからこのことわざは、多くの場合、いまいましさを伴った嘆きのことばとして用いられるのである>。
日本の知識人の中には、ウクライナに対するロシアの侵略戦争に対して、侵略者に逆らわず、クリミヤ半島だけでなく、ドネツク州とルガンスク州の2州のみならず、ウクライナの東部・南部をロシア領として進呈し、他のウクライナの領土と国民の生命を守り、その損害を最小限にとどめることがウクライナの政治家のすることだ・・・と論じる人が少なくないのですが、それは、まさに<盗人におい銭>ということわざを地で行く論理・・・。ロシア大統領プーチンは、ウクライナに対して<盗人におい銭>を求めているのではなく、ウクライナ全土を略奪しようとしているのですから、そんな妥協案にもとづく、盗人との間の<和平>など存在しるはずもなく、ウクライナ大統領・ゼレンスキーは、ウクライナの<弱み>(ロシアの軍事力に対するウクライナの軍事力の低位)を、NATO諸国やアメリカなどにその<弱み>をカバーして、ウクライナに対する侵略者・強奪者・盗人であるロシア軍を軍事力で追い出し、ロシアが盗んでいったものを取り戻すことは、盗人に対する最善の策・・・!
日本基督教団の隠退牧師である筆者は、ウクライナが、侵略者ロシアに対して、よくもわるくも、<盗人におい銭>を渡すことなく、<盗人>を排撃し、捕捉し、裁判にかけ、処罰し、盗品と損害をすべて取り戻す決断をしていることに、安どの思いを持ちます。主イエスさまのことばに、<右の頬を打たれたら左の頬も差し出せ>ということばがあります。筆者が高校2年生のときに通いはじめ3年生のときに洗礼を受けた、Sweden Covenant Mission の宣教師、グンナル・クリスチャンソン先生は、<主イエスさまのことばには従わなければなりません。右の頬を打たれたら、左の頬を指し出すべきです。しかし、相手が、あなたの左の頬も打とうとしたら、あなたは、迷うこことはありません。即、相手の頬に殴り返しなさい。そうしないと、理不尽な喧嘩をしかける相手は、あなたを死ぬまで打ち続けるでしょうから。それは、主イエスさまのみこころではありません。主イエスさまのみこころは、あなたが悪しきものと戦って生きることです・・・>と話していました。最後に、<これはジョークですが・・・>と話しておられましたが、ロシア大統領・プーチンに対しては、条ーくなどではなく、ウクライナが直面する現実・・・!
朝、棚田の田の電気柵の電線の下の草刈り・・・
朝、棚田の田の電気柵の電線の下の草を、下草刈り用の草刈機で刈り取りました。いままでは、田の畦用の草刈機で刈っていたのですが、時々、電線の支柱にチップソーの刃があたってしまい、支柱を切断してしまうことが少なくありませんでした。しかし、今回用いた草刈機は、下草刈り用の少しく重くて馬力のある草刈機ですが、スムースに、電線の支柱を傷つけることなく、その下の草刈りをすることができました。
鋏は使いよう・・・
朝の健康管理はしないで・・・
筆者、毎朝、目が覚めると健康管理のため、最高血圧・最低血圧・脈圧差・平均血圧・呼吸数・体温・体重を測定するのが日課になっていますが、今朝は、目が覚めると同時に着替えて棚田の田にでかけましたので、今朝の健康管理はしませんでした。
その場合、昨日のデータと昨々日のデータの平均をとって、3日間移動平均と7日間移動平均を算出します。短期(3日間)、中期(1週間)、長期(1か月)の変化で、どこか、からだに異変が生じていないかのチェックをします。
妻は、<今日は、疲れているので、家で休養します・・・>といって、居間のストーブの前で昼寝をはじめました。そばには、黒猫黒兵衛が同じ姿勢で横たわっています。妻の実家のおかあさんがなくなったあと、黒猫黒兵衛は、筆者と妻が農作業や買い物にでかけたときは、ひとりで留守番することが多くなり、家に戻ると、すごくあまえてきます。テレビニュースを見ていると、筆者の膝にのってきてゴロゴロのどをならしています。黒猫黒兵衛は、いままで筆者の膝にのってくることはなかったのですが・・・。
朝5:00~7:00、棚田の田で土木作業・・・
今朝、5:00前に起床、5:00~7:00まで、冷たい雨が降る中、妻の実家の棚田の田で土木作業をしました。
下段のコシヒカリの田には水が満杯状態なのに、中段のはえぬきの田にはあまり入っていません。原因を調べたところ、中段の田の取水口であるUV管に、杉の枯れ枝が突っ込まれてそれが、┏━━━⇦━━┫状の接続部分に詰まり、水が流れなくなっていました。以前、空き缶を詰められたことがありますので、畦を掘って接続部分┏と┫を掘り起こし、━━━━━を長いホースを突っ込んで詰まったものを取り除き、水が流れることを確認して土を埋め戻しました。
今年は、妻の実家の上段・中段・下段の3枚の連続した棚田の田の上段部分の取水口からも農業用水路から取水できるようにしましたので、中段の取水口が詰まっても取水できるようにしていたので、上段の取水口からの取水も可能かどうか、┏━━━➡━━┫の水の流れをチェックしました。
午前10:00~10:30、棚田の田に行って、田んぼの給水・排水がきちんと機能しているかどうか、チェックしました。
いずれも冷たい雨が降る中での作業でしたので、左腰に冷えによると思われる痛みがきました。
2022/05/15
夜9:00、棚田の田の様子を見にでかける・・・
夜9:00、棚田の田の様子を見にでかけました。夕方、農業用水路から、棚田の中段の田と下段の田に水を引き入れました。
日中は、田植えをする田から排出された濁った水が流れていましたので、田植えがすんで、農業用水路の水が澄んだあとに取水をはじめました。ヘルメットに装着したヘッドライトと手持ちの懐中電灯をもって、棚田の下段の田の排水用UV管の位置を確認しました。暗渠のUV管にふたをしてはじめての取水ですので、田の土の中に水が浸透するまでかなり時間がかかるとおもわれます。それで、明日の朝5:00頃まで取水することにしました。
夜、棚田の田にでかけると、農道で、野生動物に遭遇するのが普通ですが、今日は、遭遇なし・・・。夜気温が低下して肌寒いので、野生動物もであるくのをやめたのかもしれません。カエルの鳴き声以外、イノシシやカモシカの鳴き声も耳にしませんでした。
美味しいごはんが戻ってきた・・・!
今日の夕ご飯、郡山の大型電気店(ケーズデンキ)で交換してもらったタイガーの炊飯器で炊いた、標高550mの湖南高原の棚田の、妻の実家の田で、有機・無農薬で栽培、天日干しをして、KUBOTAの玄米保冷庫に保管していた2021年産コシヒカリのご飯、新米を炊いたような美味しいご飯に仕上がっていました。
象印の炊飯器では、同じコメが、最悪の、不味いご飯になっていましたが、どうやら、初期不良と欠陥商品が重なったため、最悪の焚き具合になったようです。象印製からタイガー製に交換してもらっただけで、美味しいご飯を食べることができるようになりました。どちらも、<Made in Japan>と表記されていますが、象印の炊飯器は、そのうえに<日本製>と大きく朱筆されています。過度に<日本製>と表示されているのは、日本製ではないため・・・? ともかく、今まで通り、有機・無農薬栽培の自家米・コシヒカリのご飯を美味しく食べるようになったので、この件は、問題解決・・・!
午前9:30~12:30、午後1:30~4:00、棚田の田で作業・・・
今日は、妻とふたりで、午前9:30~12:30、午後1:30~4:00、棚田の田で作業をしました。妻の実家のおかあさんが健在であったときは、おかあさんの食事と服薬・介護・風呂の時間を中心に、その他の時間で、農作業を組み立てていましたが、おかあさんが逝去したあとは、我が家は農作業中心に日々を過ごすことに変わりました。
今日は、棚田の中段の田畑転換した畑の4分の3に、有機石灰と牛糞堆肥・発酵鶏糞を散布して、管理機TRS70USで耕耘し、20本の畝をつくりました。そのあと、妻は、育苗ハウスの中で播種・育苗していたキャベツのポット苗を移植、モンシロチョウやモンキチョウに卵を産み付けられて青虫被害にならないように防虫ネットを張りました。午後、管理機TRS70USで、畦塗をする個所を掘って水路をつくり、農業用水路から取水をはじめました。
5.5時間の作業でしたが、疲れました。妻は、<疲れるわよ。だって、畝を2列つくってっていったのに、あなたは、20列もつくってくれるんですもの・・・。わたしは、助かったけれど・・・>と話していました。0.5反の田畑転換した畑を4分割したうちの3分割だけで耕耘と畝立てをしただけですので、わずか、0.375反、112坪程度の広さしかありませんので、疲れる原因は、74歳の筆者の老化と体力のなさが原因・・・。
2022/05/14
タイガーの炊飯器でいつもの通りに炊ける・・・
妻は、最初の炊飯なので、初期メニューのまま炊飯したそうですが、炊き上がりは、10年間使い続けてきたタイガーの炊飯器とほぼ同じ炊き上がりになりました。象印の炊飯器は、<初期不良>であるとの判断に間違いはなかったようです。美味しいおコメを飛び切不味いご飯にたきあげる象印の炊飯器、半導体が悪いのか、半導体に組み込まれたプログラムが悪いのか、定かではありませんが、<欠陥商品>であることに間違いはなさそうです。
タイガーの炊飯器に交換してもらうと、いつものとおりにすぐ炊き上がるのですから・・・。
岩瀬書店で新書版1冊を購入・・・
今日、2回目に郡山にでかけたとき、帰りに、岩瀬書店に立ち寄りました。文庫本と新書版のコーナー、哲学書・農書・情報処理関連のコーナーをみてまわりましたが、新刊書を購入することがほとんどなくなった筆者、知らない新刊がずらりとならんでいる光景に、なにとなく、時代から取り残されている気がしました。
実存主義哲学のコーナーには、ニーチェ、サルトル、ハイディガーの解説書はありましたが、ヤスパースの著作や解説書は1冊もありませんでした。
購入したのは、竹田いさみ著『海の地政学 覇権をめぐる100年史』(中公新書)・・・。地政学に関する本は5~6冊蔵書していますが、<海>の地政学について論じた本は、今回がはじめて・・・。
大型電気店で炊飯器を象印からタイガーに交換してもらう・・・
今朝、総合的に判断して、象印の炊飯器・NP-RN05は<初期不良>&<欠陥商品>・・・。それで、炊飯器を持って、妻と一緒に大型電気店に向かいました。状況を詳しく説明しますと、その担当者の方、<初期不良の可能性が高いですね。当社からメーカーにおくります。修理の間、別の炊飯器をお貸できますが・・・>といわれますので、象印からタイガーに交換してもらいました。実家が稲作農家であるという担当者の方、善処してくださって、ほんとうに助かりました。
今日、それで、湖南・郡山間を2往復しました。さすが、疲れました。
いずこの田も、大型田植え機が稼働していました。荒起こししたばかりの田もあれば、田植えを済ませて久しい田もありました。
2022/05/13
炊飯器NP-RN05のことでメーカーに電話・・・
この前、郡山の大型電気店で、象印の炊飯器NP-RN05を、34,000円で購入しました。そして、妻は、<どんなにおいしいご飯がたけるのかしら・・・?>と期待をもって、標高550mの、妻の実家の標高550m湖南高原産、有機・無農薬栽培のコシヒカリを焚いたのですが、筆者、たきあがったごはんを一口試食して、<なに? このご飯の不味さ! コシヒカリの香りも味も飛んでしまって、団子状態・・・?>と妻に語り掛けますと、妻は、<ほんとう、これはひどいわね・・・>と話していました。それで、次の日、その次の日と、炊飯の種類を変えて焚いてみたのですが、いずっれも、ひどいごはん・・・。それで、午後、象印のサービス部門に電話・・・。<美味しいお米を最悪のごはんにたきあげるNP-RN05の正しい使い方を教えてほしい>と電話したのですが、<美味しいはずのお米を不味いご飯に炊き上げるのですか? 申し訳ありませんが、宅配業者に回収を依頼しますので、送り返してください。こちらでチェックします>とのことでした。
妻に、<今日は、クレーマーになった気分・・・>と話しかけますと、妻は、<炊飯器は毎日使うものでしょう? いままで使ってきた炊飯器は、操作が至って簡単だったわよ。いろいろ設定しないと美味しくたけない炊飯器なんて、わたしは要らない! いままで使っていたタイガーの炊飯器と同じものを使うことにするわ・・・>と話していました。
この炊飯器、<日本製>という言葉に惹かれて購入したのですが、およそ、<日本製>という名にふさわしくない炊飯器・・・。組み立てを日本でしたから<日本製>であって、その部品は、韓国製や中国製・・・? 韓国製の半導体が使われていたりしたら、初期不良であっても不思議とは思わないのですが・・・。これが<中国製>や<韓国製>なら、<買った私がバカでした>で終わったかもしれませんが、一応<日本製>なので、メーカーにクレームを出しました。
タイガーから象印に<浮気>をしたのが、失敗のもとでした。
保険会社の車載器に接続ができなくて・・・
保険会社の車載器に接続ができなくて、保険会社の担当部署に、車載器を搭載している、妻のくるまYARISに乗ったまま、スマホで電話しました。担当者の方は、声の感じからしますと、10代後半か20代前半の若い女性の方・・・。<診断>のためのマニュアルにそっての対応であったため、問題解決にかなり時間がかかりましたが、最終的には、めでたく問題解決・・・。
この前、車載器のアプリのバージョンアップをしたとき、筆者がGPSに常時接続をONにしないで素通りしたことが原因でした。担当者の方と話し合っているときに、そのことに気づきました。しかし、最後まで、担当者の指示にしたがって操作、無事、GPSに常時接続できるようになって、ドライブが記録されるようになりました。
妻は、<あなた、家に戻ると、休憩するといってたけれど、大丈夫・・・?>と心配していました。
午後、猪苗代へ買い物にでかける・・・
午後、猪苗代へ買い物にでかけました。まず、ホームセンターへ・・・。田植え用の長靴
を2足購入・・・。田植えのあとは、田のくさとりのためにほとんど毎日、田靴を履いて、田の水の中に入りますので、1回のコメつくりに田靴を2足ほど履き潰してしまいます。この田靴は、保温性があり、冷たい水の田の中に入ってもあまり足が冷えることがありませんので、こむら返りの予防につながります。
2軒目のホームセンターで、90cm幅の黒マルチ1巻と日用品を購入・・・。3軒目のホームセンターで農業用のひしゃくを1本購入・・・。JA猪苗代で、130cm幅の黒マルチを購入・・・。
そのあと、スーパーで、若干食料品を購入して帰ってきました。帰り道、妻に、<家に戻ると、昼寝するね・・・>と了解をとりました。
午前中、手作りの代掻き器で温水田の代掻き・・・
朝、育苗用ハウスの中で育苗中の稲と野菜に水をやったあと、妻は、さらに夏野菜の種まき、筆者はその間に、昨日KUBOTAの乗用トラクターB6001で荒しろかきをした温水田を、さらに筆者手作りの代掻き器で代掻きしました。
0.5反、150坪の広さの温水田ですが、昨年の田靴、破れから冷たい水が入ってきて、足にひきつけが起きそうなので、温水田の代掻きを終えると、妻のたねまきが済むまで、この前、変形したキュウリ支柱をもとの状態にもどしていたキュウリ支柱をすべて田畑転換した畑から上段の育苗用ハウスの畦まで移動しました。
今日は湿度・温度が高く、疲労感が増大するような天気でした。
気違いに刃物、ロシア大統領プーチン・・・
金子武雄著『日本のことわざ』にこのような言葉がありました。
<気違いに刃物
刃物は人間にとって極めて有用な物であるが、使い方によっては、人を殺傷することのできる恐ろしい物でもある。これが気違いの手に持たれたら、どんなあぶないことを仕出かすかわからない。・・・だれの目でみてもはっきりした気違いなら事をしでかさないうちに、なんとか処置のできる場合が多いだろう。しかし現実には気違いだかどうだかはっきりした見分けのつかないような者があり、このほうがかえって危険である。ことがそういう者に刃物や松明を手に持つぐらいのことではなく、国民や人類の殺傷を自由にできるような、大きな権力を握られたら、それこそ大変である。「気違いに原爆」・「気違いに水爆」というようなことになってはたまらない>。
自由主義・民主主義のウクライナ・NATO諸国と、共産主義・専制国家のロシアの間には、相互に承認しあうことのできない<気>の<違い>があるようです。中国・朝鮮の<気>は、ロシアの<気>と相通じるものがあり、周辺諸国に対する軍事的侵略を国是とする国・・・。そこには、<だれの目でみてもはっきりした気>の<違い>がみてとれる・・・。日本は、日本に対する軍事的侵略を指向するロシア・中国・朝鮮(北朝鮮・南韓国)などの<気>の<違う>近くの国より、欧米の<気>の<合う>遠くの国々との連携が必要・・・。
2022/05/12
午後4:30~5:30、棚田の田に花の苗を移植・・・
夕方、妻が、<明日は雨が降るから、庭に仮移植している花の苗を棚田の田に移植してくるわ・・・>といいますので、同行・・・。午後4:30~5:30、肥料を散布して、管理機で耕し、宿根草の苗を移植しました。
ブルトラで荒しろかきをした温水田は、水が満杯状態になっていました。暗渠のUV管に蓋をして、妻の実家の棚田の中段・下段の田の水持ちをよくしました。明日、明後日、雨が降るので、雨がやんだら畦際を管理機で掘って、水を流し、さらに管理機を走らせて田の土を練って、それで畦塗をします。
湖南の赤津村の農家は、もう田植えをはじめています。いたるところで、大型田植え機が稼働しているのが見えます。毎年のことながら、我が家は、いつも農作業のしんがりをつとめています。今年は、妻の実家のおかあさんの<家族葬>があったので、いつもより1週間おくれの作業をしています。
午前11:00~午後3:00、ブルトラで田を耕耘・・・
昼休みをとらないで、続けて、コシヒカリの田を荒起こししました。午前中、欠けている爪を補ったり、すり減って細くなった爪をすこしましなものに交換しました。
午後、KUBOTAの湖南営業所から、注文していたブルトラの爪一式が届いたとの電話があり、引き取りに行きました。ついでに、ブルトラの純正の鍵を注文・・・。届いた梱包をといて、妻とふたりでその爪をみたとき、筆者と妻、愕然・・・。<ブルトラの爪って、こんなかたちをしているのね。我が家のブルトラの爪、見る影もなくやせ細っちゃって・・・!> ブルトラについていた最初の爪を一度もみたことがない筆者と妻は、新品の爪を見て、ただ驚くばかり・・・。
KUBOTAの管理機TRS70USに続いて、KUBOTAの小型乗用トラクターB6001 WITH RK1000の爪も新調して、快適に耕耘することができるようになったようです。
午前8:00~10:00、ブルトラで田を荒起こしできるように整備・・・
朝、育苗用ハウスの稲のみずやりにでかけました。そのとき、KUBOTAの超小型乗用トラクターB6001 の欠落している爪や、かなりやせ細った爪とほぼ同じもの、まっかに錆びてはいますが、それを持って棚田へ・・・。
みずやりあと、ブルトラに被せるブルーシートのすべての穴に結束用のひもをつけました。そのあと、欠落した爪を1本つけて、2本のすり減った爪を錆びてはいますが未使用の爪と交換しました。
そのあと、上段にとめてあったブルトラを中段のはえぬきの田に移動・・・。10~12cm深さで耕すことができるかどうか試運転しました。なんとかなりそうなので、とりあえず、家に戻って朝食をとることにしました。
KUBOTAの超小型乗用トラクターB6001 の交換用爪1式が届いたら、担当者の方の手をわずらわせないで、自分で交換することにしました。今朝の作業で、爪の交換方法をマスターしました。そのための工具は揃っています。
2022/05/11
製鉄所内にいるウクライナ女性兵士・・・!
製鉄所内にいる女性兵士
「マリウポリやウクライナのように永遠に生きる」
「ロシア軍がここにいる限り、我々は最後まで戦う」
この動画を見ながら、自由主義・民主主義を生きるウクライナ民族とウクライナ国家は、ナチス・ヒトラーの再来である、ロシアの大統領プーチンのウクライナ侵略戦争に必ず勝利すると確信しました。
試練の最中にあって、ウクライナの明日を見つめ、ウクライナの明日のために戦うウクライナ国民がいる限り・・・。
はじめて Google の SpreadSheet を使ってみる・・・
今日、はじめて、Google の SpreadSheet を使ってみました。使ったのは、若干の関数と表示形式だけですが、マニュアルがなくても簡単に使えるのですね。
Google の SpreadSheet は、無料で使用できる・・・。
74歳の筆者、今は、Microsoft の EXCEL もほとんど使う場面がなくなっていますので、有料の EXCEL ではなく、無料の SpreadSheet を使用したほうがいいかもしれませんね。
過去5年間の5月11日の健康管理・・・
筆者の過去5年間の、5月11日の健康管理は、
上記の表の通り、あまり大きな変化はなさそうです。血圧と体温は、朝目が覚めたときの測定値です。血圧は5回測定した平均値です。体重は、前日の風呂あがりに測定した数値です。今日、風呂あがりに測定した体重は、59.0kg・・・。筆者70~74歳の数値ですが、日中、農作業をしているときの血圧については、測定したことがありませんので、定かではありません。
角を矯めて牛を殺す、ロシア大統領・プーチの愚かさ・・・
昨夜、背表紙がボロボロになった、金子武雄著『日本のことわざ』と『続・日本のことわざ』の文庫本の背表紙を、本の補修用テープで補修しました。そのとき目にとまった、<角を矯めて牛を殺す>ということわざ・・・。
<人は目の前の小事にとらわれると、とかく、背後にある大事に気がつかなくなりがちなものである。だから、目の前の小さな欠陥を取り除くことだけに気がとられて、手段を誤ったために、全体をだめにしてしまって、本も子もなくしてしまうことがある。そういう行為の愚かなことを、この諺は一つの例を取って指摘しているのである。西洋にも、
The remedy is worse than the disease.
というのがある。「治療のほうが病気より悪い」という義であろう。病気を治そうとして治療を施したところが、その病気は治ったが、その治療のために命を落としてしまった、というようなのがこれに当たるのであろうから、これもやはり、「角を矯めて牛を殺す」と同じ趣意である>。
ロシア大統領・プーチン、自由主義・民主主義国家として生きることを決断したウクライナ民族、ウクライナ国家を、プーチンの意に反するとして、ロシアの属国に甘んじるよう要求して、ウクライナに侵略戦争をしかけて、ウクライナの<角を矯め>ようとした。ところが、ロシア軍のしていることは、<角を矯める>どころか、ウクライナ民族の殲滅をもくろんで残虐非道な、ナチス・ヒトラー顔負けの、民族浄化戦争をしている。ロシア大統領プーチンは、<角を矯める>というのは名目上で、実際は<牛を殺す>ための戦争をしている。当然、ウクライナ民族、ウクライナ国民は、自由主義と民主主義というウクライナの2つの角をロシアの専制君主であり暴君であり侵略者であるロシア大統領・プーチンの意に服して放棄することはない。ふたつの角を守って、ウクライナは、独立国家として生存のための防衛戦争を戦っている。フィンランドもスゥエーデンも、<角を矯めて牛を殺す>残虐非道なロシア大統領・プーチンに気を使うことをやめて、本来あるべき姿に戻ろうとしている。ロシア大統領・プーチンは、世界の歴史にその名を残すことになるでしょう。第二次世界大戦中のナチス・ヒトラーに勝るとも劣らない最悪・最低の統治者であると・・・。
今日の農作業は7時間、腰に痛みがくる・・・
今日の農作業は、午前・午後で7時間・・・。
農作業を終えたあと、着替えているときに、足にひきつけが起こりそうになりました。すぐ、こむら返りを防ぐ OutStretch をしましたので、その痛みを感じないですみました。しかし、腰に痛みが来ていました。
風呂あがりと就寝前の2回、いつもの農作業の疲れ、痛みをとるのに有効な OutStretchをすることにしました。
妻の実家のおかあさんが生きていたときは、<おかあさん中心>に我が家が動いていましたが、逝去後は、筆者と妻、<農作業中心>の暮らしに移行しています。ひとつの作業は、時間がかかっても完了するまで延長してすることに・・・。明後日から雨が降るというので、筆者は、朝から、KUBOTAの超小型乗用トラクターB6001で、コシヒカリ、はえぬき、ひめのもちの田を荒起こしと、温水田の代掻きをします。妻は、段々だ畑で、グリーンピースの苗の移植をします。
湖南の赤津村の農家は、今は、大型トラクターで植え代掻きを行っています。
キヌサヤの苗の移植を終えた妻がやってきたので・・・
午前中、妻の実家の段々畑の梅の木のある畑の一部に、棚田の育苗用ハウスでポット苗を育てていたキヌサヤの移植作業を終えた妻が、棚田にやってきましたので、ふたりで、コシヒカリ、はえぬき、ひめのもちの田に、稲作のための苦土石灰、ケイ酸カリ、油かすを散布しました。どれも粒状ですので、手作業で散布するのが簡単・・・。
午前11:00~12:00、午後1:30~4:30で、土壌改良材の散布を終えることができました。肥料は、発酵ケイフンですが、発酵ケイフンの散布は、田植えの1週間前に、水を張った田の中に入って散布します。
午前中、中段と下段の田の境にある畦・土手のモグラ穴を塞ぐ・・・
午前中、妻の実家の棚田の中段の温水田、ひめのもちとはえぬきの田の畦・土手のモグラ穴から下段のコシヒカリの田へ水漏れを防ぐために、モグラの穴つぶしをしました。
畦下、土手下のなぞえを、小型スコップの先を垂直に突き刺して手前に倒しますと、モグラがあけた穴がある場合、その穴を見つけることができます。小型スコップで掘り起こした土、水漏れで年土壌になっていますので、それをモグラ穴に塗り込んで、モグラ穴を塞ぎます。直径3~4cmの穴を1個でもあけられますと、中段の田から下段の田へ水漏れが発生します。それが、ひとつの畦・土手で、10数箇所見つかりますので、それを放置すると、<水持ちの悪い田>との悪しきレッテルをはられるようになります。妻の実家の棚田の下段の田は、プロの農家は、<田に水をいれても1日ともたない・・・>といいますが、モグラの穴を塞ぎますと、妻の実家の下段のコシヒカリの田は、3~4日水持ちします。今日は、コシヒカリの田の南側のモグラ穴探しをしましたが、東・西・北はすでに処理済・・・。
朝、ブルトラを取り出して棚田の田まで移動・・・
朝8:00、農機具の小屋から、KUBOTAの超小型乗用トラクターB6001をとりだしました。
エンジンが1回でかかったので、妻は、驚いていました。いつも、農機具の小屋からトラクターを持ちだすときに、エンジンがかかるかどうか、心配でしたから・・・。数年前、総合点検してもらってからは、エンジンは1回でかかるようになったのですが、かなり<高齢化>したトラクターですので、心配をかなぐりすてることはできません。
農機具の小屋の引き出しの中に、格納していたトラクターの爪・・・。使いふるした爪も、未使用の爪もあるようですが、今、欠落している爪が1本ありますので、明日、適当なものを自分で装着してみます。妻の実家のおとうさんが使っていた時点で、すでに、装着されていた爪の種類と配置が使用説明書の図とは少しく異なっていますので、今回、KUBOTAの湖南営業所に爪の一式交換を依頼したのですが、今は、専業農家の農繁期、大型農業機械の修理に忙しく、農機具の化石のようなB6001の爪の交換をする時間的ゆとりはなさそうなので、とりあえず、現在の状態で、棚田の田の荒起こしをすることにしました。
2022/05/10
年金暮らしの大変さ・・・
聖書の中に、<働かざるもの食うべからず>ということばがあります。
筆者と妻は、そのことばをこころにとめて、<働く>ことを大切にしています。といっても、どこかの企業や団体に所属して、その代価として給与をもらうような労働をしているわけではありません。
標高550mの湖南高原の棚田と段々畑で、自給用に有機・無農薬で米と野菜を栽培してしますが、筆者と妻はそれも<働く>ことと同じだと理解しています。主なる神さまに、貸し与えられたいのちを返す日まで、自分たちの食べる糧は、自分たちの手でつくることをこころがけています。主の祈りの中にある<日毎の糧を今日も与えたまえ>という祈りは、筆者と妻にとっては、<日毎の糧を、日々の労働と共に、今日もあたえたまえ>という祈りになります。
しかし、最近、年金だけの暮らしに突入していくひとびとの大変さについていろいろ考えさせられることが多い・・・。
あるようでないのがミサイル・砲弾、ないようであるのがミサイル・砲弾・・・
ロシア大統領・プーチンの演説の中に、<ロシアは、ミサイルと砲弾を十分保有している>と言う文言がありました。
ロシアが他民族・他国家であるウクライナに対して侵略戦争をはじめたのですから、当然、戦争に勝利するためのミサイル・砲弾はあらかじめ確保しているはず・・・。軍事大国は、自らがもっているミサイル・砲弾について、在庫調べをしたりしない・・・。それをあえて言及しているということは、ミサイル・砲弾の在庫数に何らかの懸念が生じている可能性があります。
昔から、<あるようでないのがカネ、ないようであるのもカネ>といわれますが、ウクライナに侵略戦争をしかけたロシアと国と国民、領土・領海・領空を死守するため防衛戦争を余儀なくされているウクライナのミサイル・砲弾についても、同じことが言えるかもしれません。あるようでないのがミサイル・砲弾、ないようであるのがミサイル・砲弾・・・。
また、<金持ちケンカせず>ということわざもあります。金子武雄著『続・日本のことわざ』にこのような説明がありました。
<喧嘩は、多くその境涯に不満を持つ者がするものである。しかし、金持は金さえ大事に保っておれば、まずその境涯に不満はない。だから喧嘩はしたがらない。
喧嘩は興奮しがちな者のするものである。しかし、金持はその境涯におって、概しておっとりしているものである。だから金持は喧嘩したがらない。
喧嘩は結果において得になることはまずない。むしろ失うことが多いものである。だから金持は喧嘩したがらない。
喧嘩は、身を損ねる恐れのあるものである。貧乏人は生きていることが楽しくないから、それほど身を大事にしないことも起きてくる。しかし、金持は生活が楽しいのだから、自然身を大事にするようになる。だから金持は喧嘩したがらない。
喧嘩は、やって得になることはなずないのだから、喧嘩する者はばかである。ところが金持は概して貧乏人よりはりこうである。損得にかけては特にそうである。だから金持は喧嘩したがらない。
喧嘩は相手と対等、あるいはそれより下の立場に立って行われるものである。ところが金持は、貧乏人とは対等だと思っていない。だから金持は喧嘩しがららない。
「金持喧嘩せず」は確かに事実である。その理由を上のように考えては、当たらないであろうか。>
<喧嘩>を<戦争>に置きかえたら、どうだろうか・・・?
<戦争は、多くその領土・領海の境界線に不満を持つ国家がするものである。しかし、アメリカやNATO諸国は、他国の領土・領海を奪取するための侵略戦争はしない。戦争は、興奮しがちな者、ロシア大統領・プーチンのようなものがするものである。戦争は、結果において得になることはまずない。むしろ失うことが多いものである。戦争は、身を損ねる恐れのあるものである。ロシア大統領・プーチンは、自由主義・民主主義を選択したウクライナに対してナチス・ヒットラー顔負けの残虐な侵略戦争を展開している。ソ連崩壊によって、経済力を失ったロシアは、アメリカ・NATO諸国に対して経済的低位にあり、ロシア国民も生きていることが楽しくない。そこから、それほど身を大事にしないこと、平和より戦争を好む政治や国民性も醸し出されてくる。他国に対する戦争は、やって得になることはまずないのだから、ウクライナに対して侵略戦争をしかけたロシア大統領・プーチンは、大馬鹿である。戦争は、相手と対等、あるいはそれより下の立場に立って行われるものである。ところが、アメリカ、NATO諸国、ウクライナは、貧乏国家・ロシアとは対等だと思っていない。だからアメリカもNATO諸国も戦争はしたがらない。ウクライナがロシア大統領プーチンのウクライナ侵略戦争・殲滅戦争のために、ウクライナとその国民、領土・領海・領空を守る防衛戦争のためにミサイル・弾薬を提供したとしても・・・>。
棚田の田はすべて代掻きを終えたよう・・・
湖南町赤津村の田は、すべて水が入り、代掻きの真っ最中・・・。
しかし、妻の田は、まだ、荒起こしもしていません。明日、雨が降っていなければ、農機具の小屋からブルトラを取り出して、整備・点検、細くなった爪を交換して、とりあえず、棚田に移動することにしました。
KUBOTAの超小型乗用トラクターB6001+RK1000の爪一式を注文していますが、春の農繁期、kUBOTAの担当者の方はいそがしそうですから、とりあえず、現在のツメのまま、コシヒカリとはえぬき、ひめのもちの田の荒起こしをすることにしました。
今年は、育苗中の稲の成長が早いようなので、4.5葉で田植えをする時期がはやまりそうです。現在葉齢は、2.5です。
黒猫黒兵衛がさびしそう・・・
日中はいつも居間にいるのですが、おばあさんがいなくなったので、黒猫黒兵衛は、さびしくなったようです。黒兵衛は、筆者の膝の上でまるくなり、のどをゴロゴロならしていました。30分ほど、筆者の膝の上にいましたが、妻が居間に入ってくると、すぐ妻の方に走り寄って、妻に抱かれていました。妻は、<おばあちゃんはもういないの・・・。黒ちゃんもさびしくなったのね・・・。でも、それに耐えないと・・・>と黒兵衛に話しかけていました。
10年間、毎日そばにいて、おたがいにあたためあていたおかあさんと黒兵衛・・・。黒兵衛は、文字通り<介護ねこ>の役割を果たしてくれました。それが、突然、おばあさんがいなくなったのですから、黒兵衛がさびしがるのも、無理ありません。
馬鈴薯の作付と田畑転換した畑の一部の耕うん・・・
家に戻るとすぐ着替えて、妻の段々畑の山側の畑に向かいました。すでに、ジャガイモを作付するための畝を用意していますので、妻はすぐ作付をしていました。<今年は、ジャガイモの種イモがほとんど入手できなかったから、全部自給用ね・・・。>と話していました。
筆者は、隣の畑からイノシシが侵入してくるのを防ぐために、防獣ネットを張りなおしました。そのあと、電気柵の支柱を立てましたが、電気柵の電線は、馬鈴薯の作付を終えた妻と一緒に設置しました。電気柵の本体に接続して、電池を入れて、スイッチをONにすると、無事作動しました。テスターで通電を確認して終わり・・・。
そのあと、棚田に行って、育苗用ハウスの側窓をしめましたが、小型スコップで荒起こしをしていた、田畑転換した畑の一部を、KUBOTAの管理機TRS70USで<正転耕うん>してみました。つちくれでデコボコしていた田畑転換したはたけが、管理機が走ると、こまかく砕けて、平らな畑になっていました。
KUBOTAの小型乗用トラクターB6001は12馬力、管理機TRS70USは6.2馬力・・・。田畑転換した畑の耕うんは、6.2馬力の管理機TRS70USで十分・・・。今回、管理機の爪を全部新しいものに交換したのは正解でした。
午後1:30~4:30まで3時間の作業でした。
郡山年金事務所で手続き・・・
今日8:00、妻の実家のおかあさんの逝去に伴う手続きのため、妻と一緒に、郡山年金事務所にでかけました。午前9:30に予約していましたので・・・。郡山市行政センターで必要書類を教えていただいていましたので、あらかじめ用意していましたので、スムースに手続きを終えることができました。
これで、公的手続きはすべて完了・・・。
そのあと、ホームセンターで、DHCのサプリメント数種類と、夏用のバスクリーンを購入・・・。大型電気店で、日本製の炊飯器を購入・・・。さらに、別のホームセンターで、キャットフードと工具を購入・・・。スーパーで若干の食品を購入して帰ってきたのが、午後1:00でした。
妻は、帰り道、<あなた、午後、どうする・・・? 今日は晴れで、明日は雨だけど・・・。わたしは、馬鈴薯を植えに行くわ・・・>と問いかけてきました。筆者、<ジャガイモを植えるなら、段々畑の山側の畑、防獣ネットと電気柵を設置しなければ・・・。午後も、同行する・・・>と答えました。
2022/05/09
74歳の筆者の唯一の持病・・・
妻のふるさと・湖南の赤津村のプロの農家から指摘されている、筆者の持病は、<あたま>・・・。<あたま>がいいプロの農家と違って、<ここらのもんでねえ>素人百姓の筆者は<あたま>が悪いといわれている。筆者、自分でも<あたま>がいい方ではないことは百も承知・・・。中学生のとき、筆者の成績は、中学3年の3学期の期末テストで、330人中7番にたどりついたのが最高・・・。中学3年間、1ケタの成績をとれたのが、中学3年生最後のテストで・・・。筆者の前に、いつも10人くらいの成績のいい生徒、<あたま>がいい生徒がいたので、筆者は、自分が<あたま>がいいとは一度も思ったことがありません。
中学2年生のときは、数学の教師から、<吉田は、問題が易しいときも難しいときも、いつも90点・・・。なんだ、この成績のとり方は? 吉田は、直角だなあ!直角には90度しかないから・・・>とコメントされたのを機会に、筆者のあだ名は、<直角90度>・・・。
しかし、同級生から、<直角90度>とからかわれても、<あたま>が悪いとは一度も言われたことがない・・・。しかし、2013年4月1日に、に日本基督教団の隠退牧師になり、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農してからは、湖南の赤津村のプロの農家から、<おめえ、ばかでねえのけ?>と、バカにされっぱなし・・・。
<ここらでは、有機・無農薬でコシヒカリはとれねえ! おめえ、ばかでねえのけ?>
しかし、コメつくりというのは不思議なものです。誰がつくっても、コメは収穫できるのですから・・・。聖書には、農夫が種をまくと、神さまが育ててくださるとあります。帰郷・帰農した次の年からコメつくりをはじめて今年で9年目・・・。8年間、標高550mの湖南高原の棚田の田で有機・無農薬でコシヒカリを栽培しつづけ、収穫できなかったときは一度もありませんから、筆者は、バカまるだしのコメつくり・・・。
バカは風邪をひかないといわれますが、有機・無農薬で自分で栽培したコシヒカリを食べるようになって、筆者のアレルギー体質は緩和され、この10年間、ほとんど病気らしい病気をしたことがありません。風邪ひとつひかない・・・。<バカは風邪をひかない>ということわざはほんとうのことを伝えていると思わされています。
<バカは風邪をひかない>
バカと言われることもまんざら捨てたものではない・・・。バカにはバカなりのさいわいというものがありそうです。
おばさんたちも家族葬を指向・・・
妻の実家のおかあさん、5人姉妹の長女ですが、今日、千葉に住んでいる五女のおばさんからお便りがありました。
老人ホームに入っている二女のおばさんによく手紙を出すそうですが、返事は返ってこないとか・・・。長女の、妻の実家のおかあさんと同じように、二女のおばさんも認知症になっている可能性があるのですが、五女のおばさん、<わたしたち夫婦も家族葬にするつもりです。二女のおばさんについても・・・。家族葬にするだけの3人分のたくわえを残しておくつもりです>とか・・・。
高齢化、老々介護化、喪主の年金暮らし化がすすむこれからの時代、葬儀は、家族あるは親近者だけでおこなう家族葬が増えることになるのでしょうね・・・。今回、実際にはじめて家族葬にしてみて、筆者も妻も、<家族葬って、思った以上によかったね・・・>と話し合っています。
家族葬をすることになるおばさんたち4人に、筆者と妻、どのように対処すればいいのか、そのお手本を、五女のおばさんに教えてもらったような気がします。
湖南行政センターで義母の死去に伴う手続きを行う・・・
今日の午後、妻とふたりで郡山市湖南行政センターにでかけました。
窓口の担当者の方、湖南の福良村の住人の方のようで、親切丁寧に説明してくださって、30分ほどですべての手続きが完了しました。あと、郡山の年金局で手続きが必要とかで、午後、妻が電話で予約をとりました。
妻の自宅にご焼香に来られた方々に礼状のはがきを出すのに、妻が、猪苗代へ行って注文するというので、筆者が、MSWORDで作成してインクジェットプリンターで印刷することにしました。文面は、筆者が調べて、妻の実家のおかあさんの家族葬にふさわしい内容にしました。表現は、過度の敬語をさけてていねいな文章にしました。
そのあと、妻は、<疲れた・・・>といって、居間のストーブの前でダウン・・・。しばらく休んだあと、<おなかがすいた・・・>といって、食事をとっていました。
妻の実家のおかあさんが死去して、今日でもう7日目・・・。
今朝5:00に目が覚めたけれど・・・
今朝5:00に起床、いつもの健康管理をしました。最高血圧117、最低血圧75、脈圧差42、平均血圧89、脈拍数62、呼吸数15/分、体温36.3°C、体重60.6kg・・・。『英訳聖書』(NSRV)を通読したあと、野良着に着替えて農作業をはじめようとしましたら、雨音がしてきました。
妻は、<会津地方は、今日は午前・午後、雨が降るみたいよ・・・>といいますので、今日の農作業はどうするか、考えていました。そして、とりあえず、農機具の小屋からKUBOTAの超小型乗用トラクタB6001(ブルトラ)を取り出すために、農機具の小屋の中を片づけました。そして、ブルトラを取り出すときに邪魔になるミニ温室を撤去しました。
それで、ふと気になって、ブルトラの爪をみました。それを見て、筆者、愕然・・・。よくこんな爪で耕うんしていたものだと驚くほどの不ぞろいの爪を前に、管理機TRS70USと同じく、全部あたらしい爪に交換してもらったほうがいいのではないかと思いました。管理機の爪は自分で交換したものの、ブルトラの爪の交換は、KUBOTAの湖南営業所にお願いすることにしました。今、右手に負担をかけすぎますと、動かなくなったとき、他の農作業ができなくなりますから・・・。
B6001 WITH RK1000という型番で、爪は、湿田用の爪がついているようです。午後、KUBOTAの担当者の方が交換用爪の品番を確認しに来てくださるとのこと・・・。
現代社会の最大の Black Joke ・・・
現代社会における最大の Black Joke ・・・
<ロシア大統領府が発表
ロシアのプーチン大統領は8日、第2次大戦で当時のソ連がナチス・ドイツの侵略に打ち勝ったことを祝う9日の対ドイツ戦勝記念日を前に、旧ソ連諸国の首脳や国民にメッセージを送り、「人々に戦争の災禍をもたらしたナチズムの復活を許さないことが共通の義務だ」と強調した>。
ナチズムを復活させているのは、ロシアとロシアの大統領プーチン・・・。プーチンは、ナチス・ヒトラーの再来・・・! 自由主義・民主主義の独立国家ウクライナに強大な武力によって侵略戦争をしかけ、ウクライナの<人々に戦争の災禍をもたらし>ているのは、ロシアとロシアの大統領プーチンその人・・・。
2022/05/08
午後、猪苗代へ買い物にでかける・・・
午後、猪苗代へ買い物にでかけました。妻は、行く途中、助手席で居眠りをしていました。おかあさんの介護、なくなったあとのいろいろなことで疲れてしまったのでしょう。
まずホームセンターによって、KUBOTAの管理機TRS70USの爪を交換するときに使用するレンチ2本を購入・・・。そのあと、スーパーで、食品を購入して帰りました。これまでは、認知症のおかあさんの<時間のスイッチが入って>、台所のガス台に火をつけて、<これからどうしたらええんだべなあ?>となにをしたらいいのか、わからなくなるおかあさんのことを考えて、時間のスイッチが入る前に家に戻らなければなりませんでした。しかし、もう、その心配をする必要もなくなったので、ゆっくり品定めをして、買い物をして、帰ってきました。
今日は、5月の連休最後の日・・・。県外ナンバーの観光客のくるまはほとんど走っていませんでした。これで、農機具の小屋から、ブルトラを出して、棚田の田に持っていくことができます。10mほど、国道294号線を移動させなければなりませんが、速度が遅いので、移動するにに緊張がはしります。
KUBOTAの管理機TRS70USで畝つくり・・・
今日、午前9:30~12:00まで、段々畑の山側の畑と梅の木のある畑を、昨日、新しい爪に交換したばかりの、KUBOTAの管理機TRS70USで耕耘しました。きちんと爪を取り付けることができたようで、快適に耕耘することができました。牛糞堆肥と全面散布の肥料を散布したあと、管理機で耕耘、畝立てをしました。そのあと、畝立て鍬で、じゃがいもを作付する畝はかまぼこ型に整形、グリーンピースの苗を移植する畝は平形に整形しました。
これまでは、妻の実家のおかあさんが中心ですべての農作業をしてきましたので、11:30にはきりあげて、家に戻って、おかあさんの食事と介護をしていましたが、もうその心配をする必要がなくなったので、妻は、予定していた畝つくりを最後までして帰るとか・・・。
筆者が、管理機で耕耘しているとき、プロの農家の方が、大型トラクターで広大な畑を耕しに来られましたが、アッという間に耕うんを終えて帰って行かれました。さすがプロ・・・!
朝食後、これからの野菜の栽培法について資料の確認・・・
朝食後、妻が、<あなたが集めた、高冷地・寒冷地における有機・無農薬栽培用の解説書、全部見せて!>といいます。
2013年4月1日に、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農後、筆者と妻の暮らしは、認知症と診断されていた、妻のおかあさんの世話と介護を中心に行われていました。とくに、新型コロナウイルス感染症増大移行は、介護のために多くの時間を割かねばならず、妻は思うように、野菜つくりができなかったようです。おかあさんが他界した今、妻は、本格的に野菜つくりに挑戦することを決めたようです。これまでの10年間の経験から、湖南の赤津村のプロの農家の<助言>は助言などではなく虚言であることが分かっていますので、妻は、すべて、筆者が収集した高冷地・寒冷地農法に関する本を参考に野菜をつくることにしたようです。
農書A:家庭菜園向け(2~3坪)
農書B:家庭菜園向け(8~10坪)
農書C:素人百姓向け(15~30坪)
農書D:野菜直売所出荷農家向け(200~300坪)
農書E:プロの野菜栽培農家向け(300~1500坪)
妻の段々畑の畑や棚田の田畑転換した畑の面積から、適用できるのは、農書A、農書B、農書Cの範囲・・・。その他、昔と今の農業高校の教科書や『農学大事典』・『北海道農業事典』・『日本農書全集』・『農業気象学』など、約300冊の農書を蔵書しています。
農村的社会のまっただなかにあって、そのプロの農家の知識・技術、経験に左右されず、それらの農書から学びとったことを Plan・Do・Seeしながら、百姓暮らしを充実させていくことができます。年金暮らし&百姓暮らしをより充実したものにするために・・・。
朝、死後1週間以内にしなければならない手続きの確認・・・
今朝、妻のおかあさんの死後1週間以内にしなければならない手続きの確認をしました。葬儀社の担当者の方らから、そのために必要な手続きの一覧表を手渡されていますので・・・。郡山市湖南行政センターにあらかじめ予約をしておけば、郡山市に提出する書類を一括して提出することができるようです。その他は、たとえば、年金局には直接出向いて手続きをしなければならないようですが・・・。
マイナンバーカードや印鑑証明は、志望届と同時に無効になるようで、返還する必要はないようですが、いろいろな手続きに提示が求められる場合もあるので、完全に不要になった時点で廃棄するようにと記されていました。
葬儀と一連の手続きが、社会制度化され、昔ながらの因習まみれの集落の葬儀や人間関係の葛藤にまきこまれないですむのはとてもさいわいなことです。妻のふるさと・湖南の赤津村は、典型的な農村的地域社会ですが、東北地方有数の大都市郡山市の一角に位置していることが、そのことを可能にしてくれているようです。
旧約聖書に書かれた戦争は、今も現存・・・
そこには、古代の戦争の状況が詳しく描かれていますが、それを読みながら、旧約聖書に記されている戦争は、今も昔もなにも変わっていないと思わされました。今回の、ロシア大統領プーチンによるウクライナ侵略戦争は、まさに、古代の戦争の典型・・・。都市の破壊と住民の虐殺、婦女子の強姦・殺害、財産の強奪、国境の変更、主権の剥奪と多民族の隷属化・・・、その恐るべき実態は何も変わっていない。人間性はなにも変わっていないのかもしれません。
古代と現代で変わったものがあるとすれば、それは、兵器の近代化による新しい武器の開発による戦争被害の甚大化・・・。狂気にとらわれた、ロシア大統領・プーチンの軍事力という凶器がもたらす悲惨さの拡大・・・。
湖南の天気、夜雨、昼晴れ・・・
今朝の5:30起床・・・。いつもの健康管理、最高血圧117、最低血圧72、脈圧差45、平均血圧87、脈拍数60、呼吸数15/分、体温36.0°C、体重59.6kg・・・。おかあさんが亡くなる前の2週間は、最高血圧が125~140あったのですが、今はすっかり元に戻っています。
昨夜は雨、今朝は晴れ・・・。<夜雨昼晴>というのが、標高550mの湖南高原の棚田や段々畑の天気の一般的傾向です。
葬儀というのは、なくなったひとの孫や曽孫への世代のバトンタッチ・・・。そのバトンタッチがうまく進むように、田・畑・山林を維持管理していくのが、葬儀をしたひとの役目・・・。老衰の死による、本来の葬儀は、かなしみとよろこびが入り混じり、混然と一体化したものに他ならないようです。
妻は、10年間に及ぶ、妻のおかあさんの世話・介護から解放されて、これからの老後を生きなければなりませんが、今朝、妻は、<これからは、あなたとふたりで、今まで通り質素な百姓暮らしをしていくだけ・・・。>と話していましたが、今回、妻のおかあさんの死で、妻は、むらのしがらみに埋没しないでも、自分の人生は自分で始末することができると確信をもてることができるようになり、湖南町赤津村のプロの農家とは一線を画して生きていく決意をしたようです。
日本基督教団の隠退牧師である筆者の葬儀は、筆者の祖父・吉田永學の先祖、信州栗田村の真言宗観聖寺の住職・修験僧のように<自葬>するだけ・・・。CDに、筆者の葬儀の式文をあらかじめ吹き込んでおき、それを家族葬の席で家族に聞いてもらうだけ・・・。
2022/05/07
ロシア大統領プーチンによるウクライナ侵略戦争・・・
『英訳聖書』(NSRV)の一節・・・
何度も読んでいますが、読めば読むほど、ロシア大統領プーチンによるウクライナ侵略戦争のことが思い出されます。
(ロシア大統領・プーチン)
For he says ;
"By the strength of my hand I have done it,
and by my wisdom, for I have understunding;
Ihve removed the boundaries of people,
and have plundered their treasures;
like a bull I habe brought down those who sat on thrones.
My hand has found, like a nest, the wealth of the peoples;
and as one gathers eggs that have been forsaken,
so I have gathered all the earth;
and there was none that moved a wing,
or opened its mouth,or chirped."
(万軍の主なる神の裁き)
Therefore the Sovereign, the Lord of hosts,
will send wasting sickness among his stout warrior,
and under his glory a burning will be kindled, like theburning of fire.
夜、居間のテレビを再設定・・・
居間のテレビ・・・
妻の実家のおかあさんが、生前、愛用していたテレビです。時代劇の水戸黄門を見るのが大好きで、水戸黄門がはじまる時間には、なにおおいてもテレビの前に座って、水戸黄門がはじまるのを待っていました。
このテレビ、ブラウン管のテレビです。しかし、地デジ・BSに対応していますが、地デジだけ見ていました。共同アンテナですので、BS端子につなげば、BSも見えるのですが、妻が、<おかあさんにはBSは必要ありません。チャンネルが増えると混乱するだけですから・・・>といいますので、地デジ専用テレビになっていました。
今日の夜、そのテレビでもBSが見えるようにしようと思ったのですが、接続ケーブルが1本足りません。それで、筆者のパソコン用各種ケーブルを保管している箱から、適当なケーブルを取り出して接続してみたところ、BSも見えるようになりました。
このテレビ、時々、調子がおかしくなりますので、いつまで見えるか、定かではありませんが、とりあえず、地デジとBSが見えるようにしました。
KUBOTAの管理機TRS70US、新しい爪に交換・・・
筆者は、こどものころからの機械音痴・・・。大体修理するつもりで分解して壊してしまうのが常でしたが、今回のKUBOTAの管理機TRS70USの爪を交換するのも新しい経験・・・。爪をとめているボルト・ナット、しっかり締め付けられていて、筆者手持ちの工具だけでそのネジを取り外すのは大変でした。全部で、24本のボルトをゆるめて爪を取り外しました。
取り外した爪は、新しい爪の半分の長さに摩滅していました。2時間かけて、なんとか、古い爪を新しい爪に交換することができました。交換したあと、妻の棚田の田の育苗用ハウスに格納しましたが、その前に、軽トラからおろして育苗用ハウスに持ちこむまで、雨除け栽培用トンネルの中の土を耕してみました。正転で、耕幅50cm、きれいに土を耕すことができました。
関節障害のある、握力のすくない右手でも、きちんと爪を締め付けることができるように、長い柄のスパナを購入することにしました。
朝9:30~12:00まで、棚田の田で作業・・・
午前中、妻とふたりで、妻の実家の棚田の田で作業しました。・・・もう、妻の所有する田なので、これからは、<妻の実家の田>ではなく、妻の田と呼ぶことにしましょう。朝9:30~12:00まで・・・。
最初に、育苗用ハウスの中の育苗箱の稲とポットの野菜の苗に水をやり、筆者は、KUBOTAの管理機TRS70USで、ひめのもちの田の荒起こしをしました。管理機の陽菜ちゃんは、どろだらけ・・・。ひめのもちの田のあと、コシヒカリの田の、東南の角の強湿田部分、トラクターはだめでも管理機なら耕耘できるかもしれないと思ったのですが、管理機もすぐ土の中に沈んで、脱出するのが大変でした。なんとか脱出できましたが、強湿田部分は、管理機でもだめ・・・。泥だらけになった陽菜ちゃんを、1インチの給水ポンプで農業用水路の水をくみあげて洗浄しました。
筆者がその作業をしている間、妻は、棚田の田の電気柵の下の草刈りをしていました。午後、KUBOTAの管理機TRS70USの爪12本を、新しい爪に交換します。明日は、農機具の小屋から、KUBOTAの小型乗用トラクターB6002(ブルトラ)を取り出して整備点検します。それで、トラクターと管理機をつかって、作付の準備をします。本格的な春の農繁期に突入します。妻の実家のおかあさんの介護から解放されて、妻も、すこしくゆったりした時を過ごすことができるようになったようです。
午後、
地域から浮いても葬儀は可能・・・
妻の実家のおかあさんの葬儀・・・
新型コロナウイルス感染症の増大もあって、高知・大阪・千葉に住んでいる、おかあさんの妹たち4人には、筆者と妻のふたりで家族葬にするからと了解をとりました。
集落の<互助>には、かかわりたくなかったので、新型コロナウイルス感染症拡大は、妻の実家のおかあさんの葬儀には幸いしました。
<葬儀、手伝ってほしければ、土下座して頼め。そうすれば、手伝ってやらないこともない。>といわれたり、<今はカネの世の中だ。カネさ寄こせ、そうすれば葬儀、手伝ってやっから。>、<おらたちが出した香典の使い途と残高を教えろ>、<葬儀手伝ってやったんだから、おらが出した香典と同額の礼を寄こせ>とか言われたり、しないですみましたから・・・。昔、<村八分>というのがありましたが、残りの2分は、冠婚葬祭・・・。娘の結婚式も、義母の葬式もむらとは関係なく行われたので、残りの2分もなし・・・。つまり、筆者と妻と、村の関係は、<村十分>・・・。
<今はカネの世の中だ。カネさ寄こせ、そうすれば葬儀、手伝ってやっから。>というのが常態化した湖南の赤津村のプロの農家・・・。その理屈も一理あるのでしょう。だったら、あとくされのないように、かかりつけの医院と長福寺と葬儀社にすべてをまかせて、家族葬にしたほうがいい・・・。現代社会、<村十分>でも十分暮らしていけます。むしろ、その方が快適な田舎暮らしができるのかもしれません。
今朝5:00に起床、血圧は元に戻る・・・
今朝、5:00に起床・・・。
昨夜は疲れて、2時間ほど早く就寝しましたので、今朝5:00に目が覚めました。いつもの健康管理・・・。最高血圧115、最低血圧74、脈圧差41、平均血圧88、呼吸数15/分、体温36.3°C、体重59.6kg・・・。ほぼ2週間ぶりに、普通の血圧に戻りました。この2週間、最高血圧は、125~140と高めに変動していました。妻の実家のおかあさんがなくなったあとから、血圧は下がりはじめ、昨日葬儀を終えた今日は、普通の血圧に戻っていました。
妻は、<あなた、今日も晴れよ! おかあさんがなくなったのに、お通夜も葬式の日も、今日も晴れ・・・。おかあさんが好きだった桜の花もすっかり散って、青葉になってしまったわ。おとうさんのときは、猛吹雪と豪雪に見舞われたけれど、おかあさんのときは、晴れて新緑の季節・・・。対照的ね・・・。おかあさん、おとうさんとおねえさんに会えたかな・・・>と話していました。妻も、すこしく落ち着きを取り戻したようです。
2022/05/06
<枯れていく>老いと死・・・
今朝、野矢茂樹著『哲学な日々 考えさせない時代に抗して』のページをめくっていたとき、こんな言葉が目に飛び込んできました。
<私は、老いに対してきたいするところがある。いまは、「生きていればなにかいいことがあるぞ」という楽観に促されて新鮮な生を享受しているが、老いはそれを次第に減衰させて行くだろう。俗に「枯れる」というやつである。老人が事件を起こしたり物議をかもしているのをニュースなどで見るにつけ、どうもそんなに簡単には枯れないらしいと思い始めているが、それでも基本的にはひおいては老いとともに枯れるだろう。枯れるというのはまさに生が新鮮さを失うことである。それは生の力の弱まりと同時に死を受け入れる態勢を整えることでもあるだろう。そうして、ゆっくりと、静かに、そうだなあ、90歳ぐらいで死ねたらいいなあと思っているのである。老人はそうして人生を見切り、人生への未練を断つ。つまり、枯れていく>。
妻の実家のおかあさんの死・・・、それを目の当たりにして、筆者が最初に思ったのは、老衰とは、ひとが枯れるように死んでいくこと>だと思わされました。東京大学大学院の哲学の教授である野矢茂樹の、<ゆっくりと、静かに、そうだなあ、90歳ぐらいで死ねたらいいなあと思っている>という、<枯れる>人生を、名もなき百姓である、妻の実家のおかあさんは、95歳まで生きて<枯れる人生」>をまっとうした・・・
今日は、筆者と妻と娘夫婦の4人で葬式に出席・・・
妻の実家のおかあさんの葬式、今日の午後0:00から葬儀社の家族葬棟で行われました。孫の向学ちゃんは、今日は保育園・・・。それで、今日のおかあさんの葬式の出席者は、筆者と妻と娘夫婦の4人・・・。
昨日も今日も、晴れ・・・。山の木々は新緑に萌え、山桜の花は満開・・・。妻の実家のおかあさんの葬式なのに、さわやかな5月の風が吹いていました。なくなったおかあさんの気持ちを反映していると仮定するなら、おかあさんは、さわやかなこころで、この世を去っていったのかもしれません。
火葬場で待っている間、孫の向学ちゃんについて、筆者と妻と娘夫婦の4人で話しをしていました。庭の緑の木々が映えて、おかあさんだけでなく、筆者と妻と娘夫婦も明るさに包んでくれたのかもしれません。
シュレーゲルアオガエルのたまごが行方不明・・・!
朝、棚田の田に行ったとき、昨日、温水田の島の付近に浮遊していた、シュレーゲルアオガエルのたまごを探してのですが、見つけることができませんでした。
妻に、<カラスに食べられたのだろうか・・・?>と話しかけますと、妻は、<あのたまご、風に吹かれて、温水田の水面をあっちにいったりこっちにきたりしてるわよ。>と話していました。
郡山の斎場から戻ると、すぐ着替えて、妻の実家の棚田の田に向かいましたが、妻が話していたとおり、そのシュレーゲルアオガエルのたまごは、妻が最初にみつけた場所に戻っていました。筆者、風にもてあそばれないようにたまごの半分ほどつちをかけて、固定してやりました。
今朝6:00起床、いつもの健康管理・・・
朝6:00起床、いつもの健康管理・・・。最高血圧118、最低血圧77、脈拍数61、脈圧差41、平均血圧91、呼吸数15/分、体温36.1°C、体重59.6kg・・・。
そのあと『英訳聖書』(NSRV)を通読・・・。聖書のことばを読みながら、これは、ロシアの大統領プーチンのウクライナ侵略戦争に通じる、古代の戦争を綴ったものに違いないと思わされました。そのあと、久しぶりに野矢茂樹著『哲学な日々』を読みました。今日行われる、妻の実家のおかあさんの葬式の<説教>に使える話が2つほど目にとまりました。妻にその話をしますと、<あなた、住職さんの邪魔をしてはだめよ!>と口封じされました。今回の葬儀は、家族葬なので<喪主挨拶>はないだろうと思っていましたので、<話す機会はない、ない・・・>と答えました。
朝食のあと、妻の実家の棚田の田に行って、育苗用ハウスの中の育苗箱の稲とポットの夏野菜の苗に水をやりました。今日も気温が高いとのことで、ハスの側窓を少しおおめに開けてきました。
棚田の田から戻ると、すぐ喪服に着替えて、郡山の葬儀会場に向かいました。
2022/05/05
納棺と通夜を終える・・・
今日の午後3:00から、妻の実家のおかあさんの<納棺>、午後5:00から、<通夜>がありました。
コロナ感染症の影響もあって、妻の実家のおかあさんの葬儀は、<家族葬>で行うことにしました。筆者と妻のふたりで、おかあさんを弔うことにしていたのですが、娘夫婦と<向学ちゃん>がやってきたので、<家族葬>に歴史的要素が付け加わることになりました。妻の実家のおかあさん、娘と孫と曽孫の三世代に見守られながら、あの世に旅立つことができるのですから・・・。
筆者にとっては、孫の向学ちゃん、とてもかわいい・・・。世のおじいさん、おばあさんが孫をかわいがる理由がなにとなく分かったような気がしました。葬儀場での飲食は禁止・・・。お茶いっぱいでない<通夜>でしたが、妻は、<こんな通夜があってもいいかな・・・、と思えるようになったわ。誰も、おかさんのことを悪く言わないでしょう? おかあさんを愛していたひとだけによって、静かに見送りされるんですもの・・・。酒が入って怒号と罵声がとびかう通夜って、いやですものね・・・。わたしのおかあさん、コロナが幸いしていい通夜になったのかもしれないわ・・・。>と話していました。
家に戻ると、黒猫黒兵衛、玄関でずっと、筆者と妻が帰るのを待っていたようです。筆者は、暗くなった棚田の育苗用ハウスに行って側窓を閉めてきました。ついでに、温水田に水を引き入れていた取水口を塞いで帰ってきました。いろいろなカエルの鳴き声が、棚田の田にこだましていました。
奥羽山脈の三森峠は、色とりどりの青葉一色・・・
午後1:00、郡山の葬儀社に出かけました。妻のくるまYARISを筆者が運転しましたが、県道郡山・湖南線から見える山々の木々は、色とりどりの青葉一色・・・。さわやかな5月の色です。
郡山につくと、まずドラッグストアに立ち寄りました。妻が常用している目薬を買うためですが、目薬売り場でふたりで探しても、目的の第二類の目薬をみつけることができませんでした。妻は、探すのを断念して、洗濯洗剤を買いに他のコーナーへ・・・。それで、筆者、目薬コーナーの各社の目薬をていねいに調べて、妻が求めていた第二類の目薬を見つけることができました。しかも、大量に・・・。外箱のデザインがよく似ているものと並べられていますと、全部同じもの・・・、という思い込みが発生するようです。<第二類、第二類・・・>とつぶやきながら、第三類の目薬のなかから、目的の目薬をみつけだしました。
妻は、<よかったわ。この目薬はさすと数分後にはすっかり見えるようになりますから・・・>と喜んでいました。そして、早速、点眼・・・。
猪苗代で妻が買った目薬は、筆者が使うことにしました。この目薬をさしますと、筆者の目も視力がアップ・・・。印字の薄い、ヤスパース著『哲学』(全3巻)もなんなく読めるようになりました。ケガの功名とは、こういうことをいうのでしょうね・・・。
筆者74歳、妻66歳、寄る年波には勝てず、いまでは、ふたりとも、目薬のお世話になっています。
義母のなきがらを葬儀場へ送り出したあと・・・
午前中に、葬儀社の方がふたり来られ、妻の実家のおかあさんのなきがらを、葬儀場まで運んでくださいました。
筆者は、庭に、軽トラ、YARISの順に並べ替え、YARISを水洗浄しました。妻は、10年間一緒に過ごした<おばあさんが変だ!>と騒ぐ、黒猫黒兵衛のために、日中、おばあさんと一緒に過ごした豆炭炬燵を居間に再設置していました。筆者と妻は、黒猫黒兵衛のことを<介護猫>と呼んでいましたが、おかあさんは、黒猫黒兵衛がすぐそばにいて年老いたおかあさんのからだをあたためてくれるので、筆者と妻が田畑に出かけたり、買い物に出かけたりして留守をしているときも、安心しておられたようです。
今日から、我が家は、筆者と妻、そして妻が飼っている黒猫黒兵衛との3人暮らしになります。黒猫黒兵衛は、2011年の春生まれ・・・。満11歳・・・。猫の11歳は、人間の60歳に該当するようです。黒猫黒兵衛をいれても、我が家は、老々介護世帯・・・。
変なアドバイス・・・?
在日韓国・朝鮮人問題に関わるな、朝鮮人と間違えられるぞ・・・
障害者差別問題と関わるな、障害者に間違われるぞ・・・
女性差別問題に関わるな、女性と勘違いされるぞ・・・
黒人差別問題と関わるな、黒人と勘違いされるぞ・・・
アイヌ差別に関わるな、アイヌと勘違いされるぞ・・・
ユダヤ差別と関わるな、ユダヤ人と勘違いされるぞ・・・
天皇制問題とかかわるな、非国民扱いされるぞ・・・
学歴差別問題とかかわるな、無学歴と勘違いされるぞ・・・
社会的弱者とかかわるな、社会的弱者に数えられるぞ・・・
老年問題とかかわるな、ぼけ老人の仲間入りにされるぞ・・・
介護用品を買うな、ぼけたと思われるぞ・・・
よそ者と関わるな、よそもの扱いされるぞ・・・
中国について話すな、中国人と勘違いされるぞ・・・
基地問題にかかわるな、反日運動家と勘違いされるぞ・・・
靖国問題とかかわるな、右翼と勘違いされるぞ・・・
護国神社に行くな、過激派と勘違いされるぞ・・・
日の丸の旗を掲げるな、極右と勘違いされるぞ・・・
高齢者にやさしくするな、詐欺師と勘違いされるぞ・・・
性病医学を読むな、性病になったと勘違いされるぞ・・・
家族葬なんてするな、カネ持ってないと勘違いされるぞ・・・
部落差別問題とかかわるな、部落民と勘違いされるぞ・・・
他の第三者から勘違いされない生き方とは、どのような生き方をいうのか・・・? 非主体的な生き方しかできず、常に、風にそよぐ葦や、消えかけた燈心のような生き方ではないのか・・・? 十字架を避ける生き方、そこには、主イエスさまは、おられない・・・。
山桜の枝を1本切ってきて・・・
今朝、棚田の田にでかけるとき、妻が、妻の実家の棚田の東側の<土手の上に垂れかかている山桜の花の枝を1本切ってきて・・・>といいますので、もっていった高枝切りハサミで小さな枝を3本切りました。
山桜は、今満開・・・。しかし、散り際の満開状態なので、枝をきるために高枝切りハサミが少しくあたるだけで、山桜の花は、花吹雪になって散ってしまいます。妻は、桜の花が好きだったおかあさんの仏前に飾りたいと思ったようですが、山桜の花は、なくなったおかあさんのあとを追うように散り急いでいるようです。
妻の実家の棚田の田から見る会津富士は、まだ雪形が残っています。妻の実家のおかあさん、生前はよく、<農作業のじゃまにならないときにいかにゃなんねえなあ・・・>とつぶやいていましたが、暑くも寒くもなく、春の農作業がひといきつくときに去って逝きました。
葬儀が済むと、妻の実家のおとうさんとおかあさんが残してくれた田・畑、山林で、筆者と妻の人生の晩年における百姓暮らしは全開します。10年間、妻の実家のおかさんに寄り添っていた黒猫黒兵衛は、おかあさんのいる部屋に入れなくて、さびしそうにないています。最初、おかさんと黒兵衛は、犬猿の仲だったのですが、歳月の流れとともに仲良くなり、いつも一緒に過ごしていました。
いつも、義母の健康のことを気にかけていたのだけれど・・・
5月3日になくなった、妻の実家のおかあさん・・・。今日が通夜で、明日が葬式・・・。
朝目が覚めたとき、夜眠りにつく前、筆者の寝室の下の部屋が、妻の実家のおかあさんの寝室・・・。耳をすませていると、おかあさんの動きを察知することができます。蛍光灯をつける音、寝室のふすまを開ける音、今の明かりをつける音、スリッパをはく音、廊下を歩く足音、トイレのドアを開ける音、トイレをすませて出てくる音・・・。日中は、なんどもおかあさんに声をかけていました。ときどき、妻に内緒で甘いものを食べさせていました。介護は、もっぱら妻がしていて、筆者は、妻に頼まれたことしかしていませんでしたが、妻が介護で倒れないように、こころが折れないように、気分転換させるのが筆者の役割・・・、と思って日々を過ごしてきましたが、妻の実家のおとうさんがなくなって、10年4か月・・・、ずっとおかあさんの世話をしてきました。
認知症になった、妻の実家のおかあさんは、長女のことばかりがあたまにあったようです。次女の妻に、<おまえが死んで、長女の〇〇が生きていてくれたらよかったのに・・・>と嘆いていたようです。妻は、長女の〇〇と比べると、影の薄い存在・・・。認知症のおかあさんは、妻が次女であることを忘れ、女中扱い・・・。
おかさんがなくなる前の日、5月2日のこと・・・。妻がおかあさんに、<わたし、だれだかわかる? A子よ!>とおかあさんに語り掛けますと、おかあさん、<A子が、おらのめんどうみてくれてたんだなあ。ありがとう・・・>と答えていました。ずっと、一緒に暮らしたり、世話をしたり、介護をしたりしていたのは、早くなくなった長女ではなく、次女のA子さんだと、最後の最後に認識できて、感謝の言葉をもらしたようです。
妻の実家のおかあさんの健康状態に対する気配りの必要がなくなったのに、これまでの惰性でしょうか、なにかにつけてこころが、妻の実家のおかあさんにむけられます。
妻は、今朝5:00からの共同作業の堰上げに参加・・・
今朝、妻は、5:00からの共同作業の堰上げに参加しました。毎年、筆者は、東岐の堰上げ、妻は、小枝町の堰上げに参加しています。
妻も、集落のプロの農家から、嫌がらせといじめの対象になっているので、集落のプロの農家とはほとんど話をしなくなりました。黙々と、共同作業の作業をするだけ・・・。ただ、前々赤津区長の Egawa さんだけは、挨拶を交わしたそうです。
妻が帰ってくると、筆者は用意して、軽トラで、妻の実家の棚田の田に向かいました。育苗用ハウスの側窓をあけて、育苗箱の稲とポットの夏野菜の苗に水をやりました。空になった容器に、軽トラに積んで行った水を移して、かえってきました。今日の午後8:00からの共同作業に、妻の実家の棚田の田の西側の農道を使用するため・・・。8:00前に、育苗用ハウスの中のみずやりをすませておかなければなりませんでしたから・・・。
農業用水路の水は、昨日の夕方と同じ状態でしたが、完全に水をせき止めて、温水田に取水していた効果があって、温水田は設定した水位の半分んほど水が溜っていました。最初、ころころかえるの鳴き声はしていませんでしたが、筆者が作業をはじめると、一斉にころころ、おろころなきはじめました。今年最初のシュレーゲルアオガエルのたまごは、温水田の中の小さな島のくさかげに流れ着いていました。
今日は、午前中に、お通夜の準備があります。妻の実家のおかあさんは納棺されたあと、葬儀社のくるまで斎場まで搬送してくださいます。
2022/05/04
哲学の効用・・・
夜、たまたま開いた、スイスの哲学者『アミエルの日記』の一節・・・。
<1881年1月20日
他人の悪意・・・によって悩まされることは、とかく私が陥り易い弱点である。・・・誤った批判を受けることは私にとつて辛い。私には男らしい乱暴さがない。私の胸は・・・必要以上に傷つき易い。けれども私は随分戦争に慣れて胸のところが鍛えられたような気がする。世間の悪意も昔と比べてずっと私を悩まさなくなってゐる。これは哲学のお陰だろうか。それとも年のせゐだらうか。・・・悪意を抱く人々が我々に及ぼす害は、我々に自分の力を疑わせることである。謙遜からわれわれはさういふ人々が間違ってゐるのだと考えられる時には凡てが救われる。我々はさういふ人々の誤りを惜しむ。我々はもう惑わされることも悲しむこともなくなる>。
<1881年5月11日>、夜を去った。4か月前の日記の記事です。
午後、妻は、ふたりの喪服の準備・・・
午後、妻は、筆者と妻のふたりの喪服の準備をしていました。
日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたときに、教会員の葬儀の際に使用していた喪服(黒の背広・式服)です。随分年季が入った喪服ですが、2013年4月1日に、日本基督教団の隠退牧師になって、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農してからは、ほとんど着ることはありませんでした。娘の結婚式のときに着用したくらい・・・。
もう1着は、日本基督教団阿佐ヶ谷東教会の長老の方が送ってくださったご主人の喪服・・・。こちらは、東京三越のデパートに特注してつくられたもの・・・。
もう喪服を新調することはありません。筆者、74歳ですから・・・。妻の故郷・湖南に帰郷・帰農して10年目になりますが、葬儀に出なければならないほど親しいまじわりをすることがほとんどなかった10年ですので、これからは、ますます喪服とは無縁の日々になります。年老いると、冠婚葬祭の時が増えるといわれますが、筆者は、まったく逆です。少なくなる一方・・・。
温水田に農業用水路から取水・・・
夕方、妻の実家の棚田の田に行って、温水田に、農業用水路から取水できるように取水口をセットしてきました。
今、棚田の上方の田で取水されていますので、農業用水路に流れてくる水の量は少ないのですが、農業用水路を土嚢で完全に塞ぎますと、少しく取水可能であることがわかりましたので、夜から朝まで、取水できるように、取水口をセットしました。
夜、農業用水路に大量の水が流れてきた場合は、温水田に一定量の水が流れ込むと、それを超えた水はUV管を通ってハス田に注ぎこまれます。ハス田も一定量の水が流れ込むと、それ以上水かさが増えないようにUV管を通って、山側の農業用水路に排水されるように水管理が可能になるように設定しました。
プロや専業の農家は、田ごとに管理することは大変なので、どの田も一定の方法で管理します。しかし、素人百姓の筆者は、棚田の3枚の連続した田ですので、その3枚の田の<個性>を最大限に生かすことを目標に管理することになります。当然、妻の実家の棚田の田でのコシヒカリ、はえぬき、ひめのもちの有機・無農薬栽培、減反政策が実施されていたときの田畑転換した畑での野菜の有機・無農薬栽培・・・、その方法は、まったく筆者と妻固有の方法になります。
シュレーゲルアオガエルの一番たまご・・・
午後、猪苗代から帰ると、妻が、妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスの中でポット育苗している野菜の状態をみにでかけました。ついでに、育苗用ハウスの側窓を閉めに・・・。
そのとき、妻は、少しく水の入った温水田にシュレーゲルアオガエルがうみつけたたまごを見つけたようです。妻は、<温水田にはやく水を入れてあげないといけないわね・・・。でも、おかあさんのお通夜とお葬式があるから、それがすんでからでないと・・・>とひとりごとを言っていました。農業用水路に水が流れてきたら、いつでも温水田に取水することができるように取水口をセットしているのですが、妻の実家の棚田の田は、棚田の一番どんじりになりますから、上から順番に田に水を入れて、妻の実家の田の温水田に水を入れるのは最後になります。
田の畦は、モグラがあけた穴を塞ぐときに、シュレーゲルアオガエルの産卵場所になるように配慮して、畦の手入れをしています。妻の実家の棚田の田、上中下3枚の連続した田を生かして、もっとビオトープ化しなければ・・・。
猪苗代湖周辺は西回りも東回りも交通ラッシュ・・・
午後、妻とふたりで猪苗代町へ買い物にでかけました。
今日は、連休まっただなかとあって、国道294号線、49号線は、行きも帰りも交通ラッシュ・・・。行きは、いつものように、猪苗代湖西回りでくるまを走らせましたが、長浜あたりの観光地では、駐車場待ちの観光客のくるまが国道49号線を延々と塞いでいました。その中に突入すると、いつ湖南に戻れるかわからないので、帰りは、猪苗代東岸まわりで帰ってきましたが、こちらも交通ラッシュ・・・。
妻の実家のおかあさんの葬儀、郡山の斎場で行いますが、通夜と葬儀を終えて帰ってきても、冷蔵庫にはなにもない・・・、とかで、今日は、スーパーによって食料品を調達しただけ・・・。
県外ナンバーの大きなくるま、初心者マークや高齢者マーク、障害者マークのついたくるま、土地に不慣れなためか、無謀運転が目立ちました。くるま一台しか通れない踏切で、むりやり突入してきて、踏切内で立ち往生・・・。電車がきたらどうするつもりなのだろうとおもいましたが、そのくるまのドライバー、高齢者で、その表情がなにとなく無表情・・・。ぶつけられてはいけないので、筆者の方がバックカメラをみながら、土手ぎりぎりのところまでくるまを移動・・・。いつもは、どんなにこんでも2~3台しかすれ違わないのですが、今日は、10数台のくるまが踏切横断まち・・・。
保険会社の車載器による運転診断は、ゆきもかえりも<A>、ミスはありませんでした。しかし、くるまを運転するには、危険を感じさせられる日でした。
午前9:30~12:30、棚田の田の畦の手入れ・・・
今日作業しているときに、田の土の中から出てきたいきものは、アカハラとシュレーゲルアオガエル、それぞれ1匹・・・。
その作業と並行して、今朝、堰上げした農業用水路から水を温水田に引き入れました。代掻きができる程度に水が入ったとき、上流の棚田の田で取水がはじまったのでしょう。農業用水路の水は流れてこなくなりました。毎年、同じことの繰り返し・・・。妻の実家のおかあさんの葬儀がすんだら、2インチの給水ポンプで水量豊富な用水路から水を温水田に汲み上げることにしましょう。
温水田にも水が入ったことで、シュレーゲルアオガエルの鳴き声が一挙に増えました。
今朝は4:00に起床して、共同作業の堰上げへ・・・
今朝は、4:00に起床・・・。昨日の朝は、妻の実家のおかあさんがなくなったので、朝2:00に起きてそのままでしたので、いつもの健康管理はしませんでした。今朝の最高血圧は122、最低血圧77、脈拍数62、脈圧差45、平均血圧92、呼吸数15/分、体温35.8°C、体重60.8kg・・・。関節痛なし・・・。
そのあと、『英訳聖書』(NSRV)を通読して、今日の共同作業の堰上げの場所にでかけました。5:00からの作業でしたが、筆者は、筆者が改造したアメリカンレーキをもってでかけました。農業用水路に詰まった、杉の葉や枯れ枝、土砂をまとめてすくいあげて除去することができますし、樋の底に蓄積された杉の葉や枯れ枝、土砂を掘り上げるのにも便利です。平型スコップで堰上げしますと、関節障害のある筆者の右手に負担がかかりすぎて、痛みに襲われそのあと1週間ほど農作業ができなくなります。それで、アメリカンレーキを改造して、握力の少ない筆者でも農業用水路の土砂や枯葉・枯れ枝を除去できるようにしたのですが、今日は、これ1本で作業しました。
農作業に出てきたひとのなかで、筆者と、赤津の前々区長の Egawa さんが、もっとも高齢の部類・・・。筆者とEgawaさんは、同じ歳・・・。Egawaさんは、筆者の約30倍強、コメを栽培しています。赤津村のプロの農家と素人百姓の筆者の違い・・・。専業農家の KOYAMAさんは、筆者の約100倍強です。プロの農家に混じって、素人の専業百姓が共同作業に出ているのですから、やはり、違和感はあります。今日は、ありきたりの世間話し(もっぱら、老化と老年病の話しでしたが)に終始しましたので、快適に、共同作業を終えることができました。
帰りに、妻の実家の棚田の田の農道沿いの農業用水路の堰上げをしましたが、ミニトマトの雨除け栽培用トンネルの中、管理機で耕して整地したあとの土の表面が掘り起こされていました。あしあとを探してみつけました。それはまぎれもなく、たぬき・・・。帰って、妻にその話しをしますと、<おたぬきさん、この前からずっと掘り起こしてミミズを食べてるわよ>・・・。<たぬきはいいけれど、イノシシはだめ!> 素人百姓の筆者と妻にとって、たぬきは、同棲同類の仲間になれても、イノシシは侵略者でしかありませんから・・・。
2022/05/03
午後、長福寺の住職さん、葬儀社の担当者の方と打ち合わせ・・・
午後、妻の実家のおかあさんの葬儀をしてくあさる長福寺の住職さんと、筆者と妻とで打ち合わせしました。今回は、家族葬にして、参加者は、筆者と妻のふたりだけ・・・。
そのあと、葬儀社の担当者の方と葬儀の日程・順序について打ち合わせをしました。
家族葬ですが、2012年1月の、妻の実家のおとうさんの葬儀のときとほぼ同じくらい費用がかかりそうです。今回は、家族葬なので、香典は0査定・・・。お返しも用意しませんでした。地方新聞のお悔やみ欄の記載はなし。葬儀場、火葬場での飲食は、新型コロナウイルス感染症対策で一切なし・・・。
今日の午後、葬儀をしてくださる長福寺の住職さんと、筆者と妻の3人で、妻の実家のおかあさんの思い出話に花が咲きました。95歳の高齢で、老衰でなくなったので、生前のいろいろな思い出話しに、春のあたたかい光が差し込んでいました。
葬儀社の方が持ってきてくださった遺影の写真は、そんな思い出話しにぴったりあったような仕上がりになっていました。95歳の人生を生き抜いてきたおかあさんの生きた証しとして・・・。
明日の朝の共同作業の準備・・・
夕方、明日の朝の共同作業の準備をしました。明日は、棚田の上方から、妻の実家の田の西側の農道沿いの農業用水までの堰上げ・・・。
下草刈り用の刃をつけた草刈機の手入れ・・・。混合油を満タンにして、回転部分にグリスをぬり、チップソーの刃を点検、刃こぼれがないことを確認して再度装着、エンジンをかけて試運転、快適に除草できることを確認しました。そのあと、ベルト、ヘルメット、防護メガネ、カラビナ、予備の混合油、万能熊手、改造したアメリカレーキ、小型スコップを用意しました。明日4日の5:00からの共同作業は、筆者が参加して、明後日5日の共同作業は妻が参加することにしました。
5日の午前中の共同作業のとき、我が家の軽トラで伐採した常夏川の雑木を運ぶことにしていたのですが、妻の実家のおかあさんの葬儀と重なるので、責任者の方に電話でお断りしました。理由を説明しますと、その責任者の方、こころよく承諾してくださったので、ほっとしました。
午後1:00頃、棚田の田と段々畑の畑の様子を見に行く・・・
午後1:00頃、筆者ひとりで、棚田の田と段々畑の畑の様子を見に行きました。段々畑の山側の畑のソラマメは元気・・・。
今の季節、霜が降りても雪が積もっても元気なのは、ソラマメだけ・・・。湖南の赤津村でソラマメを栽培するには、スワビヤ農法で栽培する必要があります。スワビヤ農法は、小学校5年生のときに、担任の教師から教わった外国の農法・・・。ドイツのスワビヤ地方で行われている農法とか・・・。
福島県の中通りに属する郡山では、ソラマメを栽培しているプロの農家もおられるようですが、奥羽山脈の西側の、会津の山里に属する湖南町赤津村では、中通りの郡山で行われているようなソラマメの栽培方法では栽培できません。野菜直売所湖南四季の里に野菜を出展している農家は25~26軒あるそうですが、ソラマメを出展している農家は数件のみ・・・。
山口に棲息していたとき、教会の駐車場跡地を開墾してつくったミニ菜園で栽培したソラマメを、福島のおかあさんに送ったところ、<おらもつくってみてえから、ソラマメの種さおくってけれ>と電話で要望されたので、秋のたねまきどきに山口からソラマメの種をおくりました。しかし、次の春、おかあさんから、<ソラマメはできなかった>と聞かされました。福島に戻って次の年にソラマメを収穫しましたが、それを見たおかあさん、驚いていました。<おめえら、ほんとうに農業、素人なのけ?>
KUBOTAの管理機TRS70USの爪が1セット届く
今日の昼、KUBOTAの湖南営業所の事務の方が、この前注文していたKUBOTAの管理機TRS70USの爪1セットを持ってきてくださいました。
この管理機は、2013年4月1日に、日本基督教団の隠退牧師になり、妻のふるさと・湖南に帰郷帰農する前、山口県柳井市にあるKUBOTAの営業所で、妻のふるさと湖南に帰郷・帰農して、田4.0反、畑0.6反で、有機・無農薬で米と野菜を栽培するときの必要最低限の農機具についてお尋ねしたときに、すすめてくださった管理機です。
この前、湖南営業所の事務の方に、<KUBOTAの管理機TRS70USは、素人園芸用の管理機ですよね・・・?>とたずねたところ、その事務の方、<この営業所でTRS70USを買ったのは、吉田さんだけです。この管理機はプロ用ですよ。>と話しておられました。このKUBOTAの管理機TRS70US、畑だけでなく、田んぼで畦塗をしたり、耕したりするときにも使えますので、プロ農家の使用にも堪えれる仕様なのかもしれません。見た目は素人園芸用ですが、実力はプロ農家用・・・2013年当時、陽菜ちゃんシリーズの最上位の機種でした。
妻は、小型農機具をニックネームで読んでいます。ブルトラくん、はるなちゃん、ミニクロちゃん・・・。
老衰とは、ひとが枯れるように死んでいくこと・・・
今朝、葬儀社の方が、おかあさんのなきがらを北向きに頭を向けるというので、葬儀社の方と筆者と妻の3人でおかあさんを180度回転しました。そのとき、おかあさんの腕と手をみましたが、なにとなく、枯れ枝のよう・・・。
そこで筆者思ったのですが、<老衰とは、ひとが枯れるように死んでいくこと>だと。かかりつけのお医者さんは、<老衰ですから、なすすべはありません・・・>と妻に語りかけてこられたようです。高血圧と糖尿病をわずらっている高齢者は、往々にして、こういう末期を迎えることになるとか・・・。
昨日の朝、妻がおかあさんに、<わたし、だれだかわかる? A子よ!>とおかあさんに語り掛けますと、おかあさん、<A子が、おらのめんどうみてくれてたんだなあ。ありがとう・・・>と答えていました。妻に、おかあさんが、妻に最後に語った言葉は何だったのか、尋ねてみましたら、妻は、そのときの言葉が最後であったとか・・・。
妻は、<おかあさん、あなたにはありがとうって、言ったの?>と問いかけてきますので、筆者、<言わないから、言わせた。A子さんに申し訳けないけれど、A子さんが留守のとき、ときどき、おかあさんに甘いものをあげてた。「A子さんに内緒だぞ」って言って。そのときおかあさん、いつも「ありがとう!」って言ってたよ>と答えました。妻が、糖尿病患者用の治療食をつくっているのを知っていたのですが、老い先短いのだからと思って・・・。
2010年秋、猪苗代湖畔で撮った父母の葬儀用の写真・・・
2010年の秋、妻の実家に帰郷したとき、筆者と、妻の実家のおとうさんとおかさんの3人で、会津若松市の回転寿司を食べに行きました。その帰り、おかあさんが、猪苗代湖畔で写真をとってくれといいます。<なんの写真?>と尋ねると、<じっつまの写真だ。葬儀のときの写真に使うんだ!>と話していました。それを聞いたおとうさんは、絶句・・・。<おらの葬儀のときの写真を撮れってか!> それで、筆者、<ついでに、おかあさんのも撮ってあげよう>といいますと、おかあさん、<縁起でもねえ。おらのは撮らんでええ、おらあ、まだ死なねえ!>と拒絶していましたが、筆者、<ものはついでだから、一緒に撮ろうね・・・>といって、おとうさんとおかあさんの葬儀用の写真を撮りました。
妻は、妻が撮ったおかあさんの写真を遺影にしたかったようですが、それは今年に入ってからの写真・・・。おとうさんの遺影とならべますと、つりあいません。それで、妻は、猪苗代湖畔で撮った葬儀用の写真を遺影にすることにしました。ふたりの遺影を並べても違和感がありませんので・・・。
葬儀社の担当者の方、<葬儀用の写真があるんですか。こういう準備をするひとはすくないんですよね。集合写真の中から取り出す人が多いのですが、どうしてもボケてしまって・・・。この写真だときれいな写真になります>と言って帰られました。着せ替えは、おとうさんの遺影と釣り合うようにお願いしました。
朝8:20~9:00、育苗箱の水やり・・・
朝朝8:20~9:00、妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスに行って、稲の育苗箱の水やりをしました。
今朝は雨が降っていたこともあって、棚田の田に吹く風は冷えて、肌寒さを感じました。妻の実家のおかあさん、生前、妻にこんなことを話していました。<おらあ、いつ死んだらえんだべなあ・・・? 春は農作業でいそがしいし、夏は暑いし、秋は秋で農作業に忙しいし、冬は寒いから死ぬのイヤだべなあ・・・>。
妻の実家のおかあさんは、筆者にも、<おらとコメつくりと、どっちが大事だ?>と語りかけていました。筆者、<百姓は、コメつくりと決まってるべえ?>と答えると、おかあさん、<んだなあ・・・。百姓にとって、コメつくりほど大切なものはねえ・・・>と話していました。<ばあさん、100歳になって、市から祝い金を受け取ってから死んでけれ。その祝い金で葬儀あげたるから・・・>と話していましたが、妻の実家のおかあさん、100歳まであと5年の95歳で他界してしまいました。
筆者の母と、母の母、つまり筆者の祖母は、ともに92歳でなくなりました。そういう意味では、妻のおかあさんは、95歳まで生きたのですから、大往生と言えないこともありません。この数年間は、新型コロナウイルス騒動の最中、妻は、介護三昧の日々を過ごしていました。筆者は、なくなったおかあさんからみると、<次女の旦那>・・・。本来なら、長女の方がおかあさんの老後・介護の世話をするのでしょうが、長女の方が早くなくなられたので、次女の妻が、おかあさんの老後をみとることになりました。
今朝、2:00に起床・・・
今朝は、2:00に起床・・・。
花粉症のパニック症状で目を覚ましました。寝室のあかりをつけると同時に、妻が入ってきて、<あなた、おかあさんが息していない・・・。お医者さんにすぐ電話るから・・・>といって、階段を降りて行きました。
すぐかけつけてくださった医者から、<ご苦労さまでした。死亡診断書は、朝10時ころとりにきてください。すぐ葬儀社に電話してください>と言われ、妻は、すぐ、2012年に、妻の実家のおとうさんの葬儀をしてもらった葬儀社に電話・・・。当直の担当者の方が駆けつけてくださり、なきがらの腐敗を防ぐための対策をとってくださいました。9:30頃、葬儀社の担当者の方が来られて、妻の実家のおかあさんの葬儀の手配をしていただきました。長福寺の住職さんと筆者と妻の3人の家族葬になります。
葬儀の打ち合わせがすむと、妻は、死亡診断書を受け取りに、かかりつけの医院にでかけました。黒猫黒兵衛は、異常事態を察したのか、おばあさんのふとんの上ではなく、今のストーブの前に座っていました。この10年間、黒猫黒兵衛は、筆者と妻が田畑や買い物にでかけたとき、いつもおかあさんの側にいて介護猫の役を果たしていました。
2022/05/02
午後2:00~3:00、棚田で作業・・・
妻が、ハウスの中で作業している間、筆者は、この前解体したキュウリ支柱・・・、大きく曲がったり変形したりしていますので、それをもとに戻す作業をしていました。気が付くと、作業を終えた妻が、筆者が曲ったキュウリ支柱をまっすぐに修正しているのをみていました。
<曲がったキュウリ支柱、そんなに簡単にまっすぐになるの・・・?>と不思議そうに語り掛けてきました。筆者、<思い付きでしてみたのだけれど、意外と簡単に曲がった支柱をまっすぐに戻すことができるんだね・・・。>と答えました。曲がったキュウリ支柱を無理やりもとに戻そうとしますと、キュウリ支柱がよく折れてしまいます。今回は、キュウリ支柱を<角を矯めて牛を殺す>みたいな愚を犯さないで、鼻の油をつけて、ちちんぷいぷいと呪文をかけて曲がったものをまっすぐにする方法でした。昔、超能力によるスプーン曲げというのが流行ったことがありますが、それと同類の方法・・・? 曲がったキュウリ支柱を短時間でまっすぐにすることができるのですから・・・。
ヤスパース著『真理・自由・平和』が届く・・・
蔵書を増やすことは昨年末で中止したいたのですが、この前、『アーレント=ヤスパース往復書簡』(全3巻)とアーレント著『暗い時代の人々』、矢野久美子著『ハンナ・アーレント「戦争の世紀」を生きた政治哲学者』、ヤスパース著『イエスとアウグスチヌス』・『真理・自由・平和』の7冊を注文しました。
今日、最後に届いたのが、ヤスパース著『真理・自由・平和』・・・。結局、この本が、筆者の本集めの最後の本になりました。約3,000冊の蔵書になっていますので、74歳という年齢から考えても、蔵書集めは最後・・・。
『真理・自由・平和』は、ヤスパースの政治哲学に関する論文集・・・。今日の午後、そのひとつ、<真理・自由・平和>を精読しました。1958年に書かれた論文ですが、ヤスパースが危惧していた、核大国による<もはや存在しない階級闘争>のための<解放>を旗印にした<否定または肯定のために都合のよいもろもろの理由を排他的に牽強付会することによって>非核保有国の小国を侵略戦争して領土を収奪する可能性に対する危惧は、2022年のロシアによるウクライナ侵略戦争によって現実のものとなったようです。
<国内政治の平和喪失は対外政策における平和をも不可能にする>。
今回のロシアによるウクライナへの侵略戦争は、ロシアの国内政治の失敗と悲惨の責任をとることを回避した、ロシア大統領・プーチンがもたらした対外政策の失敗・・・。<意見だけが真実であり、あらゆる他の意見は気にいらぬ>ロシア大統領プーチンの<毒化>がもたらした世界の平和の破壊・・・。
ヤスパースによる世界の平和実現への提言、筆者、それに耳を傾けることにしましょう。
家族葬をすることの了解を求める・・・
午前中、妻は、余命幾ばくもない、妻の実家のおかあさんの葬儀を、筆者と妻のふたりだけの家族葬にすることについて、電話でいろいろ了解をとりつけていたようです。
妻の実家のおかあさんは、5人姉妹の長女・・・。次女のおばさんは、今、千葉の老人ホームに入っています。三女と四女のおばさんは、大阪と高知に住んでいますが、いずれも認知症になっています。5人姉妹の中で、ただひとり認知症になっていない五女のおばさんは、千葉に住んでいますが、妻が、妻の実家のおかあさんの葬儀を妻と筆者のふたりだけの家族葬にすることに、<よろしくお願いします>と承諾してくださったとか・・・。
妻の実家のおとうさんの側は、<吉田くんは、カネさもってねえ。付き合ったら損するぞ!>という親類・親戚筋の一声で、筆者と妻とはこの10年関係なく過ごしてきましたので、連絡しても迷惑がられるだけですので、連絡はしません。集落には、変わった風習があり、筆者と妻はそれを理解することができないので、集落とは無関係・・・。葬儀の間に、家の中を家探しされ、お金や金目のものは、<死ぬ前に、生前おらにやると言ったんだ!>といってもって行かれてしまいますので・・・。
筆者と妻のふたりで、静かに、妻の実家のおとうさんが2012年1月1日に心臓発作で急逝してから今年で11年目、妻の故郷・湖南に帰郷帰農して10年目になりますが、妻は、認知症のおかあさんの世話と介護を忍耐強くしていました。今日、妻がおかあさんに、<わたし、だれだかわかる? A子よ!>とおかあさんに語り掛けますと、おかあさん、<A子か、おらのめんどうみてくれてたんだなあ。ありがとう・・・>と答えていました。
JA稲苗代中央店へ・・・
朝、妻の実家の棚田の育苗用ハウスの中の育苗箱の稲やポット育苗中の野菜の苗に水をやったあと、JA湊に向かいました。ケイサンカリを追加で3袋購入するためですが、担当者の方はJA湊ではケイサンカリは取り扱っていないとのこと・・・。それで、筆者、足をのばして、jA猪苗代中央店に向かいました。この前4月29日にケイサンカリ5袋を購入した店・・・。
今日は、ケイサンカリ5袋に石灰5袋、牛糞堆肥5袋、馬鈴薯有機肥料1袋を購入・・・。
今朝、かかりつけの医者が往診に来てくださいましたが、95歳の認知症の、妻の実家のおかあさん、老衰のため今日か、明日のいのちとか・・・。気がかりなので、制限速度をまもりながら、湖南・猪苗代間をとんぼがえりしました。
妻の実家のおかあさん、よく、<おらあ、まだ、食うもんを喰ってねえ。死ぬのは、食うもんを喰ってからだ!>と話していましたが、<おかあさん、食うもんを喰ったのだろうか・・・?>、運転しながら考えていました。昨年、妻が、マスクメロンと大玉スイカを栽培しましたが、最初にマスクメロンを収穫したとき、おかあさん、<これは、死ぬ前に食うもんだべえ? おらあ、要らねえ!>と言っていましたが、筆者、<これは、おらとA子さんがつくったマスクメロンだ!いっぱいつくったから、好きなだけ食べれるぞ!>といってすすめると、おかあさん、<おめえら、大したもんだなあ!こんなのがつくれるようになったのけ? じゃあ、ごっちになるか!>といって、マスクメロンを食べていました。スイカも、<美味えなあ!>とほおばっていました。
考えごとをして運転してはだめ・・・! そう自覚しながらも、妻の実家のおかあさんとの10年間のやりとりを次からつぎへと思い起こしていました。
2022/05/01
午後、ヤスパース著『イエスとアウグスチヌス』を読む・・・
午後、冷たい雨が降っていましたので、インターネットで、ウクライナのロシア侵略戦争に対する防衛戦争の状況を確認・・・。そのあと、ヤスパース著『イエスとアウグスチヌス』を読みましたが、1.告知、2.イエスの生涯、3.イエスの人格の解釈、4.イエスの影響のうち1.と2.のみ・・・。
ヤスパースは、人間<イエスの実際の姿>を明らかにしようとします。新約聖書の福音書の旧約聖書の言葉と信仰という<ヴェール>をとりはずして<イエスの実際の姿>を描こうとします。しかし、哲学者・ヤスパースは、<イエスの実際の姿>を描くとしても、それは、歴史学者によってあるいは歴史神学者によってなされた歴史研究に基づく<史的イエス>を描き出すわけではありません。イエスはどのようなひとであったのか・・・? それに対するヤスパースの答えは、<イエスは祈りのひとであった>というものです。その祈りの中核は、<みこころが行われますように>という祈り・・・。
主イエスさまが、弟子たちに教えた<主の祈り>は、主イエスさまが弟子たちに祈ることを教えられた弟子たちのための祈りではなく、本質的に、主イエスさまご自身が祈っていた祈りであったということです。主イエスさまは、主イエスさまがひととして神さまに祈っていた祈りと同じ祈りを、その弟子たちにも祈ることをすすめたということになるでしょうか・・・。信仰者は、<主の祈り>を唱えることで、主イエスさまが祈られる祈りに唱和していることになります。<主の祈り>の<我ら>は、主イエスさまとその祈り手ということになるでしょうか・・・。祈りはその本質において孤独のいとなみではない。
天にまします我らの父よ。
ねがわくは御名をあがめさせたまえ。
御国を来たらせたまえ。
みこころの天になるごとく、
地にもなさせたまえ。
我らの日用の糧を、今日も与えたまえ。
我らに罪をおかす者を、我らがゆるすごとく、
我らの罪をもゆるしたまえ。
我らをこころみにあわせず、
悪より救いだしたまえ。
国と力と栄えとは、
限りなくなんじのものなればなり。
アーメン。
この冬の知的作業は観聖寺文書の再判読・・・
今日は1日, これまで再読した観聖寺文書を再検証して, MSwordで活字化, A4判19枚にプリントアウトして, 隣村の郵便局からゆうパックで送りました. 12月20日から来年3月20日までの3ヶ月間, 晴耕雨読ならぬ晴れた日は除雪作業, 雪の降る日は読書三昧...
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猪苗代から戻ると、筆者と妻、すぐ着替えて農作業をはじめました。 妻は、段々畑の梅の木のある畑に作付けしたキュウリとインゲンの支柱のネット張り・・・。筆者は、棚田のひめのもちとはえぬきの田の草取り・・・。午後1:30~4:00、市販の農具を改造してつくった <水田熊手>型草取り器を...
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今朝、読んだ『英訳聖書』(NSRV)のことば・・・。 I have also seen this example of wisdom under the sun, and it seemed great to me. There was a little city with fe...